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2023.10.12Thu
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藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す
photo©貝出翔太郎

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architecture|feature
建材(内装・照明)清水建設工業貝出翔太郎atelier umi藤田時彦建材(外装・その他)建材(外装・照明)建材(外装・建具)建材(内装・その他)建材(内装・キッチン)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり滋賀リノベーション店舗
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す外観、夜景 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席とカウンター席 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すカウンター席と厨房 photo©貝出翔太郎

藤田時彦 / atelier umiが設計した、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」です。
抜道に使われる裏路地の建物を改修しました。建築家は、既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築しました。また、天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出されました。店舗の公式サイトはこちら。

大津市長等の薪火イタリア料理店「ciocco」のデザイン。

場所はお寺の敷地内。地元の人が抜け道として使う裏路地にある。

建築家によるテキストより

飲食店は通常人通りの多い「表」の場所を選びがちだが、わざわざ来てもらうことを考えられている店主にとって「裏」のこの場所は最高の立地だったのではないだろうか。外観は極力手を加えず、古さをあえて残すように設計した。

建築家によるテキストより

エントランス直後、小さな窓から並んでいるワインが見える配置になっており、最小限のスペースを確保したワインセラーにはお客さんも自由に入り、自分好みのワインを選ぶことができる。

内部空間は既存の木造躯体や土壁を生かしながら、火のイメージや温かさを与えるオレンジ色の研ぎ出しカウンター、小石を混ぜた荒らしモルタル壁などの左官仕上を取り入れた。これにより古さと新しさが同居し調和する状態をつくった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す外観、夜景 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す外観、夜景 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す外観、夜景 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席とカウンター席 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席とカウンター席 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すカウンター席と厨房 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すカウンター席からエントランス側を見る。 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席からエントランス側を見る。 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す厨房からテーブル席を見る。 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すカウンターの詳細 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席の照明 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すカウンター席の照明 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すテーブル席の壁 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出すワインセラー photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す薪置き場 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す薪火グリル台 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す薪火グリル台 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す薪火グリル台 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す外観、昼間 photo©貝出翔太郎
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す平面図 image©atelier umi
藤田時彦 / atelier umiによる、滋賀・大津市の飲食店「ciocco」。抜道に使われる裏路地の建物を改修。既存の躯体や壁を活かし、左官仕上のカウンター等を追加して“古さと新しさが同居し調和する状態”を構築。天井の解体と保存で高低差のある“ダイナミックな断面”も生み出す断面図 image©atelier umi

以下、建築家によるテキストです。


大津の薪火料理

大津市長等の薪火イタリア料理店「ciocco」のデザイン。

場所はお寺の敷地内。地元の人が抜け道として使う裏路地にある。

飲食店は通常人通りの多い「表」の場所を選びがちだが、わざわざ来てもらうことを考えられている店主にとって「裏」のこの場所は最高の立地だったのではないだろうか。外観は極力手を加えず、古さをあえて残すように設計した。

エントランス直後、小さな窓から並んでいるワインが見える配置になっており、最小限のスペースを確保したワインセラーにはお客さんも自由に入り、自分好みのワインを選ぶことができる。

内部空間は既存の木造躯体や土壁を生かしながら、火のイメージや温かさを与えるオレンジ色の研ぎ出しカウンター、小石を混ぜた荒らしモルタル壁などの左官仕上を取り入れた。これにより古さと新しさが同居し調和する状態をつくった。

テーブル席は天井を撤去し吹抜けをつくり開放的な空間を演出し、一方カウンター席は既存の古民家特有の天井低さを残すことで、ダイナミックな断面構成となっている。

■建築概要
名称:ciocco
所在地:滋賀県大津市
用途:飲食店
設計:atelier umi 担当:藤田時彦
施工:清水建設工業株式会社
ロゴデザイン:Aika Miyazaki、Hikaru Miyazaki
構造:木造
階数:地上2階建て
1階床面積:55㎡
2階床面積:45㎡
設計期間:2021年11月~2022年3月
施工期間:2022年3月~2022年6月
竣工年月:2022年6月
撮影者:貝出翔太郎

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・建具開口部

木製建具 [决り仕上]
木製格子

外装・照明照明

ブラケット照明(Atelier Key-men)

外装・その他サイン

銅板サイン(Atelier Key-men)

内装・床客席・ワインセラー 床

ナラフローリング(ナカムラコーポレーション)

内装・床厨房 床

モルタル金コテ押え+塗床

内装・床WC 床

モルタル金コテ押え+防塵塗装

内装・壁客席 壁

既存土壁現し+硬化剤
樹脂モルタル荒し仕上
漆喰補修

内装・壁ワインセラー 壁

調湿塗材

内装・壁厨房 壁

モルタル磨き仕上
タイル貼(名古屋モザイク工業)
耐火煉瓦

内装・壁WC 壁

樹脂モルタル荒し仕上

内装・天井客席 天井

既存野地板塗装

内装・天井ワインセラー 天井

調湿塗材

内装・天井厨房 床

既存床板現し

内装・天井WC 天井

樹脂モルタル荒し仕上

内装・キッチン薪火グリル台

スチール黒皮(HALO)

内装・照明客席 照明

ペンダントライト(安土草太)
ライン照明(DNライティング)
スポットライト(コイズミ照明)

内装・照明厨房 照明

スポットライト(コイズミ照明)

内装・照明WC 照明

ダウンライト(遠藤照明)

内装・その他階段

ラワン合板箱階段

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2023.10.12 Thu 13:01
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    2023.10.12 Thu 07:35
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    湯浅良介による、神奈川・鎌倉市の住宅改修「波」。海を望む高台での計画。雰囲気の刷新を望む施主の“感性”を拠り所に、不揃いに貼るタイルや量感のあるカーテンで“形の印象を弱め”て“密度を上げる”改修を実施。与件から得た断片的な心象を表面に置く様に作る
    photo©松岡一哲

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    湯浅良介による、神奈川・鎌倉市の住宅改修「波」。海を望む高台での計画。雰囲気の刷新を望む施主の“感性”を拠り所に、不揃いに貼るタイルや量感のあるカーテンで“形の印象を弱め”て“密度を上げる”改修を実施。与件から得た断片的な心象を表面に置く様に作る2階、居間のタイル床の詳細。 photo©松岡一哲

    湯浅良介が設計した、神奈川・鎌倉市の住宅改修「波」です。
    海を望む高台での計画です。建築家は、雰囲気の刷新を望む施主の“感性”を拠り所に、不揃いに貼るタイルや量感のあるカーテンで“形の印象を弱め”て“密度を上げる”改修を実施しました。与件から得た断片的な心象を表面に置く様に空間を作りました。当記事では、松岡一哲と成定由香沙の写真で作品を紹介します。

    海岸線から1kmほど離れた高台の斜面にこの住宅は建っていた。
    鎌倉の、日本で初めて計画的別荘地として整備された場所に近く、背後に鎌倉山を背負いながら視界には海が見える。時間の流れが都会とは違う気がした。
    斜面地に建つため、玄関は山側の通りと一番高い階で接していた。そのため通りから見える家の姿は低い佇まいとなっている。玄関扉を開けるとすぐに階段があり、数段降りるとリビング、ダイニング、キッチンがあり、そこからさらに1層分階段を降りていくと寝室や個室があるという構成をしていた。“降りていく”という印象の強い空間だった。

    建築家によるテキストより

    「全然違う雰囲気にしてほしいのよ。」初めてこの家を訪れて施主と話した時に言われた。穏やかな話し方だが芯があり、この人の感性に乗ろう、と思った。

    住宅は2×4工法でできていたために、間仕切りの変更やボードの撤去が難しく、表面の仕上げしか扱えなかったが、装飾的な設えを施すことに躊躇はないし、見えている表層のみの変化でどれほど空間が変わるのか、人の意識に変化を与えることができるのかに興味があった。

    建築家によるテキストより

    山や森、海へ行った時、そこで意識するのは山の形や木の形、波打ち際や海辺の輪郭線だろうか。無数の植物が繁茂しているその状態、無数の葉や枝から落ちてくる木漏れ日、砂に沈む足底の感覚や波のうねりや水光といった、そこで起きている総体としてのあるがままの状態、そこに生じている現象の方ではないだろうか。似たような形だが同じものが一つとない形の集合とそれによって生じる現象は、それらの輪郭線以上に人の知覚に影響を与えていないだろうか。

    そんなことを考えながら、床には一つ一つ焼きムラのある45mm角の青いタイルを、裏貼りのネットから外し一つ一つ手作業で置いてもらった。職人の方には、置いた後に並びを調整せずに置いたままとしてもらいたいと伝え、あえて不揃いな状態とした。壁天井は出隅と入隅の輪郭線を弱めるためにR面をとり、さらに形をぼかすため粗い左官材で無数の凹凸を全体にくまなくつけた。

    建築家によるテキストより
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    住宅リノベーション神奈川鎌倉湯浅良介図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)堤有希安池建築工房成定由香沙松岡一哲
    2023.10.12 Thu 07:30
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    2023.10.11Wed
    • 【ap job更新】 小さなオブジェから数千㎡の建築まで、様々な規模と用途の仕事を手掛ける「kwas / 渡邉健介建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と秘書兼事務を募集中
    • MVRDVによる、中国の「深セン・ウーマン&チルドレンズ・センター」。都市の急成長で生まれた90年代の建物を改修。先駆的事例として“再利用”の可能性の提示も意図し、既存の構造体を活かして現代の要望に適合させる設計を志向。色彩豊かな外観のフレームで施設の用途を強く明示
    • 【ap job更新】 建築と土木の領域を越えて、“公共空間のデザイン”を手掛ける「株式会社 設計領域」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
    • 山田誠一建築設計事務所による、静岡・沼津市の「本郷町の家」。郊外住宅地に計画。外から順に決める“地方の一般的な設計過程”の再考も意図し、環境を遮断した“理想的な空間”を作った後に外部と接続する設計を実践。逆説的な方法で周辺の消極的な印象を肯定的な特徴に変える
    2023.10.13Fri
    • 【ap job更新】 日本の組織出身の三木達郎と、海外のアトリエ出身の本橋良介が共同主宰する「MMAAA」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 建築家でもある教員たちが参加する、“大学院進学希望者向け”のトークイベントを「京都芸術大学大学院 建築・環境デザイン領域」が開催。“未来を思索する環境デザイン”をテーマに、学びの特徴と意義が語られる。オンラインと対面の両方で開催
    • 花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住戸改修「ルームCz」。壁式構造の集住の屋上バルコニーのある区画。既存躯体等の“不自由な現況”に寄り添いつつ、新旧の混成する“新しい秩序”を持つ空間の構築を志向。回遊性のある平面計画で“恵まれた環境を最大限享受”する
    • 阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る

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