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2025.8.05Tue
2025.8.04Mon
2025.8.06Wed
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図
photo©長谷川健太

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architecture|feature
Q&Architecture宮沢建設建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面ありリノベーションコンバージョン店舗美術館・博物館栃木篠崎弘之長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図受付から展示室1側を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図左:イントロダクションスペース、右:オープンギャラリー photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図展示室1 photo©長谷川健太

篠崎弘之建築設計事務所が設計した、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」です。
インド細密画を展示する施設等のプロジェクトです。建築家は、広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案しました。そして、美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図されました。施設の場所はこちら(Google Map)。

クライアントはインド細密画の画家である。

その画家の作品の収蔵室と展示室、カフェ、ヤギ庭、来客用駐車場が機能として求められた。豊かに広がる森の風景を眺める体験とは対照的に、細密画はとても小さく繊細でルーペを利用して鑑賞する絵画である。

極端な遠景と近景が交互に現れてくるような体験ができるように、駐車場は遠くに、美術館とカフェ、ヤギ庭は敷地高低差も利用して森の中に点在するように計画した。森を散策する中で、1mmから100mまでのスケール体験を動物や植物、美術作品を通じて体験できる森として、その仕掛けと建築の在り方を考えた。

建築家によるテキストより

美術館は既存のプレファブ建築を利用している。システム建築と呼ばれる鉄骨造のプレファブ建築は断面性能を最大限に活用し合理化されており、余剰耐力も限界計算まで達している。そのために今回は既存に余剰耐力を生み出すためにさらなる軽量化を図っている。

自立ガラス壁として大きな開口部をつくり外壁を減らし、内部の諸室も基礎から独立建屋として構成している。さらに既存の外壁には硬質発砲ウレタンフォームを仕上材として吹付け、自然発生的に膨らむ性質を利用し多様な凹凸が表情を作り出し、既存の印象を刷新している。表情を変えた既存枠と、入れ子状に配置された新規枠が、それぞれ森と展示室の境界を作りだし、それを体験として横断していく動線計画としている。

森と細密画を交互に体験していくために立ち上がる枠組みは、舞台の書割のような曖昧な色味と素材感で軽く、物質的な立ち方が相応しいと考えた。ガラリと変わったプレファブ建築は、見上げた最上の屋根天井面の素材から唯一感じることができる。

建築家によるテキストより

クライアント家族はこの森に住んでいる。森の中の自宅から、朝にはヤギを散歩させてから美術館を開館し、お昼前にはカフェを準備オープンして、夕方にはそれぞれ閉館してまたヤギを散歩させて自宅に帰る。
クライアント家族にとって森は日常の庭でありながら、来訪者にとっては那須の自然と細密画に触れ、非日常の体験ができる場所である。
そのような持続可能な関係性を持った場所が、那須のレジャー施設が点在するファミリーロードのこれからの風景として、相応しいのではないだろうか。

建築家によるテキストより

美術館

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篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南側よりエントランスを見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側より開口部を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側より開口部を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側よりエントランスを見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図エントランスから受付を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図受付から展示室1側を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図エントランスからオープンギャラリーを見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図オープンギャラリーから休憩スペース側を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図左:イントロダクションスペース、右:オープンギャラリー photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図イントロダクションスペースから開口部越しに展示室1を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図展示室1 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図展示室2から開口部越しに「展望廊下」を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図「展望廊下」 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図展望廊下から開口部越しに外部を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図休憩スペースからオープンギャラリーを見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図オープンギャラリーからエントランス側を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図ショップスペース photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南側より見る。夕景 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南西側より見る。夕景 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図配置図 image©篠崎弘之建築設計事務所
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図美術館の平面図 image©篠崎弘之建築設計事務所

カフェ

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篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、西側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、南東側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、東側より見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、東側よりエントランスを見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図エントランスから待合スペース越しに客席を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図客席から開口部越しに外部を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図客席からキッチン側を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図床と開口部の詳細 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、西側より客席を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、東側より客席を見る。 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、ヤギ庭より見る、夕景 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図ヤギ庭 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図外観、東側より見る。夕景 photo©長谷川健太
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図カフェ平面図 image©篠崎弘之建築設計事務所

施工中の様子

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篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図施工写真(建築家による解説:硬質発泡ウレタンフォーム吹付) photo©宮沢建設
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図施工写真(建築家による解説:アクリルカチオン系フィラー吹付) photo©宮沢建設
篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図施工写真(建築家による解説:アクリル樹脂系塗装吹付) photo©宮沢建設

以下、建築家によるテキストです。


森とファミリーロードのリノベーション

計画地は栃木県那須町のファミリーロードと呼ばれる、観光客向けのレジャー施設が点在する町道に接した約6,000㎡の森である。
その森の奥には昆虫博物館として利用されていたプレファブ建築がそのまま残されており、森はうっそうと荒れた状態であった。

レジャー施設が時代の変化とともに閉館し取り残されてしまった風景は、この那須のファミリーロードでも珍しくはない。そのような観光地のひとつの風景を新しく蘇らせるために、豊かな自然の風景を活かし体験できる、森とファミリーロードのリノベーションを目的としたプロジェクトである。

細密画と森をつなぐ

クライアントはインド細密画の画家である。

その画家の作品の収蔵室と展示室、カフェ、ヤギ庭、来客用駐車場が機能として求められた。豊かに広がる森の風景を眺める体験とは対照的に、細密画はとても小さく繊細でルーペを利用して鑑賞する絵画である。

極端な遠景と近景が交互に現れてくるような体験ができるように、駐車場は遠くに、美術館とカフェ、ヤギ庭は敷地高低差も利用して森の中に点在するように計画した。森を散策する中で、1mmから100mまでのスケール体験を動物や植物、美術作品を通じて体験できる森として、その仕掛けと建築の在り方を考えた。

軽さを利用してガラリと変える

美術館は既存のプレファブ建築を利用している。システム建築と呼ばれる鉄骨造のプレファブ建築は断面性能を最大限に活用し合理化されており、余剰耐力も限界計算まで達している。そのために今回は既存に余剰耐力を生み出すためにさらなる軽量化を図っている。

自立ガラス壁として大きな開口部をつくり外壁を減らし、内部の諸室も基礎から独立建屋として構成している。さらに既存の外壁には硬質発砲ウレタンフォームを仕上材として吹付け、自然発生的に膨らむ性質を利用し多様な凹凸が表情を作り出し、既存の印象を刷新している。表情を変えた既存枠と、入れ子状に配置された新規枠が、それぞれ森と展示室の境界を作りだし、それを体験として横断していく動線計画としている。

森と細密画を交互に体験していくために立ち上がる枠組みは、舞台の書割のような曖昧な色味と素材感で軽く、物質的な立ち方が相応しいと考えた。ガラリと変わったプレファブ建築は、見上げた最上の屋根天井面の素材から唯一感じることができる。

美術館にシーンの切り替えをつくる

既存のプレファブ建築の外壁は、自立ガラス用の鉄骨枠が補強としても機能するように既存鉄骨と照らし合わせながら開口部検討を行い、重量を徹底的に軽量化した内部の新規建屋も既存建物に負担を与えないよう、構造的に独立させた。内部建屋が既存建物を貫入するエントランス部は、触れる否か紙一重のクリア寸法を設定し、美術館のシーン展開に切り替えと緊張感を与えている。まるでボトルシップを作るような繊細な計画であった。

森のカフェ

美術館に併設するカフェはスタッフ一人でやりくりできる程の広さで、お客さんがやってくる様子や庭のヤギに目が届くような視野の広い計画が求められた。カフェは、核となる”キッチン”、 森とつながる”散策路”、森にひらく”客席”の3つの要素から構成した。森の散策路がカフェの中に入り込むことで、室内を動線と溜まりの場に緩く分け、外へ出ると散策路の周りにはテラス席が展開していく。

森に向けオープンな客席空間を実現するため、客席側はキッチンの軸から45度振った方向に1,820mmのグリッドを設定し、対角をなす2面をFIXガラスとすることで、森に向け視野が広がり、グラデーション状に風景に溶け込んでいくよう計画した。グリッドの交点には90角のアカマツ集成材の木柱を配置し、オイルステイン塗装にて周辺の樹木との調和を図った。

また、FIXガラスサッシ枠の内外には段差を設けず、シームレスな納まりとすることで外部との境界を曖昧にしている。森の空気や景色、体験が建築内へ入り込み、森へも新しい居場所が広がることで、訪れた人それぞれが森の中に心地よい席を見つけ、穏やかな時間をすごせるような場所となっていってほしい。

森で暮らす

クライアント家族はこの森に住んでいる。森の中の自宅から、朝にはヤギを散歩させてから美術館を開館し、お昼前にはカフェを準備オープンして、夕方にはそれぞれ閉館してまたヤギを散歩させて自宅に帰る。
クライアント家族にとって森は日常の庭でありながら、来訪者にとっては那須の自然と細密画に触れ、非日常の体験ができる場所である。
そのような持続可能な関係性を持った場所が、那須のレジャー施設が点在するファミリーロードのこれからの風景として、相応しいのではないだろうか。

■建築概要

題名:Nasu Forest & Art Museum
所在地:栃木県那須郡那須町高久丙1185-3

主用途:展示場・飲食店

意匠設計:篠崎弘之建築設計事務所 担当/篠崎弘之、増田裕樹、星野唯
構造設計:Q&Architecture 担当/中原英隆
サイン設計:篠崎弘之建築設計事務所 担当/増田裕樹

建築施工:宮沢建設 担当/増子健吾、君島真一
建主:モハメッド アリ カーン ゴーリ
───
LAILA art Museum
構造:鉄骨造(一部木造)

階数:地上2階
敷地面積:2,594.61㎡

建築面積:378.93㎡

延床面積:426.52㎡
───
Alma Cafe
構造:木造

階数:地上1階
敷地面積:566.32㎡

建築面積:47.78㎡

延床面積:46.13㎡
───
設計:2021年1月~2023年5月

工事:2022年5月~2023年12月

竣工:2023年12月
写真:長谷川健太、宮沢建設

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根LAILA art Museum 屋根

既存ガルバリウム鋼板曲げt0.5

外装・屋根Alma Cafe 屋根

耐火野地板t18+FRP防水

外装・壁LAILA art Museum 外壁

既存ガルバリウム鋼板曲げt0.5+硬質発泡ウレタンフォーム吹付+アクリルカチオン系フィラー+ベルアート吹付塗装スタッコ仕上(エスケー化研)

外装・壁Alma Cafe 外壁

モエンパネルt14(ニチハ)+ベルアート吹付塗装(エスケー化研)

内装・床LAILA art Museum 床

既存Pタイルの上、塩ビタイル貼t2.0 (サンゲツ)

内装・床Alma Cafeキッチン 床

モルタル金ゴテ仕上げt40+アクアカラー塗装(AFJ)

内装・床Alma Cafe客席 床

モルタル金ゴテ仕上げt40+アクアカラー塗装(AFJ)
人工木デッキ材t23(アイオーシー)

内装・壁LAILA art Museum廊下 壁

PBt12.5二枚貼り+ベルアート吹付塗装スタッコ仕上(エスケー化研)

内装・壁LAILA art Museum展示室 壁

PBt12.5二枚貼り+ベルアート吹付塗装ゆず肌仕上(エスケー化研)

内装・壁Alma Cafe 壁

PBt12.5二枚貼り+ベルアート吹付塗装ゆず肌仕上(エスケー化研)

内装・天井LAILA art Museum廊下 天井

既存断熱材現し

内装・天井LAILA art Museum展示室 天井

PBt9.5+EP塗装

内装・天井Alma Cafe 天井

PBt9.5+EP塗装

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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吉岡徳仁がディレクションした上海での展覧会「Cartier Time Art」と、そこで発表された吉岡によるインスタレーション「The Gate」
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Q&Architecture宮沢建設建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面ありリノベーションコンバージョン店舗美術館・博物館栃木篠崎弘之長谷川健太
2025.08.05 Tue 06:37
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    21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットをプレゼント。WOWがディレクションを担当。会場に散りばめられた“問い”を通して、防災や災害について主体的に考えながらの作品鑑賞を促す。会場構成はトラフが手掛ける
    photo courtesy of 21_21 DESIGN SIGHT

    SHARE 21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットをプレゼント。WOWがディレクションを担当。会場に散りばめられた“問い”を通して、防災や災害について主体的に考えながらの作品鑑賞を促す。会場構成はトラフが手掛ける

    日程
    2025年7月4日(金)
    –
    11月3日(月)
    architecture|design|exhibition
    21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットをプレゼント。WOWがディレクションを担当。会場に散りばめられた“問い”を通して、防災や災害について主体的に考えながらの作品鑑賞を促す。会場構成はトラフが手掛ける会場風景(ロビー) 撮影:木奥恵三
    21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットをプレゼント。WOWがディレクションを担当。会場に散りばめられた“問い”を通して、防災や災害について主体的に考えながらの作品鑑賞を促す。会場構成はトラフが手掛ける会場風景(ギャラリー2) 撮影:木奥恵三
    21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットをプレゼント。WOWがディレクションを担当。会場に散りばめられた“問い”を通して、防災や災害について主体的に考えながらの作品鑑賞を促す。会場構成はトラフが手掛ける会場風景(ギャラリー2)、坂茂建築設計+ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク「避難所用・紙の間仕切りシステム」 撮影:木奥恵三
    21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットの抽選への応募はこちらから
    forms.gle

    21_21 DESIGN SIGHTでの「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
    ビジュアルデザインスタジオWOWがディレクションを担当しました。会場に散りばめられた“問い”を通して、防災や災害について主体的に考えながらの作品鑑賞を促す内容です。また、会場構成はトラフ建築設計事務所が手掛けています。
    展示会期は、2025年11月3日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年9月5日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

    21_21 DESIGN SIGHTでは、2025年7月4日より企画展「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」を開催いたします。展覧会ディレクターには、ビジュアルデザインスタジオのWOWを迎えます。

    自然災害はいつどこで発生するか、確実にはわかりません。日頃から防災バッグを用意している人も、あまり考えないようにしている人もいるかもしれません。どんなに想像しても、当たり前の日常が失われるその瞬間は、実際に直面しなければわからないものでしょう。しかし災害大国と呼ばれる日本にいる私たちが、無縁ではいられないのは事実です。あまり考えたくはない災害の存在から目を背けず、その捉え方を見つめ直すことで、今やるべきことや、考えるべきことが見えてくるかもしれません。

    本展では、そもそも災害とはなにかという視点から、これまでの地震や水害のデータビジュアライゼーションをはじめとしたリアルな状況把握や、防災に関するプロダクト、災害をきっかけに生まれたプロジェクトなど、人々が直面してきた自然災害を広く見つめ直します。また各地に残る災害に関する言い伝えや今後の可能性に目を向けた研究など、過去から現代、そして未来にいたるまでの災害への向き合い方も紐解きます。

    会場には、いくつかの「問い」が散りばめられています。状況によって、答えは一つではありません。人によって正解も変わるかもしれません。しかしあらかじめ想像し、近くの人の答えを見聞きして、その瞬間を予想外としなければ、未来は少し変えられるかもしれません。新しい備えと、気持ちの準備をはじめませんか。

    リリーステキストより

    以下に、詳細な情報を掲載します。

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    2025.08.05 Tue 15:44
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    永山祐子のデザイン監修による集合住宅が、東京・下北沢に建設へ。街並みとの調和を意図し、ヴォリュームを縦に二分割。低層部は“浮遊感”のあるガラスボックスとして商業スペースを配置。24時間楽器演奏が可能な防音賃貸マンションとして計画
    image courtesy of リブラン

    SHARE 永山祐子のデザイン監修による集合住宅が、東京・下北沢に建設へ。街並みとの調和を意図し、ヴォリュームを縦に二分割。低層部は“浮遊感”のあるガラスボックスとして商業スペースを配置。24時間楽器演奏が可能な防音賃貸マンションとして計画

    architecture|culture
    世田谷区集合住宅東京下北沢永山祐子
    永山祐子のデザイン監修による集合住宅が、東京・下北沢に建設へ。街並みとの調和を意図し、ヴォリュームを縦に二分割。低層部は“浮遊感”のあるガラスボックスとして商業スペースを配置。24時間楽器演奏が可能な防音賃貸マンションとして計画外観イメージ image courtesy of リブラン

    永山祐子のデザイン監修による集合住宅が、東京・下北沢に建設されます。
    街並みとの調和を意図し、ヴォリュームを縦に二分割しています。そして、低層部は“浮遊感”のあるガラスボックスとして商業スペースを配置。また、24時間楽器演奏が可能な防音賃貸マンションとして計画されています。リブランが手掛ける「ミュージション」シリーズの新しい建築として計画されました。こちらのページからのエントリーで物件情報が得られるとのこと。

    永山祐子によるコメント

    小さなスケールの建築が街並みを形成している「歩行者の街」下北沢に合わせ、全体のボリュームを縦に2つに分割し、街に馴染ませます。低層部は軽やかで浮遊感のあるガラスボックスとし、植栽帯を有効に配置することによって開かれた魅力的な商業スペースとします。

    高層部の外装は植物の緑と呼応する緑色、そして緑の補色関係となるピンク色の鮮やかな色彩を施し、個性的なキャラクターを与え、色彩が溢れるサブカルチャーと共に醸成してきた街並を体現しています。

    さらに、陰影を生む手触り感のあるテクスチャとし、経年を楽しむ外装となっています。
    今後、街と共に魅力的に時間を積み重ねここにしかない新しい街の風景となる集合住宅を目指します。

    リリーステキストより

    以下に、その他の画像を掲載します。

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    世田谷区集合住宅東京下北沢永山祐子
    2025.08.05 Tue 13:48
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    【ap job更新】 駅前広場から住宅まで手掛け、プロポーザルやコンペにも取り組む「佐藤光彦建築設計事務所」が設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中

    ap job 【ap job更新】 駅前広場から住宅まで手掛け、プロポーザルやコンペにも取り組む「佐藤光彦建築設計事務所」が設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 駅前広場から住宅まで手掛け、プロポーザルやコンペにも取り組む「佐藤光彦建築設計事務所」が設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
    【ap job更新】 駅前広場から住宅まで手掛け、プロポーザルやコンペにも取り組む「佐藤光彦建築設計事務所」が設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中nishico ©ookura hideki
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    駅前広場から住宅まで手掛け、プロポーザルやコンペにも取り組む「佐藤光彦建築設計事務所」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    佐藤光彦建築設計事務所では設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集いたします。

    現在、駅前広場、住宅、過去作品の改修、プロポーザルコンペが主に進行中です。

    他の設計事務所3社とのシェアオフィスなので、良い刺激を日々感じられる環境です。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.08.05 Tue 09:52
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    2025.8.03Sun
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