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2021.2.11Thu
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二俣公一 / ケース・リアルによる、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」
photo©志摩大輔

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architecture|feature
建材(内装・床)ケース・リアル脇坂工務店BRANCH LIGHTING DESIGN建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)志摩大輔図面あり別荘二俣公一北海道住宅
二俣公一 / ケース・リアルによる、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」 photo©志摩大輔
二俣公一 / ケース・リアルによる、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」 photo©志摩大輔
二俣公一 / ケース・リアルによる、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」 photo©志摩大輔

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」です。

施主は、海外から毎年日本に短期滞在しているスノーボードの愛好家。
彼が滞在中に家族と過ごすための場所であり、さらにはゲストとリラックスして交流できるようなシャレーを計画することとなった。

敷地はスキーリゾートとして有名なニセコエリアの一画で、周囲を白樺に囲まれた雑木林の中にある。
施主からの希望は、敷地に対して可能な限り床面積を確保すること、ゲストが訪れた際にくつろげる座敷があること、そしてこの土地のシンボル的な存在でもある羊蹄山を眺められる窓と開放的なリビングダイニングであった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

二俣公一 / ケース・リアルによる、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」 photo©志摩大輔
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二俣公一 / ケース・リアルによる、北海道・倶知安町の別荘「CHALET W」 image©ケース・リアル
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以下、建築家によるテキストです。


施主は、海外から毎年日本に短期滞在しているスノーボードの愛好家。
彼が滞在中に家族と過ごすための場所であり、さらにはゲストとリラックスして交流できるようなシャレーを計画することとなった。

敷地はスキーリゾートとして有名なニセコエリアの一画で、周囲を白樺に囲まれた雑木林の中にある。
施主からの希望は、敷地に対して可能な限り床面積を確保すること、ゲストが訪れた際にくつろげる座敷があること、そしてこの土地のシンボル的な存在でもある羊蹄山を眺められる窓と開放的なリビングダイニングであった。

計画を進める上で第一に課題となったのが、建物のボリューム形状である。
一帯は北海道の中でも有数の豪雪地帯で、定められた落雪飛距離(屋根の勾配や高さに応じて確保すべき隣地からの距離)の規定を厳守しなければならない。しかし今回の敷地は短辺が10m程の区画であり、建物をシャレーらしい切妻屋根にしようとするとボリュームの幅が非常に小さくなり、さらには天井高さも低い狭小な建物しか建てられないことが分かった。

一方で、施主は単調な箱型ではない形状を希望していた。
そこで私たちは、フラットな陸屋根と傾斜屋根を適度に複合させることで、落雪飛距離を最小限に抑えて床面積と天井高さを極力確保するようなボリュームを考えることにした。

その結果、屋外では屋根として位置づけられる傾斜面を、室内では天井と壁との中間的な存在として取り込む、特徴的な内部空間を得ることが出来た。そしてこの傾斜部分に、深さのある大きな2つの出窓を設置。ここから羊蹄山が見えるようにした。さらに希望のあった座敷を、この出窓に沿って連続的な小上がりとして計画。これによりリビングダイニングとなる2階全体の開放感を損なうことなく、落ち着いたスペースを設けることができた。

また、内部の壁や天井は白を基調とし、床や造作も彩度を抑えた仕上げを選定。アートのコレクターでもある施主が作品を飾れるよう極力ノイズを省くとともに、窓から見える景色とのコントラストを意識した。外部の仕上げには淡いグレーで染色をかけた道産杉の外壁と、屋根はシルバー色の鋼板を使用。白樺の雪景色の一部となるような建築を目指した。

■建築概要

CHALET W(2019年/北海道(ニセコ))
計画種別:新築
用途:別荘
計画期間:2018年8月~2019年12月
構造:木造
規模:地上2階
建築面積:79.2平米
延床面積:96.39平米(1F/47.79平米、2F/48.6平米)
敷地面積:198平米
計画地:北海道虻田郡倶知安町
設計:ケース・リアル 二俣公一 大仁田雄輝
設計協力・施工:脇坂工務店
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN 中村達基
写真:志摩大輔

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 シルバー 横葺

外装・壁外壁

道南杉 羽目板貼 着色防腐剤塗布

外装・壁開口部

木製断熱サッシ
アルミウッド複合サッシ

内装・床床

オーク複合フローリング貼(ウッドハート)

内装・床水廻り床

グレー 磁器モザイクタイル貼

内装・壁壁

PB12.5 AEP白 ツヤ消し

内装・天井天井

PB9.5 AEP白 ツヤ消し

外構・床床

デッキ:セラガンバツ目透かし貼
ステップ:コンクリート坊汚塗装

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


The client is a snowboard enthusiast who annually visits Japan from abroad for a short stay. He wanted to create a chalet where he could spend time with his family during his stay and also relax and socialize with his guests. The property was located in the Niseko area, a renowned ski destination, in the midst of a wooded area surrounded by white birches. The client requested maximum floor space possible for the site, a seating area for guests to relax, and an open living and dining area with a window looking out at the symbolic Mt Yotei.

The first issue in the planning process was the form, the volume of the building. The area is one of the heaviest snowfall areas in Hokkaido, and we had to comply strictly with the regulations on the distance of falling snow (the distance from the neighboring land that must be secured based on the slope and height of the roof). However, the site had a short side of 10 meters, meaning that the width of the volume would be very small if the building was to have a gabled roof like a chalet, and in turn, only a narrow building with a low ceiling would be possible. On the other hand, the client wanted a form that was not monotonous and box shaped. Therefore, we decided to create a volume that minimizes the distance of falling snow while securing the floor area and ceiling height as much as possible by incorporating a moderate combination of flat and sloped roofs.

As a result, we were able to create a distinctive interior space that incorporates the sloped surface which serves as the roof outdoors, as well as the ceiling and walls indoors. Two large, deep windows were installed in the sloped area. From here, Mt. Yotei can be seen. In addition to the two large bay windows, a small zashiki seating was designed in one repeating sequence. This allowed us to create a calm space without disturbing the openness of the entire second floor, which serves as the living and dining area.The owner is also an art collector, thus the walls and ceilings were finished in white, and the flooring and fixtures in a saturated color scheme to create a contrast with the view from the windows and the artworks installed. The exterior walls were made of local cedar stained in light gray, and the roof was made of silver-colored steel sheets. Here we aimed to create an architecture that can blend into the snowy landscape of the white birches.

CHALET W (Hokkaido(Niseko), Japan, 2019)
Type of Project: Newly build
Use: Chalet
Period: Aug 2018 – Dec 2019
Structure: Wood frame
Scale: 2 Story
Building Area: 79.2m2
Floor Area: 192.55m2(1F/47.79m2, 2F/48.6m2)
Site area: 198m2
Location: Hokkaido, Japan
Design: Koichi Futatsumata, Yuki Ohnita(CASE-REAL)
Design Cooperation, Construction: Wakisaka building firm
Lighting Plan: Tatsuki Nakamura(BRANCH LIGHTING DESIGN)
Photo: Daisuke Shima

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建材(内装・床)ケース・リアル脇坂工務店BRANCH LIGHTING DESIGN建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)志摩大輔図面あり別荘二俣公一北海道住宅
2021.02.11 Thu 09:29
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    スノヘッタによる、東京・原宿の店舗「Tokyo Burnside」
    photo©Keishin Horikoshi /SS

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    architecture|feature
    東京スノヘッタ原宿小嶋伸也小嶋綾香渋谷区堀越圭晋
    スノヘッタによる、東京・原宿の店舗「Tokyo Burnside」 photo©Keishin Horikoshi /SS
    スノヘッタによる、東京・原宿の店舗「Tokyo Burnside」 photo©Keishin Horikoshi /SS
    スノヘッタによる、東京・原宿の店舗「Tokyo Burnside」 photo©Keishin Horikoshi /SS

    スノヘッタが設計した、東京・原宿の店舗「Tokyo Burnside」です。スノヘッタ初の東京のプロジェクトで、ローカルアーキテクトを小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所が担っています。

    以下、建築家によるテキストの抜粋・要約です

    東京のストリートカルチャーとアートシーンの中心地、原宿のファミリーマートの上にある「Burnside」は、昼はシェフ主導のカジュアルなカフェ&イーター、夜はバー&ラウンジです。スノヘッタは、ニューヨークのブロンクス地区を拠点とするフード、デザイン、アート集団ゲットー・ガストロの協力を得て、この親密な空間をデザインしました。

    食を使ってコミュニティに力を与えるゲットー・ガストロは、ブロンクス地区を世界文化のインスピレーションと触媒として称賛しています。「Burnside」は、ブロンクス地区と東京が出会うこの創造的なエネルギーの上に構築されています。2012年の設立以来、グローバルな食の伝統を探求するゲットー・ガストロの活動は、アートインスタレーションのようなアプローチで、没入型の料理体験を生み出してきました。この文化の交差点にインスピレーションを受けた、スノヘッタ、en one tokyo、ゲットー・ガストロ、そして地元の建築家 小大建築設計事務所は、職人的で手作りのサウンドシステムデザイナーのデボン・ターンブルとフラワーアーティストの東信とチームを組み、ボデガ(食料雑貨店)とバーの要素を組み合わせた比類のないダイニングとソーシャルな体験を創造しました。

    ニューヨークスタイルのボデガ(日本ではコンビニと呼ばれています)は、東京とブロンクス地区の共通の文化体験であり、手軽に持ち帰りができ、近隣のどこにでもあることから、両都市の都市構造の中で定着しています。Burnside東京は、ファミリーマートの上の2階にあり、コンビニの語彙を利用しています。2階に上がると、ダイニングルームとオープンキッチンが集中して見えるようになっています。壁一面の布張りの窓からは昼間の光が差し込み、昼間はアクティブなカフェのような雰囲気を醸し出し、夜には通りからの光を取り入れて雰囲気のあるラウンジを演出しています。

    昼と夜、カフェとラウンジの間の変化をインテリアデザインのテーマとしています。交差する2つのアーチは、カフェ/ダイニングエリアとキッチンを明確にし、同時に両方のスペースを見渡すことができるようにして、空間の表と裏の境界線を曖昧にしています。ダークな素材のパレットには琥珀色のアクセントがあり、一日中変化する光を反射させながら、東信がデザインした花の彫刻などの装飾的なデザイン要素を際立たせています。最大収容人数30名のダイニングルームは、フロアスペースを最大限に活用できるように、ファミリースタイルのテーブルを特注でデザインしました。

    ダイニングルームは、空間の裏と表が交わるパステーブルのプロセニアムアーチで締めくくられます。ここの中央のパステーブルは、プロジェクトの中心にあるキッチンの人々が集まる場となります。ダイニングルームの敷居の向こうにはオープンキッチンがあり、シェフの活動を中心に、熱と火の料理体験が展開されます。ゲットー・ガストロの意見を取り入れて設計されたキッチンのレイアウトは、将来のシェフがローテーションする際にも容易に適応できるように設計されています。デザインとレイアウトの全体的な柔軟性により、スペースは様々なポップアップ用途やイベントに対応できるようになっています。

    スノヘッタの東京での初のプロジェクトである「Burnside」は原宿の芸術的な雰囲気の中で、柔軟性と創造性に富んだ場所として、ユニークなコラボレーションを実現しました。新進気鋭のシェフを招いたり、カジュアルなコーヒーハウスとして利用したり、リリースパーティーを開催したりと、東京とブロンクス地区が交差するこの洗練された空間で、ゲストの皆様を魅了することでしょう。

    • 残り7枚の写真と建築家によるテキスト
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    東京スノヘッタ原宿小嶋伸也小嶋綾香渋谷区堀越圭晋
    2021.02.11 Thu 07:51
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    日本工業大学吉村研究室+田中正洋による、建築設計課題の導入として企画された、シークエンス模型ワークショップ「ビー玉ビルディング」
    photo©日本工業大学吉村研究室

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    プロダクト建材(内装・その他)田中正洋吉村英孝日本工業大学吉村研究室
    日本工業大学吉村研究室+田中正洋による、建築設計課題の導入として企画された、シークエンス模型ワークショップ「ビー玉ビルディング」菅原太一案 photo©日本工業大学吉村研究室
    日本工業大学吉村研究室+田中正洋による、建築設計課題の導入として企画された、シークエンス模型ワークショップ「ビー玉ビルディング」石塚由梨案 photo©日本工業大学吉村研究室

    日本工業大学吉村英孝研究室+田中正洋が企画した、日本工業大学工学部建築学科3年生の前期設計演習導入部のシークエンス模型ワークショップ「ビー玉ビルディング」の写真と動画です。

    模型の中でビー玉を転がすと何が変わるだろう?
    このワークショップを通して得た答えのひとつは、模型を見る目が変わる、ということだ。

    模型は多くの場合、鳥の目(鳥瞰)で見ている。ところが、ビー玉を目で追いはじめると一転、それは虫の目に変わり、模型への没入の度合いが増す。

    建築家によるテキストより

    今回のワークショップは、延床面積1500m2、4階建て複合型オフィスビルの設計課題の導入部において、立体空間を発想するための柔軟体操として採用した。そのため、その後に控える設計課題への移行がスムーズに行われるよう、幾つかのルールを加えた。

    (1)縦動線は各フロア2つ設ける=二方向避難を提案的に成立させる。
    (2)平面形は正方形とする=平面形に方向性が無いため、空間に方向や勾配を自由に与えやすい。
    (3)各フロアに通過ゲートを設ける=フロア全体を使い尽くす。また、ビー玉は直径約16mmのものを用いたが、縮尺1/100の模型では人の身長や必要廊下幅を表している。

    これらを通して、多くの参加者は機能的に部屋を並べることを避け、空間を立体的な繋がりとして表現するようになり、そこで生まれた場所の使い方により必要機能を満たす発想もあることに気づき始めたようだ。

    建築家によるテキストより
    • 残り6枚の写真と建築家によるテキスト
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    プロダクト建材(内装・その他)田中正洋吉村英孝日本工業大学吉村研究室
    2021.02.11 Thu 07:09
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