上林剛典 / platが設計した、東京・原宿の店舗「RESTAURANT U」です。
若者が集まる通りに面する飲食店の内装計画、街と店の距離感を近づける事を目指して室内のカウンターが外に飛出るデザインを考案、内部では客と店員が交錯する動線設計を意図的に行い自然な交流を促しました。
東京、原宿の若者が集うストリートに位置するヴィーガンレストラン・カフェのインテリアデザインである。
1Fは奥にキッチンを、手前にゲストを迎える設えであるが、まるでキッチンの延長かのような銅板カウンターが建物内部から前面のストリートまで染み出ることで、街とお店の距離感を近づける計画にした。
空間の奥から手前まで、造形が横たわることで、動線に問題が生じる。その動線と造形が絡み合う関係をつくれないか検討した。
本来であれば、あまり好ましくない動線ではあるものの、お店のコンセプトである人・動物・地球にやさしいボーダレスな取り組みからゲストが造形を横切る動線計画を提案した。
この動線によって、ゲストとスタッフの間で自然な会話が生まれることを期待した。ひとつの造形が人や街に及ぼす影響を自ら感じた設計であった。
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以下、建築家によるテキストです。
東京、原宿の若者が集うストリートに位置するヴィーガンレストラン・カフェのインテリアデザインである。
1Fは奥にキッチンを、手前にゲストを迎える設えであるが、まるでキッチンの延長かのような銅板カウンターが建物内部から前面のストリートまで染み出ることで、街とお店の距離感を近づける計画にした。
空間の奥から手前まで、造形が横たわることで、動線に問題が生じる。その動線と造形が絡み合う関係をつくれないか検討した。
本来であれば、あまり好ましくない動線ではあるものの、お店のコンセプトである人・動物・地球にやさしいボーダレスな取り組みからゲストが造形を横切る動線計画を提案した。
この動線によって、ゲストとスタッフの間で自然な会話が生まれることを期待した。ひとつの造形が人や街に及ぼす影響を自ら感じた設計であった。
■建築概要
作品名:RESTAURANT U
場所:東京
用途:レストラン・カフェ
設計:上林剛典 / plat
施工:Bucks
照明デザイン:ModuleX
竣工:2019年10月
1F床面積:53.6㎡ / 2F床面積:60.2㎡
撮影:Naomi Circus