ODS / 鬼木孝一郎が設計した、福井市の店舗「BIJOUPIKO 福井」です。
郊外のジュエリー店の計画です。建築家は、内部を“散策したくなる”建築を目指し、“変化のあるシークエンス”の創出を志向しました。そして、メイン売場となる“落ち着いた空間”の両側に“開放的な吹抜空間”を配置して共存させる構成を考案しました。店舗の公式サイトはこちら。
セレクトしたブライダルリングを扱うジュエリーショップ「BIJOUPIKO 福井店」。
移転にあたり、建築と内装のデザインを担当した。2024年に新幹線が延伸した福井駅から車で15分ほどの大通りに面した店舗となっている。
大雪への対策から切妻の屋根形状を採用。中央に二層のコアを設け、その両側に開放的な吹き抜け空間を配した構成とした。
褐色の吹付け仕上げの壁とした中央コアは商談スペースを含めたメインの販売エリアとし、落ち着いて商品を選べる場所となっている。
それに対し白く仕上げた両側の吹き抜けは、北面を全面ガラスに、東西面にはローサイドライトを設け、外光が安定して充満する開放感のある空間とした。
建物の周囲には店内からも楽しめる石庭を設けている。
2つの質の異なる空間を共存させることにより変化のあるシークエンスをつくり、建物内を散策したくなるようなショップとなることを目指した。
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以下、建築家によるテキストです。
セレクトしたブライダルリングを扱うジュエリーショップ「BIJOUPIKO 福井店」。
移転にあたり、建築と内装のデザインを担当した。2024年に新幹線が延伸した福井駅から車で15分ほどの大通りに面した店舗となっている。
大雪への対策から切妻の屋根形状を採用。中央に二層のコアを設け、その両側に開放的な吹き抜け空間を配した構成とした。
褐色の吹付け仕上げの壁とした中央コアは商談スペースを含めたメインの販売エリアとし、落ち着いて商品を選べる場所となっている。
それに対し白く仕上げた両側の吹き抜けは、北面を全面ガラスに、東西面にはローサイドライトを設け、外光が安定して充満する開放感のある空間とした。
建物の周囲には店内からも楽しめる石庭を設けている。
2つの質の異なる空間を共存させることにより変化のあるシークエンスをつくり、建物内を散策したくなるようなショップとなることを目指した。
■建築概要
名称:BIJOUPIKO福井
所在地:福井県福井市高木中央二丁目2616番
用途:物販店舗
設計:ODS / 鬼木デザインスタジオ 担当/鬼木孝一郎、藤木景介、加藤葉月
施工:有限会社エッグ
構造:木造
階数:地上2階建て
敷地面積:550.37㎡
建築面積:210.40㎡
延床面積:299.33㎡
竣工:2024年4月
写真:太田拓実
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 外装・屋根 | 屋根 | ガルバリウム鋼板貼り
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外装・壁 | 外壁 | 吹付塗装仕上げ:リシン(エスケー化研)
ガルバリウム鋼板貼り
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内装・床 | 1階 床 | モルタル仕上げ:NSフロアハード(日本化成)
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内装・床 | 2階 床 | タイル貼り:ONE-600N / CE2(マリスト)
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内装・壁 | 壁 | 吹付塗装仕上げ:リシン(エスケー化研)
PBt12.5下地 EP塗装仕上げ
特注リブ左官仕上げ
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内装・天井 | 天井 | PBt12.5下地 EP塗装仕上げ
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内装・造作家具 | 造作ショーケース什器 | 木下地 モールテックス仕上げ+SUS鏡面仕上げ
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内装・造作家具 | 造作接客カウンター | 木下地 モールテックス仕上げ
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内装・造作家具 | 造作ハイチェア | 脚:SUS鏡面パイプ
座面:ウレタンクッション+ウルトラスウェード貼り
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