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2025.4.30Wed
2025.4.29Tue
2025.5.01Thu
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する
photo©浜田昌樹

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architecture|feature
花井奏達吉富工務店小松宏年構造設計事務所浜田昌樹建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外構・床)住宅図面あり愛知
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路より見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと外観 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳2(茶の間)」 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する月見台からスロープを見る。 photo©浜田昌樹

花井奏達建築設計事務所が設計した、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」です。
施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。建築家は、丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案しました。そして、外部動線と連続するように平面構成も計画しました。

70代後半夫妻のための離れの計画。

敷地は愛知県名古屋市南東部のゆるやかな丘陵地帯の住宅地にあり、勾配のある全面道路から最大で2m程度高いレベルに造成されている。夫婦はもともとこの場所に数奇屋風の住宅を建てて暮らしていて、今回、縁あって西側に隣接する敷地を買い増すことになった。
そこで、寒い時期になると体調を崩しやすい夫人のために、暖かくコンパクトに過ごせる離れをつくり、夏と冬で主屋と離れを行き来する暮らしを思い描くようになった。

建築家によるテキストより

設計に際しては、段差の無い生活とするため、離れは平屋とし、設地レベルは既存のまま主屋と同等とすること、道路からのスロープによる新たなアプローチを設けることが求められた。スロープと離れの、夫婦が築いてきた暮らしの風景への、どのような参加のしかたが相応しいかを模索した。

建築家によるテキストより

建物は北側に寄せてなるべく南側隣地のからの引きをとる。スロープは、引きをとった目一杯建物際ギリギリまでS字に開くようにして、庭全体を柔らかく回遊する路地のようにした。
スロープの間も法面が挟み込まれるように結ぶと、スロープが機械的な存在にならず丘にシワが寄った程度の雰囲気にできるのではないか。法面の植栽とスロープと軒下がレイヤーになって、引きの浅い庭に奥行きをもたせる。細長い法面の庭は主屋の庭ともつながって大きな緑になる。

スロープは離れの軒下にそってのぼり、玄関を通って離れの真中を貫く廊下になる。廊下の庭側に、暮らしの中心となる8帖を二間、北側に設備をまとめる構成とし、8の字に回遊できるプランとした。
二つの8帖はそれぞれ、縁、軒下、レイヤー状の庭へ、外部とグラデ―ショナルに関係を結ぶ部屋と、一方は、南西の抜けた眺望に開いて、月見台から軒下でスロープへ直接つながる。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する鳥瞰、北西側より見下ろす。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する鳥瞰、敷地上空より見下ろす。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する俯瞰、敷地上空より見下ろす。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路より見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路より見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路より見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路側よりスロープを見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路側よりスロープを見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、敷地内の南側のスロープから見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観とスロープ photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと外観 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと外観 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと庭の様子 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと庭の様子 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する庭の様子 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する庭の様子 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する庭の様子 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、スロープ側から月見台を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する軒下 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと軒下 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、スロープ側より玄関を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する廊下から玄関を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する廊下から玄関側を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳1(座敷)」 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳1(座敷)」から開口部越しに庭を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳1(座敷)」から開口部越しに庭を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳1(座敷)」、床の間を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳1(座敷)」、床の間 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する縁からスロープと庭を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する左:「8畳2(茶の間)」、右:廊下 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳2(茶の間)」 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する左:「8畳2(茶の間)」、右:月見台 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する月見台からスロープと庭を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する月見台からスロープを見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する左:月見台、右:「8畳2(茶の間)」 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳2(茶の間)」 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する「8畳2(茶の間)」、水屋を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する水屋の詳細 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する建具の詳細 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する廊下、障子を見る。 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する障子の詳細 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する浴室 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する左:スロープ、右:縁、夜景 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するスロープと外観、夜景 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、敷地内の南側のスロープから見る、夜景 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する外観、西側の道路より見る、夜景 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する俯瞰、南側より見下ろす、夜景 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する鳥瞰、北東側より見下ろす、夜景 photo©浜田昌樹
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する平面図 image©花井奏達建築設計事務所
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する断面図 image©花井奏達建築設計事務所
花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画するダイアグラム image©花井奏達建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


70代後半夫妻のための離れの計画。

敷地は愛知県名古屋市南東部のゆるやかな丘陵地帯の住宅地にあり、勾配のある全面道路から最大で2m程度高いレベルに造成されている。夫婦はもともとこの場所に数奇屋風の住宅を建てて暮らしていて、今回、縁あって西側に隣接する敷地を買い増すことになった。
そこで、寒い時期になると体調を崩しやすい夫人のために、暖かくコンパクトに過ごせる離れをつくり、夏と冬で主屋と離れを行き来する暮らしを思い描くようになった。

設計に際しては、段差の無い生活とするため、離れは平屋とし、設地レベルは既存のまま主屋と同等とすること、道路からのスロープによる新たなアプローチを設けることが求められた。スロープと離れの、夫婦が築いてきた暮らしの風景への、どのような参加のしかたが相応しいかを模索した。

まず、敷地周辺の地形に馴染む造成計画とするため、大きな擁壁は造らないようにした。各部分での高低差は1m以下に抑え、あとは法面でつないで丘のようにした。

建物は北側に寄せてなるべく南側隣地のからの引きをとる。スロープは、引きをとった目一杯建物際ギリギリまでS字に開くようにして、庭全体を柔らかく回遊する路地のようにした。
スロープの間も法面が挟み込まれるように結ぶと、スロープが機械的な存在にならず丘にシワが寄った程度の雰囲気にできるのではないか。法面の植栽とスロープと軒下がレイヤーになって、引きの浅い庭に奥行きをもたせる。細長い法面の庭は主屋の庭ともつながって大きな緑になる。

スロープは離れの軒下にそってのぼり、玄関を通って離れの真中を貫く廊下になる。廊下の庭側に、暮らしの中心となる8帖を二間、北側に設備をまとめる構成とし、8の字に回遊できるプランとした。
二つの8帖はそれぞれ、縁、軒下、レイヤー状の庭へ、外部とグラデ―ショナルに関係を結ぶ部屋と、一方は、南西の抜けた眺望に開いて、月見台から軒下でスロープへ直接つながる。月見台は丘の中腹にある大きなベンチみたいな存在にもなっていて、庭の水やりの休憩場所になったり訪れてきた人との接点の場にもなる。再びスロープへ出れば、その先は主屋の庭へと至る。

遠くの風景に視界が抜けるところには注意深く窓を配置し、手前の緑、延長にある周辺の景色と連続するようにした。動線的な体験の中に、主屋や庭や風景がからめとられるような、広がりのある暮らしとなることを目指した。

■建築概要

題名:スロープと離れ
所在地:愛知県名古屋市
用途:専用住宅
設計:花井奏達建築設計事務所 担当/花井奏達
建築工事:吉富工務店株式会社
構造設計:小松宏年構造設計事務所 担当/小松宏年
造園工事:いのはな夢創園
表具:株式会社静好堂中島
畳:井伊畳店
漆床板:株式会社龍門堂
高野槙風呂桶:坂上住器
簾:平田翆簾商店
構造:木造
階数:地上1階
敷地面積:230.79㎡
建築面積:91.01㎡
延床面積:83.25㎡
設計:2022年6月~2023年5月
工事:2023年6月~2024年5月
竣工:2024年5月
写真:浜田昌樹

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外構・床スロープ 床

土間コンクリート豆砂利洗い出し仕上

外構・床ポーチ、玄関 床

丹波石敷き

外装・壁外壁

ジュラクペンアート吹付 ノンクラック工法(フジワラ化学)

外装・屋根屋根

和形いぶし瓦 三洲一文字

内装・床座敷、茶の間、廊下 床

本畳敷(井伊畳店)

内装・壁座敷、茶の間、廊下 壁

快適土壁コテ塗り(フジワラ化学)

内装・天井座敷、廊下 天井

杉柾合板 棹縁天井

内装・天井茶の間 天井

杉柾合板 目透し張

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2025.04.30 Wed 07:05
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    武田清明建築設計事務所による、長野・茅野市の「6つの小さな離れの家」
  • 2020.5.07Thu
    武田清明建築設計事務所による、東京・世田谷区の住宅「5つの小さな擁壁」
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  • 2023.5.29Mon
    鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知の「M邸」。3世代が住み継いだ家の増改築。住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案。合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示
  • 2023.1.24Tue
    神谷勇机 / 1-1 Architectsによる、愛媛・伊予市の「House KJ 輪郭と線」。区画整理で生まれた“変形旗竿”地に計画。“拠り所のない”状況下で“新たな関係性の構築”を目指し、旗と竿を貫く“幅1間”の量塊を主とした建築を考案。環境を肯定し暮らしの一部となる建ち方を志向
  • 2022.9.07Wed
    葛島隆之建築設計事務所による、愛知・西尾市の住宅「7部屋のコートハウス」。SNS等で多くの情報を集める施主の為に計画。様々な期待の具現化と街との繋がりの両立を目指し、要望を考慮した7つの部屋が周辺環境の成り立ちとも呼応する構成を考案。余白としての中庭は様々な距離感や領域の形成にも寄与
  • 2022.4.14Thu
    伊藤孝紀 / タイプ・エービーによる、愛知・蟹江町の、コミュニティ施設「CULVERT PARK」。施主建設会社が求める“地域に親しまれる建築”に応える為、地域の声を聴き要件から整理して子供が身体を使い遊べて人々が集える空間を構想、土木製品転用による“スケールのズレ”で様々な居場所を作る
  • 2022.4.11Mon
    葛島隆之建築設計事務所による、静岡・浜松市の、農業用倉庫「Pergola」。山々に囲まれた自然豊かな敷地に計画、施主の暮らしに呼応する建築を求めて周囲の木々との関係性と求められる機能性を手掛かりに形態を決定、建てる事で環境を肯定する在り方を目指す
  • 2022.3.22Tue
    神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・安城市の住宅「House ST」。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出す
  • 2021.4.19Mon
    葛島隆之建築設計事務所による、三重・員弁郡の住宅「Rural House」
  • 2021.2.15Mon
    井原正揮+井原佳代 / ihrmkによる、愛知・みよし市の住宅「鉤の手の立体交差」
  • 2021.1.25Mon
    神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知の住宅「House OS 3つ屋根の下」
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    【ap job更新】 岐阜の木を活かした多彩な設計に挑戦し、多数の受賞歴もある「5boc architectS」が、建築設計・設備設計・施工管理のスタッフを募集中

    ap job 【ap job更新】 岐阜の木を活かした多彩な設計に挑戦し、多数の受賞歴もある「5boc architectS」が、建築設計・設備設計・施工管理のスタッフを募集中

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    【ap job更新】 岐阜の木を活かした多彩な設計に挑戦し、多数の受賞歴もある「5boc architectS」が、建築設計・設備設計・施工管理のスタッフを募集中
    【ap job更新】 岐阜の木を活かした多彩な設計に挑戦し、多数の受賞歴もある「5boc architectS」が、建築設計・設備設計・施工管理のスタッフを募集中連環の家
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    岐阜の木を活かした多彩な設計に挑戦し、多数の受賞歴もある「5boc architectS」の、建築設計・設備設計・施工管理のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    【地域の木材を活かす設計】
    5boc architectSは飛騨五木株式会社の中で設計・施工管理を担っています。岐阜県高山市に本社がある飛騨五木グループでは自然資源の価値最大化を目指して、自社で伐採・製材した木材や地域材を活用し、大工による木造建築を得意としてきました。地場の木をどのように設計に活かすかを考えながら、住宅をはじめ公共施設、オフィス、商業施設などさまざまなジャンルの設計を行っています。

    【まちのコミュニティとなる遊び場】
    木を活かした遊び場の設計・施工、店舗の内装デザイン及び住宅の設計も行っています。スタッフ同士でアイデアを出し合って形にするとともに、固定概念にとらわれない自由な発想を大切にしています。遊び場の運営を自社で行っているため、自分が設計監理・施工した建築物がどのように使われているか、地域にどう根づいていくかを間近で体感できる点は、5boc architectSならではの醍醐味です。そして、遊び場の案件は今後も全国各地に増やしていくことを目指しています。

    【クライアントとのコミュニケーションの中でコンセプトを固める】
    表層的な要望だけでなく、話の中ににじみ出るクライアントの思いをコンセプトに結び付けた設計を行っています。基本設計から現場の細部まで担当することができます。

    【若手を信じて、任せる】
    1年目からプロジェクトの担当者として設計監理をお任せしています。裁量権が大きく、責任も大きくなりますが、その分仕事の自由度は高いです。住宅に留まらず中規模木造建築に挑戦してみたいという心意気のある方に、ぜひジョインしていただけると嬉しいです。

    【スタッフは20~30代が中心】
    建築が好きで熱意を持って取り組める方、一緒に議論しながら造り上げていける方を歓迎します。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.04.30 Wed 16:54
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    コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計する
    © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo

    SHARE コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計する

    architecture|culture|feature
    図面あり大阪・関西万博コルデフィカルロ・ラッティ・アソシアティ
    コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo
    コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo
    コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo
    コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計するFrance Pavilion at the Osaka World Expo 2025 © Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati photo credit: © Julien Lanoo

    コルデフィ+CRA-カルロ・ラッティ・アソシアティ(Coldefy + CRA-Carlo Ratti Associati)による、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」です。
    “生命の劇場”をテーマに構想された施設です。建築家は、日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向しました。また、循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計されています。施設の公式ページはこちら。
    カルロ・ラッティは、2025年の第19回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展のキュレーターも務める人物です。また、本パヴィリオンの展示の一部として、OMA / 重松象平によるルイ・ヴィトンのインスタレーションがあります。


    こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

    コルデフィ+CRA-カルロ・ラッティ・アソシアティが大阪万博2025のフランスパヴィリオンを完成させる

    フランスの建築スタジオ「コルデフィ」と、イタリアのデザインおよびイノベーション事務所「CRA-カルロ・ラッティ・アソシアティ」によってデザインされた大阪万博2025のフランスパヴィリオンが、現在オープンしています(2025年10月13日まで)。

    フランスパヴィリオンは「生命の劇場」として構想されており、建築が存在、動き、交流の瞬間を形づくります。ミザンセーヌ、すなわち舞台装置や舞台演出に着想を得た、パヴィリオンは流動的な空間のシークエンスとして設計されており、来場者を、日常生活のリズム――始まり、移ろい、休息、旅立ち――を映し出すように変化する視点へと導きます。

    このデザインは、運命の魂同士を結びつける日本の伝説「赤い糸」に着想を得ています。デジタルによる疎遠が特徴となった時代において、パヴィリオンは対話の媒体として物理的空間を取り戻します。静かな内庭が憩いの場を提供し、人との出会いと同様に自然との出会いもまた不可欠であることを強調しています。

    劇場のカーテンを思わせる17メートルの高さの布製ヴェールが両側に吊るされている、その可変的なファサードは、自然の要素と触れ合い、光や風に反応します。パヴィリオン内を通る動線は、綿密に演出された流れに沿って進みます――内部にディスプレイされた展示へと上昇しながら、屋内空間と屋外空間を交互に行き来し、最終的には広大な万博会場への帰着で締めくくられます。

    プレハブ式およびモジュール式の要素で建てられたパヴィリオンは、循環型アプローチを採用しており、使用された素材が解体・再利用できるように設計されています。そして、それは生命と同じくらい柔軟に適応する建築のヴィジョンを反映しています。

    パヴィリオンの建築コンセプトは、演劇性と感覚的体験に根ざしています。エントランスの階段とバルコニーが舞台を形成し、来場者を展開していく旅へと迎え入れます。建物のファサードの一部を形成するうねるような階段は、パヴィリオン内部と外の広場との間に対話を生み出し、内と外の境界を曖昧にし、すべての人に歓迎と開放感をもたらします。

    来場者は巡回するような経路に沿って展示の中心を通り、さまざまなテーマの空間を横断し、小さな庭に出たあと、パヴィリオンに再び入る前に、もう一度屋外でのひとときをもって旅を締めくくります。従来の直線的な体験とは異なり、フランスのサヴォワフェール(職人技やノウハウ)を際立たせるこの旅は、循環や脈動を反映し、パヴィリオンのより広いテーマと呼応しています。

    • 残り25枚の写真と建築家によるテキスト
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    図面あり大阪・関西万博コルデフィカルロ・ラッティ・アソシアティ
    2025.04.30 Wed 16:50
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    【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中

    ap job 【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中

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    【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
    【ap job更新】 実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    実験的建設プロセスや越境的デザインスタディにより“新しい建築”を追求する「HUNE Architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    HUNEでは業務拡大の為、設計スタッフを募集します。

    弊社は玉木浩太とJulia Liそして林盛による設計事務所です。

    私たちはこれまでのプロジェクトにおいて、新たな建築の可能性を模索し、実験的な建設プロセスや越境的なデザインスタディによって新しい建築や場所のあり方を提案してきました。これまでの建築よりも柔軟で軽やかな建築を目指しています。

    現在、首都圏や東日本地域を中心に、住宅や宿泊施設、集合住宅、礼拝施設、オフィスビルの設計監理やシェアハウスの内装デザインとデザイン監修など複数のプロジェクトが進行中です。

    事務所は3人の共同代表と7名のスタッフのほか、国内外の協力事務所やコラボレーターと一緒にプロジェクトを進めています。

    今回の募集では、新卒の方から中途採用まで正社員を広く募集しますが、特に基本設計から実施設計を経験され、一人で図面を作成できる方を優遇したいと考えております。勤務形態は週休完全二日制で基本的に事務所に出勤いただきますが、個々の事情に配慮いたしますので、まずは希望をご相談ください。
    また、合わせて模型・CG制作のアルバイトも募集しておりますので、ぜひご応募ください。

    job.architecturephoto.net
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    建築求人情報
    2025.04.30 Wed 09:58
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    宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画。2025年4月に行われたもの

    SHARE 宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画。2025年4月に行われたもの

    architecture|culture|video
    永山祐子藤村龍至講演録宇野常寛大阪・関西万博忽那裕樹中村佑子
    宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画。2025年4月に行われたもの
    宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子・藤村龍至によるシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画が公開されています
    www.youtube.com

    宇野常寛・忽那裕樹・永山祐子・中村佑子がパネリスト、藤村龍至がモデレーターを務めたシンポジウム「大阪・関西万博から建築の役割を考える 第2回」の動画です。2025年4月に行われたもの。リンク先は、youtubeの動画ページです(埋込が出来ない設定の為、リンクでご紹介しています)。

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    永山祐子藤村龍至講演録宇野常寛大阪・関西万博忽那裕樹中村佑子
    2025.04.30 Wed 08:25
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    2025.4.29Tue
    • Inoue Yoshimura studioによる、神奈川・鎌倉市の「庭と緑と本棚のある住宅」。奥まった場所にある敷地。明るい室内と出られる庭の要望に対し、内外を含めて“庭”の様になる計画を志向。上階床を持ち上げLDKを1.5層の空間として様々な開口部から光風が入り視線も外に抜ける状況を創出
    2025.5.01Thu
    • 【ap job更新】 “人間の内面と呼応する建築空間”をテーマとし、ますます建築設計が好きになる事務所を志す「プライム一級建築士事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
    • AMOのキュレーションとデザインによる、大阪・関西万博での展示「海岸線から、私たちは前進する」。カタール館の内部で公開。同国と海岸線の関係を提示する為に、海の複雑な層の重なりを表現する“深い青のカーテン”で囲まれたメイン空間を考案。中心のシネマスペースは“伝統的な冬のキャンプ”に着想を得る

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