山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施

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山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施
山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施山本理顕設計工場設計による「GAZEBO」

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催されます。トークイベントはオンラインでの無料同時配信も実施されます。ユウブックスから刊行された書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念企画です。全3回のイベントの内、第1回目は建築編「小商い建築の公共性について考える」で、登壇者は、山本理顕能作淳平・MACAP西倉美祝・ウミネコアーキ若林拓哉・オンデザイン西田司です。会場は神奈川・横浜市の「GAZEBO」で、開催日時は2022年10月16日(日)14:00~会場参加は先着順30名(要事前申込)です。参加申込はこちらから。【ap・ad】

働き方の価値観が変化するなか、小さな元手で商売が始められる、小商いの場をもつ建築が生まれ始めています。そんな小商い建築を紹介する本『小商い建築、まちを動かす!』が、ユウブックスから刊行されました。

本書の刊行を記念して、建築、不動産、まちづくりをテーマに、計3回の連続トークイベントを開催いたします。

第1回のテーマは、小商い建築と公共性についてです。

小商い建築は住宅と兼用するものも多く、住宅街や比較的落ち着いたエリアに建てられる傾向にあります。そして地域に小さな経済圏をもたらし、まちに開きコミュニケーションの場ともなることから、それはある種の公共性を帯びたものになるとも言えるでしょう。

今回のイベントでは、以前より「東雲キャナルコート」(2003年)や「地域社会圏モデル」にて小商い建築を提唱されていた山本理顕さん、『商店建築』誌連載にて商業空間の公共性について議論を投げかけられた西倉美祝さん、「富士見台トンネル」(2019年)にて自ら設計したシェア店舗を運営する能作淳平さんらを招き、本書編著者の西田司さん、若林拓哉さんとともに、小商い建築のもつ公共性や、都市を動かす可能性について議論します。

また会場は山本理顕設計工場による名作「GAZEBO」(1986年竣工、日本建築学会作品賞受賞)にて開催し、トーク終了後には山本理顕氏自邸を含む建物全体を案内いただきます。ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく!

本イベントは会場での開催のほか、オンラインでも無料にて同時発信いたします。

リリーステキストより

山本理顕設計工場設計による「GAZEBO」(1986年竣工、日本建築学会作品賞受賞)

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山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施山本理顕設計工場設計による「GAZEBO」
山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施山本理顕設計工場設計による「GAZEBO」


第2回 不動産・運営編 中川寛子×藤沢百合×間宮晨一千×若林拓哉「小商い建築のつくり方ー不動産を活用し運営することの可能性」

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施

第2回不動産編は2022年10月28日(金曜)19:00時より、中川寛子×藤沢 百合×間宮 晨一千× 若林拓哉「小商い建築のつくり方ー不動産を活用し運営することの可能性」。

賃貸住宅の一部に「小商いスペース」をもつ「小商い型集合住宅」や、空きビルをリノベーションして作品発表やインキューべションのためのスペースを盛り込む複合ビルなどの事例が少しずつ増えています。

そのような小商い建築はクリエイティビティと相性が良く、不動産を自ら借り、運営する設計者が増えており、また編集者やデザイナー、ゲストハウスの運営にかかわる方、さらにまちづくりに関わる方にも広がっているようです。

今回は、そのような場を運営する3名の設計者の実践を通じ、”住まいと街の解説者”として活動す中川寛子さんにファシリテートいただきながら、小商いと空き家利用・新しい働き方の可能性などについても考えていきます。
 
また登壇する設計者の藤沢百合さんはギャラリーやショップをもつ宿泊施設「Art & Hotel 木ノ離」を運営、間宮晨一千さんはユニークな企業・プレイヤーの活動拠点となる小規模文化施設「S-TOKYO」などを運営、若林拓哉さんは「シェアキッチン」「チャレンジショップ」など6つのコンテンツで構成される文化複合拠点「ARUNŌ 」を運営しています。

実践については、資金繰りや人材や広報などできるだけ具体的な内容をお話しいただく予定ですので、 不動産オーナーやクリエイター、まちづくり関係者など場の運営に興味をもつ方に是非参加いただきたい企画となっています。

リリーステキストより


第3回 まちづくり編 山崎亮×西田司×若林拓哉「小商い建築を都市に挿入する(仮)」

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施

第3回目まちづくり編は山崎亮×西田司×若林拓哉「小商い建築を都市に挿入する(仮)」を予定。

客を招き入れるために周りの小商いプレイヤーとも協力しあい、小規模がゆえに客との距離も近い。そんなポテンシャルのある小商いの場を、まちづくりに積極的に活かしていく方法とは。

都市のどんなエリアに、どんなビルディングタイプのなかに、どんな人が、どんな小商いを始めると、どんな現象が起こってくるだろう・・・。

コミュニティデザイナーの山崎亮さんと建築家の西田司さん、若林拓哉さんに、想像力を働かせながら、ディスカッションしていただきます。

リリーステキストより

参加申込の詳細は決まり次第、ユウブックスの各種SNSアカウントから発信します。


書籍『小商い建築、まちを動かす!』

山本理顕の自邸「GAZEBO」の見学ツアー付トークイベントが開催。書籍『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念として行われ、山本理顕・能作淳平・西倉美祝・若林拓哉・西田司が登壇。オンラインでの無料同時配信も実施

シェアスペースなど場の運営に興味のある方に手にとっていただきたい1冊。

自分らしい生き方や地域を応援する設計者やオーナーらの思いとともに、「小商い建築」のつくり方、不動産的ポイント、運営トライアルまで紹介します。

働き方の価値観が変化するなか、小商いのある暮らしが自分らしい生き方として注目を集めています。
そんな暮らしを応援するのが、小さな元手から商いが始められ、地域に魅力を与える「小商い建築」。
話題の「小商い」建築 12 事例を、6名の建築家が取材・検証し、空間の特徴や不動産的ポイントもコンパクトに抽出しました。
建築家の実践する場づくりや運営手法も紹介します。

リリーステキストより

中身プレビュー

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『小商い建築、まちを動かす!』


第1回目建築編「小商い建築の公共性について考える」

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建築家によるテキストより

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建築家によるテキストより

物質としての圧倒的な存在感を放ち、ミニマルアートのように研ぎ澄まされカウンターは、先進的な企業の社風やモダンなプロダクト群を象徴するアイコニックな存在であり、同時に通常の業務からミーティング、商品発表会などのプレゼンテーションまで多様な用途に使用できる機能性も併せ持っている。

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奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureが設計した、大阪の「八尾のオフィス」です。
庭師の施主の為に木造建物を改修する計画です。建築家は、依頼者が作庭した豊かな環境を最大限取り込む空間を目指し、既存出窓を読み替えて外を内に浸食させる“入窓”を考案しました。それによって、周辺の一部となる場を室内に作りました。

魅力的な風景がまわりに広がる、木造2階建の事務所リノベーションのプロジェクトです。

既存建物には多くの出窓が設けられていました。
出窓は内部空間を外部空間へと拡張しようとする建築装置と言えます。

建築家によるテキストより

内部からその自然風景に対して少しでも近づくべく、既存建物の開口部が出窓として設計されていることが府に落ちました。一方でこの単純な出窓は、建物外皮の一部としての可能性に留まっており、内部空間に劇的な変化をもたらす装置とはなり得ていないように感じました。開口部の在り方を再考し、魅力的な周辺環境を最大限取り込んだ空間とする事ができれば、この場所にしか実現できない唯一無二の豊かさをもった事務所となりうると考えました。

建築家によるテキストより

そこで内部を外部へと拡張するのではなく、逆に外部が内部へと侵食する様な窓はどうだろうか。
それぞれの窓をよりどころとして周辺環境の一部のように位置づけられた場を室内につくれるのではないかと考えました。それはまさに、外部を最大限内部へと引き込む、出窓ならぬ「入窓」です。

建築家によるテキストより

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