architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2021.7.13Tue
2021.7.12Mon
2021.7.14Wed
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出

647.23妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出

日程
2021年7月1日(木)
–
9月5日(日)
architecture|exhibition|feature
パヴィリオン中央区妹島和世東京
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto

妹島和世が設計した、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」です。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を訪問した人たちに感じさせる作品となっています。“パビリオン・トウキョウ2021”の一環として制作された作品です。作品の設置場所はこちら(Google Map)。開催期間は2021年9月5日(日)まで。

こちらはアーキテクチャーフォトによるレポート(特別な許可を得て芝生内で撮影しています。ご了承ください)

妹島和世が設計したパヴィリオン「水明」は、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園内・延遼館跡につくられた。
施設にて配られている資料によれば、浜離宮は江戸時代には、江戸城の出城としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園であった。明治維新後は皇室の離宮となり浜離宮と名付けられた。関東大震災や戦災により建造物や樹木は損傷したが、東京都に下賜され整備の後1946年に浜離宮恩賜庭園として公開された。そのような歴史を持った場所である。

また浜離宮は、東京の海辺に位置し、築地川・汐留川・東京湾に囲まれている。加えて、庭園内に海水を引き入れた「潮入の池」と呼ばれる池があるのも特徴的だ。その他にも内堀や二つの鴨場(かつて鴨猟が行われていた場所)があったり、小さな小川が流れていたりする。このように様々な形の水辺が特徴的な場所である。

妹島のパヴィリオンは、浜離宮の大手門から入ってすぐの場所に位置している。ここは浜離宮内の最も北側部分にあり、見え上げると高層ビル群が間近に目に入る場所でもある。古くから続いている庭園と同時に現代的な高層ビルが目に入るという特徴をもった場所だと言える。
そして、妹島はこの場所を「歴史と現代という東京のふたつの側面にふれることができる場所だ」と表現する。その言葉は、このパヴィリオンを体験する大きなヒントになりえると思えた。

実際の作品を経験して感じたのは、この敷地の環境や歴史に対し絶妙な関係性をもってこの作品が完成しているということだ。また、この作品に、みる人たちが思い思いの感情をそこに重ねられる作品になっているということである。

まず印象的だったのは、その作品の長さ。幅80cmの水面が約111m続いているのだという。この作品の水平に展開する様子は、周囲にたつ高層ビル群の垂直に伸びる様子と対比させる意図でデザインされているように感じた。垂直のビル群を背景として、作品が水平に伸びやかに広がっているように感させてくれる。そして168m続く水面の平面形状は幾何学が特徴的だ。それはこの庭園の植栽の中にあっては明らかに人工物として作品としての明確な存在感を示しているが、無機質な人工物という視点では周囲のビル群とは呼応しているようにも感じられる。また無機質ではあるのだが、水面を支える素材の鏡面仕様は、周囲の植栽や景観を映し出し、その場所に溶け込むかのような効果を持っているように見える。
このように作品のそれぞれの要素が周辺環境に対し対比的であったり調和的であったりしていて、強いコントラストをつくりだしたり、完全に調和するようなデザインの、どちらも巧妙に避けているように感じられた。それによって何が生まれているのか。

そのようなデザイン操作によって生み出された「水明」という作品は、この場所における“歴史的な庭園”と“現代的なビル”との間に関係性をつくり、今までは対比的な存在であった両者をつなぐ役割を果たし、この場所の風景として一体として感じさせる装置のような役割を果たしていると感じた。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景が創出されているのだ。

最後になるが、作品の出発点となるコンセプトが「曲水(平安時代の庭園にあった水路)」であったことは、浜離宮恩賜庭園が多様な水辺をもつ場所であったことによるのは言うまでもない。それはこの作品が景観だけでなく、日本固有の歴史とも接続していることを意味している。

筆者は、この場所の固有性に妹島がどう向き合ったのかという視点で感じたところを書き綴ってきたが、同時に作品の視覚的な美しさや、妹島作品らしさということ等にも思いがめぐらされた。それは、この場所にパヴィリオンをつくるという課題に対し様々な視点や意味が、思考され、検討され、重ねられ、ひとつの形に到達しているからに他ならない。

ある人はこの作品に美しさを強く感じるかもしれない。ある人は妹島建築の進化に感銘を受けるかもしれない。また筆者と同じように場所性の読み解き方に驚嘆する人もいるだろう。「水明」はそんな多様な解釈を誘発する作品であることは間違いない。そして建築や芸術の世界の歴史を振り返っても評価を得続けている作品にはそんな様々な評価を想起させる力を持ったものが多い。
本作品は、実際に体験した喜びや驚きを与えてくれると同時に、デザインへの取り組み方への知的な学びも与えてくれる作品である。

※参考資料、浜離宮恩賜庭園パンフレット

以下の写真はクリックで拡大します

妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto

浜離宮恩賜庭園内の水場のある風景

以下の写真はクリックで拡大します

妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto

こちらはワタリウム美術館で展示されている、妹島によるパヴィリオンの資料

以下の写真はクリックで拡大します

妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto
妹島和世による、東京・中央区の、浜離宮恩賜庭園でのパヴィリオン「水明」。歴史的庭園と現代的景観を繋ぎ新たな風景を創出 photo©architecturephoto

作品解説はこちら

浜離宮恩賜庭園は、潮入の池(海水を導き潮の満ち引きによって池の趣を変える池)とふたつの鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。
妹島和世(1956年~)は、汐留の高層ビル群を背に広がるこの伝統的な庭園を「歴史と現代という東京のふたつの側面にふれることができる場所だ」と確信し、多様な水場をもつ庭園に合わせて、曲水(平安時代の庭園にあった水路)をイメージしたパビリオンを設計しました。
鏡面の水路に浅く張られた水は、空や周囲の風景を映してきらきらと輝きます。設置されたのは明治初期に整備された迎賓館「延遼館」があった場所です。タイトルの「水明」は、澄んだ水が日や月の光で美しく輝く様子を示す言葉です。東京のこれまでを映しながらも常に変わり続ける水面から、清らかな未来を想像できるように、という期待が込められています。
妹島和世は建築内外の関係をつなげ、様々な人がそれぞれの時間を過ごせる公園のような空間を設計し続けている、日本を代表する建築家です。

paviliontokyo.jp

■開催概要
Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13
パビリオン・トウキョウ 2021
開催時期:2021年7月1日(木)~9月5日(日)
鑑賞時間:各パビリオンごとに異なります。最新情報を公式サイトにてご確認ください。
*一部のパビリオンには休館日がございます。また、入場料や事前予約が必要な会場がありますのでご注意ください。
会場:新国立競技場周辺エリアを中心に東京都内各所
パビリオン・クリエイター:藤森照信、妹島和世、藤本壮介、石上純也、平田晃久、藤原徹平、会田誠、草間彌生
特別参加:真鍋大度 + Rhizomatiks
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会
企画:ワタリウム美術館
公式サイト:https://paviliontokyo.jp/

あわせて読みたい

山口貴司建築設計事務所による、東京・中央区の「銀座の画廊兼蕎麦屋」
  • 647.23
  • 0
  • 9
  • 0
  • 2
パヴィリオン中央区妹島和世東京
2021.07.13 Tue 13:23
0
permalink

#中央区の関連記事

  • 2022.5.17Tue
    照井洋平+湯山皓 / I INによる、東京・日本橋の住戸改修「THELIFE SUITENGUMAE」。企業によるリノベサービスの一環として計画、既存を生まれ変わらせる事を目指して空間から香りまでをトータルで手掛け可能性を追求、社会変化によりシームレスとなった生活に空間で応える事も意図
  • 2022.2.23Wed
    齋藤弦 / Strings Architectureによる、東京・中央区の住戸改修「勝どきのタワーマンション」。都市と住空間が直結する関係性とそこに住む意義を再考し計画、レイヤー構成により活動に応じて都市との距離感を調節できるよう設計、建築形態の特徴である“眺望”を生かすプランニングも意図
  • 2021.12.31Fri
    トラフ建築設計事務所による、東京・銀座の店舗「暮らしの香り メインストア銀座」。銀座ガス灯通りに位置し、目に見えない香りを扱う空間を体現する為、ブランドを象徴する色彩とロゴのラインを手掛かりに設計を進めこの場所の相応しい店舗を目指す
  • 2021.12.16Thu
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・銀座の、レストラン兼ショップ「ギンザ・イニット」。レトルト食品を食事として提供し販売もする店舗で、レトルトとの共通性をダイノックフィルムに見出し全面的に使用、内装制限もクリアしフィルムだからこその木目表現を追求
  • 2021.12.03Fri
    宮川清志 / SESNによる、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮
  • 2021.12.01Wed
    ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA office project”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」
  • 2021.9.13Mon
    宮川清志 / SESNによる、東京・日本橋の、オフィスビル1棟のリニューアル「リスクモンスター株式会社 日本橋本社」。各フロア毎にテーマを設けると共に、働く人が課題や作業内容に応じ場所を選択し集中が高まる仕組みを構築
  • 2021.8.31Tue
    元木大輔 / DDAAによる、東京の、宿泊施設の部屋のインテリア「BnA_WALL Room 403 | 405 Framed Function」。宿泊費の一部が作家に還元されるプロジェクトに、デザイナーとして機能が“作品のように”振る舞う部屋を考案
  • 2021.8.30Mon
    小野直紀+山本侑樹 / YOYによる、BAO BAO ISSEY MIYAKEのウィンドウディスプレイ用什器「MASS II」。コンクリートのテクスチャーを印刷したポリエステルメッシュでアクリルボックスを覆うことにより認知的不協和の実体化を意図
  • 2021.7.20Tue
    南木隆助のデザインとディレクションによる、東京・銀座の、美容ブランドの移動型旗艦店「SHOTMODE ポップアップストア」。様々な場所に移動できる仕組みと世界観を象徴させるディテール等を両立
  • view all
view all

#妹島和世の関連記事

  • 2022.1.27Thu
    妹島和世と西沢立衛が、自身のギャラリー・間での建築展「環境と建築」について解説している動画
  • 2021.12.28Tue
    妹島和世と西沢立衛が、自身の作品集『KAZUYO SEJIMA RYUE NISHIZAWA SANAA』について解説している動画
  • 2021.12.18Sat
    SANAAの設計で2022年末の完成を目指す、オーストラリアの、美術館の増築計画「シドニー・モダン・プロジェクト」の2021年11月までの建設の様子を伝えるタイムラプス動画
  • 2021.12.10Fri
    SANAAのコンプリートワークス『KAZUYO SEJIMA RYUE NISHIZAWA SANAA』の中身をプレビュー。デザインも妹島と西沢が手掛けた全3巻からなる作品集で600ページを超えるヴォリューム
  • 2021.10.26Tue
    妹島和世+西沢立衛 / SANAAの講演会「環境と建築」が、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで開催。参加申し込みを受け付け中
  • 2021.10.21Thu
    妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、TOTOギャラリー・間での建築展「環境と建築」のレポート。進行中のプロジェクト模型中心に構成され、展示物の組み合わせや配置を現場で徹底的に検証調整することで、会場構成による体験自体も建築として捉えられるような展覧会
  • 2021.8.02Mon
    /
    ギャラリー・間での、妹島和世+西沢立衛 / SANAAの建築展「環境と建築」の概要が公開
  • 2021.7.30Fri
    /
    妹島和世・藤本壮介・佐藤可士和が評価委員を務める、2025年日本国際博覧会の「迎賓館」「大催事場」「小催事場」の設計プロポが開催
  • 2021.7.18Sun
    ///
    藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生によるパヴィリオンが都内8か所に設置された「パビリオン・トウキョウ 2021」のシンポジウム等の動画
  • 2021.7.09Fri
    /
    妹島和世と西沢立衛が参加して、長谷川祐子が聞き手を務め2021年6月に行われたトークセッション「建築の未来支度」の動画
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    31,721
    • Follow
    45,861
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計フルタイムスタッフを募集中

    ap job 【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計フルタイムスタッフを募集中

    architecture|job
    建築求人情報
    【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計フルタイムスタッフを募集中
    【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計フルタイムスタッフを募集中AOMORI HOME/特別養護老人ホーム桜木園
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」の、東京事務所の業務拡張に伴う 設計フルタイムスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    このたび、東京事務所の業務拡張に伴い、設計フルタイムスタッフを募集します。

    waiwaiは東京とドバイを拠点とする建築設計事務所です。
    東京とドバイを拠点としながら、日本国内をはじめ、中東・アジア・アフリカの様々な国や地域における大規模都市開発等のマスタープランから小規模なインテリア・ファニチャーデザインまで幅広い設計・デザイン業務を手がけています。

    現在進行中のプロジェクトに、数万㎡規模の美術館・アートギャラリーやホテル、大規模住宅地開発、数千㎡規模のホテル・ヴィラ/別荘・商業施設・福祉施設、その他レストランや保育所、アウトドア施設等々、多種多様なプロジェクトが動いています。

    2019年以降、北海道で複数のプロジェクトが動き始めたことをきっかけに、waiwaiニセコ分室を設立しました。
    まだまだ若い事務所ですが、比較的大規模な民間プロジェクトが複数同時に動いていることが特徴です。クライアントや協働する関係者も国内外多様な人々と日々関わっており、チームメンバー全員が前線に立ちますので、組織設計では手に入れることのできない経験が得られることと思います。

    デザインの面においては、すべてのプロジェクトでそのプロジェクトが真に求めているものを様々な角度から分析し、各プロジェクト専用の、その都度全く異なったデザインを行うことを信条としています。
    大きな視点で様々なプロジェクトに共に挑戦してくれる方の応募をお待ちしています。

    今回の募集については、以下の2通りの募集を行います。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    • 0
    • 0
    • 0
    • 0
    建築求人情報
    2021.07.13 Tue 15:45
    0
    permalink
    トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計

    270.65 トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計

    architecture|feature
    Creative Laboratoryアート展トラフ建築設計事務所会場構成住田百合耶大木大輔復興支援東京スタデオ禿真哉鈴野浩一
    トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計 photo©大木大輔
    トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計 photo©大木大輔
    トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計 photo©大木大輔

    トラフ建築設計事務所の会場構成による「KUMA EXHIBITION」。無観客で展示会場をデジタルスキャンしたオンライン展示会の開催を前提として設計されました。会期は終了しています。主催したクマ財団のサイトはこちら。また会場は先日アーキテクチャーフォトでもレポートした、トラフ設計で竣工した「TOKYOBIKE TOKYO」の建物でした。

    学生クリエイターの活動を支援するクマ財団のプログラムの一貫で行われる『KUMA EXHIBITION』。

    建築家によるテキストより

    昨年、トラフが手掛けていた青山スパイラルでの開催はCOVID-19の影響により直前で中止となり、本年度は、後TOKYOBIKE TOKYOの新店舗となる、清澄白河にある築58年の倉庫を敷地に『KUMA EXHIBITION 2021』として開催され、『New Normal, New Future』をテーマに41名の学生クリエイターたちの作品が展示された。

    建築家によるテキストより

    実空間はありながらも、その展示空間を丸ごとスキャンし、デジタル空間に展示会場を完全再現したオンライン展示会となっており、無観客展示という特殊な条件から、撮影してアーカイブされることを前提に新たな展示方法を試みた。通常は順路に従って通路幅をとりながら配置されるべき作品が、あえて距離を近づけて配置され、人の目線で見やすい高さにあるべき作品が天井高を活かして空中に浮遊している。

    建築家によるテキストより
    • 残り15枚の写真と建築家によるテキスト
    • 270.65
    • 0
    • 5
    • 0
    • 0
    Creative Laboratoryアート展トラフ建築設計事務所会場構成住田百合耶大木大輔復興支援東京スタデオ禿真哉鈴野浩一
    2021.07.13 Tue 10:01
    0
    permalink
    中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」

    703.69 中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」

    architecture|feature
    E.FATHOMListenMID DESIGNREADAN DEAT中本尋之広島店舗建材(内装・壁)建材(内装・床)建材(内装・造作家具)足袋井竜也長尾作庭研究所
    中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」 photo©足袋井竜也
    中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」 photo©足袋井竜也
    中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」 photo©足袋井竜也

    中本尋之 / FATHOMが設計した、広島市のヘアーサロン「neute by maitre」です。店舗の公式サイトはこちら。

    広島市の本通のアーケードに面したテナントビルの裏通りからエレベーターで5階に上がる。
    既存店舗の解体後スケルトンの状態を初めて見た時に感じたのは地上とは全く異る景色だった。
    細長い空間には長手方向に窓が両面に設けられていて、そこには他のビルの屋上部分の室外機やダクトなどのインフラ設備が一面に広がり、工場建築のような美しさが垣間見えた。地上の賑わいや華やかさと対比されて私にはこの風景がとても魅力的に感じた。一様にベージュで塗られたインフラの集合体から生まれる景色を現代都市の砂漠として捉えて、そこに生まれたオアシスのような透き通ったリキッドな空間が作れないか考えた。

    建築家によるテキストより

    長細い空間の中心のコア部分にサロンのメイン機能であるカットブースを設けてそれらの仕切りをブルーの透明アクリルで作ることで空間にリキッドな潤いをもたらせた。
    ミラーは窓から入り込む陽の光の形が平行四辺形になっていることに着目し、大きく斜めの形にトリミングしたものを取り付けた。ブルーアクリルの水面が幾重にも重なりそこに光が差し込むように日々のサロンワークの景色がカットインされる。

    建築家によるテキストより

    コロナによる自粛生活の日々。ネットの発展により離れた場所同士での会議も可能となり在宅勤務の方も増え、自宅で全ての事が行われることにも疑問を抱かなくなった今、商業空間は役割も変わっていかなければならないと思う。クライアントの欲求に対するサービスがいわゆる単純に一次元的なものであれば自宅空間で体験できることが明確となった。
    では商業空間の役割は何なのかと考えると”豊かさ”ではないだろうか?普段感じれない非日常感をそのひと時だけは味わえたり一つのサービスに対して深く複層的にレイヤで様々なサービスを織り込ませる事で豊かさや非日常感が得られなければ足を運んでもらえないのではと肌で感じている。

    建築家によるテキストより
    • 残り23枚の写真と建築家によるテキスト
    • 703.69
    • 0
    • 13
    • 0
    • 0
    E.FATHOMListenMID DESIGNREADAN DEAT中本尋之広島店舗建材(内装・壁)建材(内装・床)建材(内装・造作家具)足袋井竜也長尾作庭研究所
    2021.07.13 Tue 08:44
    0
    permalink
    後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催

    216.52 後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催

    日程
    2021年7月17日(土)
    ・
    7月18日(日)
    architecture|exhibition
    後藤周平
    後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催 photo courtesy of 後藤周平建築設計事務所
    後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催 photo courtesy of 後藤周平建築設計事務所
    後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催 photo courtesy of 後藤周平建築設計事務所

    後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催されます。開催日は2021年7月17日・18日です。

    内覧会のご案内

    静岡県磐田市にて設計監理しておりました鉄筋コンクリート造、事務所兼用住宅の改修工事が完成致しました。
    みなさまにご覧いただける機会を設けることが出来ましたので、ご案内致します。

    リリーステキストより
    • 残り4枚の写真を見る
    • 216.52
    • 0
    • 4
    • 0
    • 0
    後藤周平
    2021.07.13 Tue 06:27
    0
    permalink
    2021.7.12Mon
    • 最も注目を集めたトピックス [期間:2021/7/5-7/11]
    2021.7.14Wed
    • 岡田一樹 / R.E.A.D. & Architectsによる、神奈川・川崎市の住宅「HAUS_M」
    • 静岡・伊東市の新図書館設計プロポで、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが特定事業者に選定。提案書も公開
    • 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、沖縄・国頭郡のセカンドハウス「INFINITY」

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    31,721
    • Follow
    45,861
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter(β)

    メールマガジンで更新情報を配信を予定しています。
    ただいま事前登録受付中。

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink
    -1
    -1
    -1
    -1

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white