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MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現
image©MVRDV+GRAS

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スペインMVRDV複合施設グラス・アルキテクトスマヨルカ島
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS
MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS

MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、スペイン・マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」です。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現します。

こちらはリリーステキストの翻訳

カラフルで多様な複合施設のマスタープランが、マヨルカの文化的地区を蘇らせる

MVRDVとスペインの共同建築家グラス・アルキテクトスは、マヨルカ島パルマのエル・テレーノ地区を変革しています。この計画では、既存の4つの建物を改修し、新たに3つの建物を追加することで、エル・テレーノを活気に満ちた、緑豊かで持続可能な住宅地として再活性化させることを目指しています。それぞれの建物は、色や素材、屋根の形などから独自の個性を持ち、地中海のライフスタイルに調和する独特の空間を形成しています。

港に近いゴミラ広場を中心とするエル・テレーノは、パルマで最も歴史ある地区のひとつです。1990年代までは文化の中心地として、多くの有名な芸術家や作家が住み、ボヘミアンなナイトクラブではジミ・ヘンドリックス、レイ・チャールズ、トム・ジョーンズなどのミュージシャンによる有名な演奏が行われ、ナイトライフでも知られていたのです。しかし、近年は長い間放置され、衰退の一途をたどっていました。マヨルカの靴ブランド、カンペールのオーナーであるフルクサ・ファミリーは、広場の周辺にある一連の区画を購入し、MVRDVとGRASに、伝統と革新と創造性の融合というカンペールの哲学を反映したリニューアル計画の開発を依頼したのです。「プロジェクト・ゴミラ」と名付けられた設計は、多くのマヨルカの人々の記憶に残るこの地区の本質を取り戻すことを目的としています。

7棟の建物はそれぞれ異なる色と素材でできており、周辺地域で働く住民のために、さまざまなスタイルとサイズの60戸の賃貸住宅と、追加の商業スペースが追加されています。地中海の太陽に照らされた鮮やかな色彩は、この地域の活気と若々しさを表現しています。レストランやバーなどの施設は公共のものであり、プールなどの施設は計画内のすべての建物の居住者が利用できるようになっています。

プロジェクト・ゴミラのうち5棟は、すでに建設中です。最も大きな建物は、建築家ペレ・ニコラウが1979年に設計した「ゴミラ・センター」を改修したもので、アンサンブルの中心的存在となっています。また、第1期には、のこぎり歯の屋根を持つ青い長屋「ラス・ファブリ・カサス」、赤いタウンハウス「ラス・カシタス」、土でできたサステイナブルなアパート、そしてゴミラ広場に隣接し、既存の建物を改造した緑の建物「ラ・プラザ」が含まれます。黄色い「カサ・バージニア」と、ゴミラセンターの隣にある小さな建物は、いずれも近隣の既存建物を改築したものです。

MVRDVの設立パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは言います。
「新しい建物と再利用された建物を混在させることで、輝かしい過去とのつながりを維持しながら、この地域を活性化します」「ゴミラ・センターの改修は、循環の原則に沿って建物を再利用することで、環境的に持続可能であるだけでなく、この地域の歴史を思い起こさせるものでもあります」

MVRDVの設立パートナーであるヴィニー・マースはこう付け加えます。
「私たちは、すべての人がくつろげるような、社会的で人間的な地域を作りたかったのです」「テラコッタやアースカラーから鮮やかなブルーやレッドまで、太陽の光が降り注ぐマヨルカ島にふさわしいカラーパレットを採用しました。屋根は、階段状、傾斜状、ギザギザの切妻など、さまざまな形にカットされているため、多様で、かつ認識しやすい地区を作り出しています」

グラス・アルキテクトスの創設者でパルマ出身のギジェルモ・レイネスは言います。
「このプロジェクトは建築や建物のデザインにとどまりません」「このプロジェクトは、コミュニティーの感覚、『ゴミラへの帰属意識』を生み出します。それは、この街で長い間欠けていたものですが、パルマの人々の記憶の中には常に存在していたものです。これはまたとない機会であると同時に、大きな責任を伴う挑戦でもあるのです」

フルクサ・ファミリーは述べます。
「プロジェクト・ゴミラは、単なる建物の集合体ではなく、ユニークな住宅プロジェクトを含む、効果的な官民合同事業によって近隣に付加価値を与えるコンセプトです」「1950年代から1980年代にかけて、前衛的なナイトライフの中心地であったこの場所は、徐々に老朽化し、その存在感は薄れていきました。そのアイデンティティを取り戻すものです」

ゴミラの建物は、パッシブハウスの原則に従って設計されており、高い熱効率と、シャッターやクロスベンチレーションなどのパッシブな気候制御対策により、必要なエネルギーを削減することができます。マヨルカの長い日照時間を利用するため、屋上にはソーラーパネルが設置され、熱回収システムにより建物のエネルギー消費量をさらに削減します。材料は可能な限り地元で調達し、建設に伴って発生する二酸化炭素を削減します。


以下の写真はクリックで拡大します

MVRDVとグラス・アルキテクトスによる、マヨルカ島の複合施設「Project Gomila」。カンペール創業家の依頼で島の文化地域を活性化する計画で、賃貸住宅や商業空間が入る既存改修含む7棟を建設、新旧を混在させ歴史を継承しつつこの場所らしい色彩で個性を表現 image©MVRDV+GRAS
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以下、建築家によるテキストです。


A colourful, diverse, mixed-use masterplan revives a cultural neighbourhood in Mallorca

MVRDV and Spanish co-architects GRAS Reynés Arquitectos are transforming the neighbourhood of El Terreno in Palma, Mallorca. The plan renovates four existing buildings and adds three new ones to reinvigorate El Terreno as a vibrant, green, sustainable residential neighbourhood. Each of the buildings have their own unique character derived from their colours, materials, and rooflines, together forming a distinctive place that is in tune with the Mediterranean lifestyle.

Centred around Plaza Gomila, close to the city’s harbour, El Terreno is among Palma’s most historic neighbourhoods. Until the 1990s, it was a cultural hub – home to many of the city’s famous artists and writers and known for its nightlife, with famous performances by musicians such as Jimi Hendrix, Ray Charles, and Tom Jones in its bohemian nightclubs. However, it has recently seen a long period of neglect and decline. The Fluxà Family, owners of the Mallorca-based Camper shoe brand, purchased a series of neighbouring plots around the Plaza and asked MVRDV and GRAS to develop a renewal plan that echoed Camper’s philosophy of combining heritage with innovation and creativity. The resulting designs, collectively named Project Gomila, aim to recover the essence of a neighbourhood that occupies a lasting place in the memory of many Mallorcans.

The seven diverse buildings, each executed in a different colour and material, add 60 rental homes in a variety of styles and sizes intended for local inhabitants who work in the surrounding area, as well as additional commercial space. The many bright colours, emphasised by the Mediterranean sun, advertise the vibrancy and rejuvenation of the neighbourhood. Each of the buildings brings not only its own character, but also unique amenities, with facilities such as restaurants and bars being public while amenities such as pools are accessible to residents of all buildings within the plan.

Five of the buildings of Project Gomila are already under construction. The largest building, at the heart of the ensemble, is the Gomila Center, a renovation of a 1979 design by architect Pere Nicolau. Also included in the first phase is Las Fabri-Casas, a set of blue row houses with a saw-tooth roof, the red townhouses known as Las Casitas, a sustainable apartment building built in rammed earth and, directly adjacent to Plaza Gomila, the green building simply named La Plaza, which transforms an existing building. A later phase will add two further buildings to the ensemble: the yellow Casa Virginia, and a small construction next to the Gomila Center, both renovations of existing neighbourhood buildings.

“By mixing new buildings and reused structures, we rejuvenate the neighbourhood while maintaining the connection to its illustrious past”, says MVRDV founding partner Jacob van Rijs. “Renovating the Gomila Center is not only ecologically sustainable, reusing the building in line with principles of circularity, but also offers a reminder of the history of the area.”

“We wanted to create a social, human neighbourhood in which all people would feel at home”, adds MVRDV founding partner Winy Maas. “The colour palette matches the sunny Mallorca, from terracotta and earth tones to bright blue and red. Because the roofs are cut in different ways – one stepped, one sloped, one with jagged gables – a diverse, recognisable district is created.”

“The project goes beyond architecture or building design”, says Guillermo Reynés, the founder of GRAS Reynés Arquitectos and a native of Palma. “It creates a sense of community, a ‘Gomila belonging’ – something that has been missing for a long time in this part of the city but that has always been present in the memory of generations of Palmesanos. It is a unique opportunity, and a challenge that also brings a lot of responsibility.”

“Project Gomila is not just a mass of buildings; it is a concept that adds value to the neighbourhood via an effective public-private venture, including a unique residential housing project”, says the Fluxà family. “It restores the identity of the community square, which was a centre of avant-garde nightlife from the 1950s to the 1980s before slowly deteriorating and fading from relevance.”

The Gomila buildings have been designed according to Passive Haus principles, with high thermal efficiency and passive climate control measures such as shutters and cross ventilation to reduce energy needs. To utilize the many sun hours of Mallorca, solar panels are added to rooftops while heat recovery systems further reduce the buildings’ energy consumption. Materials will be sourced locally wherever possible, reducing the carbon produced by the construction.

■建築概要

Project Name: Project Gomila
Location: Palma, Mallorca, Spain
Year: 2018-2023
Client: Doakid & Forch Med
Size and Programme: 15,000m2 – Residential & commercial, including common spaces & amenities ───
Credits Architect: MVRDV + GRAS Reynés Arquitectos
Founding Partner in charge: Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries Partner: Fokke Moerel Design Team: Jose Ignacio Velasco Martin, Jonathan Schuster, Samuel Delgado, Mathias Pudelko, Marek Nosek, Jonas Andresen, Alicja Pawlak, Simone Costa, Ranmalie Mataraarachchi, Carl Jarneving
Images: © MVRDV + GRAS
Copyright: MVRDV Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries
───
Partners: Co-architect: GRAS Reynés Arquitectos (Guillermo Reynes, Mayca Sánchez Carvajal, Alejandro Domingo Leal, Mikolaj Zajda)
Contractors: Ferratur, Bibiloni, Tarraco
Structural engineering, MEP, & Cost calculation: Engass
Graphic Design: Mario Eskenazi, Arauna Studio

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    スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真
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    4月7日(木)
    architecture|exhibition
    建築展ToLoLo studioE2A
    スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真 photo©ToLoLo studio
    スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真 photo©ToLoLo studio
    スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場写真 photo©ToLoLo studio

    スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」の会場1(丸の内)会場写真です。東京都内の4カ所の会場で分散開催されます。会期は2022年3月18日~4月7日。入場料は無料です。福岡と京都への巡回展やオンライン講演会も企画されており、その情報はこちらに掲載されています。主催は日瑞建築文化協会です。

    E2Aとは、実の兄弟であるピート・エッカートとヴィム・エッカートによって2001年に設立されたスイス、チューリヒを拠点とする建築設計事務所です。

    彼らの仕事の舞台はヨーロッパ全域に及び、その内容も公共建築や文化的活動、企業との共同や商業活動、さらに住宅設計と多岐にわたります。2001年の設立以降、ピートとヴィムのエッカート兄弟が手がけた建物はこれまでに40件以上が実現されています。

    初期の主要プロジェクトとしては、キルヒベルクのブロエルベルク住宅地(2003年)やマイレンのテラスハウス(2005年)など、チューリヒ周辺の住宅作品が挙げられます。事務所では設立以降常に国内外のコンペティションやスタディで成功を収めてきました。

    近年では複数の公共プロジェクトが竣工しており、中でも最近の物としてはベルリンのtazNeubau(ターゲスツァイトゥング新聞社)編集本部が挙げられます。今後では、直近のコンペ優勝作であるブレーメン大学の講堂及び会議場が2027年に竣工予定です。

    また、2022年にはチューリヒにおいて水上警察署とホーファッカー小中学校が完成します。

    ピート・エッカートは1994年、ヴィム・エッカートは1995年にスイス連邦工科大学チューリヒ校を卒業後、1994年から97年にかけてロッテルダム、ロサンゼルス、ソウルにおいてオランダの建築設計事務所OMAと協働しました。兄弟はこれまで、ハンブルグ・ハーフェンシティ大学(HCU)、アカデミア・ディ・アーキテトゥーラ、メンドリーシオのスイス・イタリア大学(USI)、ドイツのドルトムント工科大学などの複数の学校や大学において教鞭をとっています。

    リリーステキストより
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    2022.3.18Fri
    • 玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、兵庫の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR尼崎DC KLÜBB エリア」。テナント誘致や人材確保に加え企業理念の観点から作られ、様々な居心地の場を提供する“円弧状の垂れ壁”で構成した休憩ラウンジ、子供の遊びを喚起する“まだら模様の床”を持つ託児所を設計
    • 【ap job更新】 建材の開発やリノベーション等を手がける「株式会社TOOLBOX」が、“設計施工”と“空間デザイン”に関わる其々のスタッフを募集中
    • 【ap job更新】 伝統工芸を取り入れ、選ぶのではなく造る建築を目指す「株式会社 シオ建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)を募集中
    • カンミレと橋本圭央と白石圭による、東京・足立区の住宅改修「西新井のいえ」。設計者の両親の終の住処として計画、旧居での生活を観察する過程で庭の役割を認識し“時間地理学”を援用して計画に反映、お互いの領域が緩やかに繋がる“時間―空間としての庭”を再構成
    • Atelier Asami KazuhiroとnmstudioとStudio GROSSによる、東京・荒川区の、アート中心の複合施設「OGU MAG +」。店舗付共同住宅を地域住民との対話を通し活用を模索し改修、十字壁追加で間口を保ちつつ耐震補強と空間の緩やかな分節を実現、開かれた“まちの新たな居場所”を目指す
    2022.3.20Sun
    • 【ap job更新】 設計した自社オフィスが国際的な建築賞も受賞する「R/URBAN DESIGN OFFICE」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中
    • デザイナーのイヴ・ベアールによる、TEDでのトーク「サーフボードはどのように自然と我々を結びつけるのか」の動画(日本語字幕付)
    • アメリカ西海岸に掛かる、1937年竣工の橋“ゴールデン・ゲート・ブリッジ”の建設過程を解説するTEDの動画「不可能だったものを建てる」(日本語字幕付)

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