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2023.5.24Wed
2023.5.23Tue
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ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる
photo©Yuma Harada

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日程
2023年5月20日(土)
–
11月26日(日)
architecture|exhibition|feature
大西麻貴百田有希ヴェネチア・ビエンナーレ建築展家成俊勝ドットアーキテクツ森山茜水野太史原田祐馬多田智美土井亘池田藍宮地敬子
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる正面通りからの全景 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる愛される建築のコンセプトと日本館の物語を伝える展示 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねるdot architects + Yoshiyuki Ryohei to Job + Atelier Tuareg + Dept.による、ピロティの工場とバー。 photo©Yuma Harada

ヴェエネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館の会場写真です。
“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画されました。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成されています。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねました。
※新たな写真と各作品の解説テキストを追加しています(2023/5/24)

今回キュレーターに選出された大西麻貴と副キュレーターの百田有希は「愛される建築を目指して―建築を生き物として捉える」 と題された展示を日本館にて企画する。

「愛される建築」を考えるとは、建築をハードとしての建物単体で捉えるのではなく、場所を取り巻く風景や営み、刻まれた記憶や物語とともに捉えることで、その意味を広げていく試みであると定義する。

大西と百田が長年にわたりともに取り組んできたこのテーマを、編集者の多田智美、デザイナーの原田祐馬をキュレーターチームに迎え、吉阪隆正設計によるヴェネチア・ビエンナーレ日本館という具体的な場にて実践するのが本展である。

専門性が異なるメンバーで構成される出展者が、テキスタイルやセラミック、ヴェネチアで廃棄された木材などを用いて日本館に応答し作り出す場、そこで生まれる空間体験を通して、本展は来場者に「愛される建築」の可能性について問いかける。

また、日本館を「生きた場」として育て続けることも本展のコンセプトの一つであり、展示期間中、ワークショップやトークイベントをはじめとした複数のイベントの実施を予定している。

venezia-biennale-japan.jpf.go.jp

以下の写真はクリックで拡大します

ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる正面通りからの全景 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる森山茜による、人々を迎え入れるテント屋根 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねるブリコラ(ヴェネツィアの海に立てられる杭)でできたスツール photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる森山茜による、森のアプローチ上にかけられたテント屋根 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる森山茜による、ヴェネツィアの光と風を可視化するテント屋根 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねるオリジナルと同じ青色に塗り直した入り口の扉 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる愛される建築のコンセプトと日本館の物語を伝える展示 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる水野太史による、屋根からピロティまでを貫く開口部につくられたモビール photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる水野太史による、リドと常滑で採取した陶片モビール photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる日本館で行われた初めての展示でも使われた、浮遊する展示壁 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる自然光を生かし、壁面を淡いブルーで塗装した内部空間 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる日本館の空間そのものを楽しむ、回遊性の高い内部空間 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる日本館の捉え方を示すコンセプトモデル photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねるdot architects + Yoshiyuki Ryohei to Job + Atelier Tuareg + Dept.による、ピロティの工場とバー。 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねるdot architects + Yoshiyuki Ryohei to Job + Atelier Tuareg + Dept.による、ほぼ全てヴェネツィアで採取された材料を 再利用してつくられたピロティ。 photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねるジャルディーニの落ち葉から蒸留された香り photo©Yuma Harada
ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる来場者がハンドアウトをカスタマイズできる、ハンドアウトキッチン photo©Yuma Harada

以下、キュレーターによるステートメントと各作品等の解説テキストです。


愛される建築を目指して
―建築を生き物として捉える

2023 年初夏、日本館の竣工から 67 年が経ちました。日本館は、たくさんの人を受け入れながら、今もこの場所に立っています。今回、私たちは「愛される建築」をテーマに、吉阪隆正さんにより設計された日本館そのものと向き合うことから展覧会を育ててきました。

「愛される建築」を目指す私たちの活動は、その場所を取り巻く風景や営み、刻まれた記憶や物語も含めて「建築」と捉えることで、「建築」がもつ意味や可能性を広げていく試みです。そのために私たちは、建築を“生き物”と捉えることからはじめたいと思います。

「ものをつくるとは、そのものに生命を移すことだ」。これは吉阪隆正さんが残した言葉です。命を宿す自立した存在として建築と向き合うと、その価値を機能や性能で測るのではなく、欠点や未完成な部分も含めて愛しみ、育んでいくことができます。そのように建築の個性をおおらかに受け止める姿勢は、人間や動植物を含めた私たちそれぞれが、互いの違いを認め、尊ぶことのできる寛容な世界へとつながっていくのではないでしょうか。

もし日本館が“生き物”だとしたら、私たちはこの場所をどのようなまなざしで見つめ直すことができるでしょう。会場内に点在する日本館へのさまざまな応答を手がかりに、ここを訪れた人々とともに「愛される建築とはなにか」を考え、私たちと建築との関係を問い直して
みたいと思います。
(大西麻貴 / キュレーター)


解説
本展では、建築家、テキスタイルデザイナー、窯業家、デザイナー、編集者、金工、アニメーターなど、さまざまなつくり手による日本館への応答を展示しています。
会期中には、社会運動、福祉、民藝など、異なる領域が交差するプログラムも計画中です。

ファサードにかかるテント屋根
「そうだ、地中海はこの乾燥した土地の親類だ。何よりまず日よけ。日よけ・ルーバー。天井をルーバーにしたら」。吉阪隆正氏が日本館の設計当初をふりかえって書き残した言葉です。テキスタイルデザイナー・森山茜は、庭の樹木や散策道への考察から、光や風を可視化するテンポラリーな屋根を制作しました。この再生ポリエステルの織物でできた軽く柔軟な構造体は、折りたたむとスーツケースで持ち運べるほど小さくなり、ハサミで解体すれば、カーテンの芯地という元の役割に戻ることもできます。どこにでもある素材で編まれたテンポラリーな屋根が建築と調和し、来場者が佇む空間を生み出しました。森山は本作を「来訪者を招き入れるジェスチャー」であり、まるで日本館がするりと手を伸ばして「入ってきていいよ」と呼びかけているようだと語ります。ちなみに日本館の竣工後、吉阪氏は屋外の展示空間を拡張するために、庭にかける懸垂曲線のテントを構想していました。この屋根は実現されず、現在はスケッチのなかだけに残されています。 
制作協力:進弘産業、笠原細巾織物、大鷲テープ工場、太陽工業、平岩良之、Andre Raimundo

日本館についてのリサーチ
日本館の建設現場をとらえた1枚のスケッチがあります。ここには多くの職人、労働者の姿が描かれています。設計者や職人たちがどのようなヴィジョン、想いでこの建築を手がけたか——リサーチの過程で膨大な日記やスケッチ、図面、草稿などを一つひとつ遡ることで、私たちは日本館の魅力、豊かさを発見してきました。展示室では、日本館の設計に関わる資料と竣工当時の記録、また、キュレーターチームが日本館のコンセプトや造形への回答として制作した模型、什器、再編集した書籍などを展示しています。展示室に大きく再制作された吉阪氏のスケッチが物語るように、複数の視点と創造性が点々とつながった先に建築が立ち現れていくこと。それは、吉阪氏が語った「使いながらつくり続けていく」という建築のあり方に引き継がれていきます。建築とは、「ともにつくる行為」を他者にひらき、記憶する、ひとつの装置とも言えるかもしれません。 
制作協力:Y-GSA

構造壁のスライドアニメーション
もし建築が“生き物”だとしたらーこの空想的な問いは、私たちと建築の関係性についての多様な可能性を示唆しています。機能的で均質な空間が再生産される現代において、多くの人々は建築との向き合い方を見出せずにいるのではないでしょうか。日本館の特徴を語る上で欠かせない構造壁に投影されたアニメーションは、「たとえば、建築を植物のように育てていくことはできないか?」と問いかけます。この言葉を超えたコミュニケーションは、誰にとっても身近な「建築」について考える場を広げていきます。 
制作協力:moogabooga 協力:SUPER-FACTORY+HIGURE17-15cas

開口部に吊るされたモビール
ヴェネチアの街に点在する井戸は、かつて飲み水や生活用水となる雨を集めるために使われていました。地下から水を汲み上げる日本の井戸とは対照的な構造とも言えます。建築家で窯業家の水野太史は、天井からピロティまでを貫く矩形の開口部——このヴェネチアの井戸を彷彿とさせる日本館に呼応し、モビールを制作しました。素材に用いたのは、水野の活動拠点である常滑とヴェネチアの海岸で採集された古い陶片。打ち捨てられ流れ着いた陶器やレンガの断片は、長い年月をかけて波に洗われ、丸みを帯びています。水野はここに、長く使い込まれた手摺りや石畳が丸みを帯びていることとの類似性を見出し、ひとつとして同じもののない愛されたかたちであると考察しています。制作にあたっては、自然が作用した形状へ部分的に再び人の手を加え、常滑の陶片には焼きものの産地に培われた豊かな釉薬表現を、ヴェネツィアの陶片には海岸やジャルディーニ公園で拾っつめたガラスや砂、落葉を原料とする灰釉を施しました。光を反射し、雨粒のように降り注ぐモビールには、何億年もかけて生まれた大地と、何千年ものあいだ名もなき先人が受け継いできたものづくりへの、水野の敬意が込められています。 
制作協力:株式会社水野製陶園、水野製陶園ラボ

交流の場としてのピロティ
日本館には、人も野良猫も虫も往来するピロティがあります。「建築は、設計する人、つくる人、そして何より、当初の思惑を超えて、そこにいる人々が経験するさまざまな活動と情動があって素晴らしいものになっていく。その場所は、経済的価値によって更新される場所ではなく、たとえ何も持ってなくても居座れる場所であるべきだ」と語る建築家集団・dot architectsは、ピロティに場が動きつづける状況を生み出しました。会期中、公園内の落ち葉を蒸留するピロティは、バーのように人々が憩い交差する場となり、ブリコラ(=ヴェネチアの海に立てられる杭)を石で叩いて磨く工房は、誰でも参加できる気軽な場としてひらかれます。ピロティから立ち昇る木々の香りとものづくりの気配は、建築が周囲の環境や人の営みとともにあることの現れと言えるかもしれません。バーに並ぶ家具は、かつて展示室で使われていた手摺りやブリコラを素材に設計・施工されました。
制作協力:吉行良平と仕事、Atelier Tuareg 

ディテール
日本館のディテールに目を向けると、設計者や現場の職人たちの遊び心に気づきます。リサーチの過程でこれまでの改修の変遷を知り、そのディテールを再現するささやかなメンテナンスを行いました。たとえば、昨年まで白く塗られていた入り口の鉄扉や階段の一部を、竣工当初の記録に残る「イタリアの食前酒チンザノの赤と青」に塗装し直しています。これは懐古というよりも、過去を通して今ある日本館と向き合う手立てとなる実践です。そのほか、大理石の質感を取り戻すための掃除や植栽の剪定など、日々の手入れも大事な行為と捉えています。

回遊性
空間体験が庭から内部へと連続する回遊性の豊かさも、日本館の特徴のひとつです。本展では、訪れた人々が建築と向き合う手がかりとして、細部の意匠や素材のかたちをトレースした銅板、庭から掘り出した建設当時の大理石を随所に配しました。大理石には、吉阪隆正氏の言葉、日本館や本展にまつわる写真がリトグラフにより転写されています。これらを辿りながら、日本館の回遊性を感じてみてください。 
制作協力:岡崎裕司、片山浩

■建築概要

日本館展示概要
日本館テーマ:愛される建築を目指して ー建築を生き物として捉える
キュレーションチーム:大西麻貴(キュレーター、建築家)、百田有希(副キュレーター、建築家)、原田祐馬(デザイナー)、多田智美(編集者)
出展者:dot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜(テキスタイルデザイナー、アーティスト)、水野太史(建築家、窯業家)
展示デザイン:o+h(榮家志保、古澤周、伊郷光太郎、前本智志)
編集:MUESUM(永江大、羽生千晶)
デザイン:UMA/design farm(高橋めぐみ、津田祐果)
協力者:Andre Raimundo、橋本亜沙美、Atelier Tuareg(岡崎裕司)、Good Job!センター香芝、Julia Li、笠原細巾織物(笠原直樹、伊代田秀樹)、Lighter but Heavier (片山浩)、水野製陶園(水野吉興)、水野製陶園ラボ(今井一貴)、moogabooga (高野真、小田文子)、大鷲テープ工場 (大鷲義育)、吉行良平と仕事(吉行良平)、進弘産業(伊藤誠宣、横山厚史、松田康宏、加藤貴志、Nguyen Thi Kim Tu、Nguyen Thi Yen Nhi)、SUPER-FACTORY + HIGURE 17-15 cas (佐野誠、有元利彦、田中信至、木村泰平)、太陽工業(池田憲彦、平郡竜志)、たんぽぽの家、桂瑛、横浜国立大学大学院/建築都市スクール”Y-GSA” (長柄芳紀、武部大夢、 照井甲人、 上田望海、 松原周、 遠藤颯大、 神田柚花)、井波吉太郎、平岩良之、多木陽介、高野ユリカ
主催:国際交流基金

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    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    皆さんこんにちは、建築家の椎名英三と椎名祐子です。

    私達の事務所は、住宅の設計を軸にして、建築の設計をしています。
    初めに、私達が感銘したイーロ・サーリネン(1910~1961アメリカの建築家)の崇高なる言葉をご紹介したいと思います。

    「建築は、人間の生活や行動を可能にする実用的な覆いであると考えられていますが、私は実用を超えてもっと本質的な役割、ほとんど宗教的とでも言えるような意味合いがあると思っています。人がこの世で生きている時間は限られたものであり、何のために生きているのかという目的も定かではありません。そういう中にあって、宗教は初源的な目的を示しています。また、人間を取り巻く美しい環境の不変の姿は、連続した時間の中にいる自分を認識させ、生きる確信を与えてくれます。美しい環境としての建築には、人々に生きる確信を与えるという役割があり、これは、機能や実用を超えた大切な使命だと思われます。建築の目指す目的は何かという問いに対しては、建築は人間の生活を保護するシェルターであるばかりでなくこの世に生きているということの犯し難い尊厳に応えるものでなければならないとお答えしたいのです。」

    そして私達も又、その様な建築を創りたいと思っています。
    建築は又、人々の役に立つものでありますが、この「役に立つ」ということは、真に素晴らしいことだと思います。
    そして建築は、地震や火災に耐える力を持ちつつも単なる工作物ではなく、詩的構築体と呼べばいいのでしょうか、美を目指して建設されねばなりません。

    建築は、奥行きと拡がり、潤いや響きを携えつつ、心ときめくワクワクするような空間でありたいし、人々の生を肯定し、そして祝福し、人の心の奥底に強く働きかけて、大いなる宇宙自然に連続できる力を持ちたいし、そして何よりも「自然の感覚」を携えていたいと思います。

    私達は、そんな建築を一緒に創って下さる設計スタッフを募集しています。

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    建材(外装・壁)吉田祥平宇治川建築宇治川大園建築設計事務所大園未来宇治川和樹アトリエSUS4建材(外装・その他)建材(内装・キッチン)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり京都住宅
    宇治川和樹+大園未来 / 宇治川大園建築設計事務所による、京都・与謝郡の「マルハウス」。歴史ある街の新旧が混在する地域。敷地の記憶を辿り適切なスケールを求め、伝統建築を参照して“平入り切妻”の量塊に“片流れ”の下屋がつく構成を考案。内部では“ズレ”を意識的に用いて空間に多様性を与える南西側外観 photo©吉田祥平 amu photograph
    宇治川和樹+大園未来 / 宇治川大園建築設計事務所による、京都・与謝郡の「マルハウス」。歴史ある街の新旧が混在する地域。敷地の記憶を辿り適切なスケールを求め、伝統建築を参照して“平入り切妻”の量塊に“片流れ”の下屋がつく構成を考案。内部では“ズレ”を意識的に用いて空間に多様性を与える南側外観 photo©吉田祥平 amu photograph
    宇治川和樹+大園未来 / 宇治川大園建築設計事務所による、京都・与謝郡の「マルハウス」。歴史ある街の新旧が混在する地域。敷地の記憶を辿り適切なスケールを求め、伝統建築を参照して“平入り切妻”の量塊に“片流れ”の下屋がつく構成を考案。内部では“ズレ”を意識的に用いて空間に多様性を与える1階、左:リビング、右:畳スペース photo©吉田祥平 amu photograph

    宇治川和樹+大園未来 / 宇治川大園建築設計事務所が設計した、京都・与謝郡の「マルハウス」です。
    歴史ある街の新旧が混在する地域に計画されました。建築家は、敷地の記憶を辿り適切なスケールを求め、伝統建築を参照して“平入り切妻”の量塊に“片流れ”の下屋がつく構成を考案しました。また、内部では“ズレ”を意識的に用いて空間に多様性を与える事が意図されました。

    伝統建築物が残る京都府与謝野町に建つ、夫婦と子供3人のための住宅。

    計画地は周辺地域の方が利用されていた教会跡地であり、住宅メーカーによる新しい建物と昔ながらの瓦屋根の日本家屋が混在した場所となる。周囲は将来的に住宅が立ち並ぶことが想定された為、敷地の記憶をたどり周辺に対して逸脱しないスケールとなるよう計画をした。

    建築家によるテキストより

    周囲の伝統建築物のボリュームを参照して、大屋根は平入り切妻型とし、積雪が多い地域となることから半屋外の土間が平入り片流れ型のボリュームで取り付く形状としている。大屋根を支える二層分の架構(地場産材の桧・杉材を使用)の下に設けられたウッドデッキスペースは縁側のように中間領域として「内と外」「家族と地域」など様々な関係を結ぶ居場所を目指した。

    建築家によるテキストより

    内部空間は一続きの空間としながらも、「ズレ」によって空間を知覚として多様に享受できないかと考えた。
    段差による「断面のズレ」は視線の変化とたまりしろをつくり、ゾーニングによって生まれた「軸線のズレ」は室同士の関係に連続性をもたせる、一筆書きに続く動線に変化を作ることでできる「動線のズレ」を設けた。軸線と動線を交差させながら狭めたり広げたり、方向性をつけることで空間の多様性をつくりあげる。

    建築家によるテキストより
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    建材(外装・壁)吉田祥平宇治川建築宇治川大園建築設計事務所大園未来宇治川和樹アトリエSUS4建材(外装・その他)建材(内装・キッチン)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり京都住宅
    2023.05.24 Wed 13:12
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    湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインによる、東京・中央区の「TOKYO MIDORI LABO.」。植物を扱う企業が複数入居。緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案。植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る
    photo©鳥村鋼一

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    architecture|feature
    建材(内装・壁)湯浅友絵ペンタビルダーズASAsolsoオンデザインパートナーズ明野設備研究所建材(外装・建具)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・床)中央区図面あり萬玉直子岡安泉鳥村鋼一事務所店舗東京
    湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインによる、東京・中央区の「TOKYO MIDORI LABO.」。植物を扱う企業が複数入居。緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案。植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る外観 photo©鳥村鋼一
    湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインによる、東京・中央区の「TOKYO MIDORI LABO.」。植物を扱う企業が複数入居。緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案。植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る外観 photo©鳥村鋼一
    湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインによる、東京・中央区の「TOKYO MIDORI LABO.」。植物を扱う企業が複数入居。緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案。植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る屋上テラス photo©鳥村鋼一

    湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインが設計した、東京・中央区の複合型テナントビル「TOKYO MIDORI LABO.」です。
    植物を扱う企業が複数入居しています。建築家は、緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案しました。また、植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る事も意図されました。

    植物と人の営みが共存する複合型テナントビルTOKYO MIDORI LABO.は3面道路に接道した敷地に建つ。
    ひらけた環境はよいものの、このエリアの魅力である小さな建物フットプリントによる街の回遊性を生むスケールからは少し大きな印象を受ける敷地であった。

    そのため、ボリュームをずらしながら、3面それぞれに正面性や建物内外を繋ぐ出入り口や開口部、バルコニーを持つ、多面的な建築を考えた。建物構成としては、敷地中央にEVと階段の縦シャフトを配置し(樹木の幹のように)、その周辺に機能ボリュームを立体的に配置した(樹木の枝葉のように)。

    建築家によるテキストより

    そもそもこのプロジェクトの発端は、クライアントである安田不動産と、都市生活と植物の距離を縮める多様な取り組みをしているDAISHIZENがパートナーとなりスタートした新しい複合型テナントビルの展開である。DAISHIZENのパートナーとして入居するテナントには「緑」のスペシャリストを集め、「緑×建築、都市、IT」等といった、これまで交わらなかった会社を掛け合わせることになった。それらの会社同士を、積層しつつ、「緑」や環境を設え、どう混ぜるかを考えた。

    建築家によるテキストより

    そこで「植物」だけを自然として捉えるのではなく、働く人や空間に現れるものすべてを自然として捉え、テラスの植物が成長すると、人の居場所も変化するように、オフィス空間と植物空間が、対になって働く(影響し合う)状況を、目指した。
    従来のテナントビルのような床を積層してつくる均質的な構成ではなく、光や風や外部との関係により影響を受け、ある種の不均質さを持ったオフィス環境とすることを考えた。

    建築家によるテキストより
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    建材(内装・壁)湯浅友絵ペンタビルダーズASAsolsoオンデザインパートナーズ明野設備研究所建材(外装・建具)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・床)中央区図面あり萬玉直子岡安泉鳥村鋼一事務所店舗東京
    2023.05.24 Wed 08:28
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    2023.5.23Tue
    • 今津康夫 / ninkipen!による、京都市の店舗「camisimo」。半地下の区画の服飾店の計画。“地階”と“路面”の特徴を兼ね備える既存に対して、入口窓のみ“透明度を下げる”等の操作で“境界線を強める”設計を志向。レジカウンターの“凹”形状はこの場所らしさも形容
    • nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる
    2023.5.25Thu
    • 【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンにも携わる「the design labo」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
    • 石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」。幅広い分野で創作する建築家の展覧会。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介。展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示
    • 【ap job更新】 大規模建築に企画段階から関わり、若い世代が活躍できる体制がある「合同会社SAND」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
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    • 【ap job更新】 建築設計やリノベを通した“まちづくり事業”を進める「9株式会社」が、建築設計・デザイナー・現場監督・大工を募集中

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