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今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する
photo©河田弘樹

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architecture|feature
店舗大阪今津康夫河田弘樹図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)ninkipen!THE
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する店舗が入るビルの外観。1階に入居している。 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する売り場 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する売り場 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪市の店舗「PORT」です。
昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店です。建築家は、ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向しました。そして、床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げて再活用しました。店舗の公式サイトはこちら。

ヴィンテージ家具とウィメンズの服を取り扱うセレクトショップのインテリアデザインである。

昭和40年竣工のビルは時が止まったように当時の姿のまま残されていて、セピアに燻んでしまっているが、丁寧な仕事と当時は最先端だったであろう素材に潜む美しさにすぐに魅了された。

建築家によるテキストより

半世紀かけて大量に積もった汚れを落とすことから始めることが、新しいものと古いものを同時に扱う店のパーソナリティに相応しいと思った。

建築家によるテキストより

床のテラゾーはポリッシャーのブラシを徐々に細かく変えながら何度も磨きあげて竣工時以上の輝きを取り戻し、タバコのヤニがこびり付いた天井のアルミパネルは剥離剤で洗浄し再利用し、数が足りないものは複製して補った。
エントランスのドアプレートは当時と変わらずに作り続けられていることに驚きながら、新しいものに取り替えた。

時計の針を戻すように鮮やかに蘇った直截的な空間の下、過去と現在を行ったり来たりしながら手に取る逸品は、どれもタイムレスな魅力を放っている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する店舗が入るビルの外観。1階に入居している。 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する歩道より店舗を見る。 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する売り場 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する売り場 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する床の詳細 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する天井の詳細 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する売り場 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の店舗「PORT」。昭和竣工のビル内のヴィンテージと新品の衣類や家具を扱う店。ショップの個性に相応しい在り方を求め、既存の“素材に潜む美しさ”に敬意を払う設計を志向。床のテラゾーや天井のアルミパネルを磨き上げ再活用する平面図 image©ninkipen!

以下、建築家によるテキストです。


ヴィンテージ家具とウィメンズの服を取り扱うセレクトショップのインテリアデザインである。

昭和40年竣工のビルは時が止まったように当時の姿のまま残されていて、セピアに燻んでしまっているが、丁寧な仕事と当時は最先端だったであろう素材に潜む美しさにすぐに魅了された。

半世紀かけて大量に積もった汚れを落とすことから始めることが、新しいものと古いものを同時に扱う店のパーソナリティに相応しいと思った。

床のテラゾーはポリッシャーのブラシを徐々に細かく変えながら何度も磨きあげて竣工時以上の輝きを取り戻し、タバコのヤニがこびり付いた天井のアルミパネルは剥離剤で洗浄し再利用し、数が足りないものは複製して補った。
エントランスのドアプレートは当時と変わらずに作り続けられていることに驚きながら、新しいものに取り替えた。

時計の針を戻すように鮮やかに蘇った直截的な空間の下、過去と現在を行ったり来たりしながら手に取る逸品は、どれもタイムレスな魅力を放っている。

■建築概要

名称:PORT
場所:大阪市
用途:セレクトショップ
設計:今津康夫 Yasuo Imazu / ninkipen!
施工:THE
延床面積:87.33㎡
竣工:2023年7月
写真:河田弘樹 Hiroki Kawata

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床床

既存テラゾー美装

内装・壁壁

AEP塗装

内装・天井天井

既存アルミパネル美装

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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店舗大阪今津康夫河田弘樹図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)ninkipen!THE
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    2023.12.15 Fri 20:51
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    湯浅良介による建築展「BLINK」。品川区の“same gallery”で開催。空間そのものを対象とした展示を求め、複数の鏡を用いて“光と影”と“反射と遮断”をギャラリーに導入するインスタレーションを考案。鏡は作家の松尾慎二と共同で制作
    photo©丹羽惠太朗

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    日程
    2023年12月8日(金)
    –
    12月17日(日)
    architecture|exhibition|feature
    インスタレーション建築展湯浅良介図面あり成定由香沙松尾慎二丹羽惠太朗高羽快
    湯浅良介による建築展「BLINK」。品川区の“same gallery”で開催。空間そのものを対象とした展示を求め、複数の鏡を用いて“光と影”と“反射と遮断”をギャラリーに導入するインスタレーションを考案。鏡は作家の松尾慎二と共同で制作 photo©丹羽惠太朗
    湯浅良介による建築展「BLINK」。品川区の“same gallery”で開催。空間そのものを対象とした展示を求め、複数の鏡を用いて“光と影”と“反射と遮断”をギャラリーに導入するインスタレーションを考案。鏡は作家の松尾慎二と共同で制作 photo©丹羽惠太朗
    湯浅良介による建築展「BLINK」。品川区の“same gallery”で開催。空間そのものを対象とした展示を求め、複数の鏡を用いて“光と影”と“反射と遮断”をギャラリーに導入するインスタレーションを考案。鏡は作家の松尾慎二と共同で制作 photo©丹羽惠太朗

    湯浅良介による建築展「BLINK」です。
    東京都品川区の“same gallery”で開催されています。建築家は、空間そのものを対象とした展示を求め、複数の鏡を用いて“光と影”と“反射と遮断”をギャラリーに導入するインスタレーションを考案しました。また、鏡は作家の松尾慎二と共同で制作されました。
    展覧会の開催期間は、2023年12月8日~10日、15日~17日です。また、2023年12月17日に写真家のGottinghamをゲストに迎えたトークイベントも企画されています(詳細は末尾に掲載)。ギャラリーの場所はこちら。ギャラリーの公式サイトはこちら。

    武蔵小山駅・西小山駅から徒歩12分ほどの場所に展示場所となるsame galleryはある。2020年に元作業所の一棟を改装しオープンし、2023年にはよりホワイトキューブに近いギャラリー空間として新たに改装しリニューアルオープンした。

    リニューアルオープンのレセプションの日に、ギャラリー運営に携わる写真家の丹羽恵太朗さんから年末に展示をしてほしいという依頼を受けて今回展示を行うこととなった。その日、ギャラリーを訪れる多くの人で通りまで人が溢れる光景が、建物の口に人が吸い込まれたり吐き出されているようだなと思いながら通りの反対側から通りと人と建物を見ていた。

    空間に展示するモノ自体よりも空間そのものを対象にしたかった。そして空間は人がいて息づくものだと感じている。

    ちょうど福岡の二本木ギャラリーのオーナーであり作家の松尾慎二さんと鏡をここ1年くらい共同制作していたこともあり、鏡を使用した光と影、その反射と遮断を扱うことで展示物よりも空間それ自体を主題とするようなインスタレーションが行えるのではないかと考えた。

    使用するのはひとつの光源と5つの鏡。壁に目が現れ、人が空間に介入するとその目はまばたきをしながら人を見る。空間は人の存在とともに生きている、と感じるあの空間に通ういきものの様な湿度感を表したいと思った。

    建築家による概要より
    • 残り43枚の写真と建築家によるテキスト
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    インスタレーション建築展湯浅良介図面あり成定由香沙松尾慎二丹羽惠太朗高羽快
    2023.12.15 Fri 07:05
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