ODS / 鬼木孝一郎が設計した、東京・墨田区の、社屋内ラウンジ「Asahi Terrace」です。
特徴的な外観で知られる建築内に計画されました。建築家は、水平連続窓からの景色を楽しめる空間を目指し、窓高に揃えたベンチ等の視点が変化する様々な“仕掛け”を考案しました。また、カウンターには社員で守り続ける森の材を活用しています。施主企業の公式サイトはこちら。
アサヒグループの社員及び招待客様用のラウンジスペースのデザイン。
ビールジョッキと炎を連想させる形状が特徴的なアサヒグループ本社ビルの13階に位置し、隅田川と浅草の街を一望できるロケーションとなっている。「Asahi Terrace」と名付けられたこのラウンジスペースは、夜はビールをはじめとするアサヒグループの飲料を楽しむことができ、日中はプレゼンテーションや撮影が行える場所となることを求められた。
中央の大きなハイカウンターは80年以上に渡り社員の手で守り続けられた「アサヒの森」のヒノキ材を使用。照明は調光調色が可能な器具を全面的に採用し、様々な時間帯や使い方に対応できるものとした。
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以下、建築家によるテキストです。
アサヒグループの社員及び招待客様用のラウンジスペースのデザイン。
ビールジョッキと炎を連想させる形状が特徴的なアサヒグループ本社ビルの13階に位置し、隅田川と浅草の街を一望できるロケーションとなっている。「Asahi Terrace」と名付けられたこのラウンジスペースは、夜はビールをはじめとするアサヒグループの飲料を楽しむことができ、日中はプレゼンテーションや撮影が行える場所となることを求められた。
高さ875mmの腰壁がある水平連続窓から見える景色を最大限に生かすことを目的に、ラウンジ全体に視点高さが変化する仕掛けをデザイン。窓際には2段で座ることができる階段状のベンチを設け、また床の高さを上げたエリアにはゆったり座れるチェアを配置し、景色を楽しみながら過ごせる空間とした。
中央の大きなハイカウンターは80年以上に渡り社員の手で守り続けられた「アサヒの森」のヒノキ材を使用。照明は調光調色が可能な器具を全面的に採用し、様々な時間帯や使い方に対応できるものとした。
社員の方々が楽しみながらアサヒグループの製品や活動に触れられ、活発なコミュニケーションの場所となるようなラウンジスペースを目指した。
■建築概要
名称:Asahi Terrace
所在地:東京都墨田区吾妻橋
用途:社員用ラウンジスペース
設計:ODS / 鬼木デザインスタジオ 担当/鬼木孝一郎、藤木景介
照明設計:Equal.studio.inc. 栗田和樹
計画面積:135.9㎡
竣工:2022年10月
写真:太田拓実