神奈川大学 曽我部・吉岡研究室とマチデザインと長谷川明建築設計事務所が設計した、徳島・美波町の「赤松地区防災拠点施設」です。
山村集落にある展示や集会の機能も持つ施設です。建築家は、歴史ある地域の“持続性に寄与する場”を目指し、住民との対話を通して非常時の居場所を超えた機能を構想しました。また、日常的に使われる事で非常時の円滑性も高める事も意図されています。施設の公式サイトはこちら。
赤松地区は歴史ある山村の集落である。
地区防災拠点が整備されることになり、その敷地として旧赤松小学校跡地が選ばれた。防災拠点としては、非常時の居場所であることにとどまらず、広く地域の持続性に寄与する場となることが求められた。
具体的には、防災拠点としての機能に加え、地域の歴史資産を紹介する展示機能、地域内外との幅広い交流を可能とする宿泊機能、日常的な地域の活動を支える集会機能を有する。
地域の方々との対話を通し建物デザインは大きく変貌を重ねながら、最終方針を得た。日常的に活用される場となることで、 非常時にスムーズに活用されることが期待される。
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以下、建築家によるテキストです。
赤松地区は歴史ある山村の集落である。
地区防災拠点が整備されることになり、その敷地として旧赤松小学校跡地が選ばれた。防災拠点としては、非常時の居場所であることにとどまらず、広く地域の持続性に寄与する場となることが求められた。
具体的には、防災拠点としての機能に加え、地域の歴史資産を紹介する展示機能、地域内外との幅広い交流を可能とする宿泊機能、日常的な地域の活動を支える集会機能を有する。
地域の方々との対話を通し建物デザインは大きく変貌を重ねながら、最終方針を得た。日常的に活用される場となることで、 非常時にスムーズに活用されることが期待される。
■建築概要
建物名称:赤松地区防災拠点施設
所在地:徳島県美波町
施主:美波町
用途:集会所
設計・監理:曽我部・吉岡研究室+マチデザイン+長谷川明建築設計事務所
担当 / 曽我部昌史(神奈川大学教授・みかんぐみ)・丸山美紀(神奈川大学特別研究員・マチデザイン)・長谷川明)神奈川大学特別研究員・長谷川明建築設計事務所)・吉岡寛之(神奈川大学助教)
児玉貴典(研究室8期生)、稲岡寛之・高木弘之(研究室9期生)、秋山晃士・紀冉・城間リカルド・白鳥さゆり・田中啓介・浜崎隆一・町田純一・遊佐舜(研究室10期生)、王天浩・櫻井浩平・関翼・高砂彩花・田口優斗・森島駿平(研究室11期生)、上田悠生・内山大輝・南雲大希・仁科拓(研究室12期生)
構造設計:金箱構造設計事務所 金箱温春・野田賢
施工:西前工務店(建築本体)、曽我部・吉岡研究室(家具・カーテン)
協力:赤松分館、mascot杉山聖昇(家具設計)、赤松地域の方々
構造・規模:木造2階
敷地面積:625.58m2
建築面積:191.31m2
延床面積:207.17m2
設計期間:2015年4月~2016年6月(建築本体)、2016年10月~2017年5月
施工期間:2016年6月~2017年7月(建築本体)
写真:中野晃治、曽我部・吉岡研究室
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 外装・壁 | 外壁 | 杉板12mm押縁下見板張り(野田産業)
木材保護保持剤塗り[ウッドロングエコ]
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外装・屋根 | 屋根 | カラーガルバリウム鋼板0.4mm一文字葺き(日鉄鋼板)
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外装・建具 | 建具 | 木造用アルミ断熱サッシ[ペアガラス](YKK AP)
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内装・床 | 1Fオープンスペース床 | モルタル洗い出し仕上げ
赤松川河原の石
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内装・床 | 2F多目的スペース床 | 徳島杉t=30mm(野田産業)
米ぬかオイル仕上
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内装・壁 | 1F、2F壁 | 石こうボードt=12.5AEP
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内装・天井 | 1Fオープンスペース天井 | 徳島杉t=30mm(野田産業)表し
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内装・天井 | 2F多目的スペース天井 | 垂木表し
垂木間:杉板甲板t=12mm(野田産業)
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