横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする外観、西側の川から見る。 photo©横田賢治
横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、左:南側保育室、右:多目的ホール(建具を開いた状態) photo©横田賢治
横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、テラスから川側を見る。 photo©横田賢治
横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、ルーフガーデンから多目的室側を見る。 photo©横田賢治
横田賢治 / 横田建築設計事務所が設計した、高知・吾川郡の「池川こども園」です。
自然に囲まれた傾斜地での計画です。建築家は、“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案しました。また、山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置としています。
水質日本一に選定された仁淀川の支川沿い、山側と谷側からアクセスできる自然に囲まれた傾斜地。
主要構造部を含めた老朽化による建て替えです。
計画は飛び石や獣害へ備え、山側に堅固なRC造の園舎を配置し園舎と園庭の安全性を向上させるとともに谷側へ開きました。
傾斜園庭や中庭、フラットな屋上芝生広場、ルーフテラスなど複数設けた外部と各保育室からも直接出られる立体的な回遊性は、全体を一として、または体格差を考慮した年次毎や活動内容によって連続と分節を切り替える大きなアスレチックのような遊び場となります。
平面的にコンパクトな園舎は動線が短くなるよう各室を配置し、断面的な起伏により各室の居住性の向上を図り、特徴の異なる園庭は屋内を繋ぐように連環します。
敷地と園舎が合目的的ではなく、積木のように遊び方を自由に考えて学べる場所となることを目指しました。
また、敷地内外の植栽計画の一環として子ども達と一緒にどんぐりなどの地場の種子を拾い育てており、将来的には町道との境のフェンスをなくすことを計画しています。
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横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする外観、西側の川から見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする外観、西側の川から見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする外観、西側の川から見る。 photo©SfG

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする建物の西側の「プレイグラウンド」 photo©田中源

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、エントランス側から多目的ホールを見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、多目的ホールから開口部越しにテラス側を見る。(建具を閉じた状態) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、左:南側保育室、右:多目的ホール(建具を開いた状態) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、南側保育室から開口部越しに外部を見る(建具を開いた状態) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、テラスから川側を見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、南側保育室から多目的ホールを見る。(建具を半分開けた状態) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、北側保育室から開口部越しにテラスを見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、廊下、造り付の家具を見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、東側保育室 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、トイレ photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、1階への階段を見下ろす。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、廊下から1階への階段を見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、多目的室 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、ベランダ photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、正面:ベランダ、右:ルーフガーデン photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、ルーフガーデンから多目的室側を見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階、屋外階段からルーフガーデンを見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする屋外階段より2階多目的室側を見る。 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、正面:南側保育室、右:多目的ホール(建具を開いた状態)、夕景 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階、南側保育室から開口部越しに外部を見る、夕景 photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする1階平面図 image©横田建築設計事務所

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする2階平面図 image©横田建築設計事務所

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする植物図鑑 image©SfG

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする(建築家による解説:旧園舎解体前に園児と集め育てていた種子を竣工後園内へ植栽) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする(建築家による解説:育てた苗を近隣住民や園児と地植え。苗の成長後にフェンスの撤去を計画している) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする(建築家による解説:植栽半年後に根付いた花木の生育過程と名前を学ぶワークショップの様子) photo©横田賢治

横田賢治 / 横田建築設計事務所による、高知・吾川郡の「池川こども園」。自然に囲まれた傾斜地での計画。“遊び方を自由に考えて学べる場”を目指し、立体的な回遊性のある“大きなアスレチック”の様な建築を考案。山と谷の関係を考慮して園舎と園庭の安全性を向上させる配置とする(建築家による解説:ワークショップで設置した花木の名と挿絵を載せた白磁) photo©横田賢治
以下、建築家によるテキストです。
水質日本一に選定された仁淀川の支川沿い、山側と谷側からアクセスできる自然に囲まれた傾斜地。
主要構造部を含めた老朽化による建て替えです。
計画は飛び石や獣害へ備え、山側に堅固なRC造の園舎を配置し園舎と園庭の安全性を向上させるとともに谷側へ開きました。
傾斜園庭や中庭、フラットな屋上芝生広場、ルーフテラスなど複数設けた外部と各保育室からも直接出られる立体的な回遊性は、全体を一として、または体格差を考慮した年次毎や活動内容によって連続と分節を切り替える大きなアスレチックのような遊び場となります。
平面的にコンパクトな園舎は動線が短くなるよう各室を配置し、断面的な起伏により各室の居住性の向上を図り、特徴の異なる園庭は屋内を繋ぐように連環します。
敷地と園舎が合目的的ではなく、積木のように遊び方を自由に考えて学べる場所となることを目指しました。
また、敷地内外の植栽計画の一環として子ども達と一緒にどんぐりなどの地場の種子を拾い育てており、将来的には町道との境のフェンスをなくすことを計画しています。
■建築概要
題名:池川こども園
所在地:高知県吾川郡二淀川町
主用途:認定こども園
設計:横田建築設計事務所
施工:尾崎建設興業
構造設計:ANDO Imagineering Group
外構設計:エスエフジー・ランドスケープアーキテクツ
構造:RC造
階数:地上2階地下1階
敷地面積:778.86㎡
延床面積:412.24㎡
竣工:2021年3月
写真:横田賢治、田中源、SfG
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 外構・床 | 外構デッキ | セランガンバツ無塗装
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外装・壁 | 外壁 | RC打放しのうえランデックスコート(大日技研工業)
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外装・その他 | 外部手摺 | スチール曲げ加工のうえフッ素樹脂塗装
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内装・床 | 内部 床 | 地場産檜無垢材UPまたは蜜蝋仕上
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内装・壁 | 壁(白) | PBのうえAEP
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内装・天井 | 天井(白) | PBのうえAEP
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