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2021.11.30Tue
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森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想
photo©FUSION Photography - Zhu Runzi

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リノベーション中国ギャラリー図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)森恵吾ジャン・ジエATELIER MOZHFUSION PhotographyZhu Runzi
森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi
森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi
森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi

森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHが設計した、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」です。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想しました。

リヨンで絵画を学んだ若いクライアントのための、ギャラリーと絵画教室の計画である。

クライアントは、慣れ親しんだ西洋のアトリエの雰囲気と同時に、たくさんの若いゲストを迎え入れられるフレッシュな雰囲気の場所を望んでいた。

建築家によるテキストより

改築前のこの場所は、平面的な広さの割りに天井が低く、そのせいで柱の無骨さも気になった。ここにクライアントの要求をどう満たすか考える中で、アスプルンドの森の礼拝堂での体験をふと思い出した。低く抑えられた平天井を支える柱の列。その奥には、白くポッカリと円形に穿たれた天井。その下で参列者たちは中心の祭壇を囲う。

建築家によるテキストより

あの場所の雰囲気 – もちろんここは教会でも何でもないのだが – を思い浮かべながら、プランに線を引いてみた。
円周上には生徒が集まり、中心を見つめることができる。中心は描写する対象(オブジェ)かもしれないし、クライアントである先生かもしれない。あるいは逆に、円の中心に立った先生が、周囲の生徒たちの様子を見渡すこともできる。さらに、円弧に沿ってカーテンを巡らせば、内部はテンポラリーなギャラリー空間として使用できる。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi
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森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 image©ATELIER MOZH

以下、建築家によるテキストです。


描くこと、祈ること

リヨンで絵画を学んだ若いクライアントのための、ギャラリーと絵画教室の計画である。

クライアントは、慣れ親しんだ西洋のアトリエの雰囲気と同時に、たくさんの若いゲストを迎え入れられるフレッシュな雰囲気の場所を望んでいた。

改築前のこの場所は、平面的な広さの割りに天井が低く、そのせいで柱の無骨さも気になった。ここにクライアントの要求をどう満たすか考える中で、アスプルンドの森の礼拝堂での体験をふと思い出した。低く抑えられた平天井を支える柱の列。その奥には、白くポッカリと円形に穿たれた天井。その下で参列者たちは中心の祭壇を囲う。

あの場所の雰囲気 – もちろんここは教会でも何でもないのだが – を思い浮かべながら、プランに線を引いてみた。
円周上には生徒が集まり、中心を見つめることができる。中心は描写する対象(オブジェ)かもしれないし、クライアントである先生かもしれない。あるいは逆に、円の中心に立った先生が、周囲の生徒たちの様子を見渡すこともできる。さらに、円弧に沿ってカーテンを巡らせば、内部はテンポラリーなギャラリー空間として使用できる。

今回の計画の骨子となるこのシンプルなアイデアは、中国での過酷な設計条件 – 期間の短さや施工の粗さ – に対して非常にプラスに働いたようである。明快であり、間違いがない。そのおかげか、意外なほどに大きなトラブルもなく、スルスルと竣工を迎えた。

プランでは、完璧な正円として描かれていたはずの天井は、実際に体験してみると、思いのほか歪んで見えた。もちろん広角レンズのように、引きをとって見ることもできないので、視界に写るのは断片的な円弧でしかない。しかし、この場所を使い始めた生徒たちが、いつもこの円の中心に集まって作業している姿を見ると、当初思い描いたイメージがぼんやりと実現されていることを実感できた。

よく考えてみれば、絵画教室という場所は、人が集まり、静かに集中した時間を過ごす、という非常に特殊な場所なのだろう。複数人で集まりながらも、黙々と自己と向き合う「描く」という行為は、ある種「祈り」にも似て神聖なものと言えるのかもしれない。

もちろんここは教会でも何でもないが、ここで特別な時間を過ごす生徒たち、そして先生であるクライアントの行為を支える適切な「背景」としてこの計画が馴染んでくれることを願っている。

■建築概要

物件名:Liu painting studio
所在地:中国陕西省西安市
延床面積:150m²
設計:ATELIER MOZH(森恵吾、Jie Zhang、Jingru Xu、Baolei Liang)
竣工年:2020年11月
撮影:FUSION Photography – Zhu Runzi

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床教室床

カラーPVC

内装・壁壁

カラーモルタル

内装・柱教室柱

カラータイル

内装・造作家具カウンター

ステンレスパネルt=2mm

内装・造作家具テーブル

木板+石材パネル

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2021.11.30 Tue 07:40
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    肌を包むインナーウェアの製造技術から着想を得て、熱で繊維を溶着し、縫い目のないマスクを実現しています。

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    建築家によるテキストより

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    建築家によるテキストより

    私たちはその記録を元に、生活の痕跡の「形」を再構築し、外壁に各部屋をまたがった曲線の開口、共用棟の吹き抜け、北側の作業場に通ずる扉をつくりました。これらは既存建築の中に、柔らかい光を取り入れたり、座ったり、ものを置いたり、思い思いに使うことのできる余白を生みだすものとして設計しました。
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    • キノシタヒロシ建築設計事務所による、鳥取の「小さな図書館のある家」。蔵書を多く持つ施主からの依頼に、私設図書館として街に開くこともできる住空間を提案、防火建築帯特有のスケール感を生かし“施主の描く新しい共同体の形成の器”となることも意図
    • 照内創+SO&CO.による、東京・葛飾区の住宅「金町の増築」。既存建物の輪郭を手がかりに外壁等を残しつつ増築、新設部に外的な性質を持たせ“内外の存在と物質としての新旧が混ざり合う建築”を目指し、増築を契機に検査済証も取得
    • ヴァージル・アブロー氏が亡くなりました
    • 最も注目を集めたトピックス [期間:2021/11/22-11/28]
    2021.12.01Wed
    • ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA office project”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」
    • 【ap job更新】 株式会社アプルデザインワークショップ(APLdw)が、設計スタッフとアルバイトを急募中
    • 胡実建築設計事務所による、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築
    • 近森穣 / 07BEACHによる、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指す

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