architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2021.4.16Fri
2021.4.15Thu
2021.4.17Sat
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」

1,028.47北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」

architecture|feature
miyashita design officeライフリノベーション加瀬秋彦北村直也図面あり岐阜建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦

北村直也建築設計事務所が設計した、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」です。一階部分も北村の設計によってレンタルスペースとして生まれ変わっており、そちらは「岐阜ビル」という作品名で特集記事として紹介しています。
また、2021年4月18日に本建築の内覧会・レセプションが行われます。こちらの情報も末尾に掲載します。

岐阜県岐阜市の商店街から少し離れた場所にあるオフィスビルのリノベーション計画である。
既存は築40年ほどのRC造の4階建て、奥行きの深い敷地に突当り庭のある建物である。竣工時は証券会社のオフィスとして竣工し、平成17年には花屋として利用され用途も変わり改修・補修工事を重ね、この度の計画では2階に新しくテナントスペースを作ることとなった。

2階の計画スペースは南北に長い130m2のワンルームとなっていて、南は街路樹のある歩道、奥は庭に面している。スケルトンにした内装はそのままで十分魅力的な空間であった。
しかし地方都市でのテナントスペースを考えたときに、広々としたワンルームでは中々借り手がつかず、また細かく分割すると空間の魅力が失われてしまうような気がした。
そこで南北の光の性質の違いが主役になるような、ざっくりと3つの空間に分ける計画とした。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 photo©miyashita design office 担当/加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」 image©北村直也建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


岐阜県岐阜市の商店街から少し離れた場所にあるオフィスビルのリノベーション計画である。
既存は築40年ほどのRC造の4階建て、奥行きの深い敷地に突当り庭のある建物である。竣工時は証券会社のオフィスとして竣工し、平成17年には花屋として利用され用途も変わり改修・補修工事を重ね、この度の計画では2階に新しくテナントスペースを作ることとなった。

2階の計画スペースは南北に長い130m2のワンルームとなっていて、南は街路樹のある歩道、奥は庭に面している。スケルトンにした内装はそのままで十分魅力的な空間であった。
しかし地方都市でのテナントスペースを考えたときに、広々としたワンルームでは中々借り手がつかず、また細かく分割すると空間の魅力が失われてしまうような気がした。
そこで南北の光の性質の違いが主役になるような、ざっくりと3つの空間に分ける計画とした。

南の部屋は歩道の街路樹がすぐ傍まで迫り住宅の居間のような居心地の良い空間となっている。竣工当初の打放しのコンクリート、平成の改修で行なった凹凸の吹付け塗装、新しく計画したプラスターボードの壁面とそれぞれテクスチャーが異なる。昭和、平成、令和と改修してきてきた痕跡を敢えて残し今までの変遷が感じられるようにした。

ショップやオフィスとして利用されることを想定しひとまずビルの管理のために弊社設計事務所がビル管理も兼ねて入居することとなった。

北の部屋は北庭に面し安定した天空光が入る静謐な空間で壁面と天井を白く塗り、窓から光の特徴をより強調した抽象度の高い場所となっている。撮影スタジオとしてカメラマンに、プリミティブな展示空間として作家さんに喜ばれている。真ん中の部屋は南北それぞれの部屋へのアプローチも兼ね、暗い空間を通り抜けてそれぞれ光の特性の異なる空間へとつながってゆく、演出のための空間でもある。間柱とプラスターボード素地が見える舞台裏のような意匠とし、南北の部屋のバックヤードとして利用されることを想定した。

簡単な空間ではあるが光の特性をシンプルに感じられるプロジェクトで、地方都市が置かれている状況を鑑み光の性質や大雑把な空間構成とし、使ってみたくなるような空間を作ろうとした。

■建築概要

プロジェクト名:岐阜ビルの2階のリノベーション
所在地:岐阜県岐阜市若宮町6-2
種用途:テナント
設計:北村直也建築設計事務所
施工:株式会社ライフ 担当/富田治樹
WED・ブランディング:miyashita design office
構造:RC造
規模:地上4階建(そのうち2階をリノベーション)
敷地面積:240.59m2
2階床面積:171.12m2
竣工年月日:2021年3月17日
写真:miyashita design office 担当/加瀬秋彦

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床床

コンクリート現し

内装・壁壁

コンクリート現し
ツーバイ材
PB t=9.5*2 AEP

内装・天井天井

コンクリート現し

内装・建具ドア

アルミ板 t=3、ヒノキ

内装・造作家具デスク

ヒノキハギ材 t=24

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


内覧会・レセプション情報

以下の写真はクリックで拡大します

北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」
北村直也建築設計事務所による、岐阜市の「岐阜ビルの2階のリノベーション」

時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、弊社が設計・監理を進めてまいりましたリノベーションプロジェクト「岐阜ビル」が竣工し、オーナーのご厚意によりオープンハウスも兼ねたレセプションパーティを行うことになりました。
建物については築40年ほどのRC造、1階はイベントスペースとして利用し、スケルトン状態の空間を大きな木製扉と華やかな赤いカーテンで区切りっています。2階は弊社オフィスとテナントスペースとなっており、光の特徴を頼りにそれぞれ空間を作りました。
当日はカフェ、花屋、家具屋、アートやミニ博物館の展示など、一日限りの出店があります。直前のご案内ではありますが、皆様のお越しをお待ちしております。
(北村直也)

■開催概要
日時:2021年4月18日(日)12:00~16:00
場所:岐阜県岐阜市若宮町6-2 岐阜ビル
注意事項:コロナ対策のため十分な換気を行い混雑時には入場を制限しながら開催いたします。
連絡先:info@kitamuranaoya.jp(北村直也)
※予約不要ですが事前にご連絡いただけますと幸いです

あわせて読みたい

藤田雄介 / Camp Design inc.による、兵庫の、既存RC住宅の改修「AKO HAT」
  • 1,028.47
  • 0
  • 19
  • 0
  • 0
miyashita design officeライフリノベーション加瀬秋彦北村直也図面あり岐阜建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)
2021.04.16 Fri 15:33
0
permalink

#北村直也の関連記事

  • 2021.2.18Thu
    北村直也建築設計事務所による、岐阜市の、既存建物の1階部分を改修したレンタルスペース「岐阜ビル」
  • 2019.5.07Tue
    北村直也建築設計事務所による、愛知・額田郡の「幸田町の住宅」
  • 2019.1.16Wed
    北村直也建築設計事務所による、愛知・額田郡の「幸田町の住宅」の見学会が開催
  • 2016.8.25Thu
    サムネイル:北村直也 / 北村直也建築設計事務所による、岐阜県関市の「作陶室のリノベーション」
    北村直也 / 北村直也建築設計事務所による、岐阜県関市の「作陶室のリノベーション」
  • 2016.8.22Mon
    サムネイル:北村直也 / 北村直也建築設計事務所による、岐阜県山県市の「田園の住宅」
    北村直也 / 北村直也建築設計事務所による、岐阜県山県市の「田園の住宅」
  • 2016.8.19Fri
    サムネイル:北村直也 / 北村直也建築設計事務所による、岐阜県大垣市の「K邸リノベーション」
    北村直也 / 北村直也建築設計事務所による、岐阜県大垣市の「K邸リノベーション」
  • view all
view all

#岐阜の関連記事

  • 2022.3.03Thu
    烏野良子 / 烏野建築設計室による、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方を目指す
  • 2022.2.15Tue
    澤秀俊設計環境による、岐阜の住宅「飛騨古川 雪またじの屋根」。豪雪地帯のため雪かきを容易にとの要望から冬の暮らしを再考、敷地を覆う片流れ二重屋根によって積雪の道路への容易な排出を実現、同時に作られた半屋外空間が夏季の快適性も叶える
  • 2022.1.31Mon
    矢萩智 / SYAとkamikamiによる、岐阜・瑞浪市のカフェ「蜜や」。養蜂園運営のカフェとして計画、店舗内から採蜜現場を見学できる空間を構想し既存壁を取り除き新しい窓を設置、加えて“採蜜の風景”を思い描き蜜蜂が訪花する樹種の板が浮かぶ天井をデザイン
  • 2022.1.21Fri
    藤本壮介による、岐阜・飛騨市の共創拠点施設。2024年竣工を目指す建築で、商業・教育・住居等の機能を都市景観を参照した路地空間で繋ぎ、緑化された大屋根広場が多様な活動が会する舞台となる計画
  • 2022.1.12Wed
    TAB / 河合啓吾による、岐阜・各務原市の住宅「SLBH6」。設計者が継続的に取り組む低費用で大空間をつくる作品群として計画、住人も施工に関わる方式で総工費税別1600万で建設が可能になると共に、“建築の当事者”になることで“つくり上げる喜び”も生み出す
  • 2021.11.05Fri
    藤本壮介建築設計事務所が進めている、岐阜の「飛騨高山大学(仮称)本校キャンパス」。飛騨の街と地勢を参照し、“その先”へと開かれた場所というコンセプトを、中央に開かれた丘の配置によって構想したキャンパス計画
  • 2021.9.21Tue
    杉下均建築工房による、岐阜・関市の「後藤昭夫藝術館」。約15mの砂利敷の光を抑えた“羨道”のような土間を通り抜け、自然光での作品鑑賞がなされる展示部にいたる空間を構成
  • 2021.6.15Tue
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、岐阜・中津川市の、コスメ店舗・カフェ・サロン「meet tree NAKATSUGAWA」。地域活性と共にCLTと在来工法を組み合わせた“ひらかれた”構法も追求
  • 2021.2.18Thu
    北村直也建築設計事務所による、岐阜市の、既存建物の1階部分を改修したレンタルスペース「岐阜ビル」
  • 2020.12.22Tue
    /
    隈研吾の意匠原案による、岐阜・美濃市の教育施設「morinos 岐阜県立森林文化アカデミー 森林総合教育センター」の写真
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    31,721
    • Follow
    45,997
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文

    3,964.50 妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文

    architecture|culture|feature
    妹島和世講演録
    妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文建築家の妹島和世。 photo©architecturephoto

    妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文を紹介します。

    こちらの内容は関係者・関係機関からの了承の上、こちらのページより転載するものです


    令和3年度東京大学学部入学式 祝辞

     
    皆さま、東京大学へのご入学おめでとうございます。このような栄えある場所で、皆様にご祝辞を申し上げる機会をいただきましたことをとても光栄に思います。この機会に私がこの場で何をお話しできるかを考えました。大学に入学されてこれから専門の道を歩まれる皆さまに、私が専門の道で経験してきたことを少しお話しさせていただきたいと思います。

    私がお伝えしたいことは、まず一つは、専門的に考えてゆくことは、意外に専門以外の他の分野のことも考えることになっていくものだな、ということです。それから2つ目は、他分野の専門家とのコラボレーションの重要性です。そして3つ目は、自身の専門の研究を深めてゆくことは結局、その専門領域内にとどまらないで、私たちの世界全体を考えることになっていく、ということです。これらは、おそらく、いずれの専門分野にもあてはまるのではないかと思います。

    自分の事で恐縮ですが、自分の経験から話させていただきます。私は日本女子大学を卒業し、6年ほど設計事務所で働いて、その後1人で設計事務所をはじめました。最初に設計したものは、50平米ほどの、小さな週末住宅でした。小さな住宅であっても、週末に自然の中でのびのび時間を過ごせるようにと考え、野原の中に家具がぱらぱらと並び、それら一つ一つにテントをかけて繋いでいくようなイメージから、建築を考え始めました。つまり、堅牢な箱のような建築の中にいろいろな場所がある、というのではなく、身の回りの小さな場所が繋がっていって、柔らかな全体が出来上がる、というやり方です。小さな単位が次々と繋がっていくアイデアなので、敷地が広ければどこまでも広がってゆきます。いろいろな居場所がつながってどんどん大きくなると、それは街のようなものにもなる、と考えました。その週末住宅は、個人のための小さな建物でしたが、私はその小さな建物の設計を通して、街のありようをも同時にイメージしていたようにも思います。

    • 続きを読む
    • 3,964.50
    • 0
    • 69
    • 1
    • 1
    妹島和世講演録
    2021.04.16 Fri 16:36
    0
    permalink
    今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設

    4,488.13 今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設

    architecture|feature
    Atelier tomatoまちづくりコミュニティ施設中村政弘今西伴仁北添建築研究室商業施設図面あり店舗建材(内装・壁)建材(内装・床)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・床)建材(外装・建具)杉本住宅産業複合施設高知
    今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設 photo©中村政弘
    今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設 photo©中村政弘
    今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設 photo©中村政弘
    今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」。地元民間有志が街の為に事業主となり建設 photo©中村政弘

    今西伴仁 / Atelier tomatoが設計した、高知・四万十市の、商店街の旧銀行跡地に建つ複合施設「shimanto + terrace はれのば」です。地元民間有志が街の為に事業主となり建設された施設です。施設の公式サイトはこちら。

    このプロジェクトは商店街一角の旧銀行跡地が民間の地権者から中心市街地の活性化に役立ててほしいと土地と建物が市へ寄贈された事から始まりました。

    市は集客拠点施設の実施主体となる事業者をプロポーザルにより公募し、地元民間有志5人がまちづくり会社を設立し公募に応募、採択されました。初期投資は補助金を活用するものの役員5人の給料、配当はなく、必要経費を除く利益は全てイベントや施設整備などに再投資するという個人の利益を投げ打って街のためにと立ち上がりました。

    この地域に生まれ育った設計者の一人としてそんな役員5人の強い想いに同調する形でこのプロジェクトに参加しました。

    建築家によるテキストより

    地域住民を対象にアンケートを実施し、カフェ、テナント(4店舗)、広場、公衆トイレで施設を構成していく事が決められました。
    「屋根の上を利用できたら楽しそう」ある時施主が言いました。これは収益重視の言葉ではなく「人が集まる楽しい場所を作るには」この問いに正面からぶつかり出てきた言葉です。

    そんな要素を拾い上げ、ヒアリング、検討を重ねていく中で建ぺい率40%、施設の内部空間に対して屋上テラスや広場に抜けるアプローチ等の外部空間の割合も40%となって立ち現れてきました。

    建築家によるテキストより
    • 残り19枚の写真と建築家によるテキスト
    • 4,488.13
    • 0
    • 77
    • 0
    • 4
    Atelier tomatoまちづくりコミュニティ施設中村政弘今西伴仁北添建築研究室商業施設図面あり店舗建材(内装・壁)建材(内装・床)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・床)建材(外装・建具)杉本住宅産業複合施設高知
    2021.04.16 Fri 07:43
    0
    permalink
    2021.4.15Thu
    • 【ap job更新】 “自然と人を繋ぐ”を表現する「ADX」が、設計スタッフ・プロジェクトマネージャー(共に実務経験者)を募集中
    • TOTO通信の2021年春号「特集:建築家のもうひとつの仕事」のオンライン版が公開。寳神尚史・藤田雄介・菅原大輔・小泉誠に設計ではない仕事の話を聞く
    • 井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、東京・港区の集合住宅「はつせ三田」
    • H・アルキテクトスが、2021年4月にバーバード大学の主催で行った講演「Where the Invisible Becomes Visible」の動画
    • 宮崎浩+プランツアソシエイツの設計で完成した「長野県立美術館」の動画。林昌二建築の建替えや谷口吉生建築に隣接する事でも注目
    2021.4.17Sat
    • オラファー・エリアソンによる、バイエラー財団での展覧会「LIFE」の会場写真。レンゾ・ピアノ設計の美術館のガラスを取り除き内外を繋く作品を発表

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    31,721
    • Follow
    45,997
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter(β)

    メールマガジンで更新情報を配信を予定しています。
    ただいま事前登録受付中。

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink
    -1
    -1
    -1
    -1

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white