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ザハ・ハディド事務所による、中国の「精河新城文化芸術センター」。科学技術ハブとして発展する都市に計画。地域の蛇行する渓谷を想起させる形態を考案。街を繕うように異なる用途の地区を結び付け人々を集める
image©ATCHAIN

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ザハ・ハディド文化施設中国
ザハ・ハディド事務所による、中国の「精河新城文化芸術センター」。科学技術ハブとして発展する都市に計画。地域の蛇行する渓谷を想起させる形態を考案。街を繕うように異なる用途の地区を結び付け人々を集める image©ATCHAIN
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ザハ・ハディド・アーキテクツがコンペに勝利した、中国の「精河新城文化芸術センター」です。
科学技術ハブとして発展する都市に計画されました。建築家は、地域の蛇行する渓谷を想起させる形態を考案しました。建築が街を繕うように異なる用途の地区を結び付け人々を集める事も意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳

ザハ・ハディド・アーキテクツが精河新城文化芸術センターを設計

ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は、精河新城文化芸術センターのデザインコンペティションで勝利しました。

精河新城は、中国陝西省西安の北に位置する科学技術ハブとして発展しています。新しい科学研究機関に支えられ、環境への配慮から、新エネルギーや新素材、人工知能、航空宇宙を中心とした産業開発の中心地となりつつあります。

陝西省の山々と風景の中を流れる精河の蛇行した渓谷をイメージした精河新城文化芸術センターは、市の精河湾学術科学技術革新地区に位置しています。

このセンターのデザインは、市の既存の都市マスタープランと絡み合い、精河大通りの北側にある新しいマルチメディアライブラリーと、南側にある新しい舞台芸術劇場、多機能ホール、スタジオ、展示ギャラリーを、8車線の大通りの下にある高架の中庭、庭園、小道でつないでいます。

なだらかなスロープは、この地区の高架歩道のネットワークへのゲートウェイとなり、センターは街を縫うように商業・住宅地区と南の公園や川を結び、同時に街の人々をビルの中心に集め、地下鉄の計画駅に直接アクセスすることができます。

この設計は、中庭や風景と相互接続する一連の流れるようなヴォリューム、層、表面として構成され、地域社会のための一連の内部および外部の文化・レクリエーション空間を定義しています。

マルチメディアライブラリーのテラスは、天窓のあるフルハイトのアトリウムを見下ろし、個人や集団の研究のための様々な公共読書ゾーンを提供します。この図書館は、印刷された出版物と没入型バーチャルリアリティ技術を統合し、学習の境界を広げ、知識の交換を豊かにするものです。

大通りの南側に位置する舞台芸術劇場は、450人を収容し、さまざまなタイプのイベントに対応できます。多機能ホール、スタジオ、ギャラリーは、劇場の周りに積み重ねて配置され、アクセス性と学際的なコラボレーションを強化するために設計された公共エリアを共有しています。

日射解析と適切な敷地計画により、温暖な精河新城の気候の中で、自然換気と昼光の利用を最適化しています。太陽光発電パネルと雨水収集システムを導入し、リサイクル率の高い地元産の材料を優先的に使用して、中国のグリーンビルディングプログラムの3つ星認証を取得する予定です。


以下の写真はクリックで拡大します

ザハ・ハディド事務所による、中国の「精河新城文化芸術センター」。科学技術ハブとして発展する都市に計画。地域の蛇行する渓谷を想起させる形態を考案。街を繕うように異なる用途の地区を結び付け人々を集める image©ATCHAIN
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ザハ・ハディド事務所による、中国の「精河新城文化芸術センター」。科学技術ハブとして発展する都市に計画。地域の蛇行する渓谷を想起させる形態を考案。街を繕うように異なる用途の地区を結び付け人々を集める image©ATCHAIN

以下、リリーステキストです。


ZHA to design Jinghe New City Culture & Art Centre

Zaha Hadid Architects (ZHA) has been named winner of the competition to design the Jinghe New City Culture & Art Centre.

Jinghe New City is growing as a science and technology hub north of Xi’an in China’s Shaanxi province. Supported by new scientific research institutes and driven by environmental considerations, the city is becoming a centre for developing industries focussing on new energy and materials, artificial intelligence and aerospace.

Echoing the meandering valleys carved by the Jinghe River through the mountains and landscapes of Shaanxi province, the Jinghe New City Culture & Art Centre is located within the Jinghe Bay Academician Science & Technology Innovation district of the city.

The centre’s design intertwines with the city’s existing urban masterplan to connect the new multimedia library to the north of Jinghe Avenue with the new performing arts theatre, multi-function halls, studios and exhibition galleries to the south via elevated courtyards, gardens and paths that span the avenue’s eight lanes of traffic below.

With gently sloping ramps providing a gateway to the district’s network of elevated public walkways, the centre weaves through the city to link its commercial and residential districts with the parks and river to the south, while also bringing the city’s residents into the heart of the building and providing direct access to the planned metro station.

Organized as a series of flowing volumes, layers and surfaces interconnecting with courtyards and landscapes, the design defines a sequence of interior and exterior cultural and recreational spaces for its community.

The multimedia library’s terraces overlook its full-height atrium with diffusing skylights to provide a variety of public reading zones for individual and collective research. The library will integrate print publications together with immersive virtual reality technologies that expand the boundaries of learning and enrich the exchange of knowledge.

Located on the southern side of the avenue, the performing arts theatre accommodates 450 people and can be adapted for many types of events. The multi-function hall, studios and galleries are stacked and arranged around the theatre to share public areas designed to enhance accessibility and inter-disciplinary collaboration.

Solar irradiation analysis and responsive site planning optimise the centre’s use of natural ventilation and daylight in the mild temperate climate of Jinghe New City. Incorporating photovoltaic panels for on-site power generation together with rainwater collection, the centre’s construction will prioritise locally-produced materials with a high recycled content to achieve a 3-star certification in China’s Green Building program.

■建築概要

Project Competition Team
Architect: Zaha Hadid Architects (ZHA)
ZHA Principal: Patrik Schumacher
ZHA Commercial Director: Charles Walker
ZHA Project Director: Satoshi Ohashi
ZHA Associate Director: Yang Jingwen
ZHA Project Architect: Nan Jiang
ZHA Project Team: Sanxing Zhao, Lianyuan Ye, Shaofei Zhang, Qiyue Li, Shuchen Dong, Yuan Feng, Congyue Wang, Yuling Ma, Yanran Lu
ZHA Sustainability: Carlos Bausa Martinez, Bahaa Alnassrallah, Aditya Ambare
───
Consultants
Structure: RBS
Regulation and technical consultant: China United Northwest Institute for Engineering Design & Research Co

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    photo©CAn

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    architecture|feature
    CAn永賢組長谷川家具GAヤマザキ設備計画寺戸巽海構造計画工房建材(外装・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)宇野享図面あり愛知安東陽子名古屋商業ビル上田宏
    宇野享 / CAnによる、愛知・名古屋市の「HASE-BLDG.3」。市街地に建つテナントビル。店子の交流を生み良い雰囲気でお客を引き込む事を目指し、各階共用部に多目的な場を備えた立体的な路地空間を構築。内部はフロアの組合せで幅広い賃貸面積の選択肢を提供 photo©上田宏
    宇野享 / CAnによる、愛知・名古屋市の「HASE-BLDG.3」。市街地に建つテナントビル。店子の交流を生み良い雰囲気でお客を引き込む事を目指し、各階共用部に多目的な場を備えた立体的な路地空間を構築。内部はフロアの組合せで幅広い賃貸面積の選択肢を提供 photo©上田宏
    宇野享 / CAnによる、愛知・名古屋市の「HASE-BLDG.3」。市街地に建つテナントビル。店子の交流を生み良い雰囲気でお客を引き込む事を目指し、各階共用部に多目的な場を備えた立体的な路地空間を構築。内部はフロアの組合せで幅広い賃貸面積の選択肢を提供 photo©上田宏

    宇野享 / CAnが設計した、愛知・名古屋市の「HASE-BLDG.3」です。
    市街地に建つテナントビルの計画です。建築家は、店子の交流を生み良い雰囲気でお客を引き込む事を目指し、各階共用部に多目的な場を備えた立体的な路地空間を構築しました。また、内部はフロアの組合せで幅広い賃貸面積の選択肢を提供します。

    HASE-BLDG.3では、店子間の交流が生み出すアットホームな雰囲気が来訪者を引き込み、やがて建物全体がひとつのコミュニティに成長していくような場をつくりたいと考えた。

    建築家によるテキストより

    HASE-BLDG.3は、各階を約4.5mの階高に設定した5階建ての雑居ビルである。各階の外部は2層、内部は2層または3層のスキップフロアとなっている。外部は踊り場とテラスが下階の庇を兼ねた立体的な回遊路となり、内部は層間竪穴区画の階段を設ければ、全フロアを上下移動できるシークエンシャルな建築にもなる。つまり、内部空間はスキップフロアを上下何層まで繋ぐか、隔てるかによって、貸床面積の幅広い選択肢が生まれることになる。

    建築家によるテキストより

    また、緑に覆われた建築にしたいという施主の要望を踏まえ、道に面したテラスや踊り場に小さな庭を設けた。小さな庭や鉢植えが四季折々に表情を変えて各階の店先を彩る。人工芝張りの階段に腰かけて談笑したり、テラスの水場を使いお茶を飲んだり、店子が思い思いにその場の使い方を楽しんでいる様子が人々を惹きつける。道行く人々が階段を上がってみたくなり、その先の空間に行ってみたくなるような、立体的な路地空間をもつ建築の提案である。

    建築家によるテキストより
    • 残り26枚の写真と建築家によるテキスト
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    CAn永賢組長谷川家具GAヤマザキ設備計画寺戸巽海構造計画工房建材(外装・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)宇野享図面あり愛知安東陽子名古屋商業ビル上田宏
    2022.06.21 Tue 14:50
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    鹿内健+渡辺裕貴 / Sデザインファームによる、沖縄の週末住宅「Waterfall Villa」。海や空を一望できる傾斜地に計画。海側の建物を“目隠し”しつつ“眺望”を得たいとの要望に、テラスのプールと連続して水の演出も行う“斜壁”を考案。海との連続感を作りリアルだからこその体験を提供
    photo©鳥村鋼一写真事務所 鳥村鋼一

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    architecture|feature
    建材(外装・壁)渡辺裕貴アレックス渡邊広美Sデザインファーム鹿内健マリアスHADANA田中哲也建築構造計画建材(外装・その他)建材(外装・建具)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)図面あり鳥村鋼一沖縄住宅
    鹿内健+渡辺裕貴 / Sデザインファームによる、沖縄の週末住宅「Waterfall Villa」。海や空を一望できる傾斜地に計画。海側の建物を“目隠し”しつつ“眺望”を得たいとの要望に、テラスのプールと連続して水の演出も行う“斜壁”を考案。海との連続感を作りリアルだからこその体験を提供 photo©鳥村鋼一写真事務所 鳥村鋼一
    鹿内健+渡辺裕貴 / Sデザインファームによる、沖縄の週末住宅「Waterfall Villa」。海や空を一望できる傾斜地に計画。海側の建物を“目隠し”しつつ“眺望”を得たいとの要望に、テラスのプールと連続して水の演出も行う“斜壁”を考案。海との連続感を作りリアルだからこその体験を提供 photo©鳥村鋼一写真事務所 鳥村鋼一
    鹿内健+渡辺裕貴 / Sデザインファームによる、沖縄の週末住宅「Waterfall Villa」。海や空を一望できる傾斜地に計画。海側の建物を“目隠し”しつつ“眺望”を得たいとの要望に、テラスのプールと連続して水の演出も行う“斜壁”を考案。海との連続感を作りリアルだからこその体験を提供 photo©鳥村鋼一写真事務所 鳥村鋼一

    鹿内健+渡辺裕貴 / Sデザインファームが設計した、沖縄の週末住宅「Waterfall Villa」です。
    海や空を一望できる傾斜地に計画されました。建築家は、海側の建物を“目隠し”しつつ“眺望”を得たいとの要望に、テラスのプールと連続して水の演出も行う“斜壁”を考案しました。そして、海との連続感を作りリアルだからこその体験を提供する事を意図しました。

    場所は沖縄の海や空を一望できるなだらかな傾斜面の敷地でした。
    朝日や夕日といった光が差し込み、海からの風が抜け、背後には森が広がる、沖縄の自然と景色を堪能できる絶好のロケーションです。

    建築家によるテキストより

    しかし海側に隣接した敷地には別事業者の建設計画があり、「目隠し」と「眺望」という相反する要望が求められました。そこで、目隠しとなる壁を斜めに立ち上げ別事業者の建物を隠し、斜めの壁の先端から水をプールに流す事で「海から水が流れ込むような体験」を仕掛けました。

    建築家によるテキストより

    「水が流れる斜壁」は、「外からの視線を遮る」事と「内からの海への眺望を確保する」事を同時に実現でき、また遠くの海が近くに感じられるような連続感を生み出します。気軽に体験できるバーチャルが増える中、自然の中での体感は日常では得られない感動や心を豊かにする機会を与えてくれます。

    建築家によるテキストより
    • 残り22枚の写真と建築家によるテキスト
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    建材(外装・壁)渡辺裕貴アレックス渡邊広美Sデザインファーム鹿内健マリアスHADANA田中哲也建築構造計画建材(外装・その他)建材(外装・建具)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)図面あり鳥村鋼一沖縄住宅
    2022.06.21 Tue 12:48
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    ファラによる、中銀カプセルタワーでの生活を回顧するエッセイ「Fala finds a home in Ginza: Remembering the Nakagin Capsule Tower」

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    ファラ・アトリエ論考保存関連
    ファラによる、中銀カプセルタワーでの生活を回顧するエッセイ「Fala finds a home in Ginza: Remembering the Nakagin Capsule Tower」が、The Architects's Newspaperに掲載されています
    www.archpaper.com

    ファラのフィリップ・マガリャインシュとアナ・ルイサ・ソアレスによる、中銀カプセルタワーでの生活を回顧するエッセイ「Fala finds a home in Ginza: Remembering the Nakagin Capsule Tower」が、The Architects’s Newspaperに掲載されています。

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    ファラ・アトリエ論考保存関連
    2022.06.21 Tue 09:08
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    ザハ・ハディド・アーキテクツがコンペで勝利した、中国の「精河新城文化芸術センター」の動画

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    architecture|culture|video
    ザハ・ハディド文化施設中国

    ザハ・ハディド・アーキテクツがコンペで勝利した、中国の「精河新城文化芸術センター」の動画です。
    科学技術ハブとして発展する都市に計画されました。建築家は、地域の蛇行する渓谷を想起させる形態を考案しました。建築が街を繕うように異なる用途の地区を結び付け人々を集める事も意図されました。アーキテクチャーフォトの特集ページに、画像や文章を掲載しています。

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    ザハ・ハディド文化施設中国
    2022.06.21 Tue 08:06
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