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2025.3.19Wed
2025.3.18Tue
2025.3.20Thu
ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛ける

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日程
2025年3月19日(水)
–
3月31日(月)
architecture|exhibition
建築展ジオ・ポンティ
ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛けるキーヴィジュアル

ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催されます。
20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介する内容です。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開されます。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛けています。開催期間は、2025年3月19日~3月31日。入場無料です。展覧会の公式サイトはこちら。

2025年3月19日(水)~31日(月)21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3 にて、展覧会『ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。』を開催します。

20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家、ジオ・ポンティ(1891-1979)は、スプーン1本から高層ビルまでデザインし、部分から全体を統合的に捉える「眼」を備えていました。1960年竣工の<ピレリ高層ビル>、そして1957年の発表の超軽量の椅子<スーパーレジェーラ>は、薄さ、軽やかさを表現した名作です。さらに近年、知られざる名作家具やプロダクトの数々が復刻され、巨匠の多面的な魅力が浮き彫りになってきました。

本展では、ジオ・ポンティ・アーカイヴスの協力のもと、主にポンティがミラノ、デッツァ通りの自宅のためにデザインした家具から、モルテーニにより復刻されたアームチェア、コーヒーテーブル、ブックシェルフと、床に大胆に導入されていたセラミックタイルの再現を通して、ポンティ独自の空間世界をインスタレーションします。また、およそ60年にわたる巨匠の仕事を振り返る大パネルには、1920年代のジノリの磁器製品やオリジナルドローイングの展示のほか、フランチェスカ・モルテーニ監督によるドキュメンタリー映像『Amare Gio Ponti』を上映し、ジオ・ポンティの視線の先にある私たちの未来を考えます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。


展示に関係する写真等

以下の写真はクリックで拡大します

ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛ける1960年にミラノに竣工した「ピレリ高層ビル」 ©Gio Ponti Archives - Archivio Storico Eredi Gio Ponti
ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛けるアームチェア「D.154.2」(1953-57 Molteni&C Heritage Collection) Photo by Frederik Vercruysse
ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛けるアームチェア「D.153.1」 (1953 / 2012, Molteni&C Heritage Collection)
ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛けるコーヒーテーブル「D.555.1」(1954–55/2012, Molteni&C Heritage Collection)
ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛ける1927年にリチャード‧ジノリで制作された磁器作品「天使像」 愛知県陶磁美術館蔵

ジオ・ポンティの眼

ジオ・ポンティの眼で世界を視ると、大量生産に対するアートと工芸、またミニマリズムに対する装飾、という世の中に横たわる二元論を軽やかに超えた、住まいの風景が未来に向けて開かれてきます。ポンティは87年の生涯で2つの世界大戦を生き抜き、ウィーン分離派、イタリア合理主義、モダニズム、など時代のイズムに留まることなく、また建築、プロダクト、グラフィックなど分野の細分化にも与せず、統合的に自身の「眼」を追求しました。その軽やかに越境する表現、幸福感が、現代の私たちが必要とするものと共振しはじめます。約70年を経たデザインが現代に、ノスタルジーからではなく、新鮮な魅力を放つ理由は、そこにあるのではないでしょうか。

リリーステキストより

展覧会の見どころ

1.ジオ・ポンティが活躍した1920年代~1970年代までのプロジェクトを時系列で紹介する大パネル

2.ポンティが設計し家族と住んだ住まいを再解釈したインスタレーション
近年復刻された家具・プロダクトの他、床に使用されていたストライプのタイルは本展のために再現しました。

3.直筆のスケッチ、1920年代のリチャード・ジノリの磁器などの貴重な作品

4.ジオ・ポンティと日本のつながり
LIXILによるミラノのサン・フランチェスコ教会のファサードに使用されたタイルの復元や日本人の元弟子で建築家の友
人に宛てた直筆の手紙など、ジオ・ポンティと日本のつながりをご覧いただけます。

5.ドキュメンタリー
フランチェスカ・モルテーニ監督によるジオ・ポンティのドキュメンタリー映画「アマーレ・ジオ・ポンティ」を紹介
します。

リリーステキストより

ジオ・ポンティ

ジオ・ポンティの展覧会が、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催。20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家を紹介。ドローイングやドキュメンタリー映像等に加え、自邸を再解釈したインスタレーションも公開。会場デザインは“トラフ建築設計事務所”が手掛けるGio Ponti ポートレイト ©Gio Ponti Archives - Archivio Storico Eredi Gio Ponti

ジオ・ポンティ Gio Ponti(1891~1979)
1891年 ミラノ生まれ。
1921年 ミラノ工科大学卒業後、建築設計事務所を設立。
1923年 磁器メーカー<リチャード・ジノリ>(当時)のアートディレクターに就任。
1928年 建築誌 を創刊。
以降、建築、デザイン、編集、舞台美術など、多岐にわたる分野で数多くの作品を手がける。
代表作に<ピレリ高層ビル>、<スーパーレジェーラ>など。
近年、再評価が進み複数のメーカーから家具、プロダクトの復刻が進められている。

リリーステキストより

■展覧会概要

タイトル:ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。
Lo Sguardo di Gio Ponti: Attraversare i Confini con Leggerezza
会期:2025年3月19日(水)~3月31日(月) 10:00~19:00 / 休館日 3月25日(火)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
入場料:無料
主催:Molteni&C、株式会社アルフレックスジャパン
監修:サルヴァトーレ・リチトラ / ジオ・ポンティ・アーカイヴス、フランチェスカ・モルテーニ、ミューズ・ファクトリー・オブ・プロジェクツ
キュレーター:田代かおる
会場構成:トラフ建築設計事務所
グラフィックデザイン:田部井美奈
スタイリング:川合将人
施工:HIGURE 17-15 cas
編集協力:雑誌CONFORT(建築資料研究社)
プレス:株式会社ハウ
特別協力:愛知県陶磁美術館
協賛:株式会社 秀光
協力:CERAMICA FRANCESCO DE MAIO、GINORI 1735、Olivari、Rezina、上松正直 建築設計事務所(遺族)、株式会社カッシーナ・イクスシー、株式会社サンズ、株式会社メトロポリタンギャラリー、株式会社ロイヤルファニチャーコレクション、株式会社LIXIL

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    2025.03.19 Wed 17:07
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    小田切駿と髙松めい による、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」。“普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸。仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向。回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切る
    photo©瀬尾憲司

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    architecture|feature
    瀧本信幸髙松めい瀬尾憲司小田切駿丸安商店建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)図面あり世田谷区住戸リノベーション東京
    小田切駿と髙松めい による、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」。“普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸。仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向。回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切る「東の間」 photo©瀬尾憲司
    小田切駿と髙松めい による、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」。“普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸。仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向。回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切る「東の間」から「寝間(子)」側を見る。 photo©瀬尾憲司
    小田切駿と髙松めい による、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」。“普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸。仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向。回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切る「寝間(子)」から台所を見る。 photo©瀬尾憲司
    小田切駿と髙松めい による、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」。“普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸。仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向。回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切る「寝間」から「西の間」側を見る。 photo©瀬尾憲司

    小田切駿 / ハヤオオダギリアーキテクツと髙松めい が設計した、東京・世田谷区の住戸改修「砧の部屋」です。
    “普通の2LDK”をリノベした設計者の自邸です。建築家は、仕事と家事育児を両立する生活像に対し、“暮らしの動作とシーンが連続的に展開する”半ワンルーム的空間を志向しました。そして、回遊性を確保しながら18mmの壁で空間を間仕切りました。

    都内の集合住宅の一室を改修した自邸である。

    もともとは2LDKのごく普通の間取りであった。そのまま住み始めることも可能であったが、壁で隔離された個室が生活動線を制限し家族の空間を切り離しすぎるような感覚をもち、自分たちの生活像に合わせて最低限の手を加えることにした。

    建築家によるテキストより

    家族構成は夫婦と幼い子ども、猫が一匹である。夫婦ともに仕事をしながら家事や育児を分担していくことを想定すると、nLDKの機能別に仕切られた空間よりも、生活の場は仕切られつつもぐるぐる動き回ることができ、暮らしの動作とシーンが連続的に展開される半ワンルーム的空間が立ち上げられないかと考えた。

    建築家によるテキストより

    そこで既存の個室を解体し、t=18mmの薄い壁を配置しながら間をつくるという単純な方法を考えた。

    食事や休息の場となる「東の間」と、作業空間となる「西の間」を住戸の両端に設け、薄壁のウチ側には寝間・納戸を配置した。壁が薄いことによって、限られた間口寸法の住戸内でも南北に回廊を通すことができ、自由に動き回れる空間となった。

    壁には、場所に応じて変化やつながりが生まれるようにいくつかの開口を設けた。ウチ側は空間ごとにラフに個性を出して使用することを想定し素地が見えるクリア塗装で仕上げる一方、ソト側は白い塗装で仕上げ、抽象性と生活感を対峙させた。さらに、各空間を横断するように置き式のモジュール家具を設置した。これらは各空間をつなぎながらも収納されるモノによって空間に個性や変化を与える。

    建築家によるテキストより
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    瀧本信幸髙松めい瀬尾憲司小田切駿丸安商店建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・造作家具)図面あり世田谷区住戸リノベーション東京
    2025.03.19 Wed 15:01
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    コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。福岡市美術館で開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る
    photo©David Garcia, Courtesy of the Conran family

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    日程
    2025年4月19日(土)
    –
    6月8日(日)
    design|exhibition
    コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。福岡市美術館で開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る展覧会ポスター image courtesy of 福岡市美術館
    コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。福岡市美術館で開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫るバートン・コート自邸内の仕事部屋、2004年撮影 photo©David Garcia, Courtesy of the Conran family
    福岡市美術館での展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットプレゼントの抽選への応募はこちらから
    forms.gle

    コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
    福岡市美術館で開催されます。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る内容です。会期は、2025年4月19日~6月8日まで。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年4月14日(月)9時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

    「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインが生活の質を向上させると信じ、個人の生活空間から都市、社会までを広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進んだサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。本展は、イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったコンランの人物像に迫る展覧会です。

    戦後まもなくテキスタイルや食器のパターン・デザイナーとして活動を始めたコンランは、1960年代、ホームスタイリングを提案する画期的なショップ「ハビタ」をチェーン化して成功を収め、起業家としての手腕を発揮します。そして、1970年代から展開した「ザ・コンランショップ」におけるセレクトショップの概念は、日本を含む世界のデザイン市場を激変させました。 このほか、家具などのプロダクト開発、廃れていたロンドンの倉庫街を一新させた都市の再開発、書籍の出版など、関わった事業は多岐にわたります。いっぽう、1950年代からレストラン事業にも乗り出し、高級レストランからカジュアルなカフェまで50店舗以上を手がけ、モダン・ブリティッシュと称される新しい料理スタイルをイギリスの食文化に定着させました。 長年あたためていたデザイン・ミュージアムの設立構想を1989年、世界に先駆け実現させたことも大きな功績のひとつです。

    本展は、パターン・デザインした食器やテキスタイルなどの初期プロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など300点以上の作品や資料に加え、彼から影響を受けた人々のインタビューを交えながらさまざまなコンラン像を浮かびあがらせます。

    リリーステキストより

    以下に、詳細な情報を掲載します。

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    2025.03.19 Wed 08:47
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    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「時計博物館、建川博物館群」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2007年に完成。文化大革命時代の時計を展示する施設として、正方形・円・十字の形の展示ホールを備えた建築を考案。日時計を想起させる円形の中庭で時間の感受も促す
    photo courtesy of Bi Kejian

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    architecture|feature
    中国美術館・博物館リュウ・ジャークンJiakun Architects
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「時計博物館、建川博物館群」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2007年に完成。文化大革命時代の時計を展示する施設として、正方形・円・十字の形の展示ホールを備えた建築を考案。日時計を想起させる円形の中庭で時間の感受も促すMuseum of Clocks, Jianchuan Museum Cluster, 2007 (Chengdu, People's Republic of China) photo courtesy of Arch-Exist
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「時計博物館、建川博物館群」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2007年に完成。文化大革命時代の時計を展示する施設として、正方形・円・十字の形の展示ホールを備えた建築を考案。日時計を想起させる円形の中庭で時間の感受も促すMuseum of Clocks, Jianchuan Museum Cluster, 2007 (Chengdu, People's Republic of China) photo courtesy of Arch-Exist
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「時計博物館、建川博物館群」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2007年に完成。文化大革命時代の時計を展示する施設として、正方形・円・十字の形の展示ホールを備えた建築を考案。日時計を想起させる円形の中庭で時間の感受も促すMuseum of Clocks, Jianchuan Museum Cluster, 2007 (Chengdu, People's Republic of China) photo courtesy of Bi Kejian

    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の「時計博物館、建川博物館群(Museum of Clocks, Jianchuan Museum Cluster)」です。
    プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2007年に完成した建築です。建築家は、文化大革命時代の時計を展示する施設として、正方形・円・十字の形の展示ホールを備えた建築を考案しました。そして、日時計を想起させる円形の中庭で時間の感受も促します。施設の場所はこちら(Google Map)。
    アーキテクチャーフォトでは、リュウの2025年のプリツカー賞受賞を特集記事として紹介しています。


    こちらはプロジェクトに関するテキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

    建川博物館群の一部である静寂な時計博物館は、にぎやかな商業施設に囲まれており、伝統的な中国の都市における寺院とその周囲の商業や住居との明確な関係を模倣しています。

    赤レンガは当時の石造建築と共鳴し、露出したコンクリートが3つの展示ホールを形成しています。それらは幾何学的な形状(正方形、円、十字)で構成されており、空間全体を通じてテーマとなっています。

    広大なスケールが没入感を高め、曲線の壁が床の直線的な縁と対比をなし、奥まった長方形のニッチには数多くの歴史的な時計が展示されています。

    正方形の展示空間は、訪問者が周囲を巡るにつれて四角い動線をたどるよう促します。

    最後の円形のレンガ壁に囲まれた中庭では、天井の円形の開口部を通して日光と影が移ろい、日時計を想起させるとともに、響き渡る効果を生み出し、訪問者に「音、光と影、そして時間を感じる」よう促します。

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    中国美術館・博物館リュウ・ジャークンJiakun Architects
    2025.03.19 Wed 06:46
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    2025.3.18Tue
    • トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「ROTOTO STORE」。ソックスブランドの旗艦店。地域に根付いた“居場所”も目指し、ソックス型のテーブルのある多目的スペースを備えた空間を考案。靴下を履いた様なオリジナルのスツールは試着時のみならずイベント時の活用も可能
    2025.3.20Thu
    • 国立新美術館での建築展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」。岸和郎が監修。コルビュジエ、アアルト、菊竹清訓、カーン、ゲーリーらによる14邸の住宅を中心に、20世紀の住宅の実験を豊富な資料で検証。ミースの未完のプロジェクトも実寸大模型で実現

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