architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2023.10.02Mon
2023.10.01Sun
2023.10.03Tue
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮
photo©楠瀬友将

SHARE ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮

architecture|feature
埼玉教育施設ツバメアーキテクツ山道拓人千葉元生図面あり西川日満里建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)楠瀬友将山崎工務店
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮鳥瞰 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮アプローチ。縁取り窓とベロのような大庇が出迎えるエントランス。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、廊下から0・1歳児室を見る。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、0・1歳児室。架構のぬいぐるみとスカートを履いたような腰壁。 photo©楠瀬友将

ツバメアーキテクツが設計した、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園 彩の調保育園南浦和宙」です。
様々な規模の建物に囲まれた敷地に計画されました。建築家は、“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画しました。また、各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮されています。

住宅地の保育園は、床面積の確保と、近隣への配慮を両立させようとすると、園庭はなくなり、窓は小さくなり、建築は閉じていく。
今回の敷地は旗竿。マンション、アパート、個人住宅、駐車場に囲まれている。このボリューム感の差に注目することで、アプローチや庭の環境の質を高めようとした。

建築家によるテキストより

具体的には、周辺に対する余白の取り方や、窓の在り方、さらに風や光の抜ける架構がテーマとなった。
まず、旗竿特有のアプローチは、緩やかにカーブする道路を模したデザインとし、大庇のベロが伸びてくる。白いドット模様にはベビーカーや自転車が可愛く駐車する。個人住宅やバルコニーに配慮し、エントランス側の窓は絞りつつも、パンダの目のように縁取ることでリズムを作り出す。

建築家によるテキストより

保育室は、南北に大きな開口を設け、それに合わせ架構を連続させた。耐火被覆は現しとすることで架構のぬいぐるみとしている。南側には、駐車場と連続するように中庭を作った。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮外観。周辺環境に溶け込むひっそりとした佇まい。
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮鳥瞰 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮敷地上空から見る。道路を模したデザインのアプローチ。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮アプローチ。縁取り窓とベロのような大庇が出迎えるエントランス。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮アプローチ。旗竿に伸びる庇。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮1階、2・3歳児室 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、廊下から1階、0・1歳児室を見る。保育室内外から利用できるロッカー。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、廊下から0・1歳児室を見る。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、廊下から1階、0・1歳児室を見る。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、0・1歳児室。架構のぬいぐるみとスカートを履いたような腰壁。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、0・1歳児室。光と風が抜けるトンネル。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階、0・1歳児室。南北に開く連窓。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮3階、4・5歳児室。子ども達が集まる連窓。 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮外観、夜景 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮外観、夜景 photo©楠瀬友将
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮1階平面図 image©ツバメアーキテクツ
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮2階平面図、3階平面図 image©ツバメアーキテクツ
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮断面図 image©ツバメアーキテクツ
ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「旗竿地に建つ保育園」。様々な規模の建物に囲まれた敷地。“環境の質”の向上を目指し、周辺のヴォリューム感の差に注目して中庭や各室等の配置を計画。各箇所の窓は“風と光の抜け”に加えて隣接する住宅等のプライバシーにも配慮アクソメノメトリック図 image©ツバメアーキテクツ

以下、建築家によるテキストです。


住宅地の保育園は、床面積の確保と、近隣への配慮を両立させようとすると、園庭はなくなり、窓は小さくなり、建築は閉じていく。
今回の敷地は旗竿。マンション、アパート、個人住宅、駐車場に囲まれている。このボリューム感の差に注目することで、アプローチや庭の環境の質を高めようとした。
 
具体的には、周辺に対する余白の取り方や、窓の在り方、さらに風や光の抜ける架構がテーマとなった。
まず、旗竿特有のアプローチは、緩やかにカーブする道路を模したデザインとし、大庇のベロが伸びてくる。白いドット模様にはベビーカーや自転車が可愛く駐車する。個人住宅やバルコニーに配慮し、エントランス側の窓は絞りつつも、パンダの目のように縁取ることでリズムを作り出す。

保育室は、南北に大きな開口を設け、それに合わせ架構を連続させた。耐火被覆は現しとすることで架構のぬいぐるみとしている。南側には、駐車場と連続するように中庭を作った。
 
旗竿敷地の保育園は、方位や接道条件によって、余白の取り方やそれに対応した窓の在り方など、まだまだ可能性を秘めている。分棟形式やアプローチ部分を園庭とする配置など、今後も検討していきたい。
(山道拓人、川田実可子、坂梨桃子 / ツバメアーキテクツ)

■建築概要

作品タイトル:旗竿地に建つ保育園 彩の調保育園南浦和宙
所在地:埼玉県さいたま市南区南浦和
主用途:保育所
設計:ツバメアーキテクツ
施工:山崎工務店
階数:地上3階
建築面積:190.93㎡
延床面積:487.58㎡
設計:2020年6月~2021年7月
工事:2021年8月~2022年3月
竣工:2022年3月
写真:楠瀬友将

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

塩化ビニル樹脂系シート防水 ビュートップ(田島ルーフィング)

外装・壁外壁

ALC 弾性タイルマウント押さえ

内装・床床

オーク無垢フローリング(大和屋)

内装・壁壁

ビニルクロス(東リ)

内装・天井天井

ソーラトン(吉野石膏)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

あわせて読みたい

サムネイル:中村竜治、中山英之、永山祐子、長坂常らによる
中村竜治、中山英之、永山祐子、長坂常らによる”LLOVE”の写真
  • SHARE
埼玉教育施設ツバメアーキテクツ山道拓人千葉元生図面あり西川日満里建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)楠瀬友将山崎工務店
2023.10.02 Mon 07:05
0
permalink

#楠瀬友将の関連記事

  • 2025.3.17Mon
    工藤浩平建築設計事務所による、秋田市の「楢山の家」。浸水被害を受けた住宅の建替。被災対策に加え経済性も求め、独立基礎を併用した“高床”と急勾配の“落雪屋根”を特徴とする建築を考案。未来を見据えて取捨選択した設計の末に“不思議なアイコニックさ”が現れる
  • 2025.2.20Thu
    工藤浩平建築設計事務所による、秋田市の住宅「楢山の別邸」。風土と環境に応える“普遍的な開き方”を追求。断熱性能のある“ガラスのダブルスキン”で包まれ、生活と風景が混じり合う連続性のある平面構成の建築を考案 / 立石遼太郎の論考“ドミノというシステム”も掲載
  • 2025.2.19Wed
    馬場正尊+大橋一隆 / OpenAによる、東京・港区の「博報堂ケトル オフィス」。元料亭の建物を転用した事務所。コロナ過以降の労働空間の在り方も考慮し、暖簾の先に“円卓”を据えた交流の為のラウンジを設ける計画を考案。既存の社会構造を“ユーモアの力で壊す”というメッセージも込める
  • 2025.1.10Fri
    馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える
  • 2024.11.13Wed
    JAMZAによる、東京・江東区の「深川えんみち」。子供から高齢者までを受入れる“多世代共生の複合型福祉施設”。日常に福祉が存在する状況を目指し、地域の人々を招き入れる“道を引き込む動線計画”の建築を考案。街と繋がる為に“施設らしくない”境界面も作る
  • 2024.10.21Mon
    北村直也建築設計事務所による、岐阜・瑞穂市の「穂積の住宅」。“住宅街”の中の“田園”にも隣接する敷地。環境を大らかに受入れる存在を目指し、3つの量塊を“雁行型”に配置して空間同士の柔らかな関係を構築。視線が建築を“貫通”するように開口を配して両方の風景も繋ぐ
  • 2024.10.11Fri
    太田健裕 / 太田設計舎による、宮城・石巻市の週末住宅「山麓堂」。高齢化が進む過疎地域での計画。寄合所の様な“集える場所”との要望に、全体の半分以上を半外部空間の“大きなワンルーム”とする構成を考案。床の仕上げや二層の建具などで“柔軟”な場づくりも可能にする
  • 2024.10.07Mon
    宮崎晃吉 / HAGISOによる、茨城・笠間市の「ATAGO FOREST HOUSE」。自然公園にある建物と周辺環境を整備する計画。“地域の憩いの場”で“観光拠点”を目指し、“心も体も切り替わる中継地点”としての建築を志向。既存への“円弧状のテラス”などの増築と共にサインまでも見直す
  • 2024.9.03Tue
    OpenAとケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の「UPLIFT SHIMOJYUKU+MILKBREW COFFEE URESHIO ONSEN」。新設駅の駅前広場に建つカフェ兼ラボ。どの方向からも目に入る敷地の特性に着目し、四方をガラス窓とした回遊性のある“正方形平面”の建築を考案。建設費の高騰などに対応する為に“システム建築”を流用して造る
  • 2024.8.02Fri
    中西昭太建築事務所による、石川・金沢市の「House in Wakakusa」。年間を通して天候不順の多い地域での計画。脱炭素時代の“自然密接型住宅”の実例を目指し、“三層吹抜けの最上部”に“採光窓を集中的に配置”する構成を考案。高い断熱性能に加えて光や風と共にある生活を実現
  • view all
view all

#西川日満里の関連記事

  • 2023.9.11Mon
    ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「角地に建つ保育園」。住宅街の三面接道の敷地。人目に留まる二つの隅切りに着目し、建物の隅に特徴的な開口を設けて“顔”とすると同時に固有性のある“保育環境”も構築。45度振った架構は都市と連動して内部空間に力強さを与える
  • 2023.4.05Wed
    ツバメアーキテクツによる、神奈川・横浜市の「六角橋の四軒長屋」。古い長屋が建ち並ぶ街の三角形の敷地。既存の問題を解決した“次なる長屋”を目指し、面積配分や開口等の操作で“多様な質”を作る設計を志向。現代の条件と均衡させ“家か店という二者択一”でない在り方も提示
  • 2022.11.15Tue
    ツバメアーキテクツによる、神奈川の「横浜の住宅」。地域の特徴的な地形“谷戸”に面する敷地。家族構成と周辺環境への応答を求め、“ズルズルと繋がる”回遊性と“特徴の異なる”多様な居場所を持つ建築を考案。変化する暮らしを“仮固定”する拠り所を作る
  • 2022.9.16Fri
    SDレビュー2022の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
  • 2022.6.23Thu
    ツバメアーキテクツによる、長野・塩尻市の宿泊施設「上原屋 BYAKU Narai」。古い街並みが残る“奈良井宿”の町屋改修。地域の建築保存のロールモデルを目指して、参照可能な施策を積み重ねる設計を志向。追加要素を空間の主題に昇華する“金継ぎ”の態度を実践
  • 2022.5.26Thu
    ツバメアーキテクツによる、東京の「目黒川沿いのクリニック」。川を見下ろす場にあるMRI検査施設の計画、立地を活かした開放性を目指して風景を取り込み外からの視点にも応える“川面の様に波打つ天井”を考案、全体も天井のリズムに合わせ都市と内装を結び付ける
  • 2022.1.11Tue
    ツバメアーキテクツによる、神奈川・川崎市の「マイクロバスケットコート ONE_THROW」。カフェ運営者の施主の“地域でバスケをプレイできる場所”という想いに、住宅地での球技に最適な床材や気積を計画、加えて事業計画外の経済活動を呼び込み地域のコモンスペースとなることも構想
  • 2021.10.15Fri
    【シリーズ・建築思索360°】第1回 ツバメアーキテクツが語る“BONUS TRACK”と“建築思索”
  • 2021.9.28Tue
    ツバメアーキテクツの共用部設計・監修による、東京・北区の、社員寮を改修した分譲集合住宅「リノア北赤羽」。道路境界の擁壁等を撤去しパーゴラによって地域へ開かれた構えをつくり、地域住民も使用できるシェアキッチン等によって“まちのコモンズ”となることを意図
  • 2021.5.10Mon
    ツバメアーキテクツによる、埼玉・さいたま市の「やわらかい天井の保育園 1&2」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    MADによる、中国の「安吉文化芸術センター」。“竹”と“茶”で知られる地域での計画。“竹の葉”を散らした様な屋根の重なりを特徴とし、自然と建築をつなぐ“過渡的な空間”の設計を志向。建築とランドスケープが一体となるように作る
    image courtesy of MAD

    SHARE MADによる、中国の「安吉文化芸術センター」。“竹”と“茶”で知られる地域での計画。“竹の葉”を散らした様な屋根の重なりを特徴とし、自然と建築をつなぐ“過渡的な空間”の設計を志向。建築とランドスケープが一体となるように作る

    architecture|feature
    劇場・ホール文化施設中国MAD
    MADによる、中国の「安吉文化芸術センター」。“竹”と“茶”で知られる地域での計画。“竹の葉”を散らした様な屋根の重なりを特徴とし、自然と建築をつなぐ“過渡的な空間”の設計を志向。建築とランドスケープが一体となるように作る image courtesy of MAD
    MADによる、中国の「安吉文化芸術センター」。“竹”と“茶”で知られる地域での計画。“竹の葉”を散らした様な屋根の重なりを特徴とし、自然と建築をつなぐ“過渡的な空間”の設計を志向。建築とランドスケープが一体となるように作る image courtesy of MAD
    MADによる、中国の「安吉文化芸術センター」。“竹”と“茶”で知られる地域での計画。“竹の葉”を散らした様な屋根の重なりを特徴とし、自然と建築をつなぐ“過渡的な空間”の設計を志向。建築とランドスケープが一体となるように作る image courtesy of MAD

    MADによる、中国の「安吉文化芸術センター」です。
    “竹”と“茶”で知られる地域での計画です。建築家は、“竹の葉”を散らした様な屋根の重なりを特徴とし、自然と建築をつなぐ“過渡的な空間”の設計を志向しました。また、建築とランドスケープが一体となるように作る事も意図されました。現在、建設が進められており2025年の竣工を予定。


    こちらはリリーステキストの翻訳です

    マー・ヤンソン率いるMADアーキテクツは、安吉文化芸術センターのデザインを発表しました。中国の南東部、上海に近い浙江省に位置する安吉県は、「国連ハビタット賞」を受賞した唯一の県であり、中国の「竹」と「白茶」の町として賞賛されています。このプロジェクトは、この地域の自然環境と建築環境をつなぐ過渡的な空間として設計されています。東側には街があり、西側には川と遠くの山々が見えます。

    安吉文化芸術センターの敷地面積は約14万9000㎡で、総工事面積は約12万㎡です。グランド・シアター、カンファレンス・センター、レジャー・センター、スポーツ・センター、青少年活動センター、芸術教育センターなど6つの会場が、安吉特有の緑茶畑を囲む「竹の葉」の屋根の下に広がっています。

    マー・ヤンソンは言います。
    「私たちはこの地域が持つ独特のオーラを追求し、日常生活に統合していきます」

    このプロジェクトは、あらゆる方向、あらゆる時間帯から一般市民がアクセスできる多孔性のミーティング・スペースなのです。中央のコリドーが開放的な屋外プラットフォームとなるように、両側のヴィジュアルコリドーの軸線に沿って配置され、来訪者はフレームに収められた山々や上空の景色を眺めることができます。

    建物のヴォリュームは白いタイル張りの屋根の下に均等に配分され、その起伏のあるシルエットは、安吉白茶が植えられた周囲の丘の形と呼応します。敷地全体にわたって設けられた複数の中庭は、屋内と屋外の境界をなくすプログラム的ギャップとして機能します。プロジェクトの西側にある大きなステージは、パフォーマンスやコンサート、展示会などの屋外会場として利用できます。

    安吉文化芸術センターの見どころは、竹の葉を散らしたような金属製の屋根が幾重にも重なり、その尾根が息を呑むような景観に複雑な視覚効果を加えていることです。その間の隙間から自然光を室内に取り込み、メインのファサードは透明度が高く、側面からも自然光を招き入れます。メインファサードは最大17メートルで、完成すれば中国で最も高い自立式ガラス壁となります。

    • 残り19枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    劇場・ホール文化施設中国MAD
    2023.10.02 Mon 13:01
    0
    permalink
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/9/25-10/1]

    SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/9/25-10/1]

    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/9/25-10/1]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/9/25-10/1)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 伊東豊雄建築設計事務所が計画している、東京・渋谷区の分譲集合住宅の画像
    2. 工藤浩平建築設計事務所による、秋田市の「鳥海邸」。未接道の土地や空き家が目立つ地域での計画。街の特徴を“余白”として捉えて継承も意図し、様々な使い方を促す“半屋外空間”で囲われた中庭を中心とした建築を考案。寒冷地での“暮らしの範囲”の拡張も試みる
    3. 針谷將史建築設計事務所による、埼玉の「安部邸」。一家6人の為の住まい。家族の為の“公共空間”としての“家”を求め、“親密な距離”と“個人の距離”が同時に存在する建築を志向。他者としての“自律する構造体”で複数の小さな中心と周縁をひとつに繋ぐ
    4. 五十嵐敏恭と佐藤研吾による建築展「グルグル広がって上がっていく」の会場写真。建築と生き方の“表裏一体”を体現する二人の建築家の展覧会。対話の中で見い出された“言葉”をキーに“思考モデル”とも言える作品を制作して展示。畝森泰行と金野千恵の事務所“BASE”を会場に開催
    5. 伊東豊雄の、芝浦工業大学での展覧会「伊東豊雄の挑戦1971-1986」。世界的に評価される建築家の活動初期の作品に注目した展示。“全エネルギーを注いだ”と言う図面やスケッチを中心に紹介。当時の製本青焼図面を閲覧できるスペースも用意
    6. 粟屋大紀による、神奈川・横浜市の住戸改修「room206」。二人家族の為に計画された住まい。必要な個室数の少なさを活かし、“明るく風の抜ける室内環境”を整える設計を志向。住戸の中央に“島状”の寝室を配置して玄関からリビングまでの抜けを作る
    7. 長坂大 / Megaの設計による、京都市左京区岩倉の分譲住宅「composition colors iwakura」の特設サイトが公開。個々の住宅の豊かな居住環境の構築に加えて、街区全体の美観等も考慮したプロジェクト。サイトでは計画の詳細や設計者のインタビュー等を掲載。資料請求・来場予約・オンライン相談も可能
    8. studioSHUWARIによる、富山市の「2枚屋根の家」。丘陵地にある住宅街の中の敷地。街との“緩やかな繋がり”を求め、敷地の高低差を斜面で処理して勾配に沿う“2枚の屋根”を持つ建築を考案。窓の位置等の工夫で景観を取り込み日常の中に“季節感”を持ち込む
    9. GENETOによる、長野・白馬村の「KANOLLY Resorts」。リゾート開発が進む豪雪地の宿泊施設。地域の山々や風土への敬意と積雪対策を意図し、“合掌造り”を参照した建物を3つ雁行配置して繋げる構成を考案。環境を堪能できるように部屋毎に内外の関係性を調整
    10. 小島弘旭 / hiroaki kojimaによる、西日本の住宅「湖畔の整理」。古い住宅と新建材の建売が混在する地域に計画。施主の描く間取りや既製品の使用を肯定した上で、其々を“レイアウト”して在るべき建築の実現を追求。生活と風景の“整理”は将来的な変化の許容も意図
    11. 上林剛典 / platによる、東京の「渋谷のオフィス」。数年後に解体されるビル内の事務所の改修。解体過程で現れた痕跡に“味わい”を見出し、“時間の蓄積”と要求機能を“擦り合わせる”設計を志向。既存の無機質で閉塞感のある空間を“生き生きとした”場所に変える
    12. 小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図
    13. 吉岡徳仁による「ガラスの炬火台」と「ガラスのトーチ」。2024年の国民スポーツ大会のセレモニーの為に制作。炎から放たれる“光”に着目し、透明なガラスの造形から生み出されたプロダクト
    14. 川合健二による、愛知・豊橋市のコルゲートハウス(1965年竣工)が宿泊施設に転用。1棟貸のホテルとして2023年9月から運営開始
    15. SDレビュー2023の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
    16. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
    17. ザハ・ハディド事務所による、モザイク装飾「ダイヤモンド」。イタリアのアトラス・コンコルド社の為に開発。12世紀のモザイク模様を参照しつつ、独自のアルゴリズムを開発して古典的な模様に“破壊的な要素”を取入れる意匠を考案。表面で空間の性質を定義する可能性も追求
    18. ODS / 鬼木孝一郎による、北海道の店舗「SHIRO 砂川本店」。化粧品の製造工場内に計画。自分で香りを調合できる“ブレンダーラボ”を中心に、同心円状に平台什器を配置して様々な方向から出入りできる空間を構築。地域材の使用を思案して近隣で採れた木材を什器の土台に採用
    19. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
    20. 中村竜治建築設計事務所の会場構成よる、21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「Material, or 」。マテリアルについての再考を促す展示。“素の状態”で物や作品に向合う状況を目指し、出来る限り“展示っぽさ”を排除する設計を志向。既存平面を“半ば無視した”壁を配して施設を廃墟の様な無意味な場所に戻す

    • 過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ
    • SHARE
    最も注目を集めたトピックス
    2023.10.02 Mon 07:00
    0
    permalink
    2023.10.01Sun
    • OMA / イヤド・アルサカによる、バングラデシュの高層ビル「ダッカ・タワー」。急速に経済発展してきた国での計画。“ピラミッド型”の基壇の上にタワー部分が建つ構成とし、景観の良い外部空間と接するアトリウム空間を提供。都市のスカイラインに大胆なステートメントを打ち出す
    • 2023年9月にアーキテクチャーフォトで注目を集めたトピックス
    2023.10.03Tue
    • 青木淳と西澤徹夫による「京都市京セラ美術館」に宿泊できるイベントが開催。中央ホールにキャンプ形式で泊まり、夜の美術館ツアーも付属
    • 徳山史典+弓削純平 / UNQUOTEによる、東京・世田谷区の「経堂のクリニック」。駅近の医療ビル内での計画。“多くの診療が可能”な施設を目指し、順路を明確化して移動時間を短縮する“リニアなL字型”の待合空間を備えた建築を考案。木質素材の仕上げで場に“親しみ易さ”も与える
    • 森下陽 AMP/アンプ建築設計事務所による、静岡・周智郡の「タープハウス」。往来のある地域の左官職人の為の住宅兼倉庫。外の視線からの保護と“開放性”の両立を求め、地表近くまでを覆う“大屋根”の下に内外の空間が広がる構成を考案。仕上げの“ショールーム”も意図して壁面を多く確保

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white