畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」
photo©Yurika Kono

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono

畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”が設計した、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」です。UtAは、畝森泰行建築設計事務所金野千恵 / tecoの設計共同体で、プロポーザル等に共同で取り組んでいます。

革や装飾資材の問屋が多い浅草橋における、1964年竣工の一棟ビル改修のプロジェクト。
t e c oと、畝森泰行建築設計事務所のシェアオフィス。

コロナ禍において集まって働く意味やその空間とは?
この課題に向き合いながら、新しいオフィスのあり方を求めて2事務所共同でコンペも行い、考え深めた。2つの事務所は、各々で拠点を持ちながら4フロアを共有部とし、そこへ打合せスペースや水廻りを設けることで、メンバーが動き、建物をアクティベートすることを考えた。RC造の賃貸物件であり、耐震性能上も層間を跨ぐ吹抜けは難しかったことから、層ごとのコンセプトを明快にしながら、空間的な特徴づけを行った。

建築家によるテキストより

1階『SQUARE』 街の開けた角地として、鳥越神社の祭や街のイベントにも参加可能なつくりとした。前面のファサードはアルミサッシを木製サッシへと改修し、フルオープンとなる機構へと変更した。さらに、大きなキッチンを設け、日常的な調理の場としてはもちろん、定期的なワンデイレストランなどを招くことを構想している。

2階『GARDEN』この問屋街には緑地やゆったりした歩道が少なく、働く場のなかに自然を取り入れるよう外部建具を外した庭のフロアを設けた。床は外周近くを防水し大判のタイル張りとすることで、風雨を受け入れるつくりとした。こうした屋外空間を自らの日常のなかに取り込むことで、その空間の喜びや維持の難しさを体感するとともに、実験の場として、継続した活用のすべを考えていく。

建築家によるテキストより

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畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 photo©Yurika Kono
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畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」 image©UtA / Unemori teco Associates

以下、建築家によるテキストです。


革や装飾資材の問屋が多い浅草橋における、1964年竣工の一棟ビル改修のプロジェクト。
t e c oと、畝森泰行建築設計事務所のシェアオフィス。

コロナ禍において集まって働く意味やその空間とは?
この課題に向き合いながら、新しいオフィスのあり方を求めて2事務所共同でコンペも行い、考え深めた。2つの事務所は、各々で拠点を持ちながら4フロアを共有部とし、そこへ打合せスペースや水廻りを設けることで、メンバーが動き、建物をアクティベートすることを考えた。RC造の賃貸物件であり、耐震性能上も層間を跨ぐ吹抜けは難しかったことから、層ごとのコンセプトを明快にしながら、空間的な特徴づけを行った。

1階『SQUARE』 街の開けた角地として、鳥越神社の祭や街のイベントにも参加可能なつくりとした。前面のファサードはアルミサッシを木製サッシへと改修し、フルオープンとなる機構へと変更した。さらに、大きなキッチンを設け、日常的な調理の場としてはもちろん、定期的なワンデイレストランなどを招くことを構想している。

2階『GARDEN』この問屋街には緑地やゆったりした歩道が少なく、働く場のなかに自然を取り入れるよう外部建具を外した庭のフロアを設けた。床は外周近くを防水し大判のタイル張りとすることで、風雨を受け入れるつくりとした。こうした屋外空間を自らの日常のなかに取り込むことで、その空間の喜びや維持の難しさを体感するとともに、実験の場として、継続した活用のすべを考えていく。

3階『 t e c o 』4階『UNEMORI Architects』2面の開放的な開口部を生かしてその上部に模型棚を設置し、フロアを最大化した執務スペースとしている。
5階『LIBRARY』雑誌のバックナンバーや書籍を集めた本のフロア。床はカーペット仕上げとし、上足でくつろいだり時間をゆっくり過ごすのに適している。
6階『SKY』空に近いこのフロアには、屋上の床から連続して屋外用デッキを敷き、半屋外のような雰囲気のなかテント張りのトイレと水廻りを設けた。

共有部には、多様な外部との関わりや環境があること、水廻りを設けたことから、日々、ビルを上下し、その運動のたびに様々な発見をする。さらに、1階のSQUAREは、路面の空間を如何にアクティベートできるのか、今後、試行錯誤しながら育てることとなるだろう。

■建築概要

設計:UtA / Unemori teco Associates(担当:畝森泰行・金野千恵 / 石井優希・泊絢香)
所在地:東京都台東区浅草橋
主要用途:事務所+α
敷地面積:62.31㎡
建築面積:54.09㎡
延床面積:281.91㎡
構造:RC造
施工:恭和SL+自主施工
カーテン(1F):Talking about Curtains
竣工:2020.12.
協力:石川製作所・キマド・国代耐火工業所・クリエーションバウマンジャパン・繁元建設・スティーユ・大光電機・土新建材・東京工営・東リ・Build Lab.・LIXIL
写真:高野ユリカ

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・建具外部建具

業者施工:ドルフィンウィンドウキマド) 
UtA施工:鴨居油性シルバー塗装

内装・床床1

業者施工:レンガタイル / G brix 炙シリーズ 4L-HD1国代耐火工業所

内装・床床2

業者施工:レンガタイル / アゴラグランデ 400-W9RA国代耐火工業所

内装・床床3

UtA施工:無垢フローリング貼り / ジャトバナチュラルSR120東京工営

内装・床床4

UtA施工:既存スラブのうえウレタンクリア塗装仕上

内装・床床5

UtA施工:タイルカーペット X3022(東リ

内装・床床6

業者施工:耐水デッキECOMOCブラウン土新建材

内装・壁壁1

UtA施工:エコフラット60ホワイト日本ペイント

内装・壁壁2

UtA施工:ステンレスシートt0.1 接着貼り

内装・天井天井

UtA施工:エコフラット60ホワイト日本ペイント

内装・建具内部建具1

業者施工:ラーチフラッシュ開き戸
UtA施工:油性シルバー塗装

内装・建具内部建具2

業者施工:木製框戸
UtA施工:ポリカーボネートクリアフロスト大波板ビス留め

内装・建具内部建具3

業者施工:木製框戸
UtA施工:ビニルカーテン真鍮釘止め

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


This is a renovation project of an entire building that had been built in 1964 in Asakusabashi, a district where wholesale businesses specializing in leather and decorative materials are concentrated.
It is an office space shared between teco and Unemori Architects.

What is the significance of gathering and working together in the age of coronavirus? And what kind of space is needed for that purpose? With these questions in mind, we held a design competition between the two firms to deepen our thoughts. Our idea was to let people circulate freely and activate the entire building by using four floors as common areas accommodating a meeting space, kitchen and restroom, while each of the two offices maintains its own base of operations separately on the remaining floors. It was not possible to create an atrium across the floors, because it was a reinforced concrete building for rent and also because of seismic performance issues. Therefore, we gave unique characteristics to each space while clearly defining the concept of each floor.

First Floor: SQUARE
The first floor was designed as an open corner site in the city so that we can actively take part in community events including the Torigoe Shrine festival. The front facade was renovated from aluminum sashes to wooden sashes, and the mechanism was changed so that the windows can be fully opened. We also made a large kitchen which we hope to utilize for various activities, such as inviting people to open a one-day restaurant on a regular basis, in addition to using it for our daily cooking.

Second Floor: GARDEN
This district dominated by many wholesale stores lacks urban green spaces and wide sidewalks. In order to create a place to rest with a sense of nature in our workplace, we decided to remove some of the external fittings to make a naturally ventilated garden. As a measure against rain and wind, the floors are waterproofed along the perimeter and finished with large tiles. By incorporating these outdoor spaces in our daily lives, we experience the joy, as well as the difficulties, of maintaining them and think about how we can continue to use them as a place for experimentation.

Third Floor: teco Fourth Floor: UNEMORI Architects
We installed model shelves above the large openings on two sides in order to maximize the use of the floor as a work space.

Fifth Floor: LIBRARY
It is a floor dedicated to books, where you can read books and back issues of magazines. You can take off your shoes and relax on the carpeted floor.

Sixth Floor: SKY
We laid an outdoor deck on this floor closest to the sky, and placed a restroom covered with a tent in this semi-outdoor setting.
Since there are various connecting points with outside and nature as well as a kitchen and a restroom in common areas, we make new discoveries each time we go up and down the building on a daily basis. In addition, we are thinking of ways to activate SQUARE, the first-floor space facing the street. We are hoping to develop it further through trial and error from now on.

BASE
Design: UtA / Unemori teco Associates(Hiroyuki UNEMORI, Chie KONNO, Yuki ISHII, Ayaka TOMARI)
Location: Asakusabashi, Taito, Tokyo
Main use: Office + α
Site area: 62.31㎡
Building area: 54.09㎡
Total floor area: 281.91㎡
Structure: Reinforced Concrete
Construction: Kyowa SL + DIY
Curtain 1F: Talking about Curtains
Completion: 2020.12.
Photo: Yurika Kono
Special Thanks: Ishikawa Factory・KIMADO・AGORABRIX・CreationBaumann・Shigemoto Construction・STILLE・DAIKO・Tuchishin・TOKYOKOEI・TOLI・Build Lab.・LIXIL

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町秋人建築設計事務所が設計した、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」です。店舗の公式サイトはこちら

近所の方が畳の交換相談に来て店主と話をしている。
畳屋さんは製造工場というよりは商店に近いのかもしれない。
どの地域にも畳屋さんが一軒はあり、幼い頃には開放的なガラスサッシ越しに中の様子を興味深く覗いた記憶もある。
考えてみると畳という存在は建築を構成する要素の中ではメンテナンスフリー(永遠)を理想とせず交換や張り替えを前提としている点で住み手が継続的に状態を見ながら関与できる、今となっては稀な存在なのかもしれない。

建築家によるテキストより

施主である松葉畳店さんは一般的な畳の他、イ草をつかった畳雑貨などの製造販売と日々精力的に活動している畳屋さんである。
今回は元々先代が建てた平屋建ての畳作業場が老朽化したことと、畳やイ草の魅力をさらに伝えていく場が必要となり建替える計画となった、畳作業場の他、奥さんが手掛けている畳雑貨の作業場、雑貨を販売する店舗とそれぞれのスペースを一つの建物の中に求められた。

建築家によるテキストより

建築はその人の価値観や人柄が自然と滲み出るものであると思う。
住宅は勿論、店舗や作業場も同じで、ただ使いやすく効率的に物を生産できればいいというわけではない。
その場で物を生み出し、世に出ていく場としてどんな場が必要なのかを考えていくことが大事であると考えている。

建築家によるテキストより
今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」
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今津康夫 / ninkipen!が設計した、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」です。

奈良市郊外のマンションリノベーションである。
春日山の麓に位置し、窓からは四季折々の里山の風景を楽しむことができる。

4人家族が約70m2のフレームの中に、2人の子どもの成長に合わせて柔軟に変化可能な空間を目指し、廊下を挟んで北側にまとめた主寝室と子ども部屋のプライバシーを、8枚の引戸の開き方によってチューニング可能とした。さらに子ども部屋は、可動式の家具の重心によって2つのパーソナルスペースが伸び縮みする。

内装には敢えて数種類の広葉樹と針葉樹を用いてラフさを与えることで、これから始まる家族の日常を受け止める強さを備えたいと思った。

訪れる度に、僕たちの想像を超えた暮らしになっていることを楽しみにしている。

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このたび、東京事務所の業務拡張に伴い、設計フルタイムスタッフおよび事務・経理スタッフを募集します。

waiwaiは東京とドバイを拠点とする建築設計事務所です。
東京とドバイを拠点としながら、日本国内をはじめ、中東・アジア・アフリカの様々な国や地域における大規模都市開発等のマスタープランから小規模なインテリア・ファニチャーデザインまで幅広い設計・デザイン業務を手がけています。

現在進行中のプロジェクトに、数万㎡規模の美術館・アートギャラリーやホテル、大規模住宅地開発、数千㎡規模のホテル・ヴィラ/別荘・商業施設・福祉施設、その他レストランや保育所、アウトドア施設等々、多種多様なプロジェクトが動いています。
日本国内においては、2019年以降、北海道で複数のプロジェクトが動き始めたことをきっかけに、waiwaiニセコ分室を設立しました。

私たちは、真の意味で世界に通じる新しい建築のあり方を常に模索しています。同時に、世界に通じるタフで元気な人材の育成に取り組んでいます。
大きな視点で様々なプロジェクトに共に挑戦してくれる方の応募をお待ちしています。

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アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家ランドスケープの構造体 インバーテッド・ポータル(裏返された門) (米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016) photo©Iwan Baan

アンサンブル・スタジオTOTOギャラリー・間での建築展「Architecture of The Earth」の概要が発表されました。アンサンブル・スタジオは、スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家です。会期は2021年6月8日~9月12日。事前予約制での開催です。彼らの作品にはアーキテクチャーフォトも以前より注目しており、それらの記事はこちらから閲覧できます。
記事のトップで紹介している「トリュフ」というプロジェクトは、地面を掘った穴と干し草を型枠にしコンクリートを流し込み完成させた住宅で彼らの代表作の一つです。こちらで施工プロセスも含む写真と図面を、こちらで動画を見ることができます

地球規模の視点と、自然と響きあうような力強い造形、独自の構法を軸に、建築の可能性を追求するアンサンブル・スタジオ。TOTOギャラリー・間では、スペインとアメリカを拠点に活動を続ける彼らの 、日本で初めての個展を開催いたします 。

アンサンブル・スタジオは、アントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが主宰する 職能横断型チームとして、スペインのマドリードで2000年に設立されました。彼らは単に建物のデザインを行うだけでなく、実験を通して自らの手で考え、建設方法まで 考案することにより、他に類を見ない革新的な建築を生み出してきました。

彼らの活動は近年、よりダイナミズムを増し、広大なスケールのプロジェクトも手がけるようになりました。2016年にはアメリカのモンタナ州にあるティペット・ライズ・アート・センターにおいて、屋外彫刻のような一連の作品「ランドスケープの構造体」を発表。約48㎢の広大な敷地に点在する、先史時代の遺跡を思わせるような構築物は、大地を型枠に利用しながらも、現代の技術をベースに、モックアップによる検証、コンピューターを使ったモデリングなど、複雑な構造計算と建設プロセスを経て完成しました。

こうした彼らの活動は 、地球規模で建築を考える「Architecture of The Earth」という テーマに 結実 しています。本展覧会では、「地球」と「建築」の関係性の探究のなかから生まれたプロジェクトに焦点をあて、アンサンブル・スタジオ独自のリサーチ・設計・建設の過程を、模型や映像を通じて紹介します。

リリーステキストより

以下ではその他の作品画像と建築家による展覧会コンセプトを紹介します

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