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中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計
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会場構成中山英之アート展
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計 photo©architecturephoto
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計 photo©architecturephoto
中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポート。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間を設計 photo©architecturephoto

中山英之が会場構成を手掛けた、庭園美術館での展覧会「ルネ・ラリック リミックス(新館ギャラリー1)」をレポートします。邸宅を構想し、ここにしかない展示空間の設計がなされています。また末尾には中山のステートメントも併せて掲載します。展覧会の会期は2021年9月5日まで。展覧会の公式サイトはこちら。


東京・港区の庭園美術館で、ルネ・ラリックの展覧会「ルネ・ラリック リミックス」が行われている。ルネ・ラリックは19世紀末から20世紀半ばにかけて、ジュエリー作家 / ガラス工芸家という肩書を越えて、芸術家としての独自の道を切り開いた人物として知られている。この展覧会において、中山は美術館の新館ギャラリー1において量産化が進み始め生活の中で使われたラリック作品の展示空間を手掛けた。

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中山がこの展示空間に掲げたテーマは「もうひとつの邸宅」。
中山は、「庭園美術館に行く経験は、『美術館に行く』というよりも『朝香宮邸を訪ねる』と言ってみたほうが、なんだかずっと実感に近い」という。この感覚を出発地点としてこの会場構成の設計がスタートしたのだという。

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実際に展示室の中に足を踏み入れると、少し余裕をもって作られたアプローチのような空間がまず用意される。壁に作られた開口からは光が漏れ、床を照らしている。その開口に展示されているものが目に入るが、それは作品の裏側だということが分かる。しばらくそこに佇むと、このスペースが作品を展示するための「邸宅」の外であり、家の中から光が漏れているのだと気づく。明確にそのように記載はされていないが、スペースの広さ、光の漏れかた、作品の配置によって、外と見立てられた空間だということが暗示される。それを最も分かりやすく表現しているのは、展示空間入口に設けられた照明器具だろうか。

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展示空間は「大きな図鑑のクロノロジー(年表)」をイメージしたという。
グラフィックデザイナーの岡崎由佳と協働したというこの空間では、シンプルな矩形の空間の中に、壁面から展示台のヴォリュームを飛び出させるというシンプルな操作で、展示スペースを確保すると共に、体験を複雑にさせる。そして外部から一度目にしていたラリックの作品たちを今度は正面から眺めることになる。

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最も、驚きと共に心を動かされたのは、展示室、最後部に展示された3体のガラス像の展示方法だった。
ここでは、ガラス像を展示するための開口部が、展示室の入り口に合わせて設計されており、それによって視線が美術館の外の庭にまで貫通する。視線の抜けと背面からの光が確保されたことによって、ラリックのガラス像が今まで見てきたものとは全く違った輝きを放っているように感じられる。透明感と瑞々しさをまとって神々しさすらを感じるような体験がそこにはあった。

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振り返ってみると、この限られたスペースのひとつの展示室を設計するのに、いくつもの視点や構想が重ねられている。多くの人々が持つ庭園美術館のイメージを展示室でも踏襲するという視点、生活の中で使われたラリック作品をどのような空間で見せるかという視点、空間体験としてどのように驚きを与えクライマックスを演出できるか、という視点、展示室を敷地として捉え周辺環境を読み解く視点。。。少し振り返っただけでもこのような複数の視点が折り重なり交錯し、ひとつの空間を形作っていることが分かる。

この展示空間を経験することで、中山のこの空間に込めた思想や思考に触れることができると同時に、建築設計ができることの大きな可能性をも同時に感じることができる。自身の感覚と観察から生まれる想像と構想を元に、素材を選び寸法を与え光の取り入れ方を考える。これによって訪問した人たちに、そこにしかない経験と感覚を与え、感動させることもできる。これは、人が中に入ることのできる規模を扱い、環境全体を構築できる建築設計だからこそ可能な創造行為であるように思う。是非多くの人たちにこの空間を経験してもらいたいと思う。


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中山英之によるステートメント「もうひとつの邸宅」

庭園美術館に行く体験は、「美術館へ行く」というよりも「朝香宮邸を訪ねる」と言ってみた方が、なんだかずっと実感に近いですよね。邸内を巡りながら展示を眺める時間には、置かれた調度が生活の中で息づく様子を感じ取る、全感覚的な素晴らしさに満ちています。

近年増築された新館に続くガラスコリドーを抜けた先で、もう一度このような感覚を作り出すことはできないか。それが、今回の会場構成で最初に考えた事でした。

広々とした矩形のホワイトキューブに入ると、そこには窓辺にラリックが飾られた、もうひとつの邸宅が待っています。窓から漏れる明かり越しに想像する、架空の生活。そんな空想を抱きながら家に入ると、一転してグラフィックデザイナーの岡崎由佳さんによる、立体的な図鑑の世界が待っています。

高度な工芸技術による造形を、人々の生活の中へ。ラリックの考えたデザインの本質を、実感し、深く知るための場所について考えた会場構成です。

■展覧会概要

展覧会名:ルネ・ラリック リミックスー時代のインスピレーションをもとめて
会期:2021年6月26日(土)-9月5日(日)
会場:東京都庭園美術館(本館+新館)
東京都港区白金台5-21-9
ハローダイヤル 050-5541-8600
休館日:毎週月曜日
*ただし7月26日、8月2・9・30日は開館、8月10日(火)休館
開館時間:10:00–18:00
*入館は閉館の30分前まで
観覧料:日時指定の事前予約制を導入します
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