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2023.4.25Tue
2023.4.24Mon
2023.4.26Wed
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる
photo©阿野太一

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architecture|feature
増築北海道札幌阿野太一宮城島崇人金田泰裕図面あり建材(内装・壁)建材(内装・建具)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)大元工務店
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させるキッチン棟の外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させるキッチン棟の外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、ダイニングとキッチン棟 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、増築棟キッチン photo©阿野太一

宮城島崇人建築設計事務所が設計した、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」です。
公園に面する家の改修と増築です。建築家は、食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案しました。そして、公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる事を意図しました。

東京で食や料理に関する仕事をしていた施主は、育児休暇を北海道で過ごした際、豊かな自然のなかで新鮮な食材をシンプルに料理して楽しむ生活に感動して移住を決め、札幌市内の公園の一角にある、枠組壁工法の住宅(以下2×4住宅)を購入した。

2×4住宅は気密、断熱性能に優れることから道内に多く建つ。在宅でさまざまな仕事をする彼らは、料理を介したコミュニティづくりや食品開発などを行うための広いキッチンと仕事場、ライブラリーをもつ、開放的な食と生活に関するラボラトリーのような住宅を求めた。

建築家によるテキストより

公園に対して無関心に建つ、堅牢で均質な2×4住宅を開放的に改修するのは限界がある。
そこで、フェンスに囲まれた窮屈な庭の部分に、キッチン棟を増築することで、公園の開放性と2×4住宅の堅牢性を最大限に引き出し、総体として新しい環境を生み出すことを目指した。

建築家によるテキストより

軽い材料が高密にアッセンブルされた既存2×4住宅の躯体とは対比的に、重い材料で開放的な空間を生む躯体を増築することで、既存の環境を刺激しようと試みた。
屋上にリフトアップした菜園と、2×4住宅と公園の双方に対して程よい距離感をつくるために地面から1.2m浮かせた床スラブを、500mm角の2本のRC造の柱で支持する。2本の柱は2×4住宅と公園に対して中立するように並び、浮いた躯体は公園を敷地内に引き込む。異なる2つの環境を鼓舞する、住宅の増築のような、公園の増築のような、両義的な躯体である。
フリーになった外周部に腰壁と木製サッシを配した開放的なキッチン棟は、冬は躯体の熱容量と日射熱、夏は大きく開閉する窓と菜園の蔦植物がつくる日影によって快適に過ごすことができる。

2×4住宅のダイニングに幅約4mの開口を設けて増築棟とつなぐと、公園の開放感と光が柔らかに入り込んで既存住宅の環境は一変し、どこにいても公園の樹木と空との一体感を感じられる、明るく落ち着いた空間となった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる既存とキッチン棟の外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させるキッチン棟の外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる公園より外観を見る。 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させるキッチン棟の外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、ダイニングとキッチン棟 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、ダイニングからキッチン棟を見る。 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、増築棟キッチン photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、増築棟キッチン photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、増築棟キッチンからダイニングの方を見る。 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる増築棟俯瞰 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる増築棟屋上庭園 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させるキッチン棟の外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階、ダイニングから増築棟キッチンを見る。 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる2階、洗面室からバルコニー越しに増築棟屋上庭園を見る。 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる増築棟外観 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる配置図 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる1階平面図 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる2階平面図 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる長手断面図 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる短手断面図 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させるダイアグラム image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる増築ダイアグラム image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる改修前各階平面図 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる構造ダイアグラム image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる構造模型写真 image©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる既存写真 photo©宮城島崇人建築設計事務所
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる躯体写真 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる躯体写真 photo©阿野太一
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる高倉農場 出典:『高倉さんの楽しい農業生活』(酪農学園出版、1953年)
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる北方民族_夏の家 出典:『融ける大地―温暖化するシベリア・中央ヤクーチア』展(北海道立北方民族博物館・北海道大学総合博物館・ArCSテーマ7、2019年)
宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる北方民族_冬の家 出典:『融ける大地―温暖化するシベリア・中央ヤクーチア』展(北海道立北方民族博物館・北海道大学総合博物館・ArCSテーマ7、2019年)

監督・編集:稲垣晴夏、撮影:中川周

以下、建築家によるテキストです。


東京で食や料理に関する仕事をしていた施主は、育児休暇を北海道で過ごした際、豊かな自然のなかで新鮮な食材をシンプルに料理して楽しむ生活に感動して移住を決め、札幌市内の公園の一角にある、枠組壁工法の住宅(以下2×4住宅)を購入した。

2×4住宅は気密、断熱性能に優れることから道内に多く建つ。在宅でさまざまな仕事をする彼らは、料理を介したコミュニティづくりや食品開発などを行うための広いキッチンと仕事場、ライブラリーをもつ、開放的な食と生活に関するラボラトリーのような住宅を求めた。

公園に対して無関心に建つ、堅牢で均質な2×4住宅を開放的に改修するのは限界がある。
そこで、フェンスに囲まれた窮屈な庭の部分に、キッチン棟を増築することで、公園の開放性と2×4住宅の堅牢性を最大限に引き出し、総体として新しい環境を生み出すことを目指した。

軽い材料が高密にアッセンブルされた既存2×4住宅の躯体とは対比的に、重い材料で開放的な空間を生む躯体を増築することで、既存の環境を刺激しようと試みた。
屋上にリフトアップした菜園と、2×4住宅と公園の双方に対して程よい距離感をつくるために地面から1.2m浮かせた床スラブを、500mm角の2本のRC造の柱で支持する。2本の柱は2×4住宅と公園に対して中立するように並び、浮いた躯体は公園を敷地内に引き込む。異なる2つの環境を鼓舞する、住宅の増築のような、公園の増築のような、両義的な躯体である。
フリーになった外周部に腰壁と木製サッシを配した開放的なキッチン棟は、冬は躯体の熱容量と日射熱、夏は大きく開閉する窓と菜園の蔦植物がつくる日影によって快適に過ごすことができる。

2×4住宅のダイニングに幅約4mの開口を設けて増築棟とつなぐと、公園の開放感と光が柔らかに入り込んで既存住宅の環境は一変し、どこにいても公園の樹木と空との一体感を感じられる、明るく落ち着いた空間となった。このように性質の異なる居場所を隣接させることで、北国の極端な環境差を楽しめる住宅が実現できる。

こうした考え方は、夏と冬で家を住み替える北方遊牧民の原始的な住まいや、北海道の開拓期から続く農家改良の探求の過程で生まれた、石造りの主屋とガラス張りのサンルームから成る革新的な農業住宅などからヒントを得ることができる。そうしたアイデアの現代的な実践を通して、北海道の原初的な風景をつくりたい。

住宅のサンルームであり、公園のパビリオンでもあるような増築棟は、どちらに属するものと見るかでそのスケールのあらわれが大きく異なる。2×4住宅から見ると、光の中に建つ2本の柱はまるで神殿の一部のようであり、公園から見れば樹木に紛れる。身体を預ければ壁のようでもある。ガラス張りのように見えて、大断面の木サッシは上質な家具のように空間を包む。

ものの持つスケールは、隣接する環境との関係のなかで、大胆さ、繊細さ、ラグジュアリーさなどとして日常に現れる。このように環境と呼応して揺れ動くスケールを意図的に生じさせることは、建築を外に広がる大きな環境へと接続するための方法である。
(宮城島崇人 / 宮城島崇人建築設計事務所)

構造解説
柱が一列の場合、短辺方向は地震時に、やじろべえのようにスラブがお辞儀をする動きが問題となる。
そこで、外周に鉄骨柱をシンメトリーに配することで、その軸力により短期時のスラブの動きを制御する事にした。一方、長辺方向は、スラブの面外剛性と、適度にスタンスをとった二本の柱の門型フレームにより抵抗している
。屋根上の植栽、札幌の積雪荷重も考慮すると重めの荷重条件であるが、RC柱と鉄骨柱のスタンスをうまく利用し、片持ちを成立させている。最小限の構造要素で構成することを心掛けたことで、どこかプリミティブな印象の構造形式が生まれた。
(金田泰裕 / yasuhirokaneda STRUCTURE)

■建築概要

場所:北海道札幌市中央区
主な用途:専用住宅
設計:宮城島崇人建築設計事務所
施工:大元工務店
構造:yasuhirokaneda STRUCTURE
構造階数:既存:木造2階建て(枠組壁工法)増築:鉄筋コンクリート造平屋
用途地域:第二種住居地域 法第22条区域
敷地面積:207.39m2
建築面積:130.57m2
延床面積:198.87m2
設計期間:2018年4月~2019年9月
竣工:2019年3月
撮影:阿野太一

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁増築棟外壁

透湿性左官仕上げ(アイカ工業)

外装・壁既存南側外壁

窯業系サイディング t=14mm(旭トステム)

外装・屋根増築棟屋根

FRP防水トップコート仕上げ(信成興業)

内装・壁ダイニング壁

京壁 桟黄(富士川建材工業)

内装・建具増築棟サッシ

木製サッシ(m.a.p)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    【ap job 更新】 voidが、設計・デザインをスタッフ募集中(名古屋・東京)

    ap job 【ap job 更新】 voidが、設計・デザインをスタッフ募集中(名古屋・東京)

    architecture|job
    建築求人情報
    【ap job 更新】 voidが、設計・デザインをスタッフ募集中(名古屋・東京)
    【ap job 更新】 voidが、設計・デザインをスタッフ募集中(名古屋・東京)LEXUS昭和
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    voidの、設計・デザインをスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    「その場所の空気をデザインする仕事」

    voidは名古屋を拠点に活動している設計・デザイン事務所です。
    名古屋、東京を主軸に、レストラン・ショールーム・オフィス・ショップ・モデルルーム・ホテル・福祉施設といった商業施設のほか個人住宅など、幅広く設計・インテリアデザインを行っています。またロゴなどのグラフィックやプロダクトを含むデザイン、ブランディングやコンサルティングまで、トータルに手掛けています。

    社名のvoidとは、「何もない」という意味です。「何もない」ところからどんな環境を作り出し、その中でどんな生活を見いだせば良いのか。
    人の生活から出発しそれらを取り囲む大きな空間まで、総合的に創造していきたいと考えています。

    この度、業務拡大により1-2名の求人を行っております。
    コミュニケーション能力が高く、積極的に設計・デザインに参加できるやる気のある方、お待ちしております。

    基本設計から実施設計、現場監理まで一貫した業務を担当していただきます。プロジェクトの全体像をつかみ、デザインアプローチから監理までを行いながら、構造設計者や設備設計者、照明プランナーなどそれぞれの分野の専門家の方々とプロジェクトを進めていく中で、多くの経験や知識を習得でき、確実にステップアップに繋がります。

    弊社では企業本社社屋ロビーや、ショールーム、一流ホテルのバー、レストランなどの空間デザインを数多く手掛けてきています。
    特殊なノウハウが必要とされるこれらの空間に対して、過去の実績からの多くの知見を生かした設計を行っています。
    自身の力を発揮したい方、経験を積みたい方、弊社に是非ご応募ください。

    • ap job
    建築求人情報
    2023.04.25 Tue 15:20
    0
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    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、商業施設内のディスプレイ「TDS New Balance SS23」。“ジェンダーニュートラル”を謳うブランドの為に計画。性の区別なく“サイズピッチ”が変わる製品特徴に着目し、商品陳列時の“裾のライン”に沿った勾配の什器を考案。傾斜方向は既存のアート作品との調和も意図
    photo©長谷川健太

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    architecture|feature
    東京長谷川健太TANK図面あり中央区坂本拓也建材(内装・造作家具)ATELIER WRITE
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、商業施設内のディスプレイ「TDS New Balance SS23」。“ジェンダーニュートラル”を謳うブランドの為に計画。性の区別なく“サイズピッチ”が変わる製品特徴に着目し、商品陳列時の“裾のライン”に沿った勾配の什器を考案。傾斜方向は既存のアート作品との調和も意図 photo©長谷川健太
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、商業施設内のディスプレイ「TDS New Balance SS23」。“ジェンダーニュートラル”を謳うブランドの為に計画。性の区別なく“サイズピッチ”が変わる製品特徴に着目し、商品陳列時の“裾のライン”に沿った勾配の什器を考案。傾斜方向は既存のアート作品との調和も意図 photo©長谷川健太
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、商業施設内のディスプレイ「TDS New Balance SS23」。“ジェンダーニュートラル”を謳うブランドの為に計画。性の区別なく“サイズピッチ”が変わる製品特徴に着目し、商品陳列時の“裾のライン”に沿った勾配の什器を考案。傾斜方向は既存のアート作品との調和も意図 photo©長谷川健太

    坂本拓也 / ATELIER WRITEが設計した、東京・銀座の、商業施設内のディスプレイ「Uni-ssentials by TOKYO DESIGN STUDIO New Balance SS23 @DOVER STREET MARKET」です。
    “ジェンダーニュートラル”を謳うブランドの為に計画されました。建築家は、性の区別なく“サイズピッチ”が変わる製品特徴に着目し、商品陳列時の“裾のライン”に沿った勾配の什器を考案しました。また、傾斜方向は既存のアート作品との調和も意図されました。本作品は、2023年4月26日まで、ドーバーストリートマーケット銀座の2階で見る事ができます(公開当初は4階に設営されていました)。

    ニューバランスが展開するライフスタイルブランド「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」がローンチするコレクション「Uni-ssentials by TDS」のためのディスプレイ。

    建築家によるテキストより

    「Uni-ssentials by TDS」は、ジェンダーニュートラルの本質の探求を試みるコレクション。
    アパレルは、メンズ・レディースの区別なくひとつの規格でサイズ展開され、各アイテム/各サイズで最適な着丈や身幅で着用できるようにサイズピッチが調整されている。
    そこで、個々のアイテムの特徴というよりも各サイズ間にある変化(サイズピッチ)に着目し、多様な体型に寄り添うコレクションの試みを表現しようと考えた。

    建築家によるテキストより

    具体的には、全てのサイズを陳列しサイズピッチを勾配に置き換え、幅広い丈の変化を可視化した。
    勾配は、ラインナップの中で特にサイズピッチの大きいジャケットをサイズ順に陳列した際に繋がる裾のラインに沿わせている。傾斜地用の自在ジャッキベースを使い、支柱を傾けて足場材を組み上げた。なお、傾斜方向を背面の施設内パブリックアート(名和晃平さんによる「White Pulse」)と合わせることで、相互の調和を図っている。

    建築家によるテキストより
    • 残り16枚の写真と建築家によるテキスト
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    東京長谷川健太TANK図面あり中央区坂本拓也建材(内装・造作家具)ATELIER WRITE
    2023.04.25 Tue 13:09
    0
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    2023.4.24Mon
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    2023.4.26Wed
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