宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、東側の道路より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、ダイニングから3階への階段を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンからダイニングとリビングを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISO が設計した、東京・台東区の「Twist House」です。
ジェネリックな環境での計画です。建築家は、“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案しました。そして、操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づけました。
東京谷中の木造密集地に建つ狭小住宅。
周囲には戦災を逃れた社寺も多く残っており、準防火地域に指定されている。いわゆる都市型住宅というジェネリックな立地条件に対し、あえて10°という角度を持ち込むことで画一的な町並みにささやかな異質性を呼び込む計画とした。
外観は周辺住戸と馴染むようにバルコニーやピロティーの寸法感を踏襲したシンプルな矩形とし、入れ子状の内壁を10°捩ることで、隅部に壁の厚みが裂けてできたような不思議な三角形の気積が生まれる。
そこを階段室やバルコニーとすることで、採光や通風、断熱、動線として機能するだけでなく、外部環境との距離感を調停する内でも外でもない第三の空間として位置づけた。さらに、三角形の気積が光溜まりとなり、視覚的に実際の面積以上の広さをもたらしている。
また、3階建は相対的に上下移動が多くなるが、暗がりの下階から明るい上階へと末広がりな階段形状によって、単調になりがちな移動空間に抑揚をもたせた。
三方を建物に囲まれた狭小地に対して、内部を10°捩るという一手により、明るさとプライバシーを両立させ、見慣れた住宅の風景を一変させる試み。
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宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、東側の道路より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、東側の道路より見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、玄関付近を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、玄関ドア付近を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、玄関の床の詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、左:玄関土間、右:玄関ホール photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、玄関土間の詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、玄関土間から玄関ホールを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、玄関ホールからウォークインクローゼット側を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、ウォークインクローゼットから玄関ホールを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、玄関ホール側から洗面所を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、洗面所 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階、WC photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階から2階への階段 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階から1階から2階への階段を見下ろす。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階から2階への階段の手摺の詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、階段とリビングダイニングを繋ぐ開口部 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンからダイニングとリビングを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンからリビングとダイニングを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、ダイニング側からキッチンを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビングから3階への階段側を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビングから3階への階段を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビングから3階への階段を見上げる。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンの詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンの詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンの詳細 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビングから開口部越しにバルコニー側を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、リビング側からダイニングとキッチンを見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、ダイニングから3階への階段を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、キッチンから3階への階段を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、3階への階段からダイニングを見下ろす。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階から3階への階段 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階から3階への階段 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階から3階への階段 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、2階への階段を見下ろす。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、廊下。右:階段 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、廊下側から寝室1を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、寝室1 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、廊下側から寝室2を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、寝室2 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、寝室2から2階への階段を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階、寝室1側から洗面所を見る。 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階、ダイニングを見下ろす、夜景 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、東側より開口部越しに内部を見る、夕景 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 外観、東側の道路より見る、夕景 photo©堀越圭晋 エスエス
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 1階平面図 image©HAGISO
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 2階平面図 image©HAGISO
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 3階平面図 image©HAGISO
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・台東区の「Twist House」。ジェネリックな環境での計画。“ささやかな異質性”の導入を意図し、周囲と馴染む矩形の中で“内壁を10°ねじる”構成を考案。操作で生まれた“三角形の気積”を内でも外でもない“第三の空間”として位置づける 展開図 image©HAGISO
以下、建築家によるテキストです。
東京谷中の木造密集地に建つ狭小住宅。
周囲には戦災を逃れた社寺も多く残っており、準防火地域に指定されている。いわゆる都市型住宅というジェネリックな立地条件に対し、あえて10°という角度を持ち込むことで画一的な町並みにささやかな異質性を呼び込む計画とした。
外観は周辺住戸と馴染むようにバルコニーやピロティーの寸法感を踏襲したシンプルな矩形とし、入れ子状の内壁を10°捩ることで、隅部に壁の厚みが裂けてできたような不思議な三角形の気積が生まれる。
そこを階段室やバルコニーとすることで、採光や通風、断熱、動線として機能するだけでなく、外部環境との距離感を調停する内でも外でもない第三の空間として位置づけた。さらに、三角形の気積が光溜まりとなり、視覚的に実際の面積以上の広さをもたらしている。
また、3階建は相対的に上下移動が多くなるが、暗がりの下階から明るい上階へと末広がりな階段形状によって、単調になりがちな移動空間に抑揚をもたせた。
三方を建物に囲まれた狭小地に対して、内部を10°捩るという一手により、明るさとプライバシーを両立させ、見慣れた住宅の風景を一変させる試み。
■建築概要
題名:Twist House
所在地:東京都台東区
主用途:住宅
設計:HAGISO 担当/宮崎晃吉、村越勇人
構造:建築食堂 担当/白橋祐二、松本淳
施工:関内建匠 担当/関内順平
構造:木造一部鉄骨造
階数:地上3階
敷地面積:61.04㎡
建築面積:34.78㎡
延床面積:98.33㎡
設計:2023年4月~2024年4月
工事:2024年6月~2025年1月
竣工:2025年1月
写真:堀越圭晋(エスエス)
Twist House
A tiny wooden house set within the dense urban fabric of Yanaka, Tokyo.
This area, designated as a quasi-fire prevention district, preserves numerous shrines and temples that survived wartime destruction. In response to its conventional residential surroundings, the design introduces a subtle yet distinctive element of 10° rotation.
Externally, the house maintains a simple rectangular form, harmonizing with neighboring buildings by following similar proportions for balconies and pilotis. However, within a nested wall is rotated by 10°, generating intriguing triangular voids at the corners, as if formed by the splitting of wall thickness.
These voids function as staircases and balconies, enhancing natural light, ventilation, and insulation. They also act as transitional spaces, mediating between the interior and the outside world a “third space” that is neither fully enclosed nor completely open.
Additionally, these triangular voids serve as pockets of light, visually expanding the perceived spatial volume beyond the actual floor area.
In a three-story structure where vertical movement plays a significant role, the staircase subtly widens as it ascends, transitioning from the shadowed lower floors to the brighter upper levels. This variation creates a sense of rhythm, preventing movement through the house from feeling monotonous.
By introducing a 10° rotation within a site tightly enclosed on three sides, the design achieves both brightness and privacy, redefining the conventional image of urban housing.
Information
Program: House
Scale: Three-story
Structure: Wooden construction + Steel construction
Use districts: 1st house district
Fire prevention districts: Quasi-fire prevention districts
Height district: 3rd height district
Site area: 61.04㎡
Building area: 34.78㎡
Total floor area: 98.33㎡
District plan: District plan in Yanaka
Urban planting: Planting regulations
Design period: April.2023-April.2024
Construction period: May.2024-January.2025
Structural grade: 3rd grade(MAX)
Insulation grade: 6th grade
Energy saving grade: 6th grade(MAX)