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2022.10.21Fri
2022.10.20Thu
2022.10.22Sat
榊原節子建築研究所による、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」。商店街の建物を改修。街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案。“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る
photo©小川重雄

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architecture|feature
建材(内装・壁)榊原節子いなせ建設中山保寛tmsd萬田隆構造設計事務所建材(内装・造作家具)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・床)図面あり事務所リノベーション大阪住宅小川重雄
榊原節子建築研究所による、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」。商店街の建物を改修。街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案。“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る photo©小川重雄
榊原節子建築研究所による、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」。商店街の建物を改修。街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案。“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る photo©小川重雄
榊原節子建築研究所による、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」。商店街の建物を改修。街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案。“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る photo©中山保寛

榊原節子建築研究所が設計した、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」です。
商店街の建物を改修する計画です。建築家は、街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案しました。また、“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る事も意図されました。

設計者のアトリエと居宅である。
事務所を開いて10年が過ぎた今、仕事と暮らしに境界を設けず、街の空気に身を置きながら、日々多くの人と交わることを望むようになった。そして駅からつづく下町の商店街に面した、築40年余りの鉄骨2階建の建物を改修することに至った。

建築家によるテキストより

改修とは、大雑把にいえば既存建物に“足し算”と“引き算”をほどこすことだ。一方で、数式のように一定の解がないのは、建物が辿った時間軸が、改修による一つひとつの行為に異なる変数として作用し、過去と未来が混ざりあう重層的な場がつくられるからではないか。

建築家によるテキストより

建物の調査を進め、過去の記憶を探るように内部の設えを取り除いていった。やがて鉄の骨格が現れたとき、新築時を彷彿させる力強さと、余分なものが削ぎ落とされた廃墟のような儚さの両方を感じた。この同一性こそが時間を経た建物がもつ魅了と感じ、元の躯体を覆うことなく現している。1階のアトリエは建設当時のままとし、2階居宅は必要最小限の設備機能を入れ子状に配することで、ひと続きの空間として構築した。

建築家によるテキストより

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榊原節子建築研究所による、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」。商店街の建物を改修。街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案。“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る photo©小川重雄
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榊原節子建築研究所による、大阪市の、設計者の事務所兼自邸「大開のアトリエ住居」。商店街の建物を改修。街に開かれた仕事と暮らしが連続する建築を目指し、既存スラブの一部を撤去した“空まで抜ける外部空間”を考案。“足し算”と“引き算”で過去と未来が混ざる重層的な場を作る image©榊原節子建築研究所

以下、建築家によるテキストです。


過去と未来が混ざり合う重層性

設計者のアトリエと居宅である。
事務所を開いて10年が過ぎた今、仕事と暮らしに境界を設けず、街の空気に身を置きながら、日々多くの人と交わることを望むようになった。そして駅からつづく下町の商店街に面した、築40年余りの鉄骨2階建の建物を改修することに至った。

改修とは、大雑把にいえば既存建物に“足し算”と“引き算”をほどこすことだ。一方で、数式のように一定の解がないのは、建物が辿った時間軸が、改修による一つひとつの行為に異なる変数として作用し、過去と未来が混ざりあう重層的な場がつくられるからではないか。

建物の調査を進め、過去の記憶を探るように内部の設えを取り除いていった。やがて鉄の骨格が現れたとき、新築時を彷彿させる力強さと、余分なものが削ぎ落とされた廃墟のような儚さの両方を感じた。この同一性こそが時間を経た建物がもつ魅了と感じ、元の躯体を覆うことなく現している。1階のアトリエは建設当時のままとし、2階居宅は必要最小限の設備機能を入れ子状に配することで、ひと続きの空間として構築した。

そのうえで、街に開いた暮らしを求め、内外の連続性を考えた。前面の通りから屋上まで一直線上に結ぶ階段は、既存の2階や屋上スラブを撤去し、空まで抜ける外部空間とした。密集する家並みに現れた「抜け」は、風や光、街の気配を奥まで引き込むと同時に、屋内の様子や階段の昇り降りの動きといった、暮らしの一面を映し出す装置となっている。この吹抜けを挟む長手方向の壁の一つは既存のものだが、下部は視界が抜けるように切り取り、かつての窓は撤去し「穴」として残す“引き算”をした結果、外壁としての機能を失う代わりに、建物の記憶をとどめる役割を得た。

もう一方の壁は、連続する大きな開口部とし、内外をつなぐスクリーンのように“足し算”として新設した。新旧の壁の重なり合いは、隣家との関係性のレイヤーとなり、これまで無意識であった建物間の隙間を顕在化させる役割を担っている。

自らの「器」を構えるにあたり、建物が辿ってきた時間と、これから始まる暮らしとを重ねあわせ、過去と未来が交錯するあり方を大切にした。暮らしはじめて間もないが、日々起こる「今」の連続が、自身や建物、街の記憶として積み重なっていくことを実感している。

■建築概要

題名:大開のアトリエ住居
所在地:大阪府大阪市福島区
主用途:事務所併用住宅
設計・監理:榊原節子建築研究所 担当/榊原節子
構造監修:tmsd萬田隆構造設計事務所 担当/萬田隆
施工:株式会社いなせ建設
構造:鉄骨ラーメン構造
階数:地上2階
敷地面積:64.04㎡
建築面積:51.04㎡
延床面積:85.69㎡
設計期間:2019年9月~2020年4月
施工期間:2020年5月~2020年10月
写真:小川重雄、中山保寛

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

既存FRP防水の上 シート防水:ロクシート(田島ルーフィング)

外装・屋根雨よけ

ポリカーボネート折板 透明マット色(タキノンシーアイ)

外装・壁南面既存外壁

既存タイル壁の上 水性シリコン塗装

外装・壁既存外壁

ALC壁補修

外装・壁新設外壁

無塗装サイディングの上 リシン吹付

外装・建具開口部

ビル用アルミサッシ(LIXIL)
鋼製サッシ
スチールサッシ
住宅用アルミサッシ
※いずれも防火設備仕様

内装・床1階アトリエ床

モルタル金ゴテ押え 撥水材

内装・床2階食堂・居間床

複合フローリング t12:ブラックウォールナットフローリング(アイオーシー)

内装・壁1階アトリエ壁

既存ALCの上 吹付ウレタン断熱材現しの上 EP

内装・壁2階食堂・居間壁

モイスNT内装材(アイカ工業)

内装・天井1階アトリエ天井

既存ALC 現しのまま

内装・天井2階食堂・居間天井

ラワン合板t5.5 CL

内装・造作家具1階アトリエ本棚

棚柱:電気用穴あきアングル40*40
棚板:ラワンランバーt18 CL

内装・造作家具1階アトリエテーブル

天板:ラワンベニヤt30 CL
脚:現場打ちコンクリート t100

内装・造作家具キッチン家具

ラワン合板t24加工 CL
天板:SUSPL-1.0張り

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2022.10.21 Fri 09:50
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    ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成
    photo©architecturephoto

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    日程
    2022年10月21日(金)
    –
    12月9日(金)
    architecture|exhibition|product|feature
    プロダクトノーマン・フォスターカリモク家具
    ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成 photo©architecturephoto
    ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成左からバースツール NF-BS02、ソファ NF-S01、ラウンジチェア NF-LC01 photo©architecturephoto
    ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成ラウンジチェア NF-LC01 photo©architecturephoto

    ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインしたプライベート空間「Foster Retreat」の為にデザインした家具の展覧会「Norman Foster × Karimoku」をレポートします。
    カリモク家具と協業して家具6型を製品化したものを展示する内容です。また、会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成されました。会場は、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoの1階ギャラリースペース。会期は2022年10月21日(金)~12月9日(金)です。入場料は無料です。

    「NF Collection」は、ノーマン・フォスターとカリモク家具との初のコラボレーションで、Karimoku Case Studyの新しいコレクションとして誕生しました。

    ノーマン・フォスター夫妻のプライベート空間として作られた「Foster Retreat」のためにビスポークで作られた家具より6アイテムが、Karimoku Case Studyの新作として発表されます。この家具の骨格ともいえる木製フレームは、流れる様なラインがその優美さを生み出し、また柔らかな布張りとパッド使いのさりげない切り替えが特徴的です。

    「Foster Retreat」では広々とした室内にて使用されており、木製フレームとテキスタイルの温かな表情がより一層映え、ゆとりを感じさせます。継ぎ目を感じさせない滑らかで有機的なデザインは、カリモク家具の最新鋭の技術とクラフトマンシップによって、精巧かつ丁寧に仕上げられています。

    リリーステキストより
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    プロダクトノーマン・フォスターカリモク家具
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    2022.10.20Thu
    • 塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?」の会場写真。建築以前の“生活”に注目して企画。“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集。建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図
    • 【ap job更新】 別荘をメインにリゾート建築を手掛ける「株式会社エムズ・アーキテクツ」が、チーフアーキテクト・アシスタントアーキテクト等を募集中
    • MVRDVによる、フランスの商業施設の改修「リヨン・パール・デュー」。70年代に竣工した都心型施設の再生計画。街並みから切り離された内向的な建物を、既存素材の再利用やプログラム変更で“再社会化”を志向。屋上庭園も新設し“街の一部として”分断された場を接続
    2022.10.22Sat
    • ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真。上海が拠点の建築家の個展。アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動。批評的距離を持ち過去と未来を扱う

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