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2025.4.21Mon
2025.4.20Sun
2025.4.22Tue
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る
photo©平井広行

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architecture|feature
建材(内装・床)坪井工業環境エンジニアリング清水構造計画建材(内装・柱)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)中央区図面あり平井広行山路哲生銀座複合ビル東京
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側より見る。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側の道路より見上げる。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る9階、飲食店舗が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行

山路哲生建築設計事務所が設計した、東京・中央区の「銀座の木箱 銀座髙木ビル」です。
頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビルの計画です。建築家は、新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向しました。そして、“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造りました。施設の場所はこちら(Google Map)。

銀座外堀通りに建つ,12階建の商業複合ビルを設計した。頂部4層を木造とし,アノニマスな鉄骨造のオフィスビルにちょこんと木箱が乗ったような構成となっている。低層階および高層木造階は商業,中層階はオフィスやテナントが入り,用途に合わせて外装や構造においても立体的な複合化を試みている。構造は地下階がRC造,1~8階がS造,9~12階が木造となっており,頂部の外壁や地上階内装には東京多摩産材のスギ材を使用している。

建築家によるテキストより

鋼板挿入型ドリフトピン接合を採用したもう一つの理由としては、ゼネコン各社が発表している認定工法を用いずに設計できるという点だ。中高層の木造混構造でありながら認定外による構造評定を必要としないことが大きなメリットであると考えている。
1時間耐火で設計が可能な方法であるため、自社工法をもたない中堅ゼネコンでも真似ができる汎用性・民主性を備えており,日本の都市の風景を構成する多くの中小雑居ビルにも適合させることができる。
施工の汎用化は今回のプロジェクトの一つのテーマであり、多くの建築関係者が積極的に中高層建築へ木造混構造を採用する好例となればと考えている。

建築家によるテキストより

日本の小規模木造では「在来軸組工法」によって過半の住宅が施工されており、郊外や地方の街並みとスケール、ひいては地場の小規模産業が保存されている。では、高密度化する都市部において「在来木造ビル」と呼びうるヴィジョンが生まれるのであれば、国内外から支持される、新しい日本の都市風景を生み出す可能性があるのではないだろうか。

この頂部4層の部分木造は、欧州のルネサンス期において古典を継承するために発展させたオーダーというモデュラーコーディネーションと同様に、日本の固有の木造スケールを都市に継承することのできる方法論であると考えている。貼り付けられた広告のようなファサードではなく、都市を立体化させた銀座の街並みとしての可能性を示している。

そのためにも本件においては木造を耐火被膜材で覆い隠すのではなく、内装や外装においても木材を露出させることで直接的に素材に触れられる燃えどまり層による工法が必要だった。地域で産出される豊富な素材を利用した、新しい街並みづくりのための構造であり、内外装材であり、また都市と森をつなぐアイコンとなる。

建築家によるテキストより

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山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側の道路より見る。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側より見る。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側より見る。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側の道路より見上げる。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る1階、エントランスアプローチから道路側を見る。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る1階、飲食店舗が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る5階、事務所が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る4階、事務所が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る9階、飲食店舗が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る9階、飲食店舗が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る9階、飲食店舗が入居するスペース、バルコニー(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る10階、飲食店舗が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る11階、サウナが入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る12階、サウナが入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る12階、サウナが入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る屋上への階段から外堀通りを見る。 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る地下1階、飲食店舗が入居するスペース(ビル竣工時の様子) photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、エントランス、夕景 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る外観、南東側の道路より見る、夕景 photo©平井広行
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る配置図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る1階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る2階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る3〜8階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る9階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る10, 11階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る12階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る地下1階平面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る断面図 image©山路哲生建築設計事務所
山路哲生建築設計事務所による、東京の「銀座髙木ビル」。頂部4層が“木造”の12階建の商業複合ビル。新しい日本の都市風景の創出も考慮し、高層木造建築の“マイルストーン”となる存在を志向。“在来木造ビル”を掲げて認定工法ではなく“汎用性”のある方法で造る構造断面図 image©山路哲生建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


銀座に浮かぶ木箱

銀座外堀通りに建つ、12階建の商業複合ビルを設計した。
頂部4層を木造とし、アノニマスな鉄骨造のオフィスビルにちょこんと木箱が乗ったような構成となっている。低層階および高層木造階は商業、中層階はオフィスやテナントが入り、用途に合わせて外装や構造においても立体的な複合化を試みている。構造は地下階がRC造、1~8階がS造、9~12階が木造となっており、頂部の外壁や地上階内装には東京多摩産材のスギ材を使用している。

2023年に竣工し、2024年5月にグランドオープンした銀座高木ビル。2024年現在において鉄骨との混構造ではあるが日本一の高さである56mをもつ木造高層建築となっており、東寺五重塔55mを再建後380年ぶりに更新している。これは森林大国日本が中世から高層木造建築に親しんできたにもかかわらず、近代以降においての木造は小規模·低層建築に限定され、高層木造については発展がみられなかったということを示している。今、日本は高層都市木造の幕開けを迎えている。

今後、2026年竣工予定の三井不動産による日本橋のオフィスビル(設計施工:竹中工務店)が84m。また2028年竣工予定の東京海上グループ新本店ビル(設計:レンゾピアノ / 三菱地所設計)が100mの高さの木造建築として計画されている。

今後、日本において次々と計画されていくだろう高層木造建築の中で、銀座高木ビルが歴史的な一歩を踏み出した。

江戸から残る路地性の立体化、また部分木造による合理性

江戸時代初期の町割りが基礎となった銀座の街には、現代においても短辺を通りに面した町屋状に奥行をもつ小中規模ビルが多く建ち並んでいる。その建物間の隙間には、民地を互いに共有するように残された路地があり、その路地の先には銀座らしい老舗の商店やギャラリーを見つけることができる。建設前の敷地には築50年を超える「有賀写真館ビル」が立っていた。地下階には川端康成や三島由紀夫も通った「キャンドル」という洋食屋が営まれ、訪れる人々に愛されていた。

この歴史あるビルを建て替えるにあたり、木造という選択肢は計画当初から意識していた。持続可能な開発目標(SDGs)や国産材活用などの観点で木造の機運が高まっている昨今において、世界が知る銀座で木造ビルを実現できれば日本の都市において先駆的な発信ができるのではないかと考えていた。

計画当初は1棟まるごと純木造で建設することも考えたが、防耐火基準や構造·コストの面でも難易度が高い。そこで,1時間耐火が可能な頂部4層のみを木構造化する方法を選んだ。それはフットプリントが小さく、塔状比が大きい銀座のような高密都市の建築には相性が良い。

しなりの大きい靭性型の木構造を全層で採用するとなると躯体の占める面積が大きくなり、また2,3時間の耐火被覆を考慮すると小さなビルでは貸床面積を圧迫してしまう。そこで,木造を上部4層に抑え、鉄骨造との混構造とすることで、木造の非効率性を解決しながら、高密な東京都心の建築を木造化することができると考えた。また、頂部各階にはバルコニーやルーフトップを用意した。気軽に銀座の街を感じられる開放的な居場所を高層階につくることで、銀座の路地性を重層化している。

木質耐火構造の設計

木構造部の4層は前面道路に向けて連続する木造ラーメンフレーム構造を採用している。柱、梁にはシェルター社のCOOL WOODを使用した。母材である荷重支持部材の表面に被覆材として強化石こうボード(厚21mm)が二枚、その上に表面仕上材として厚20mmの木材が貼られる構成で、1時間耐火認定を取得している。

木造耐火建築物の架構を施工するうえで重要なのが、木質耐火構造の取合いの部分、接合部である。燃えどまり層のある木質耐火部材については、被覆材が連続するように納めるのが原則であるため、本建物では鋼板挿入型ドリフトピン接合を採用した。荷重支持部材の接合部にはボルトが被覆材と干渉しないように座彫りを設け、部材接合を行ったうえで被覆材および表面仕上材を現場施工する方法を取った。

鉄骨造と木造の接合部についても同様の納まりとしているが、鉄骨側の施工精度が搭載する木造フレームの精度にも響くため、現場にて溶接設置された鉄骨プレートを実測したうえで、木造フレームの仕口加工を微調整し、現場でも鉄骨プレートを数ミリ単位の修正をしながらアジャストさせた。木造柱脚部の納まりについては、梁上500mmまで鉄骨柱を束状に立ち上げベースプレートおよびガセットプレートにより木造柱とボルト接合させた。これら床上部に露出する鉄骨部材については、施工的な合理性を考慮し、ケイ酸カルシウム板による乾式の耐火被覆とした。

また、鋼板挿入型ドリフトピン接合を採用したもう一つの理由としては、ゼネコン各社が発表している認定工法を用いずに設計できるという点だ。中高層の木造混構造でありながら認定外による構造評定を必要としないことが大きなメリットであると考えている。
1時間耐火で設計が可能な方法であるため、自社工法をもたない中堅ゼネコンでも真似ができる汎用性・民主性を備えており,日本の都市の風景を構成する多くの中小雑居ビルにも適合させることができる。
施工の汎用化は今回のプロジェクトの一つのテーマであり、多くの建築関係者が積極的に中高層建築へ木造混構造を採用する好例となればと考えている。

外壁,内壁の耐火性能,メンテナンス性

木構造部には外壁にも内壁にも木材を使用している。外壁の構成としては,押出成形セメント板の上に鉄骨下地を通し、それにパネル化した木材ユニットを留めつけている。押出成形セメント板にて耐火性能は確保しているが、表面材としての木材にも防火上の不燃性能が求められた。

まず、不燃処理を施した木材は基本的には内装用であり、外部に使用する、ましてや高層の垂直面に使用するという事例が日本においてほぼ存在しない。白華現象による防火成分の溶出、防火性能の劣化が懸念された。木のテクスチュアや触感を生かしながら防火性能を確保し、耐候性を高めるためにどうしたらよいかが課題であった。皮膜のあるウレタン系塗膜や有機ガラスコーティング剤では皮膜の油分が防火成分と反応することで白華現象の原因にもなり、また厚みがあるために剥離を起こし美観的にもよろしくない。

そこで、浸透性のわずか1~2ミクロンの薄膜無機ガラスコーティング剤を採用した。無機ガラスが木材に浸透することで、木材の強度も高め,白華現象を抑制する。またセルフクリーニング作用も併せもつため,白華したものは雨風により流され人体への影響もなく、下階への雨だれの心配も小さい。出荷前に工場で5~6回塗布を施すことでメンテナンスなしで10年ほど効果を持続させることも可能にした。

また、浸透性薄型皮膜のため10年後のメンテナンス時において現場での上塗りも可能であり、中長期的な木外装の美観の継続を検討している。外壁の不燃木材は施工性、メンテナンス性も考慮し、とユニット化した鋼板下地に不燃木材を嵌め込んでパネル化することで、交換しやすい納まりとした。この外壁ユニットは、モックアップをつくり暴露試験を実施するなかで十分に検討を行い採用に至った。

都市の風景を木造化する

かくして、12階建の部分木造,銀座髙木ビルが完成した。

日本の小規模木造では「在来軸組工法」によって過半の住宅が施工されており、郊外や地方の街並みとスケール、ひいては地場の小規模産業が保存されている。では、高密度化する都市部において「在来木造ビル」と呼びうるヴィジョンが生まれるのであれば、国内外から支持される、新しい日本の都市風景を生み出す可能性があるのではないだろうか。

この頂部4層の部分木造は、欧州のルネサンス期において古典を継承するために発展させたオーダーというモデュラーコーディネーションと同様に、日本の固有の木造スケールを都市に継承することのできる方法論であると考えている。貼り付けられた広告のようなファサードではなく、都市を立体化させた銀座の街並みとしての可能性を示している。

そのためにも本件においては木造を耐火被膜材で覆い隠すのではなく、内装や外装においても木材を露出させることで直接的に素材に触れられる燃えどまり層による工法が必要だった。地域で産出される豊富な素材を利用した、新しい街並みづくりのための構造であり、内外装材であり、また都市と森をつなぐアイコンとなる。

森林の伐採量の理想的な数字は2%(スウェーデン,フランスなど)であり、現在の日本は0.53%、森林で増え続けている体積の1/200しか使用していない現実がある。荒れ放題の森林を増やさないためにも適切な利用が必要であり、脱炭素社会に向けた2050年カーボンニュートラル実現のためにも、汎用性が高く、日本特有の個性を発揮できる都市の風景として、「在来木造ビル」の重要性を感じている。

He pulls a matchbox out of his pocket:
“You see,” he says loudly, “this is modern architecture! … the house of the future is made of wood! Like the little Japanese houses! It was moveable walls! Modern architecture is: Japanese culture plus European tradition!” (The Private Adolf Loos / Claire Beck Loos)

<ポケットからマッチ箱を取り出し、ロースは私に言った「見てご覧、これが現代建築だ。未来の建築はコンクリートではない。未来の家は木造だ!日本の小住宅のようなものさ!引き戸があるんだよ!現代建築は日本の文化にヨーロッパの伝統を加味したものになるのさ!」> 

アドルフ・ロースが晩年共にしたクレア・ベックによる手記の一文だ。1930年前後、晩年のロースはチェコ、ブルネル邸において、表現を放棄したかのようなコンクリートの箱を挿入(部分増築)することで都市を重層化させている。木造建築こそは実現できなかったものの、内装にはふんだんに木材を使用している。

「木造による都市の重層化」こそが、これからの未来の都市を牽引する可能性を秘めているのではないだろうか。

日本において非住宅建築の木造建築は現在たったの6%である。有り余るほどの森林大国であり、中世以前からの木造文化を持ち、更には二酸化炭素排出量の1/3を建設業が占める日本において、都市の木造化はもはや避けては通れない。本件の木材使用量は約110m3(木約440本分)であり、二酸化炭素貯蔵量は65t相当。外壁·内装に多摩の地域産材を活用したことで、加工・運搬の際に排出される炭素排出を低減し、地元の森林・林業、製材業の活性化にもつながっている。

未来の都市をつくるヴィジョンとして、銀座髙木ビルが一つのマイルストーンとなってくれるだろう。

■建築概要

題名:銀座の木箱 -銀座髙木ビル-

所在地:東京都中央区銀座7丁目3-6
主用途:物販店舗、事務所、飲食店舗、サービス業を営む店舗

設計:山路哲生建築設計事務所 担当/山路哲生、梶並直貴、石森大道

構造設計:清水構造計画 担当/清水靖真
設備設計:環境エンジニアリング 担当/大島一成、高山浩
施工:坪井工業 担当/保田憲彦、肝付兼悟、大貫真永

機械設備:サンライフエンジニアリング 担当/荘司武志、廣野政幸
電気:早川電工 担当/中島昇二
構造:鉄骨造 一部木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
階数:地上12階、地下1階
敷地面積:154.01㎡
建築面積:119.57㎡
延床面積:1341.83㎡
設計:2019年9月~2021年6月

工事:2021年7月~2023年5月

竣工:2023年5月

写真:平井広行

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

アスファルト防水の上、押さえコンクリート

外装・壁1~2階 外壁

押出成形セメント板t=80mmの上、SUSパネル レールファスナー工法(アスロック)

外装・壁3~8階 外壁

押出成形セメント板t=75mmの上、光触媒塗布:SG打ち放しコート(クリエイティブライフ)

外装・壁9~12階 外壁

押出成形セメント板t=80mmの上、不燃木材t=15mm [多摩産木材不燃処理] レールファスナー工法(アスロック)

内装・床飲食店舗、物販店舗、サービス業を営む店舗 床

コンクリート直押さえ 防塵塗装

内装・床共用廊下 床

天然石:スターゲート

内装・床事務所 床

OAフロア現し

内装・壁B1F飲食店舗 壁

コンクリート打ち放し 塗布防水

内装・壁1F飲食店舗 壁

不燃断熱材吹き付けt=30mm:クールフォーム(菊水化学工業)、一部PBt=9.5mm+12.5mm素地

内装・壁共用廊下、サービス業を営む店舗 壁

不燃木材t=15mm:多摩産木材不燃処理

内装・壁物販店舗、事務所 壁

PBt=9.5mm+12.5mm素地

内装・天井B1F飲食店舗 天井

PBt=9.5mm+12.5mm素地

内装・天井1F飲食店舗 天井

グラスウールボードt=50mm

内装・天井共用廊下 天井

不燃木材t=15mm:多摩産木材不燃処理

内装・天井物販店舗、事務所 天井

デッキプレート現し

内装・天井サービス業を営む店舗 天井

コンクリート躯体現し

内装・柱1F飲食店舗、物販店舗 柱

耐火被覆吹き付け

内装・柱サービス業を営む店舗 柱

木部:木質耐火部材1時間耐火構造:COOLWOOD(シェルター)
鉄骨部:耐火被覆吹き付け

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We designed a 12-story commercial building complex on Ginza Sotobori Dori street in Tokyo. The top four stories are wood-framed, and the structure resembles an anonymous steel-framed office building with a little wooden box on top. The lower floors and the upper wooden floors are commercial, while the middle floors house offices and tenants, creating a multi-dimensional complex in terms of the exterior design and the structure in accordance with its intended use. The basement floors were built with reinforced concrete structure, the first eight floors with a steel frame construction, and the ninth to twelfth floors with a wooden construction. The exterior walls at the top, and the interiors of the ground floors are made of cedar wood grown in Tama, Tokyo.

Completed in 2023 and inaugurated in May 2024, the Ginza Takagi Building became Japan’s tallest wooden skyscraper in 2024 (56 meters), surpassing the 55m five-story pagoda of the Toji Temple for the first time in 380 years. This indicates that although Japan, a forest-rich country, has been familiar with high-rise wooden structures since the Middle Ages, the use of wood in modern times has been limited to small-scale, low-rise buildings, and there has been no development when it comes to high-rise wooden structures.

Japan is now at the dawn of high-rise urban wood construction. The Mitsui Fudosan’s Nihonbashi office building (design and construction: Takenaka Corporation), scheduled for completion in 2026, will be 84 m tall, and the Tokio Marine Group’s new headquarters (design: Renzo Piano/Mitsubishi Jisho Sekkei), scheduled for completion in 2028, is planned as a 100 meters tall wooden structure.

The Ginza Takagi Building marks a historic step in a series of high-rise wooden buildings that are expected to be built in Japan in the future.

Multidimensional use of the Edo period’s traditional alleys, and rationality of using a partial wooden structure.

The Ginza district, which was based on the city layout in the early Edo period, is lined with small and medium-sized machiyas (traditional townhouses) with the short side facing the street. In between these buildings, there are alleys that run all the way to the back where you can find typical Ginza stores and galleries. Our construction replaces the former Ariga Shashinkan building that was built in the 1970s. In the basement, Ariga Shashinkan housed a Western-style restaurant called “Candle,” which was frequented by novelists such as Yasunari Kawabata and Yukio Mishima. The choice of a wooden structure had been on our mind from the very beginning of the project in order to reconstruct this historic building. With the recent momentum for wooden structures and the use of domestic timber thanks to the Sustainable Development Goals (SDGs), we figured that if we could realize a wooden building in the world-famous Ginza district, we could make a pioneering statement in the Japanese cityscape.

At the beginning of the project, we considered constructing the building entirely out of wood, but we soon realized it would be too difficult in terms of meeting fireproofing standards, structures, and costs. Therefore, we opted for a wooden structure only for the last four floors and which has a one-hour fireproof capacity. This method works well for buildings in high-density urban areas with a large aspect ratio such as Ginza. If a tough wood structure with large flexibility is used for all the layers, the area occupied by the frame would be large, and considering the two or three-hour fireproof covering, the rental floor area of such a small building would be compressed. Therefore, we thought that we could solve the inefficiency of wood by limiting its use to the upper floors, using a mixed structure with a steel frame, while at the same time making it possible to use wood in such a dense metropolitan area as in Tokyo. Balconies and rooftops have been built on the top part of each floor. The alley-like character of traditional Ginza can be felt on the upper floors by creating an open space there.

Fire-Resistant Wooden Structure Design

The four layers of the wood structure section consist of a continuous rigid, wooden-frame structure facing the street. The columns and beams are made of COOL WOOD by Shelter. The structure consists of two reinforced gypsum boards (21 millimeters thick) as cladding material on the surface of the load-bearing members, and 20 mm thick wood as surface finish material. The structure is certified as one-hour fireproof.

The important part of the construction of a wooden fireproof building is the joints of the wooden fireproof structure. In principle, wooden fire-resistant members with a flame retardant layer should be installed in such a way that the cladding material is continuous. Therefore, drift-pin joints with insert-type steel plates were used. The load-bearing members are carved to prevent the bolts from interfering with the sheathing, and the sheathing and surface finishing materials are installed onsite after the members have been joined. The same method was used for the joint between the steel frame and the wooden frame. Since the accuracy of the steel frame construction affects the accuracy of the wooden frame to be mounted, by measuring the welded and installed steel frame plates on site, we fine-tuned the wooden frame joints and the steel frame plates. For the wooden column legs, the steel columns were raised up to 500 mm above the beams in a bundle shape, and the base plates and gusset plates connect the steel columns and the wooden columns. For these steel members exposed above the floor, dry fireproof cladding with calcium silicate plates was used for constructability. 

Another reason is that it can be designed without using the approved construction method issued by general contractors. The fact that a mid to high-rise mixed wooden structure does not require a structural evaluation is considered to be a major advantage. It can also be adapted to the many small and medium-sized multi-tenant buildings that make up the urban landscape of Japanese cities. Construction generalization is one of the themes of this project, and we hope that it will serve as a good example for many building professionals to actively adopt mixed wood constructions for mid-rise and high-rise buildings.

Fire resistance and maintainability of exterior and interior walls

The wood structural section uses wood for both the exterior and interior walls. The exterior walls are composed of extruded molded cement board, steel frame base, with panelized wood units fastened to the steel frame base. Although the extruded cement board ensures fire resistance, the wood used as surface material was also needed to be noncombustible for fire protection purposes.

First of all, noncombustible treated wood is basically for interior use, and there are almost no examples of its use outside, much less on vertical surfaces of high-rise buildings, in Japan. There were concerns about elution of fire-retardant components and deterioration of fire-retardant performance due to efflorescence. The problem was how to maintain fire protection performance and weather resistance while maintaining the texture and feel of the wood. Urethane coatings and organic glass coatings with a film can react with fire retardant components, causing the oil content of the film to react with the fire retardant components, which can also cause flaking. Therefore, we used an inorganic permeable glass coating agent with a thin 1 to 2 micron film. The inorganic glass penetrates into the wood, increasing the strength of the wood and preventing the flaking phenomenon. In addition, the coating has a self-cleaning effect, so any white flakes are washed away by rain and wind, with no impact on the human body, and there is little concern about rain dripping on the floor below. By applying 5 to 6 coats at the factory prior to shipment, the effect can be maintained for up to 10 years without maintenance. Furthermore, because of the permeable thin film, it is possible to apply a top coat onsite for maintenance after 10 years, and we are considering the possibility of maintaining the beauty of the wood exterior over the medium to long term. The noncombustible wood exterior walls were designed to be easily replaceable by fitting the noncombustible wood into the steel plate base and panelizing the unitized steel plate base in consideration of workability and maintainability. This exterior wall unit was adopted after thorough consideration during mockups and exposure tests.

Woodenizing the Urban Landscape

Thus, the Ginza Takagi Building, a 12-story, partially wooden structure, was completed. The majority of small-scale wooden houses in Japan are constructed using the “conventional frame construction method,” which preserves the townscape and scale of the suburbs and rural areas, as well as local small-scale industries.

If a vision of “conventional wooden buildings” could be created in densely populated urban areas, it would be possible to create a new Japanese urban landscape that would be supported both domestically and internationally. This four-story partial wooden structure could be used as a methodology to carry on the tradition of the unique Japanese wooden structures in the city, similar to the modular coordination of “the orders” that were developed to carry on the classics during the Renaissance in Europe. It is not a facade like that of a pasted on advertisement, but shows the potential of Ginza as a three-dimensional urban streetscape. For this reason, the construction method using a fireproof layer was necessary to expose the wood in the interior and exterior, rather than covering the wood structure with a fireproof membrane, so that the wood could be directly touched. This is a structure for creating a new type of cityscape using the abundant materials produced in the region — both interior and exterior materials – and is an icon linking the city and the forest.

The ideal figure for deforestation is 2% (Sweden, France, etc.), and the current reality is that Japan uses only 0.53% of its forests, or 1/200th of its ever-increasing volume. In order not to increase the amount of forests in disrepair, appropriate use is necessary, and in order to achieve carbon neutrality by 2050, we feel that “conventional wooden buildings” that are highly versatile are very important in urban landscapes to demonstrate the unique characteristics of Japan.

He pulls a matchbox out of his pocket: “You see,” he says loudly, “this is modern architecture! … the house of the future is made of wood! Like the little Japanese houses! It was moveable walls! Modern architecture is: Japanese culture plus European tradition!” (The Private Adolf Loos/Claire Beck Loos)

This is a sentence from a memoir by Claire Beck, with whom Adolf Loos spent the last years of his life. Around 1930, in his Brunel House in the Czech Republic, Adolf Loos layered the city by inserting expressionless concrete boxes (partial extensions to existing buildings).  Although the wooden structure could not be realized, he used wood abundantly in his interiors. This “layering of the city with wooden structures” may have the potential to lead the urban design of the future.

Non-residential wooden buildings in Japan currently account for only 6%. As a heavily forested country with a pre-medieval wooden culture and a construction industry that accounts for 1/3 of Japan’s carbon dioxide emissions, the shift to urban wood construction is inevitable. This project uses approximately 110m³ of wood (equivalent to about 440 trees), which is equivalent to 65 tons of carbon dioxide storage. The use of local timber from the Tama region for the exteriors and interiors reduces carbon emissions during processing and transportation, and also helps to revitalize the local forestry and lumber industry. The Ginza Takagi Building will be a milestone in our vision for the future of the city.

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    2025年日本建築学会賞(作品)が発表。伊藤博之による「天神町place」と 江副敏史・多喜茂・髙畑貴良志 / 日建設計による「高槻城公園芸術文化劇場」が受賞

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    architecture|remarkable
    日建設計伊藤博之江副敏史多喜茂髙畑貴良志
    2025年日本建築学会賞(作品)が発表。伊藤博之による「天神町place」と 江副敏史・多喜茂・髙畑貴良志 / 日建設計による「高槻城公園芸術文化劇場」が受賞
    2025年日本建築学会賞(作品)が発表されています
    www.aij.or.jp

    2025年日本建築学会賞(作品)が発表されています。伊藤博之が設計した「天神町place」と 江副敏史・多喜茂・髙畑貴良志 / 日建設計が設計した「高槻城公園芸術文化劇場」が受賞しました。

    以下に、作品資料と選考経過のPDFへのリンクを掲載します。

    • 伊藤博之による「天神町place」
    • 江副敏史・多喜茂・髙畑貴良志 / 日建設計による「高槻城公園芸術文化劇場」
    • 選考経過
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    日建設計伊藤博之江副敏史多喜茂髙畑貴良志
    2025.04.21 Mon 22:24
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    【ap job更新】 リノベる株式会社が、デザイン・設計パートナー(業務委託)を募集中

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    トラフの会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」。時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベント。世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案。光を反射して表情が絶え間なく変化
    photo©大木大輔

    SHARE トラフの会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」。時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベント。世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案。光を反射して表情が絶え間なく変化

    architecture|feature
    会場構成トラフ建築設計事務所鈴野浩一大木大輔禿真哉図面あり
    トラフの会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」。時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベント。世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案。光を反射して表情が絶え間なく変化地下1階、インスタレーションエリア photo©大木大輔
    トラフの会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」。時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベント。世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案。光を反射して表情が絶え間なく変化地下1階、インスタレーションエリア、ローテーブルの詳細 photo©大木大輔
    トラフの会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」。時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベント。世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案。光を反射して表情が絶え間なく変化地下1階、インスタレーションエリア、ローテーブルの詳細 photo©大木大輔

    トラフ建築設計事務所の会場構成による「CITIZEN Super Titanium: The Beauty of Time」です。
    時計メーカーの開発素材の55周年を祝うイベントの為に計画されました。建築家は、世界各地で展開も可能な“素材を体験できる空間”を求め、開発用の“実験プレート”で什器を作り分散配置する構成を考案しました。それによって、光を反射して表情が絶え間なく変化します。※会期は終了しています

    シチズン時計が開発した独自素材「Super Titanium」の55周年を機に開催されたイベント会場構成。

    プロダクトと映像を組み合わせ、実際に表面処理の開発において使われている、9色の実験用チタニウムプレートを使用して、素材の持つ軽やかさ、強さ、色の美しさを体験できる空間と、今後世界各地での展開が求められた。

    建築家によるテキストより

    今回の取り組みを踏まえ、カリモク家具が運営する、デザイナーやパートナー企業と新たな価値の共創と発信の拠点「KARIMOKU RESEARCH CENTER」を会場として提案した。同時期に、新たなかたちのリビングがテーマの展示が開催されることからも、展示物のソファを用い、大型モニターのコンセプトムービーを眺めながら、くつろげる雰囲気で映像と音そして時計を一体として感じられる空間構成とした。

    1039枚の50×25㎜のチタニウムプレートを種類別に格子状に並べ、大小9台のローテーブルを製作した。ソファに座って見ると、光を反射するチタニウムプレートが映像の中まで続いていくような印象を与え、表情が絶え間なく変化する。

    建築家によるテキストより

    1039枚の50×25㎜のチタニウムプレートを種類別に格子状に並べ、大小9台のローテーブルを製作した。ソファに座って見ると、光を反射するチタニウムプレートが映像の中まで続いていくような印象を与え、表情が絶え間なく変化する。

    緩やかな高低差を持つ短冊状のチタニウムプレートと時計を見せるためのスタンドは、植物のように繊細な鋼材で支えられ、硬質さと有機的な印象が共存する。3mmの丸棒の先端に取り付けたチタニウムプレートを、5mmの角材を歪み防止のために溶接せず、相欠きして格子状に組んだベースに、圧入加工という技術で動かないように押込み仕上げる。鋼材の端部は曲げ加工を施して軽やかさを与えている。

    建築家によるテキストより
    • 残り14枚の写真と建築家によるテキスト
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    会場構成トラフ建築設計事務所鈴野浩一大木大輔禿真哉図面あり
    2025.04.21 Mon 14:23
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/4/14-4/20]

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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/4/14-4/20]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/4/14-4/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設(前編)
    2. 「『篠原一男 100の問い』への『100の応答』」がPDFでも公開。1980年以降生まれの100人の建築家らが篠原の問いに応答。TOTOギャラリー・間の篠原一男展の一環として企画
    3. フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
    4. 富永讓と西沢立衛による連続講義「ル・コルビュジエ ー建築、旅、作品集からー」が開催。コルビュジエの建築・旅・作品集を手がかりに、豊かさと現代にもつながる可能性を読み解く
    5. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設(後編)
    6. OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す
    7. 篠原一男の、TOTOギャラリー・間での展覧会の会場写真。60年代に“住宅は芸術である”と記した建築家の展示。奥山信一、貝島桃代、セン・クアン、小倉宏志郎のキュレーションで、“永遠性”をテーマに篠原の建築家像を再考。原図・模型・スケッチ・家具等の資料も公開
    8. 永山祐子の作品集『建築から物語を紡ぐ』のプレビュー。大阪・関西万博のパヴィリオンを含む45作品を収録。プロジェクトの発想源や設計プロセスに関するエピソードも紹介。五十嵐太郎による論考も掲載
    9. 伯耆原洋太と伯耆原智世による、東京の住戸改修「切断の諸相06『Pale Veil』」。西側に大きなバルコニーのある区画。内外が一体的な“縁側としての住居”を求め、日照の変化等にも対応する“環境装置”を備えた空間を考案。蔀戸を参照した“バタフライ状に開閉するタープ”を開発して開口に設置
    10. 篠崎弘之建築設計事務所による、千葉・匝瑳市の宿泊施設「NAGARAMI RESORT SOSA」。砂丘の背後の広大な土地に計画。砂と空と原野のみの環境にある“豊かさ”に着目し、“大地のもつ時間や風景”を感受できる存在を志向。敷地を“十字壁”で分割し屋根を掛けて部屋と庭を巡りながら過ごす建築を考案
    11. 谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、長野の住宅「Grove Strolling Corridor」。高木が建ち並ぶ緑豊かな敷地に建つ家屋の建替。“環境まで含めた継承”を目指し、全体が木立の延長のように溶け込む在り方を志向。多数の丸太柱を構造体に用いて放射状に配置した“環境をまとう”建築を考案
    12. 小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の「佐仁の家」。施主が扱う建材の体験なども目的とした貸別荘。機能に捉われない“様々な顔を持つ”存在とする為、風土から導かれる“建築の原型”と向き合い計画。地域と繋がりの深い“土俵”の構造形式を引用と再編集して造る
    13. VUILDによる、神奈川・横浜市の「Serendie Street Yokohama茶室」。多様な人々が集まる“共創空間”の中に計画。場所を象徴する単語の頭文字“S”をモチーフとして、密度が連続的に変化する建具を備えた空間を考案。デジファブ技術を用いて“現代の茶室”として作る
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    20. OMA / AMOの会場デザインによる、東京・原宿での展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」。マドリードで創業したブランドの為に計画。創造性・革新性・技術の歴史の伝達を意図し、1300㎡の空間の中に様々なコンセプトの部屋を創出する計画を考案

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    2025.04.21 Mon 07:08
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    2025.4.20Sun
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    2025.4.22Tue
    • 【ap job更新】 子ども施設を中心に高い評価を得て、様々なアワードでの受賞歴もある「相坂研介設計アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
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