architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2024.10.03Thu
2024.10.02Wed
2024.10.04Fri
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る
photo©長谷川健太

SHARE 浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る

architecture|feature
建材(内装・天井)水雅堤有希円酒構造設計建材(内装・柱)建材(外装・建具)建材(内装・浴室)建材(外構・壁)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・照明)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)世田谷区図面あり浜田晶則長谷川健太住宅東京
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る外観、北西側の道路より見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、左:ダイニングエリア、右:リビングスペース、左奥:キッチン、右奥:アトリエ photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、左:1階から2階への階段、正面:リビングスペース photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からベッドルーム1側を見る(建具を閉めた状態)。 photo©長谷川健太

浜田晶則建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区の「民家A」です。
現代の実家像も目指した住宅の計画です。建築家は、施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案しました。また、民家の要素や構成を援用して造りました。

誰しも実家という存在がある。それは生まれた家であり、そのときの原風景は頭の片隅に存在している。そこには親がいて、家族がいる。東京で若い夫婦が子どもと共に暮らすための家は、その子どもにとっての実家になる。実家という千差万別のイメージのなかで、二人の夫婦から紡ぎ出される現代の実家像「実家2.0」をつくることができないかと考えた。

建築家によるテキストより

設計が始まってすぐ、ライターであるクライアントに、新しい家での生活像の文章を自由に書いてもらった。文章には、各個人1人1人の暮らし、家族としての暮らし、家族+友人による疑似家族の形成、街に家族を開いていく・・・など、プライベートとパブリックをグラデーション的に存在させたい旨が描かれていた。それらの断片の情景を、日本の民家の要素といえるエレメントや構成を援用しながら進めることとした。

建築家によるテキストより

民家は生活文化を象徴する最も大きな民藝の一つであるといえる。日本文化における民家の系譜としての現代民家のスタンダードをめざした。

外観は蔵のような見た目としつつも、軒天井は上方向に納めており、外に向かって開いているようなしつらえとした。切妻屋根が家の象徴として都市の風景と一体となるであろう。

また、人の動きや家族の記憶の象徴となる「もの」の蓄積が表現される大きな縦長の「見世のディスプレイ」が道に面する。それは現代における町家の見世であり、電子モニターのように前面の道との視覚的な交流を可能にする。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る外観、北西側の道路より見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る外観、北側の道路より開口部を見上げる。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る外観、北側の道路より玄関を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、玄関からアトリエを見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、アトリエからリビングスペースとダイニングエリアを見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、リビングスペースからダイニングエリアとキッチンを見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、リビングスペースから大黒柱を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、左:ダイニングエリア、右:リビングスペース、左奥:キッチン、右奥:アトリエ photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、左:キッチン、右:ダイニング、左奥:アトリエ、右奥:リビングスペース photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、ダイニングエリアから大黒柱を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、大黒柱を見上げる photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階、左:1階から2階への階段、正面:リビングスペース photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階から2階への階段 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階から2階への階段 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下から階段を見下ろす。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からベッドルーム1側を見る(建具を閉めた状態)。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からベッドルーム1を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、ベッドルーム1から廊下を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からマスターベッドルーム側を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からマスターベッドルーム側を見る(建具を閉めた状態)。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からマスターベッドルーム側を見る(建具を閉めた状態)。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、廊下からマスターベッドルーム側を見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、マスターベッドルーム photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、マスターベッドルームからバスルームを見る。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、主寝室から浴室を見る(開き戸を閉めた状態)。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、主寝室から浴室側を見る(引戸を閉めた状態)。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、洗面所 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、ベッドルーム2 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階、ベッドルーム2から大黒柱を見上げる。 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る外観、北側の道路より見る、夜景 photo©長谷川健太
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る1階平面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る2階平面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る北側立面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る西側立面図
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る南側立面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る東側立面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る断面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造る断面図 image©浜田晶則建築設計事務所
浜田晶則建築設計事務所による、東京・世田谷区の「民家A」。現代の実家像も目指した住宅。施主が書いた“生活像の文章”を出発点とし、家族の記憶の象徴となる“もの”を街に対して表現する縦長窓“見世のディスプレイ”を備えた建築を考案。民家の要素や構成を援用して造るダイアグラム image©浜田晶則建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


「もの」を表現し、土地に生きる

誰しも実家という存在がある。それは生まれた家であり、そのときの原風景は頭の片隅に存在している。そこには親がいて、家族がいる。東京で若い夫婦が子どもと共に暮らすための家は、その子どもにとっての実家になる。実家という千差万別のイメージのなかで、二人の夫婦から紡ぎ出される現代の実家像「実家2.0」をつくることができないかと考えた。

東京で新たに実家をつくるということ。そのためにこの地をベースとして生活のためのつながりを道に対してもつための装置が必要であると思った。家は生活のためのプライベートな場であるが、生活をしていくにつれて、家族の記憶が蓄積された物は、「もの」化する。その「もの」が道に対して表示されることによって、生活の情景が垣間見える。それはある種、SNSでもみられる趣味や関心事の表現なのである。

設計が始まってすぐ、ライターであるクライアントに、新しい家での生活像の文章を自由に書いてもらった。文章には、各個人1人1人の暮らし、家族としての暮らし、家族+友人による疑似家族の形成、街に家族を開いていく・・・など、プライベートとパブリックをグラデーション的に存在させたい旨が描かれていた。それらの断片の情景を、日本の民家の要素といえるエレメントや構成を援用しながら進めることとした。

生活の情景と日本の民家のエレメント

民家は生活文化を象徴する最も大きな民藝の一つであるといえる。日本文化における民家の系譜としての現代民家のスタンダードをめざした。

外観は蔵のような見た目としつつも、軒天井は上方向に納めており、外に向かって開いているようなしつらえとした。切妻屋根が家の象徴として都市の風景と一体となるであろう。

また、人の動きや家族の記憶の象徴となる「もの」の蓄積が表現される大きな縦長の「見世のディスプレイ」が道に面する。それは現代における町家の見世であり、電子モニターのように前面の道との視覚的な交流を可能にする。

法規による制約や予算の制限により、建物構成は三六スパンを基本とするシンプルな形状とした。1階は大黒柱を中心とした田の字型平面であり、場の特性が4つに分けられつつも、大黒柱を中心としてつながる。2階は夫婦の寝室と2つの子供部屋を分けて配置し、家族(疑似家族も含む)の変動に対応可能とした。

また、夫婦の寝室と浴室が引き戸ひとつでつながるバスリビング型は、子供が小さいころは安全性を担保する役割と、身体の整いをより住むという行為に寄り添わせる意図を持っている。断面構成は、1階はパブリックな使われ方を想定し階高を3.6mに設定した。一方で、2階は最低限の高さ設定とし、屋根裏部屋のようなしつらえとした。

建物の正面側には「街ー家」の一層目のレイヤーとなる「見世棚」が設けられている。この棚には家族の記憶を含む「もの」が年月とともに置かれていき、正面の大きな窓を通して「見世のディスプレイ」化される。

「見世棚」の先には、クライアントの仕事場を設けた。LDKと段差を設けられた「土間アトリエ」へ降りることでリモートワークでの切り替えともなる。また、商店の店先のような意味合いともなり、ここにおいても街への開きを意識した。

中心にそびえたつ「大黒柱」は、1階の高い階高により細長比が大きくなり建物の荷重の1/4程度を負担することになるため、φ250mmの丸太柱とした。丸太はたまたま材木屋にて吉野桧の錆丸太をみつけ,クライアント夫婦の実家である愛媛と愛知の家をプロットして本敷地とつないだ三角を背割りの方位に設定した。
些細なことかもしれないが、この背割りをふと見たとき、それぞれの実家に思いを馳せるかもしれない。ちょうどその軸線上の愛媛と愛知の間に生まれた奈良の吉野桧とのささやかな偶然の積み重なりのなかで、自然物の住人として共に暮らす。

ダイニングの一部には収納と人数の変動がある疑似家族へフレキシブルに対応できるように「床の間」のようなものを配置した。
1階、2階ともに□90の「格子天井」のしつらえとした。これは、全体意匠構成的に線が太めであったことと、構造用合板の受け材の役割もあったため施工のしやすさも加味して選択した。「見世棚」を経由するように配置された「箱階段」と、その先の「格子床」。パブリック~セミパブリック~プライベートの構成をゆるやかにつなぎ、また光や空気を循環させるという役割も担っている。

2階にはもう一つのレイヤーとなる「ととのいの棚」を設けた。この棚によってセミパブリックとプライベートが仕切られることとなる。また、その先にある建具は正面の窓である「見世のディスプレイ」を模した形としており、南北の光を遮らないようにすりガラスを採用した。

南面には各階、外へ出れる窓を配置し、1階は室内と一体として使えるセカンドリビングを目指した。敷地南側にある老人ホームとの境界は、視界は遮るが空気は十分に通す「大和塀」とした。また、2階のベランダの高さは隣の住宅と外れすぎないことを意識し,建物全体として街へ閉じすぎないことを意識した。

細く華奢で軽く工業的な美ではなく、自然物の力強さを中心に据えながらも手仕事による美をもつ、現代の日本の民家をつくろうとした。

■建築概要

題名:民家A
所在地:東京都世田谷区
主用途:住宅
設計:浜田晶則建築設計事務所 担当/浜田晶則、佐塚有希
構造設計:円酒構造設計
施工:水雅
テキスタイル:堤有希
構造:木造 べた基礎
規模:地上2階
敷地面積:95.78㎡
建築面積:38.22㎡
延床面積:76.45㎡
竣工:2023年10月
写真:長谷川健太

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板(セキノ興産)

外装・床ベランダ 床

ラテールリーフ(IOC)

外装・壁外壁

左官:ジョリパッド仕上げ 水墨 [濃色](AICA)

外装・建具北面 窓

スチール製作

外装・建具窓

防火窓シリーズ(LIXIL)

内装・床アトリエ 床

モルタル金鏝押え

内装・床床

フローリング オーク [ナラ]
ラワンランバー オスモ塗装(オスモ&エーデル)

内装・床廊下 床

格子床 スプルース

内装・床脱衣所、浴室 床

FRP防水トップコート仕上げ

内装・壁壁

左官:SILICALIME(SILICALIME)
ラワンランバー オスモ塗装(オスモ&エーデル)

内装・壁キッチン 壁

タイル:トランジット(エクシィズ)

内装・天井天井

構造用合板現し オスモ塗装(オスモ&エーデル)

内装・柱丸太柱

錆丸太 [吉野桧]

内装・キッチンキッチンカウンター

オーダーキッチン天板 カスタマイズ(toolbox)

内装・浴室浴槽

バスタブ:バルカ(sanwacompany)

内装・照明キッチン 照明

ペンダントライト:Lily(NEW LIGHT POTTERY)

内装・照明ダイニング 照明

ペンダントライト:Robin(NEW LIGHT POTTERY)

外構・壁塀

屋久島地杉(チャネルオリジナル)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


Expressing “Things” and Living on the Land

Everyone has a place they call home. It is the house where they were born, and the original scenery from that time remains in a corner of their mind. Parents are there, and so is family. The house in which a young couple in Tokyo lives with their children will become the child’s home. I wondered if it was possible to create a modern concept of home, “Home 2.0,” .

Building a new home in Tokyo. For that, I thought it was necessary to have a device that could connect the home to the street as the foundation for living on this land. A house is a private space for living, but as time goes by, the objects that accumulate with family memories become “things.” When these “things” are displayed towards the street, glimpses of life can be seen. In a way, this is a form of expression similar to how hobbies and interests are shared on social media.

When the design process began, I asked the client, a writer, to freely write about their vision of life in the new home. The writing described the lives of individuals, life as a family, the formation of a pseudo-family with friends, and the desire to gradually open the home to the community. These fragments of scenes were developed while incorporating elements and structures from traditional Japanese houses.

Scenes of Life and Elements of Japanese Folk Houses

Folk houses can be considered one of the greatest forms of folk art, symbolizing the culture of everyday life. My aim was to create a standard for modern folk houses, continuing the lineage of Japanese folk houses.

The exterior resembles that of a storehouse, but the eaves are open upward, creating an outward-facing arrangement. The gabled roof will become a symbol of the house, blending into the urban landscape.

Additionally, a large vertical “display of things” that represents the accumulation of family memories and human movement faces the street. This serves as a modern-day version of a traditional town house shopfront, allowing visual interaction with the street, much like an electronic display.

Due to legal regulations and budget constraints, the building structure was kept simple, based on a 3.6-meter grid. The first floor has a “ta-no-ji” (田の字)-shaped floor plan centered around a main pillar, with four divided spaces connected through the main pillar. The second floor is divided into the couple’s bedroom and two children’s rooms, designed to adapt to changes in the family, including pseudo-family members. The “bath-living” layout, where the bedroom and bathroom are connected by a single sliding door, is intended to ensure safety when the children are young and to integrate physical well-being into the act of living. The first floor, intended for public use, has a ceiling height of 3.6 meters, while the second floor has a minimal height, resembling an attic.

On the front side of the building, a “display shelf” serves as the first layer between the street and the home. This shelf will accumulate “things” that hold family memories over time, turning into a “display of things” through the large front window.

Beyond the “display shelf,” the client’s workspace is situated. The “do-ma (土間) studio,” which is separate from the living, dining, and kitchen area, allows for a mental shift for remote work. It also functions as a shopfront, further integrating openness to the community.

The “main pillar (大黒柱)” towering in the center of the house, due to the high ceiling on the first floor, has a large slenderness ratio and bears about one-fourth of the building’s load. A 250-mm-diameter log pillar was used, made from Yoshino cypress, which I happened to find at a timber store. The client’s hometowns in Ehime prefecture and Aichi prefecture were plotted and connected to this site to create a triangle, and the direction of the back-split was set accordingly. It may seem like a small thing, but when the back-split is casually noticed, it might bring thoughts of their respective family homes. This is a subtle accumulation of coincidences, living together with natural objects, such as the Yoshino cypress from Nara prefecture, located between Ehime prefecture and Aichi prefecture.

In the dining area, a “tokonoma-like” space was added to allow flexible responses to changes in the number of family members, including pseudo-families.

Both the first and second floors have lattice ceilings made of 90mm square timbers. This was chosen because the overall design had relatively bold lines and for ease of construction, as the lattice also serves as support for structural plywood.

The “box staircase (箱階段)” leading from the “display shelf” and the “lattice floor” beyond it gently connect the public, semi-public, and private spaces, while also allowing for the circulation of light and air.

On the second floor, another layer called the “shelf for settling in” separates the semi-public and private spaces. The sliding doors beyond this shelf are modeled after the “display of things” at the front of the house, and frosted glass was used to let in light from the north and south while maintaining privacy.

Windows that open to the outside are installed on the south side of each floor. On the first floor, these windows create a second living room that blends with the interior. The boundary between the site and the nursing home to the south is formed by a “Yamato wall fence,” which blocks the view but allows for airflow.
Additionally, the height of the second-floor balcony was designed to be in harmony with the neighboring house, ensuring the building doesn’t close off too much from the community.

The goal was to create a modern Japanese folk house, not with the delicate, industrial beauty of thin and light materials, but with the strength of natural materials and the beauty of craftsmanship at its core.

House A
Location: Setagaya, Tokyo
Category: houses
Design: Aki Hamada Architects (Aki Hamada, Yuki Sazuka)
Structure: Enshu Structural Consultants
Construction: suiga
Textile: Yuki Tsutsumi
Year: 2023
Photo: Kenta Hasegawa

あわせて読みたい

サムネイル:木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀のアトリエ併用住宅「呼応する空間」
木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀のアトリエ併用住宅「呼応する空間」
  • SHARE
建材(内装・天井)水雅堤有希円酒構造設計建材(内装・柱)建材(外装・建具)建材(内装・浴室)建材(外構・壁)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・照明)建材(内装・壁)建材(外装・床)建材(内装・床)世田谷区図面あり浜田晶則長谷川健太住宅東京
2024.10.03 Thu 06:43
0
permalink

#堤有希の関連記事

  • 2025.5.05Mon
    湯浅良介による、埼玉・狭山市の住宅「LIGHTS」。ウルフの描く“灯台”をモチーフとして構想。“誰かの帰りの足並みを軽くする”住まいを求め、灯台の様に“光を指し示す”在り方を志向。形態・配置・開口部の検討に加えてカーテンの柄までも考慮して作り上げる
  • 2023.10.12Thu
    湯浅良介による、神奈川・鎌倉市の住宅改修「波」。海を望む高台での計画。雰囲気の刷新を望む施主の“感性”を拠り所に、不揃いに貼るタイルや量感のあるカーテンで“形の印象を弱め”て“密度を上げる”改修を実施。与件から得た断片的な心象を表面に置く様に作る
  • 2022.11.25Fri
    中山英之建築設計事務所による「『川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり』展 会場構成」。東京オペラシティ アートギャラリーでの展示。其々の作品群に“固有な手触り”を空間化する為、展示室の中に“6つの全く異なる場所”と“巡る経路”を設計。作家の眼差しと会場での時間が重なる経験を志向
  • 2022.7.18Mon
    川島範久建築設計事務所による、愛知の「豊田の立体最小限住宅」。地球環境危機時代のプロトタイプも目指し計画。周辺への応答と快適性や省エネ性を求め、街との距離を計る開口部と限られた費用でも実現する断熱と空調のシステムを考案。現しの仕様で居住者の仕組の理解も促進
  • 2022.6.20Mon
    【特別寄稿】湯浅良介によるエッセイ「HOUSEPLAYING───これまでのオープンハウスと異なる、建築の複数の語り方とその可能性」
  • 2022.4.20Wed
    湯浅良介による、神奈川・大磯町の住宅「FLASH」。人間としてあることの喜びを表層に見出し、建物の“面”に注目して在るべき姿を求めスケッチを描き続け検討、模様・形・色の自由な選択で“見せる”と“隠す”を突き詰めるプロセスで建築をつくる
  • view all
view all

#水雅の関連記事

  • 2024.6.21Fri
    森田悠紀建築設計事務所による、東京の「春日の家」。見晴らしの良い坂道沿いの敷地。“この場所ならでは”の存在を求め、街特有の空間体験に通じる上階に登った先に“眺望が開ける”建築を考案。“必要な線を適切に存在させる”設計で地域の親密さとの繋がりも作る
  • 2024.5.31Fri
    森田悠紀建築設計事務所による、東京の「稲城の家」。緑地に面する北欧家具店を営む施主の為の住宅。竣工後に置かれる家具類の把握から出発し、簡素で実直な品々を納める為の“器”としての空間を志向。風景と家具の存在感と釣り合う“A”型の架構を持つ建築を造る
  • 2024.5.24Fri
    森田悠紀建築設計事務所による、東京の「国分寺の家」。住宅密集地にある敷地。街と家の“距離感”を課題とし、適切な関係を結ぶ為の“街から遠く離れた静かな場所”を備えた建築を志向。玄関から長い距離を歩いて辿り着く“居間”で再び“街と繋がる”住まいを造る
  • 2023.3.28Tue
    藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、東京・北区の「野縁の家」。建て込んだ場の再建築不可の木造住宅の改修。採光確保を設計の主題として、天窓等からの光を拡散する“半透明ポリカの光天井”を考案。内部建具の見付も“極限まで”細くして光で満たされる空間を作る
  • 2022.10.13Thu
    麻殖生龍哉 / マイオ建築研究所による、東京の「杉並の家」。住宅街の南に開けた敷地。場の特性を生かす開放的な建築を求め、“南”の恩恵の享受とネガティブ要素の排除を叶える可動式巨大ルーバーを考案。衣服の様に環境を適正化し公私を柔らかく隔てる
  • 2022.9.13Tue
    大村聡一朗+中村園香 / OHMURA NAKAMURA ATELIERによる、東京・多摩市の「連光寺の家 改修 / 二つの十字と四畳半」。若い家族の為に木造家屋を改修。居室と廊下が分かれた既存平面を刷新し、“十字壁”の配置で等価な“四畳半”空間が連続する構成を考案。生活変化も受け入れる緩やかな“分断”と“接続”の状態を作る
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,290
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    大阪中之島美術館での展覧会「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」の入場チケットをプレゼント。スイスを拠点とした芸術家と、同国を代表し“グリッドシステム”でも知られるグラフィックデザイナーの展覧会。初の大規模回顧展として開催される

    SHARE 大阪中之島美術館での展覧会「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」の入場チケットをプレゼント。スイスを拠点とした芸術家と、同国を代表し“グリッドシステム”でも知られるグラフィックデザイナーの展覧会。初の大規模回顧展として開催される

    日程
    2024年12月21日(土)
    –
    2025年3月2日(日)
    art|design|exhibition
    大阪中之島美術館での展覧会「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」の入場チケットをプレゼント。スイスを拠点とした芸術家と、同国を代表し“グリッドシステム”でも知られるグラフィックデザイナーの展覧会。初の大規模回顧展として開催される
    大阪中之島美術館での展覧会「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」の入場チケットの抽選への応募はこちらから
    forms.gle

    大阪中之島美術館での展覧会「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
    スイスを拠点とした芸術家と、同国を代表し“グリッドシステム”でも知られるグラフィックデザイナーの展覧会です。初の大規模回顧展として開催されます。会期は、2024年12月21日~2025年3月2日まで。展覧会の公式サイトはこちら。
    入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年11月25日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

    本展はスイスを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであるヨゼフ・ミューラー=ブロックマン(1914–1996)と、そのパートナーであり芸術家の吉川静子(1934–2019)の二人の活動と作品を紹介するものです。吉川とミューラー=ブロックマン双方にとって初となる大規模な回顧展として開催されます。

    二人はチューリッヒを拠点として芸術活動、教育活動に従事した芸術家でした。ミューラー=ブロックマンが亡くなった後も、吉川はチューリッヒで画家として晩年まで制作を続けます。二人の出会いは、1960年に東京で開催された世界デザイン会議においてでした。津田塾大学で英文学を学んだ吉川は、通訳としてこの会議に参加したのです。この世界的な会議に刺激を受けた吉川は、ドイツのウルム造形大学に留学しデザインを学んだ後、ミューラー=ブロックマンの事務所で働き始めます。信頼の絆で結ばれた二人は結婚し、生涯を共にしながら、芸術家としてそれぞれに進むべく道を開拓していきました。

    吉川の芸術世界とミューラー=ブロックマンの卓越した構成的デザイン———アートとデザインという分野を超えた二人の活動の軌跡をどうぞご堪能ください。

    リリーステキストより

    以下に、詳細な情報を掲載します。

    • 残り1枚の写真とテキストを見る
    • SHARE
    2024.10.03 Thu 18:18
    0
    permalink
    2024.10.02Wed
    • 【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタント(既卒・経験者)を募集中
    • 田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、東京・台東区の飲食店「茶室ニゴウ」。木造二階建てを改修した店。非常に小さな面積という与件を受け、蛍光カラーの“幾何学図形”を導入して“空間認識に揺らぎを与える”計画を考案。グリーンとピンクの色はブランディングを手掛ける北川一成が選定
    • 森下修 / 森下建築総研による、兵庫・神戸市の、宿泊施設「ThinkStay Mt.」。設計者が事業主で運営も手掛ける山中のワーケーション施設。“心地よく創造的な活動”の場を目指し、5棟の高床式の“アトリエコテージ”を設計して森の中に配置。既存の修復は設計者の主導のもと平田建設も関わる
    2024.10.04Fri
    • ODS / 鬼木孝一郎による、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」。郊外のジュエリー店の計画。内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向。メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案
    • 【ap job更新】 幅広い用途のインテリアを手掛け、“価値ある空間”を創造し続ける「株式会社モノグラフ」が、インテリアデザイナー(既卒・経験者)を募集中
    • 渡邉明弘事務所・オクムラデザイン・キーマンによる、東京・千代田区の「REDO JIMBOCHO」。雑居ビルを改修と耐震化した“シェア型複合施設”。既存の状態に対し、“修繕”でも“建替”でもない“再生”する設計を志向。柱の増し打ち補強を含む“総合的な計画”で他の選択肢では“得難い空間”を生み出す

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,290
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white