SHARE 長沼幸充 / 長沼アーキテクツの建築設計、吉田昌弘 / KAMITOPENの内装設計による、東京・台東区の店舗「釜浅商店」
長沼幸充 / 長沼アーキテクツの建築設計、吉田昌弘 / KAMITOPENの内装設計による、東京・台東区の店舗「釜浅商店」です。店舗の公式サイトはこちら。また、エイトブランディングデザインがブランディングデザインを、創造系不動産が不動産コンサルタントを務めています。
異形鉄筋とは、建物の構造用材料のひとつで、鋼を圧延して表面に「リブ」や「節」と呼ばれる凹凸の突起を設けた棒状の鋼材である。
釜浅商店は、「良い道具には、良い理(ことわり)がある」というポリシーのもと、料理道具を作る職人の素晴らしい技術をお客様に届けている。
そのため、この空間にふさわしいのは「建築の職人の技術である」と考え、普段は壁の中に隠れてしまう異形鉄筋を主役にデザインを施した。
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以下、内装設計を手掛けた吉田昌弘によるテキストです。
異形鉄筋
異形鉄筋とは、建物の構造用材料のひとつで、鋼を圧延して表面に「リブ」や「節」と呼ばれる凹凸の突起を設けた棒状の鋼材である。
釜浅商店は、「良い道具には、良い理(ことわり)がある」というポリシーのもと、料理道具を作る職人の素晴らしい技術をお客様に届けている。
そのため、この空間にふさわしいのは「建築の職人の技術である」と考え、普段は壁の中に隠れてしまう異形鉄筋を主役にデザインを施した。
実際には、手すりや什器を異形鉄筋を用いてデザインし、シンプルながらも職人の技術の必要な作りとした。
また、包丁の什器は枕木を使い、長年に渡って使っていただく包丁の長い歴史を表現した。
わたしはここで、職人の技術が人々に伝わっていくことを望む。
■建築概要
店舗名:釜浅商店
住所:東京都台東区松が谷2丁目24-1
床面積:498.76㎡
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
建築設計・監理:長沼アーキテクツ 長沼幸充 田中蘭
内装設計・監理:KAMITOPEN 吉田昌弘 石井嘉恵
構造設計:ハシゴタカ建築設計事務所 高見澤孝志
施工:伊藤工務店
ブランディングデザイン:エイトブランディングデザイン 西澤明洋 橘あずさ
不動産コンサルタント:創造系不動産 高橋寿太郎 藤谷幹
PR:出口はる
竣工年月日:2020.07.06
写真:宮本啓介
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
内装・床 | 床 | 土間コンクリート金鏝+クリア |
内装・壁 | 壁 | 石膏ボードの上AEP塗装(日塗工) |
内装・天井 | 天井 | デッキプレート |
内装・造作家具 | 包丁台 | 枕木+黒まな板+強化透明ガラス |
内装・造作家具 | 銘入台 | SUS特殊仕上げ(one by one) |
内装・その他 | 階段+手すり | 異形鉄筋 |
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