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2021.5.06Thu
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廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」

1,244.99廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」

architecture|feature
三鷹市住宅図面あり山菱工務店廣部剛司建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)東京構造設計工房デルタ鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一

廣部剛司建築研究所が設計した、東京・三鷹市の住宅「U・T」です。

時間の流れかたは、その環境によって変化していく。
何かに熱中している時間は短く感じるし、無為に過ぎゆく時間を待つのは長く感じるもの。
行為と環境が結びつく場が建築なのだとすれば、設計でコントロールできる時の流れもあるのではないだろうか。
この住宅を設計しながら強く意識していたのは、それぞれの場を過ごすときの時間感覚に、どう寄り添うことができるか、ということだった。

建築家によるテキストより

都内にしては比較的ゆとりのある敷地環境で、まずは大きめの中庭的空間をつくることが求められた。それによって、余り近隣を意識しないで過ごせるように。
それから、すべてが大きなワンルームなのではなく、それぞれの場所が、ある程度独立していること。
そのため、特に1階廻りはそれぞれに必要十分なスペースを取りながら、室内動線にあえて距離(奥行)を取った。その上で、比較的ゆったりとしたスペースを確保した外部(中庭・テラス)を通じて視覚的な一体感を持てるように配慮している。

建築家によるテキストより

それぞれの居場所はその用途に応じて、尺寸モデュールから外した寸法の微調整を行っている。そのことによって、コージーなスケールを持たせ、それが繋がり・抜けていくための要素を外部空間と動線+αのスペースに委ねている。また、内外の境界にバッファーとなるような<スキマ>を取ろうとしている。納まり上の壁厚はほとんど変えないまま、サッシュやブラインドなどを(壁厚の中で)内部の壁から少しレイヤー状に切り離されて感じられるよう、ディテールを検討していった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
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廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 photo©鳥村鋼一
廣部剛司建築研究所による、東京・三鷹市の住宅「U・T」 image©廣部剛司建築研究所

以下、建築家によるテキストです。


時間の流れかたは、その環境によって変化していく。
何かに熱中している時間は短く感じるし、無為に過ぎゆく時間を待つのは長く感じるもの。
行為と環境が結びつく場が建築なのだとすれば、設計でコントロールできる時の流れもあるのではないだろうか。
この住宅を設計しながら強く意識していたのは、それぞれの場を過ごすときの時間感覚に、どう寄り添うことができるか、ということだった。

都内にしては比較的ゆとりのある敷地環境で、まずは大きめの中庭的空間をつくることが求められた。それによって、余り近隣を意識しないで過ごせるように。
それから、すべてが大きなワンルームなのではなく、それぞれの場所が、ある程度独立していること。
そのため、特に1階廻りはそれぞれに必要十分なスペースを取りながら、室内動線にあえて距離(奥行)を取った。その上で、比較的ゆったりとしたスペースを確保した外部(中庭・テラス)を通じて視覚的な一体感を持てるように配慮している。

それぞれの居場所はその用途に応じて、尺寸モデュールから外した寸法の微調整を行っている。そのことによって、コージーなスケールを持たせ、それが繋がり・抜けていくための要素を外部空間と動線+αのスペースに委ねている。また、内外の境界にバッファーとなるような<スキマ>を取ろうとしている。納まり上の壁厚はほとんど変えないまま、サッシュやブラインドなどを(壁厚の中で)内部の壁から少しレイヤー状に切り離されて感じられるよう、ディテールを検討していった。

いただいたご要望のなかで、印象的だったのは2階に水廻りを設け、洗濯が終わるまでのんびりと過ごせるスペースが欲しいということだった。その時間を有意義に過ごすためのスペースをつくることは、この住宅のなかで大切な軸になるだろうと思った。1階が住空間のなかでは比較的パブリックな用途だとすれば、2階のラウンジ的なスペースは、読書をし、子供と遊び、時には昼寝をし…という行為を受けとめる場であって欲しい。そして、それに面した個室やテラスは曖昧な延長領域となるように。場合によっては連続する浴室空間までが子供の遊び場となってもいい。これによって、それ以外の個室が必要十分な大きさであっても、生活の行為を受けとめる器としての「余白」がうまれると考えた。

人の生活を受けとめる居場所をつくる要素は、けっして面積の広さだけではない。光の分布や素材感、モノとモノが交わるときのディテール、包み込むスペースの空間ボリューム…
ここには、その一つ一つを工事中まで含めて、あらためて検証しながら歩んでいった軌跡が刻まれている。

■建築概要

名称:三鷹の家
所在地:東京都三鷹市
主要用途:専用住宅
主体構造:木造
規模:地上2階
敷地面積:199.57㎡(60.37坪)
建築面積:86.50㎡(26.11坪)
延床面積:155.72㎡(47.11坪)
施工床面積:209.99㎡(63.40坪)
竣工:2020年3月
構造設計:構造設計工房デルタ / 久田基治
施工:山菱工務店
写真:鳥村鋼一

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 平葺き

外装・壁外壁

ジョリパットアルファJP-100 小粒ロックS T3008(アイカ工業)

外装・建具建具

サーモス(LIXIL)

内装・床1階床

ブラックウォールナット 無垢 複合 ラスティックグレード クリアオイル塗装 12x303x1818(創線)

内装・床2階床

ロビニア UNI ラスティックグレード 無塗装 ブラックウォルナット色 15x130x1820(創線)

内装・床2階水廻り床

サーモタイル IFT-300/ST(LIXIL)

内装壁個室以外壁

PB t=12.5の上シラス塗り 中霧島壁ライト L-23 アラバケ引きヘッドカット仕上げ(高千穂シラス)

内装・壁1階便所・パントリー床

PB t=12.5の上EP 色調-1 3分艶(日本塗料工業会)

内装・壁2階個室

PB t=12.5の上EP 色調-2 3分艶(日本塗料工業会)

内装・壁2階個室以外壁

PB t=12.5の上EP 色調-3 3分艶(日本塗料工業会)

内装・壁2階個室壁アクセント

PB t=12.5の上EP 色調-4 3分艶(日本塗料工業会)

内装・壁1階キッチン壁1

インテリアモザイク ルンゴ IM-1520P1/LUG-2(INAX)

内装・壁1階キッチン壁2

ケイカル板VP

内装・壁2階水廻り壁

Hi-Ceramics フィフティーンサーティー マット(平田タイル)

内装・壁階段廻り壁

練付合板 WP ウッドコート スタンダード 半透明 #21ウォルナット(プラネットジャパン)

内装・天井1階便所・パントリー天井

t=12.5の上EP 色調-1 3分艶(日本塗料工業会)

内装・天井1階個室以外天井

PB t=9.5の上EP J05-85A 3分艶(日本塗料工業会)

内装・天井2階天井

化粧梁アラワシWP+構造用合板WP ウッドコート スタンダード 半透明 #9 エボニー(プラネットジャパン)

外構・床中庭・玄関床

エルツ ブラック(DINAONE)

外構・床駐車スペース床

コンクリート金ゴテ押え

外構・床テラス・バルコニー床

エステックウッド(江間忠木材)

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    野老朝雄と豊田啓介が参加した、「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」展のオープニングトークの動画

    1,054.37 野老朝雄と豊田啓介が参加した、「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」展のオープニングトークの動画

    architecture|art|design|video
    講演録豊田啓介野老朝雄

    野老朝雄と豊田啓介が参加した、「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】」展のオープニングトークの動画です。愛知県常滑市のINAXライブミュージアムで開催されている展覧会の関連企画です。会期は2021年10月21日まで。

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    以下に、展覧会の概要等も紹介します。

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    講演録豊田啓介野老朝雄
    2021.05.06 Thu 18:35
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    中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」

    1,459.18 中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」

    architecture|feature
    DAN設計室中村創事務所図面あり川澄・小林研二写真事務所建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・床)浜田昌樹矢津田工業福岡
    中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」 photo©浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所
    中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」 photo©浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所
    中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」 photo©浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所

    中村創+中村弘美 / DAN設計室が設計した、福岡市の「桜坂のオフィス」です。

    木をふんだんに使用して優しく暖かいオフィスをデザインした。
    執務空間、セミナールームを併用した建物を「一枚の大屋根」の下に内外を繋ぎ、人々の集う建築を作った。
    ボリューム間にヴォイドを挿入することにより、街に対する圧迫感を軽減し、自然を取り込んだ建築を目指した。ヴォイド空間にはトップライトを設けることで木漏れ日が差し込み、風の通り道とすることで、居心地の良い空間を生み出すことができた。

    建築家によるテキストより

    1階には2つのテラスを持ち、事務室、セミナールームの2つの用途により動線空間を分離している。人々が気軽に入りやすいよう、前面ストリートと繋がる深い軒をもつテラスを介して、ゲストを室内へと迎え入れるよう計画している。
    執務空間は「吹き抜けを持つ開放的な事務室」と「木に包まれる暖かな事務室」の二つのキャラクターの異なるインテリアデザインとした。

    建築家によるテキストより
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    DAN設計室中村創事務所図面あり川澄・小林研二写真事務所建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・床)浜田昌樹矢津田工業福岡
    2021.05.06 Thu 14:45
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    ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働

    1,840.42 ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働

    architecture|feature
    アルファースタジオオーノJAPANシェアオフィスツバメアーキテクツバルーンパナソニック ホームズパナソニックライフソリューションズ社事務所千葉元生図面あり山道拓人建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)新建築社写真部石川製作所西川日満里長谷川健太集合住宅
    ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働 photo©長谷川健太
    ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働 photo©長谷川健太
    ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズによる、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働 photo©長谷川健太

    ツバメアーキテクツ+バルーン+パナソニック ホームズが設計した、東京・墨田区の、シェア施設をもつ「押上のビル PLAT295」です。ハウスメーカーの構法を前提に、施主・メーカー・建築家が協働して完成した建築です。施設の公式サイトはこちら。

    本プロジェクトは、シェアオフィス・シェアキッチン・賃貸住戸・オーナー住戸が一体となった5階建てのビルである。
    既存建築の建て替えが決まった時点で、ハウスメーカーが施工を担当することが決まっていた。下町の結節点となるシェアオフィスやシェアキッチンをつくりたいという施主の要望があり、建築に「ハウス」以外の用途が混ざることになった。ハウスメーカーの構法を使いながらも、職住近接を実現するために施主の翻訳者のような立ち位置としてツバメアーキテクツが伴走することになり、施主・ハウスメーカー・建築家の3者で協働を行いながらプロジェクトが進行した。

    建築家によるテキストより

    ツバメアーキテクツとしてはデザインの「調整役」としてではなく、ハウスメーカーの構法を駆使することによって、汎用性高くかつ場所に寄り添った使い方を可能にする新しいバランスのビルをつくることを目指した。

    建築家によるテキストより

    プロジェクトが開始して以降、幾度となく持っていく提案に、メーカーによる制約が立ち現われ、その特徴を理解することから始まり、無足場工法をはじめとした狭小・角地への敷地対応力などの強みが解明された。そのノウハウを最大限に活かしながら、ルールに則りながらも従来の商品化住宅の枠を越えた新たなプロトタイプとなるような職住一体の建築を実現した。産業的構法の中で、シェアスペースやバルコニーなどの都市に開いた「活動領域」と「住戸領域」を均衡させたことで、コロナのような予期せぬ状況にも柔軟に対応できるようなビルとなった。

    建築家によるテキストより
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