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谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる
photo©Koji Fujii TOREAL

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architecture|feature
ZO設計室谷口幸平and to建築設計事務所有澤建設建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・キッチン)建材(内装・造作家具)住宅山田憲明藤井浩司図面あり髙橋菜生福岡
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、南側から見下ろす。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、西側から見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、ダイニングからガーデンテラスを見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング photo©Koji Fujii TOREAL

谷口幸平 / and to 建築設計事務所が設計した、福岡の「ラジアルアンプハウス」です。
再開発が進む建て込んだ市街地での計画です。建築家は、“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向しました。そして、屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させることを意図しました。

都市住宅において、建築の境界のその先へ意識を向けることで、土地の境界を越えて実際の空間以上の豊かさを得ることを試みた。

借景庭園として有名な七代目小川治兵衞が手掛けた「無鄰菴」(1896年)は、奥が先細りである土地を活かし、実際の庭以上の奥行きと雄大さ、東山へと続く風景を生み出した。遠く先を見据え東山へと抜ける作庭は、開国を経て、世界に目を向けた明治時代の背景と重なる。

建築家によるテキストより

敷地は再開発が進む市街地。奥行きが深い台形状の土地であり、北側は集合住宅が隣接し、東側は8階建てのマンションが敷地を見下ろすように建つ。敷地周辺は将来さらに開発が進むと予想され、建主は周囲の建物に日射を遮られることや、近隣からの視線を懸念していた。何より、土地の制約上、求める広さが確保できないことも課題であった。

建築家によるテキストより

3階は2棟で構成され、片流れ屋根のダイニング棟と、方形屋根のリビング棟である。
放射状の垂木が構成する片流れ屋根は、垂木の消失点を街に向けて設定することで、建築や庭、敷地を越えて、街に向かう意識が空間を拡張する。方形屋根を構成する40本の垂木は頂部の1点に集束し、その中心を見上げると無限遠に上昇するように遥か上空を意識する。水平方向に拡がる奥行きと、垂直方向に吸い込まれる奥行きが建築や土地の境界を横断し、外の世界へと感覚を拡げる。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる敷地上空から見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、南側から見下ろす。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、南西側から見下ろす。(建築家による解説:3階のダイニング棟は周囲の建物の間から景色が抜ける方向へ顔を覗かせるようボリュームを張り出した) photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、西側から見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、西側から見る。(建築家による解説:2階は道路側にテラスを設け、緩衝帯を作り出すと共に庭を計画。西日を遮りつつ、自然に包まれた環境を作り出した) photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる俯瞰、西側から見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させるアプローチ photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる竹の塀 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる手水鉢 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる1階、エントランスのドアを見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる1階、エントランスホール photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる階段室 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる階段の詳細 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる組子の詳細 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、ダイニングからリビング側を見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、ダイニングからガーデンテラスを見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、ダイニングからリビング側を見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング、天井の詳細 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング、天井の詳細 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング、床の詳細 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビングからガーデンテラスを見る。(建築家による解説:突き当りを見せない事で、奥性を高めている) photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビングからキッチンとダイニングを見る。 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、ガーデンテラス photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる階段室 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる2階、洗面室 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる2階、浴室 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる2階、主寝室 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、ダイニングからリビング側を見る、夕景 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング、夕景 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる3階、リビング、夕景 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる外観、夜景 photo©Koji Fujii TOREAL
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる平面図 image©and to建築設計事務所
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる断面パース。(建築家による解説:空調はアースチューブから外気を取り込み、安定した地熱を利用している) image©and to建築設計事務所
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる施工中の架構の様子 photo©Nao Takahashi
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる施工中の架構の様子 photo©Nao Takahashi
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる施工中の架構の様子 photo©Nao Takahashi
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させるダイアグラム image©and to建築設計事務所
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させるダイアグラム image©and to建築設計事務所
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる工場での加工の様子 photo©and to建築設計事務所
谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる組子。福岡の伝統産業でもある大川組子は、相欠きされた材を重ね、その間に材を足すように作る。 photo©and to建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


都市住宅において、建築の境界のその先へ意識を向けることで、土地の境界を越えて実際の空間以上の豊かさを得ることを試みた。

借景庭園として有名な七代目小川治兵衞が手掛けた「無鄰菴」(1896年)は、奥が先細りである土地を活かし、実際の庭以上の奥行きと雄大さ、東山へと続く風景を生み出した。遠く先を見据え東山へと抜ける作庭は、開国を経て、世界に目を向けた明治時代の背景と重なる。

敷地は再開発が進む市街地。奥行きが深い台形状の土地であり、北側は集合住宅が隣接し、東側は8階建てのマンションが敷地を見下ろすように建つ。敷地周辺は将来さらに開発が進むと予想され、建主は周囲の建物に日射を遮られることや、近隣からの視線を懸念していた。何より、土地の制約上、求める広さが確保できないことも課題であった。

そこで、建築は東西に細長く配置し、北側に庭をもつ隣家と余白を共有できるよう南庭を設けた。そして庭に面して居室を配置し、各階とも十分な採光を確保した。奥細りの庭は、長いアプローチとすることで街の喧騒から適度な距離感を確保する。庭の奥に位置するエントランスからさらに家の奥へと進み、3階のダイニング棟から前面道路側を振り返ると、庭木越しに街並みの間から遠景へと視線が抜ける。

扇状にくびれた3階は、無鄰菴と同様、ダイニング棟からリビング棟へ向かう奥行を作り出すと同時に、振り返り眺める中庭にも奥行を作り出した。つまり、中庭とダイニング棟は、太極図のように湾曲した三角平面が互いに噛み合い、内外双方に奥行を作り出している。この中庭は、将来、周辺環境が変化しても自然光を享受するための余白でもある。

3階は2棟で構成され、片流れ屋根のダイニング棟と、方形屋根のリビング棟である。
放射状の垂木が構成する片流れ屋根は、垂木の消失点を街に向けて設定することで、建築や庭、敷地を越えて、街に向かう意識が空間を拡張する。方形屋根を構成する40本の垂木は頂部の1点に集束し、その中心を見上げると無限遠に上昇するように遥か上空を意識する。水平方向に拡がる奥行きと、垂直方向に吸い込まれる奥行きが建築や土地の境界を横断し、外の世界へと感覚を拡げる。

開発が進む街を憂い、内向きの奥を志向するのではなく、ただ平然と開くでもない。街並みに応答し、風景が変わり続けることを緩やかに受け止める環境から、建築がつくる境界について考えた住宅である。


構造について

方形屋根の構造を実現するため、福岡の伝統産業でもある大川組子に着目した。1本の垂木に対し、上下で形状を変えた飫肥杉を相欠きとなるように加工し、奇数列・偶数列のレイヤーを中央の一点で垂木が交わるよう組み重ねた。

■建築概要

題名:ラジアルアンプハウス
所在地:福岡県
主用途:住宅
設計:谷口幸平 / and to 建築設計事務所 担当/谷口幸平、河野裕太、北沢迅
構造:山田憲明構造設計事務所 担当/山田憲明、石川敬一(元所員)、若松千夏子
設備・電気:ZO設計室 担当/伊藤教子、布施安隆
照明設計協力:大光電機 担当/安東克幸、吉松香
施工:有澤建設 担当/和田将人、山下竜馬
設備:丸藤産業 担当/冨野大輔
電気:電友社 担当/河﨑亮介
プレカット:山佐木材 担当/小森洋一
大工:松中組 担当/小野義孝
SUS製サッシ:フルテック 担当/井手将貴
鋼製サッシ:三和シヤッター工業 担当/赤星年秀
木製サッシ:川上製作所 担当/瀧澤雄大、二瓶由起子
石工事:九州陶石株式会社 担当/増田次郎
浴室:小泉 担当/相内有香 山本葉奈
家具製作:丸庄 担当/酒見俊郎、島崎智成、久保川瀬硝
ソファ製作:ベストリビング 担当/臼木秀
組子:木下木芸 担当/木下正人
外構・造園:長崎緑樹センター 担当/古賀俊之
構造:鉄筋コンクリート造+木造
階数:地上3階
敷地面積:190.69m2
建築面積:112.60m2
延床面積:274.22m2
設計:2020年2月~2022年6月
工事:2022年6月~2023年5月
竣工:2023年5月
写真:Koji Fujii / TOREAL、Nao Takahashi(建て方写真)

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

チタン亜鉛合金一文字葺き+縦はぜ葺き(新星商事)

外装・壁外壁

RC杉板型枠
木板張り(チャネルオリジナル)

内装・床LDK室 床

放射状石貼

内装・床階段室 床

HS Oak鉄媒染(望造)

内装・壁LDK室 壁

特注リブ付き木板張り
漆喰

内装・天井LDK室 天井

木架構現し+羽目板

内装・キッチンキッチン

オーダー品(CUCINA)

内装・造作家具組子

オーダー品(木下木芸)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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  • 2023.5.12Fri
    井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、東京・目黒区の「洗足の集合住宅 かのん」。道路拡幅で街並みが変わる住宅街に計画。限られた敷地と法規の中で要求戸数を求め、変形切妻屋根の“小さく高い”建築を設計。内外に意図を込めた小さな要素を散りばめて“自由な振舞”を引き出す
  • 2023.5.09Tue
    高橋勝建築設計事務所による、京都市の「H博士の家」。景観規制の厳しく建て込んだ住宅街の角地の敷地。道を“公共空地”と捉え、内部と連続するバルコニーを設けて外部を“視覚的に占有”できる構成を考案。環境の良い上階を活かす為に下階との面積案分も考慮
  • 2023.3.13Mon
    齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGによる、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」。地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画。ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成。多様な人々に開かれた場所を志向
  • 2023.2.24Fri
    村上康史建築設計事務所と郡司圭による、大阪市の「新森の住宅」。住宅地の細分化された敷地。周辺の駐車場や庭等の“余白”の援用を求め、高さ“6.5m”の空間を家の中心に据えて“周囲の余白と紡ぐ”ように開口を配置。限られた条件下で外部環境を享受できる在り方を示す
  • 2022.10.03Mon
    岡田一樹+岡田絢子 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の住戸改修「都心のミニマルハウス」。都心の南面のみに窓のある空間を改修。必要諸室と自然光の確保を目指し、将来の使い方を考慮した上で親と子の寝室をまとめて格子から採光する方法を考案。多機能な壁面収納により“ミニマルな暮らし”の要望にも応える
  • 2022.9.26Mon
    遠藤克彦建築研究所による、大阪市の「大阪中之島美術館」。エリアの“結節点”と言える敷地に計画。人の流れ・公共的利用・浸水リスクを考慮し、周辺と連続し都市に開かれた“地形”の上に明快な幾何学の“建築”が浮かぶ構成を考案。内部の“立体的なパッサージュ”は新しい都市体験を提供
  • 2022.9.22Thu
    岡田一樹+岡田絢子 / R.E.A.D. & Architectsによる、東京の住戸改修「簾戸の家」。強い日差しが入る南東向き住戸での計画。日射の緩和とモダンな和の意匠という要望に、“簾戸”を現代化した建具を考案して陽光を遮る性能を持つ特殊素材で制作。大幅な間取り変更でなく光と素材の選択で空間をつくる
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    【ap job更新】 建築プロデュースとウェブシステム事業を行う「株式会社ザ・ハウス」が、建築職から転身するWebディレクター(未経験者歓迎)を募集中

    ap job 【ap job更新】 建築プロデュースとウェブシステム事業を行う「株式会社ザ・ハウス」が、建築職から転身するWebディレクター(未経験者歓迎)を募集中

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    建築求人情報
    【ap job更新】 建築プロデュースとウェブシステム事業を行う「株式会社ザ・ハウス」が、建築職から転身するWebディレクター(未経験者歓迎)を募集中
    【ap job更新】 建築プロデュースとウェブシステム事業を行う「株式会社ザ・ハウス」が、建築職から転身するWebディレクター(未経験者歓迎)を募集中
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    建築プロデュースとウェブシステム事業を行う「株式会社ザ・ハウス」の、建築職から転身するWebディレクター(未経験者歓迎)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    弊社は施主と建築家をマッチングする建築プロデュース会社として、2000年にスタートしました。
    まだインターネット業界が未成熟だった当時に、手作りのウェブサイト1つでスタートした弊社ですが、現在ではプロデュース実績が2400件を迎えようとしています。

    弊社のプロデュース実績が積み上がるとともに、建築家や工務店等の関係者からマーケティングやウェブサイトのご相談をいただくようになり、2016年に外部クライアントの受託開発を行うウェブシステム事業部を本格稼働しました。

    この弊社が事業領域としている「建築」と「ウェブシステム」は、実は、何から何まで似た性質を持っています。

    例えば、クライアントが抱えている本質的な課題に迫り、それをデザインによって解決するアプローチ。クライアントワークや制作プロセスの中で生じる問題やトラブルケースまで、ウェブシステムの仕事で求められる思考プロセスや制作プロセスは、建築のそれと何かと酷似しています。

    建築とウェブシステムの両方を知っている私たちは、ウェブシステムの仕事は、設計監理や施工管理に従事してきた方がその経験を活かして活躍できるフィールドだと考えています。

    そして、建築プロデュースや建築業界向けのウェブシステム制作を行っている弊社には、さらに活躍のフィールドが広がっています。

    建築の可能性をもっと世の中の多くの人に知って欲しいと考えている方、直接的に建築そのものに関わるのでなく、建築を取り巻く市場やビジネスへの貢献を通じて建築に携わっていきたいと考えている方からのご応募をお待ちしています。

    【今回の募集職種】
    今回、募集するのは「Webディレクター」です。

    建築業界での業務経験があれば、ウェブシステム業界での業務経験はゼロでもOKです。

    「Webディレクター」は、クライアントが言語化できない要望や本質的な課題を抽出し、それらを実現、解消する方法をウェブサイトとして具現化していきます。同時にクライアントの意思決定をサポートし、クライアントの目的に適う選択へと導いていくことがミッションです。

    建築とウェブシステムでは手段こそ異なりますが、「デザイン」を通じてクライアントの課題を解決するという点についてはまったく同じです。企画・制作プロセスやクライアントとの関係性、達成感まで何かと似た部分が多いので、設計監理業務や施工管理の仕事に携わってきた方なら、短期で業務を習得できるはずです。

    弊社の「Webディレクター」の具体的な業務ですが、企画や構成段階の上流からプロジェクトに参画していただきます。
    クライアントと課題を共有し、コンセプトワークを行い、企画を立案します。プロジェクトのスケジュールや予算を考案し、企画書・見積書を作成。制作段階ではデザイナーやエンジニアの進捗管理を行うとともに、コンセプトとブレがないか、課題に対して必要な施策がとられているか、といった視点で納品に向けてプロジェクトを管理していきます。

    まさに、建築をつくるプロセスにおける設計監理、施工管理の業務とほとんど同じです。

    もちろん外部クライアントのウェブシステム制作だけでなく、建築家・工務店マッチングサービスのサービスグロースや新規事業開発にも携わっていただく可能もありますので、建築業界の経験者の方にとっては、一般的なウェブディレクターの職域に留まらない活躍のフィールドが弊社には用意されています。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2024.03.08 Fri 18:04
    0
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    トラフ建築設計事務所による、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」。商業施設の中の医療モールでの計画。イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案。空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用
    photo©長谷川健太

    SHARE トラフ建築設計事務所による、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」。商業施設の中の医療モールでの計画。イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案。空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用

    architecture|feature
    D.BRAINBRANCH LIGHTING DESIGN建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)図面あり禿真哉大阪鈴野浩一トラフ建築設計事務所医療施設長谷川健太
    トラフ建築設計事務所による、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」。商業施設の中の医療モールでの計画。イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案。空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用共用通路から待合室を見る。 photo©長谷川健太
    トラフ建築設計事務所による、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」。商業施設の中の医療モールでの計画。イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案。空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用待合室 photo©長谷川健太
    トラフ建築設計事務所による、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」。商業施設の中の医療モールでの計画。イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案。空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用受付から診察室を見る。 photo©長谷川健太
    トラフ建築設計事務所による、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」。商業施設の中の医療モールでの計画。イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案。空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用診察室 photo©長谷川健太

    トラフ建築設計事務所が設計した、大阪の「イースマイル国際矯正歯科 大阪梅田オフィス」です。
    商業施設の中の医療モールでの計画です。建築家は、イベント開催も可能な新しい在り方を求め、公から私へと順に移行するように各エリアを“レイヤー状”に配置する構成を考案しました。また、空間の仕切りとしてモジュラーシステム家具も活用しています。

    矯正治療を専門とする矯正歯科医院のオフィス(診療所)内装計画。

    大阪梅田駅に近接する複合商業施設HEP ナビオに新設されたウェルネスモール内の区画が敷地となった。コミュニケーションを促進する明るくポジティブな雰囲気を持つ、セミナーイベントも行うことのできる新しいデンタルオフィスが求められた。

    建築家によるテキストより

    パブリックからプライベートへと順に移り変わるように、アメニティや書籍が並ぶ待合エリア、診療エリア、最先端の機材が並ぶ技術エリアをレイヤー状にレイアウトした。スタッフエリアは各エリアを貫くように配置し、効率的な動線を確保する。

    建築家によるテキストより

    既存躯体のRC造の柱を象徴的に見せる空間を背景に、移転前の医院でも使われていた収納システム「USMハラー」を増設して組み替え、一部くぐりぬける開口もつくりながら、空間を仕切る家具として扱った。

    同医院に通院する幅広い年齢層を受け入れるために用意された数多くのアメニティや書籍が乱雑な印象を与えないよう、ベージュ色のUSMハラーにディスプレイしている。

    建築家によるテキストより
    • 残り17枚の写真と建築家によるテキスト
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    D.BRAINBRANCH LIGHTING DESIGN建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)図面あり禿真哉大阪鈴野浩一トラフ建築設計事務所医療施設長谷川健太
    2024.03.08 Fri 14:59
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    2024.3.07Thu
    • 【ap job更新】 居心地が良く静けさのある空間を心掛け、住宅設計の著書も執筆する「遊空間設計室」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 平田晃久建築設計事務所による、愛知の店舗「JINSイオンモール豊川店」。郊外の商業施設内の店。庭で“一輪の花を探す感覚”でメガネと出会う場所を目指し、半透明メッシュを使い“メガネが浮かぶ雲の庭”の様な空間を構築。点在する“雲”の一部は中に入れて“待合”等の場としても機能
    2024.3.09Sat
    • 青木淳による講演「京都市美術館の90年」の動画。同館の館長として2023年11月の美術館90周年記念祭で行ったもの

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