阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る
photo©yousuke ohtake

阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る

阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る外観 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根と母屋 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根から中庭を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と大テーブル photo©yousuke ohtake

阿曽芙実建築設計事務所が設計した、徳島・神山町の「ホマレノモリ」です。
山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設です。建築家は、両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向しました。また、解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る事も意図されました。

この計画は、徳島県の山奥にある築80年の民家をリノベーションして、林業や里山の所有者、さまざまな素材の担い手である山と消費者である町を繋ぐための拠点となる場をつくる計画である。町の人だけでなく、山の当事者が、町での暮らしと山との関係をより密接に感じることが目的だ。

建築家によるテキストより

敷地は鬱蒼とした針葉樹の森を登ると急に開かれた場所にあり、山と空だけの眺望が広がる。敷地内には、母屋と家畜小屋、水場などが分棟して建ち、それぞれ増改築を繰り返した形跡があった。薄暗く湿度が溜まる状態だったため、母家のみを残し、それ以外は解体することとした。


建築家によるテキストより

敷地は鬱蒼とした針葉樹の森を登ると急に開かれた場所にあり、山と空だけの眺望が広がる。敷地内には、母屋と家畜小屋、水場などが分棟して建ち、それぞれ増改築を繰り返した形跡があった。薄暗く湿度が溜まる状態だったため、母家のみを残し、それ以外は解体することとした。


解体した材をわざわざ町に運び捨て、町で調達したものを山奥まで運び込むことに違和感を感じた。そこで、解体した建物をこの場所の資源ととらえ、できる限り再利用することとし、足りない材料だけを町からもってくることとした。この民家には新建材が用いられておらず、土や木、金属の素材に分けられ、再利用が可能であったからだ。

建築家によるテキストより

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阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る外観 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る外観 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る外観 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る外観 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根と母屋 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根の詳細 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根と中庭 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る中庭と大屋根 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根から中庭を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根から中庭を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る大屋根から母屋を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る中庭から母屋の内部を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る軒下から母屋の内部を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る軒下から母屋内部を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と大テーブル photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、外部を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と大テーブル photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と大テーブル photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と大テーブル photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と大テーブル photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、小上がり2から大テーブル側を見る。 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、曲面壁と小上がり2 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る母屋、土間 photo©yousuke ohtake
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る平面図
阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る改修前平面図

以下、建築家によるテキストです。


川上から川下を繋げる場所 ─ローカルな資源をローカルで循環させること─

この計画は、徳島県の山奥にある築80年の民家をリノベーションして、林業や里山の所有者、さまざまな素材の担い手である山と消費者である町を繋ぐための拠点となる場をつくる計画である。町の人だけでなく、山の当事者が、町での暮らしと山との関係をより密接に感じることが目的だ。

例えば、直接的には、これから家を建てようとする人にとって、地域産材に興味を持ってもらうことで、里山を守ることになり、里山を守ることは、災害から町を守り、豊かな海の形成にもつながる。宿泊や体験や座談会、交流会が企画されているが、もっと人どおしの密な繋がりを構築することが大切だと感じている。

敷地は鬱蒼とした針葉樹の森を登ると急に開かれた場所にあり、山と空だけの眺望が広がる。敷地内には、母屋と家畜小屋、水場などが分棟して建ち、それぞれ増改築を繰り返した形跡があった。薄暗く湿度が溜まる状態だったため、母家のみを残し、それ以外は解体することとした。


解体した材をわざわざ町に運び捨て、町で調達したものを山奥まで運び込むことに違和感を感じた。そこで、解体した建物をこの場所の資源ととらえ、できる限り再利用することとし、足りない材料だけを町からもってくることとした。この民家には新建材が用いられておらず、土や木、金属の素材に分けられ、再利用が可能であったからだ。

母屋の傷んだ柱や梁は解体した部分の柱や梁で整え、土壁は落として新しい土壁にするか、土間に混ぜた。母家の床板は分厚い無垢板だったため、洗い、サンダーがけをして天井や階段とした。ガルバリウムの波板は、新しいコミュニケーションを促すための壁に利用した。

構造は、検証の結果母屋の外壁だけで十分に成立することが分かった。そのため、薄くシンプルで曖昧な壁を、中庭から何もなくなった伽藍堂の室内へと挿入した。曖昧に仕切られ、賑やかで明るい場所と少し暗く静かな場所をつくり繋げることで、コミュニケーションを促し大勢で使ってもそれぞれの居場所をつくる役割をもたせた。外から内へ、いつの間にか空間が切り替わり連続していく。

曲面の壁や薄さは、川上から川下をつなぐ川を准え、ここにはなかったものを新たに付加したことがわかりやすい形体とした。また、単なる昔ながらのアナログ空間を目指したものではなく、「素」の要素を破壊しないと思われる今ある技術は、盛り込むことにした。

この計画は、民家をリノベーションすることで、現代へ適応させる行為とは違い、現代においては非日常となってしまった日常を体験することで、つまり、設備の更新や便利さへ物理的な追求ではなく、より根源的な時間体験の豊かさ通して、さまざまな人同士のコミュニケーションを生み出そうとしている。例えば、夜明けと同時に目を覚まし、火を活用する暮らしや時間を体験することである。また照明器具がないために、昼間のうちに太陽光を照明に蓄電したり、薪で料理をする。そこにあるものに手間をかけることで生まれる繋がりを建築として計画した。

■建築概要
題名:ホマレノモリ
所在地:徳島県名西郡神山町
主用途:保養所
設計:阿曽芙実建築設計事務所 担当:阿曽芙実、林大智
構造設計:エス・キューブ・アソシエイツ 担当:橋本一郎
施工:誉建設
敷地面積:343.69㎡
建築面積:89.78㎡
延床面積:121.99㎡
1階:89.78㎡
2階:32.19㎡
設計:2020年9月~2021年3月
工事:2021年3月~2022年2月
竣工年月:2022年2月
写真家:yousuke ohtake

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・壁外壁

土壁 [改修前の土壁から]
杉板 [神山杉]

内装・床

ウルトラソイル近畿壁材

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建築家でもある教員たちが参加する、“大学院進学希望者向け”のトークイベントを「京都芸術大学大学院 建築・環境デザイン領域」が開催。“未来を思索する環境デザイン”をテーマに、学びの特徴と意義が語られる。オンラインと対面の両方で開催
建築家でもある教員たちが参加する、“大学院進学希望者向け”のトークイベントを「京都芸術大学大学院 建築・環境デザイン領域」が開催。“未来を思索する環境デザイン”をテーマに、学びの特徴と意義が語られる。オンラインと対面の両方で開催 image courtesy of 京都芸術大学大学院

建築家でもある教員たちが参加する、“大学院進学希望者向け”のトークイベントを「京都芸術大学大学院 建築・環境デザイン領域」が開催します。
「未来を思索する環境デザイン ──問題解決、そして、問題提起へ──」」をテーマとして、京都芸術大学大学院 建築・環境デザイン領域での学びの特徴と意義が語られます。オンラインと対面の両方での開催です。開催日時は2023年10月18日(水)18:30~20:00参加費無料オンラインのみ要事前申込制です(対面は直接会場へ)。【ap・ad】

参加教員:伊原慶、吉村理、加藤友規、河合健、松本尚子、丹羽隆志、橋本健史、熊倉早苗、浦田友博、小杉宰子(予定)

 
京都芸術大学大学院 修士課程 芸術環境専攻 建築・環境デザイン領域では、建築デザイン、インテリアデザイン、ランドスケープデザイン、都市・地域デザイン、日本庭園分野を中心とする越境型スタジオを、横断的に選択し自らの研究テーマを軸に学びを組み立てることができる大学院です。

特色あるスタジオ課題をきっかけに実践知を獲得し、それぞれの研究テーマについて多角的に思索し、未来の環境デザインの可能性について提案をしています。

今回は、大学院への進学を検討されている方を対象に、年度前半の実践を踏まえて本大学院での学びの特徴とその意義を、スタジオで指導する教員陣の対話を通してお伝えします。ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。

リリーステキストより

以下に、イベントの詳細を掲載します。

花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住戸改修「ルームCz」。壁式構造の集住の屋上バルコニーのある区画。既存躯体等の“不自由な現況”に寄り添いつつ、新旧の混成する“新しい秩序”を持つ空間の構築を志向。回遊性のある平面計画で“恵まれた環境を最大限享受”する
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住戸改修「ルームCz」。壁式構造の集住の屋上バルコニーのある区画。既存躯体等の“不自由な現況”に寄り添いつつ、新旧の混成する“新しい秩序”を持つ空間の構築を志向。回遊性のある平面計画で“恵まれた環境を最大限享受”する左:玄関、中:廊下、右:リビング photo©植村崇史
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住戸改修「ルームCz」。壁式構造の集住の屋上バルコニーのある区画。既存躯体等の“不自由な現況”に寄り添いつつ、新旧の混成する“新しい秩序”を持つ空間の構築を志向。回遊性のある平面計画で“恵まれた環境を最大限享受”するリビングからキッチンを見る。 photo©植村崇史
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住戸改修「ルームCz」。壁式構造の集住の屋上バルコニーのある区画。既存躯体等の“不自由な現況”に寄り添いつつ、新旧の混成する“新しい秩序”を持つ空間の構築を志向。回遊性のある平面計画で“恵まれた環境を最大限享受”する土間 photo©植村崇史

花井奏達建築設計事務所が設計した、愛知・名古屋市の住戸改修「ルームCz」です。
壁式構造の集合住宅の屋上バルコニーのある区画での計画です。建築家は、既存躯体等の“不自由な現況”に寄り添いつつ、新旧の混成する“新しい秩序”を持つ空間の構築を志向しました。また、回遊性のある平面計画で“恵まれた環境を最大限享受”する事も意図されました。

中層ビンテージマンション最上階の1室、ふたり住まいのためのリノベーション。

南北にルーフバルコニーがあり、4方向のどの壁も他の住居と共有していない。南に面して間口が広く、眺望と風通しの良い窓を持つ特別感のある部屋。この恵まれた環境を最大限享受できるように設え直した。

建築家によるテキストより

マンションは壁式構造で住戸内にはnLDKに細かく仕切られていた旧間取りに従属する構造壁や壁梁が交錯している。計画にあたっては、既存の躯体や開口位置による不自由な現況に寄り添いながら、新旧をないまぜにする新しい秩序を持つ場に改変されることを目指した。

建築家によるテキストより

まず住戸を南北に分断する躯体に沿わせるように細長いボリュームを挿入した。このボリュームは、一部では収納をまとめた物理的マッスでもあり、動線空間としての実態のないボイドでもある。このボリューム周囲にできる様々なプロポーションと性格を持った空間を生活の場とする。

L型の南バルコニーに面したリビング、東南角で明るく風通しの良い巨大なカウンターのあるキッチン、北側採光の細長い土間、バルコニーを介してリビングと回遊する水廻り、それらがずるずると繋がっていくことで日常をおおらかに受け止めてくれる暮らしの場になるだろうと考えた。

建築家によるテキストより

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