architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2021.12.23Thu
2021.12.22Wed
2021.12.24Fri
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画

757.82藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画

architecture|feature
atelier umiBlue Wood WorkHACOMIDORIHALOハタノワタルリノベーション事務所住宅店舗兼住宅建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・水廻り)建材(内装・浴室)建材(内装・照明)建材(内装・設備)建材(内装・造作家具)建材(内装・金物)建材(外構・床)建材(外構・植栽)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(外装・照明)滋賀藤田時彦藤田由佳貝出翔太郎鶴園外構店
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎

藤田時彦 / atelier umiが設計した、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」です。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画されました

場所に縛られず様々なことが出来る時代。
景色の良い琵琶湖沿いの土地を探し始めて3年ほど経った時、築100年の空き家と出会い、私たちの住宅兼アトリエ・イベントスペースにリノベーションした。

建築家によるテキストより

玄関の大きな引き戸を開けると琵琶湖の景色が飛び込んでくる。訪れる人たちの視界から一旦琵琶湖を遮るように道路側の開口をあえて少なくし閉じることで生まれた情景。
一方で閉じるだけでは閉鎖感が出てしまうので、道路側の建物一部を減築し、縁側のような部分をつくることで街行く人が座ったり、コーヒーを淹れたりできるようなカウンターを設置し、家を街に開くような計画もしている。

建築家によるテキストより

延べ床面積28坪のスペース。ここに居住空間、事務所、イベントスペースを確保することは単純に考えると無理があった。しかしそれらの振り分ける空間をシェアすることとした。一階には普段居住空間であるフリースペースとキッチンスペースがある。それらのスペースを打合せやイベント時に使用することにより、限られたスペースでも全ての機能を満たす空間になると考えた。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・高島市の、築100年の古民家を改修した「umi」。設計者の自邸と事務所とイベント空間を兼ねた建築で、景色の良い琵琶湖沿いを敷地とし、職住分離ではなく職住一体とすることで新たな出会いを期待し計画 image©atelier umi

以下、建築家によるテキストです。


場所に縛られず様々なことが出来る時代。
景色の良い琵琶湖沿いの土地を探し始めて3年ほど経った時、築100年の空き家と出会い、私たちの住宅兼アトリエ・イベントスペースにリノベーションした。

20年間空き家であった家屋は、白蟻に喰われ柱は数本浮き梁にまで到達する勢いであった。
今回の様なリノベーションは意外に時間やお金や手間、制約もかかる。解体して新築する方が安く工事もやり易く早かったであろう。しかし、スクラップ&ビルドが繰り返される中、単純にその地にあったものは出来るだけ使い、新築では表現出来ない部分を残したい思いから、リノベーションすることを選んだ。

閉じることと開くこと。
玄関の大きな引き戸を開けると琵琶湖の景色が飛び込んでくる。訪れる人たちの視界から一旦琵琶湖を遮るように道路側の開口をあえて少なくし閉じることで生まれた情景。
一方で閉じるだけでは閉鎖感が出てしまうので、道路側の建物一部を減築し、縁側のような部分をつくることで街行く人が座ったり、コーヒーを淹れたりできるようなカウンターを設置し、家を街に開くような計画もしている。
中間期には玄関の扉を開け放ってみたいとも思う。家を街に開くことでどのようなことが起きるのか楽しみな部分もある。

空間のシェア
延べ床面積28坪のスペース。ここに居住空間、事務所、イベントスペースを確保することは単純に考えると無理があった。しかしそれらの振り分ける空間をシェアすることとした。一階には普段居住空間であるフリースペースとキッチンスペースがある。それらのスペースを打合せやイベント時に使用することにより、限られたスペースでも全ての機能を満たす空間になると考えた。ギャラリー展示期間中は作家さんの作品に触れながらの生活になるかもしれない。このように職住分離から職住一体になることは子供や私達にとっても新たな出会いとデザイン思考向上の始まりになるのかもしれない。

資源の再利用による新旧共存と職人・アーティストとの共創
この建物の解体時に出た床板、ガラス、石を再利用した。
鉄職人松本さんによる鉄のフレームを床板と組み合わせ、打合せテーブルに再生させた。
ガラスはアーティスト周防さんにより鏡へと生まれ変わった。
延べ石をエントランス踏み石に。
キッチン壁は左官職人下原さんと打合せを重ね出来上がったシンプルなモルタル左官を荒く仕上げた壁と、鉄職人松本さんによる無骨な鉄棚が壁から伸びる。対面階段吹抜にはそれらと呼応するように、和紙職人ハタノワタルさんによる柔らかな和紙貼が大きな壁面に広がる。木、モルタル、鉄、和紙…それらが調和する空間になった。
外観は細い杉板で目地を取りながら留めていくことで、新たな装いになりつつ、かつての風貌を延長させ、街に馴染ませた。

制約がかかることで新しく生まれるモノがある。
便利であることや、最新であること、部屋が広いこと…それらがなくとも、生活の場所、空間、自然との関わりで心地よく暮らすことが出来る。豊かさとは、心地よく暮らすことなのかもしれない。

■建築概要

所在地:滋賀県高島市今津町
主要用途:住宅+事務所+イベントスペース
家族構成:夫婦:子供1人
意匠・構造・設備設計:atelier umi 藤田時彦
外構設計:藤田由佳
施工:株式会社Blue Wood Work
和紙:ハタノワタル
テーブル・キッチン鉄棚:HALO 松本健司
鏡:HACOMIDORI 周防苑子
外構:鶴園外構店
撮影:貝出翔太郎
構造:木造在来工法
基礎:べた基礎
階数:地上2階
軒高:5,155mm 
最高高さ:6,400mm
敷地面積:113㎡
1階床面積:58.07㎡
2階床面積:36.48㎡
延床面積:94.55㎡(容積率83.67% 許容200%)
建築面積:63.21㎡(建蔽率55.93% 許容60%)
地域地区:第1種住居地域
道路幅員:東7.0m
駐車場:1台
設計期間:2019年9月~2020年9月
施工期間:2020年10月~2021年3月
竣工年月:2021年3月

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

既存桟瓦葺き

外装・壁外壁

杉板 t=15×W=45@50 キシラデコール [着色] 2回塗 一部モルタル刷毛引き(大阪ガスケミカル)

外装・建具開口部

玄関引戸:オキシデコールラスト黒錆左官特殊仕上(下原大輔)
木製窓:ヒバ
アルミサッシ:SAMOS II-H(LIXIL)

外装・照明外部照明器具

AU47329L(コイズミ照明)
マリンデッキライト クリア×ゴールド(toolbox)
アンティークブラケット照明

外装・その他ネームプレート

ネームプレート2705、2415 鋳肌(MATUREWARE) 

内装・床フリースペース・キッチン・ダイニング・事務所床

Elapse 1200×200角マット タイルt=9(Maristo)

内装・床WC1床

Elapse 600×300角マット タイルt=9(Maristo)

内装・床ベッドルーム兼セカンドリビング床

ラワン合板t=12底目地貼+ウレタン艶消しクリア
一部フローリング NORDO NAMIBU t=12(ADWORLD)

内装・床子供部屋床

フローリング NORDO NAMIBU t=12(ADWORLD)

内装・床WC2・洗面床

塩ビタイル モルタライク(サンワカンパニー)

内装・壁フリースペース・キッチン・ダイニング・事務所壁

ラワン合板t=9底目地貼+ウレタン艶消しクリア 
一部PBt=12.5+和紙貼
一部Returnモルタル仕上(下原大輔) 
部既存土壁表面強化材塗

内装・壁ベッドルーム兼セカンドリビング壁

ラワン合板t=9底目地貼+ウレタン艶消しクリア 
一部PB t=12.5+和紙貼
一部PB t=12.5+EP

内装・壁WC1壁

Returnモルタル仕上(下原大輔) 

内装・壁子供部屋壁

PB=12.5+自主塗装(ミルクペイント)

内装・壁WC2・洗面壁

PB=12.5+EP 一部既存土壁表面強化材塗

内装・天井フリースペース・キッチン・ダイニング・事務所天井

既存2階床板現し 一部ラワン合板t=9底目地貼+ウレタン艶消しクリア

内装・天井ベッドルーム兼セカンドリビング天井

既存野地板・垂木現し

内装・天井WC1天井

既存床板・野地板・垂木現し

内装・天井子供部屋天井

PB=9.5+自主塗装(ミルクペイント)

内装・天井WC2・洗面天井

既存野地板・垂木現し

内装・建具内部建具

ラワンフラッシュ底目地+ウレタン艶消しクリア
ラワンフラッシュ+和紙貼

内装・キッチンキッチン

鉄棚:HALO
キッチン天板:5141 フロスティカリーナ(シーザーストーン)
IHコンロ:CI 262 114(GAGGENAU)
食洗器:DI 250 441(GAGGENAU)
シンク:(松岡製作所)
水栓:JP300401(GROHE)
ソープディスペンサー:KW536159(Tform)
換気扇:FY-6HGC4-S(パナソニック)

内装・浴室ユニットバス

サザナ1717(TOTO)

内装・水廻りWC1手洗いカウンター

和紙貼+ウレタン艶消しクリア

内装・水廻りWC1便器

ネオレストAH1(TOTO)

内装・水廻りWC1手洗

CEL420R(CERA)

内装・水廻りWC1水栓

スパウトVL010P-16(VL911)

内装・水廻りWC2便器

アラウーノS141(パナソニック)

内装・水廻りWC2洗面

フィオレットW=900 Bトラップ+スット混合水栓(サンワカンパニー)

内装・水廻りWC2洗面鏡

ステムズミラーボックスEX W750(サンワカンパニー)

内装・造作家具ダイニング天板

ステンレスt=5バイブレーション仕上

内装・照明フリースペース・キッチン・ダイニング・事務所照明

mob.17(NEW LIGHT POTTERY)
Light Capsule S(Peter Ivy)
(蠣崎マコト)
AH50556(コイズミ照明)
ERD5552BA+RX361NA(遠藤照明)
SDL8305ALL-B-F、FX50-LED3000L24(DNライティング)
MMP-060S(ModuleX)

内装・照明WC1照明

(蠣崎マコト)

内装・照明ベッドルーム兼セカンドリビング照明

Solaris / 200 grey(NEW LIGHT POTTERY)
MMP-060S(ModuleX)

内装・照明子供部屋照明

ペンダントライト Nvy(3RD CERAMICS)
ERD5552BA+RX361NA(遠藤照明)

内装・照明WC2照明

建築ソケット001(建築ソケット)
MMP-060S(ModuleX)

内装・金物WC1金物

紙巻器・タオル掛け(千葉工作所)
鏡(HACOMIDORI)

内装・金物WC2金物

TFP40-B160-002、TFP43-B100-002+TFP43-B300-002(Tform)

内装・設備空調

冷暖房方式:ルームエアコン
換気方式:第3種換気
その他:電気式床暖房

内装・設備給排水

給水方式:上水道直結
排水方式:合流式

内装・設備給湯

給湯方式:エコキュート

外構・床床

延べ石等再利用
コンクリート平板300角

外構・植栽植栽

イロハモミジ

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

蔵楽友美 / FIVESによる、近畿地方の住戸改修「A-HOUSE」。既存の一般住戸に不満と疑問をもつ施主の為に計画、様々な“住まいの機能改善”の要望に綿密なやり取りを重ねて問題を整理、機能と美観を両立した小さなデザインの集積で空間をつくる
  • 757.82
  • 0
  • 14
  • 0
  • 0
atelier umiBlue Wood WorkHACOMIDORIHALOハタノワタルリノベーション事務所住宅店舗兼住宅建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(内装・水廻り)建材(内装・浴室)建材(内装・照明)建材(内装・設備)建材(内装・造作家具)建材(内装・金物)建材(外構・床)建材(外構・植栽)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(外装・照明)滋賀藤田時彦藤田由佳貝出翔太郎鶴園外構店
2021.12.23 Thu 15:15
0
permalink

#ハタノワタルの関連記事

  • 2021.12.21Tue
    川添純一郎建築設計事務所による、兵庫・洲本市の別荘「RIVER SEA」。周辺への影響を抑え機能整理のため建物を3棟に分離し配置、全体を横断して繋ぐ曲線の“path”が内外の境界を曖昧とし、移動する事で異なるシーンが連続する建築を構想
  • 2021.11.08Mon
    Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、東京・北千住の、旧街道に建つ築80年の古民家を改修・増築した飲食店「板垣・辻・場」。“街の風景を残したい”と物件を取得したオーナーの決断に応え、分離発注で地元職人の協力によって進められた、“街と人との結びつきの復興”をも目指す建築
  • 2021.6.01Tue
    村上智也 / BENDSによる、大阪市の「いづる保育園 うつぼ」
  • 2020.11.13Fri
    今津康夫 / ninkipen!による、京都市の医療施設「京都御池メディカルクリニック」
  • view all
view all

#建材(外装・照明)の関連記事

  • 2022.2.21Mon
    大塚亮 / Ryo Otsuka Architectsによる、東京・板橋区の会員制音楽サロン「Maly Koncert」。宅地の旗竿地にて音楽ホール並みの室内音響を確保との要望に、“旗”に主要空間をまとめ気積を最大化し“竿”に進入路と設備を集約し対応、音楽と演奏者・空間が一体化する場所を目指す
  • 2021.12.15Wed
    空間構想+辻昌志建築設計事務所による、東京のテナントビル「内神田三丁目プロジェクト」。環境に合わせるのでなく理想的な将来像を想定した建築設計という思想の下、低層部を街路から直接出入可能とし都市と立体的に繋げ、地域の人情的な界隈性をより濃密とすることを目指す
  • 2021.12.13Mon
    五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄の住宅兼宿泊施設「今帰仁の家」。快適な半屋外の空間をもちホテル運営も想定との要望に、緑化した大屋根下の開放的な広間と屋根を支える最小限の個室によって、通年で豊かな自然を享受できる建築を構想
  • 2021.10.26Tue
    川嶋洋平建築設計事務所による、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続
  • 2021.10.13Wed
    馬場正尊+加藤優一 / OpenAとOSTRによる、佐賀市の、旧校舎を改修した宿泊等の複合施設「SAGA FURUYU CAMP」。設計と運営をセットにしたプロポで選定され、既存詳細を生かし面影を残しつつ地域産木材の積極的活用により、建物自体でエリア価値も表現する
  • 2021.9.13Mon
    小俣裕亮 / new building officeによる、宮城・名取市の港湾地域に建つ「閖上のオフィス」。 震災後に建設された堤防の高さを越える高床式建築とすることで、海を見渡すことを可能とし、再び海辺で過ごすための場所をつくる
  • 2021.8.13Fri
    GROUPによる、東京・新宿区のアートスペース「新宿ホワイトハウスの庭」。様々な変遷を経た磯崎新による初めての建築物の外部空間をバー・カフェ・アートスペースのための庭に作り直す
  • 2021.8.12Thu
    桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、東京・西東京市の住宅「明るい階段室」。空間全体の3分の1を占める大きな階段室が様々な視点や風景を生み出すと共に、環境に対する緩衝空間としても機能
  • 2021.1.28Thu
    中本尋之 / FATHOMによる、広島市の、カラー専門店「COLOR STAND」
  • 2020.12.01Tue
    OSTR / 武井良祐+太田翔による、東京・文京区の「湯島の住宅」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    46,907
    • Follow
    55,343
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job更新】 “居心地が良く静けさのある空間”を心がける「遊空間設計室」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中

    ap job 【ap job更新】 “居心地が良く静けさのある空間”を心がける「遊空間設計室」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中

    architecture|job
    建築求人情報
    【ap job更新】 “居心地が良く静けさのある空間”を心がける「遊空間設計室」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中
    【ap job更新】 “居心地が良く静けさのある空間”を心がける「遊空間設計室」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中土太郎の家
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    “居心地が良く静けさのある空間”を心がける「遊空間設計室」の、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    現在、当事務所では個人住宅の他、別荘のリノベーション等のプロジェクトが進行中です。

    1、2級建築士の有資格者、設計・監理の実務経験のある方はもちろん、資格取得予定者や将来独立を考えている方、建築大好きな方、特に住宅設計に関心のある方を広く募集しています。

    当事務所が心がけている「居心地が良く静けさのある空間」、「美しく豊かな居住空間」、敷地全体、室内外を丁寧にデザインし、その一軒から街並をより良くしていこうとする建築創りに共感していただける方、共に設計活動を楽しめる方の応募をお待ちしております。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    • 0
    • 0
    • 0
    • 0
    建築求人情報
    2021.12.23 Thu 13:11
    0
    permalink
    ギゴン / ゴヤーによる、スイス・キュスナハトの集合住宅。1階に商業テナント上4層に住戸という構成で、施主の要望に応える突き出たバルコニーを外観の特徴とする、旧建物のキャラクターを反映したアルミニウム波板ファサードの建築

    270.65 ギゴン / ゴヤーによる、スイス・キュスナハトの集合住宅。1階に商業テナント上4層に住戸という構成で、施主の要望に応える突き出たバルコニーを外観の特徴とする、旧建物のキャラクターを反映したアルミニウム波板ファサードの建築

    architecture|feature
    ギゴン&ゴヤースイス図面あり集合住宅
    ギゴン / ゴヤーによる、スイス・キュスナハトの集合住宅。1階に商業テナント上4層に住戸という構成で、施主の要望に応える突き出たバルコニーを外観の特徴とする、旧建物のキャラクターを反映したアルミニウム波板ファサードの建築 photo©Seraina Wirz
    ギゴン / ゴヤーによる、スイス・キュスナハトの集合住宅。1階に商業テナント上4層に住戸という構成で、施主の要望に応える突き出たバルコニーを外観の特徴とする、旧建物のキャラクターを反映したアルミニウム波板ファサードの建築 photo©Seraina Wirz
    ギゴン / ゴヤーによる、スイス・キュスナハトの集合住宅。1階に商業テナント上4層に住戸という構成で、施主の要望に応える突き出たバルコニーを外観の特徴とする、旧建物のキャラクターを反映したアルミニウム波板ファサードの建築 photo©Seraina Wirz

    ギゴン / ゴヤーが設計した、スイス・キュスナハトの集合住宅「Residential Building in Küsnacht, Switzerland」。1階に商業テナント上4層に住戸という構成で、施主の要望に応える突き出たバルコニーを外観の特徴とする、旧建物のキャラクターを反映したアルミニウム波板ファサードの建築です。

    こちらは建築家によるテキストの翻訳

    スイスのキュスナハトの中心部にある、20世紀初頭の金属工場に隣接した住宅の相続人は、新しい居住用建物を建てることにしました。

    5階建ての建物に、平屋建ての別棟が隣接しており、狭い敷地を最大限に利用しています。正面の道路に面した部分には樹木を植え、駐車スペースも緑化しています。1階は柔軟な商業用途に対応し、公共スペースに面しています。奥にある共有の庭には、上の階からの階段とアネックスのテラスからアクセスできるようになっています。地上3階には2.5LDKと3.5LDKのユニットを配置。最上階の広々とした住戸は、セットバックしており、前後3.5室で構成されています。中央の階段の吹き抜けに加え、エレベーターで直接フラットにアクセスすることができます。地下1階には、居住者と商業テナントのための収納スペース、共用のランドリールーム、ゲスト用の小フラットがあります。

    高齢者向けであること、チューリッヒ湖の眺望に加え、共有スペース、フラットの屋外スペース、庭への直接アクセスなどが、クライアントにとって重要な要素でした。長方形の建物は、片側に別棟、南側と西側に風車のように突き出たバルコニーを配置することで、その特徴的な形状を表現しています。
    広々とした空間を確保するために、グランドプランは開放的にデザインされています。ファサードに沿った各部屋は、フルハイトのスライディングドアで結ばれ、それぞれ違った表情を見せます。また、センターキッチンとウォールクローゼットを間仕切りのように配置し、間取りを構成しています。床はオーク材、天井はコンクリート打ち放しで、ロフトのような雰囲気を演出しています。

    角の丸い建物を覆うのは、繊細な構造のアルミニウム波板のファサードです。バルコニー、階段、床から天井まであるオーク材の窓の翼には、穴のあいた手すりが取り付けられています。波板は階数に応じて縦に分割され、バルコニーをボリュームと一体化させ、スチール階段から庭へと導くようなデザインになっています。ファサードの素材は、住居と作業場が混在する旧建物の特徴を反映しています。

    • 残り19枚の写真と建築家によるテキスト
    • 270.65
    • 0
    • 5
    • 0
    • 0
    ギゴン&ゴヤースイス図面あり集合住宅
    2021.12.23 Thu 08:11
    0
    permalink
    スノヘッタ+竹中工務店による、東京・渋谷の、コワーキングスペース「Pangea Digital Garage」。筆の跡から着想を得た“スーパーファニチャー”を中心に据え、この家具が施設の諸機能や個々の作業空間を包含、日常の交流を通じ大きなヴィジョンへとユーザーを導く

    1,108.50 スノヘッタ+竹中工務店による、東京・渋谷の、コワーキングスペース「Pangea Digital Garage」。筆の跡から着想を得た“スーパーファニチャー”を中心に据え、この家具が施設の諸機能や個々の作業空間を包含、日常の交流を通じ大きなヴィジョンへとユーザーを導く

    architecture|feature
    シェアオフィススノヘッタナカサ&パートナーズ東京渋谷渋谷区竹中工務店
    スノヘッタ+竹中工務店による、東京・渋谷の、コワーキングスペース「Pangea Digital Garage」。筆の跡から着想を得た“スーパーファニチャー”を中心に据え、この家具が施設の諸機能や個々の作業空間を包含、日常の交流を通じ大きなヴィジョンへとユーザーを導く photo©Nacasa & Partners
    スノヘッタ+竹中工務店による、東京・渋谷の、コワーキングスペース「Pangea Digital Garage」。筆の跡から着想を得た“スーパーファニチャー”を中心に据え、この家具が施設の諸機能や個々の作業空間を包含、日常の交流を通じ大きなヴィジョンへとユーザーを導く photo©Nacasa & Partners
    スノヘッタ+竹中工務店による、東京・渋谷の、コワーキングスペース「Pangea Digital Garage」。筆の跡から着想を得た“スーパーファニチャー”を中心に据え、この家具が施設の諸機能や個々の作業空間を包含、日常の交流を通じ大きなヴィジョンへとユーザーを導く photo©Nacasa & Partners

    スノヘッタ+竹中工務店による、東京・渋谷の、コワーキングスペース「Pangea Digital Garage」。筆の跡から着想を得た“スーパーファニチャー”を中心に据え、この家具が施設の諸機能や個々の作業空間を包含、日常の交流を通じ大きなヴィジョンへとユーザーを導くことが構想されました。

    こちらは建築家によるテキストの翻訳

    東京・渋谷の全く新しい複合ビル内にあるデジタルガレージの静かなコワーキングスペースは、10階下の賑やかな地域と対照的なサンクチュアリを作り出しています。この新しいコワーキングスペースは、デジタルガレージの世界中の他のオフィス拠点における将来のコワーキングスペースのインスピレーションとなるような場所として作られました。

    かつて一つの大陸だったパンゲアは、コンセプトの出発点であり、デジタルガレージの新しいコワーキングスペースの名前にもなっています。デジタルノマドのためのブティックオフィススペースとして、地理的、政治的、国家的な構成が障害とならなかった時代と場所を記念しているのです。

    会社の名前の由来はデジタルでありながら、ドライバーと協力者は物理的な空間に住み、有形なフォームと相互作用しているのです。このコワーキングスペースは、デジタルワークと、喚起的でインタラクティブな物理的形状を一体化させることを目的としています。筆の跡から着想を得た「スーパーファニチャー」が、オフィススペースの中心を構成しています。触覚と流動性のメタファーとして構築されたこの家具は、コワーキングスペースの中核となるすべての機能、受付、円形劇場、電話ボックス、ミーティングスペース、個々のワークスペースを包含しています。また、この家具は、コワーキングスペースや他のユーザーとの日常的な交流を通じて、より大きなヴィジョンへとユーザーを導きます。

    杉の木で作られた家具は、スパイシーで心地よい自然の香りを空間に残します。キャビネットはリノリウムで、壁はアコースティックバックのウールテキスタイルで、富士山のピクセルのように組み合わされています。晴れた日には、建物の中から地平線上にある象徴的な富士山を見ることができます。

    暗い壁や床に暖かみを与える光のスカイドームは、534個の電球が組み合わされ、天井に曲線を描いています。電球は一定の高さに配置され、人が集まりやすい場所は天井が高く、より集中できるワークスペースがある場所は低く感じられるように工夫されています。また、電球だけでなく、会場のいたるところに隠蔽型の照明が設置されています。

    渋谷のデジタルガレージは、デジタルノマドのための触覚的でソーシャルな空間を作り出し、デジタルとフィジカルな世界を結びつけるワークスペースとして、国境や文化の違いを超えて人々を結びつけています。

    スノヘッタは、統一感のあるスーパーファニチャーと、すべてをひとつにつなぐというアイデアに触発され、パンゲアのロゴもデザインしました。メインロゴは、ファサード、ビル内のサインや案内板、ホームページのレターヘッドなどに使用されています。このロゴは、広いビジュアル・ユニバースに貢献するものなのです。

    • 残り9枚の写真と建築家によるテキスト
    • 1,108.50
    • 0
    • 19
    • 0
    • 1
    シェアオフィススノヘッタナカサ&パートナーズ東京渋谷渋谷区竹中工務店
    2021.12.23 Thu 07:00
    0
    permalink
    2021.12.22Wed
    • 【ap job更新】 用途種別や建築形式を問わず設計に取り組む「鹿嶌信哉+佐藤文/K+Sアーキテクツ」が、設計スタッフを募集中
    • 【ap job更新】 株式会社 北園空間設計が、設計スタッフ(新卒・既卒・実務経験者)の正社員を募集中
    • 五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅兼工房「真謝原の家」。豊かな自然の中の開放的な住まいの要望に、必要諸室の機能と面積を決め“開放的な広間”と“シェルター”の空間に分け計画、自然から身を守り風土に寄り添い暮らせる建築をつくる
    • ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの、複合ビル「Hotel and Office Building Greencity」。工業団地の開発の一環として計画、ホテルとオフィスをプログラムとし、ファサードの構成要素の意匠で両方に適した印象を与える
    2021.12.24Fri
    • 【ap job更新】 らいおん建築事務所が、建築設計技術専門職スタッフとまちづくり専門職スタッフを募集中
    • 岡山泰士+森田修平+仲本兼一郎 / STUDIO MONAKAによる、京都市の、設計者の自邸「森田邸」。将来的に“小商い”を行いたいとの要望に、建物をほぼ中央配置することで敷地内に“余白”を確保、平面計画にも将来を見越した空間を組み込む
    • TAKT PROJECTによる、宮城・仙台市の、自社のサテライトオフィス「TOHOKU Lab」。“つくる”と“考える”に専念し未知の“何か”にアプローチする空間として構想、素材と用途の境界線上に存在するオブジェクトを配置することで、利用する人間の創造性を引き出すことを意図
    • 【ap job更新】 BIG・隈研吾事務所出⾝の神⾕修平 率いる「カミヤアーキテクツ」が、社員および有給インターンを募集中
    • ギゴン / ゴヤーによる、スイス・チューリッヒの「ローザウ・オフィスビル」と「ヴィラ・ローザウの改修」。隣接した二棟の建築で、新築オフィスビルは都市構造を意識した量塊と庭園の既存フェンスデザインを参照したファサードを特徴とし、19世紀築のヴィラは外観の保存修復と内部の刷新が行われる

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    46,907
    • Follow
    55,343
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter(β)

    メールマガジンで更新情報を配信を予定しています。
    ただいま事前登録受付中。

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink
    -1
    -1
    -1
    -1

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white