itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、東側より見る、夕景 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、西側より見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、西側より縁側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席からイベントスペース側を見る。 photo©植村崇史
伊藤彩香+伊藤隆一 / itoto architects が設計した、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」です。
海辺のショッピングモールの一角に計画されました。建築家は、風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向しました。そして、四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案しました。店舗の場所はこちら (Google Map)。
UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEEは、愛知県の観光拠点「ラグーナフェスティバルマーケット」敷地内に計画された、海を親しむためのコミュニティスペースとカフェを併設した交流拠点です。
観光客が海辺でひとときを楽しむ場であると同時に、地元の人々が日常的に訪れ、海辺の風景と触れ合う穏やかな時間を共有できる場所となることを目指し設計しました。
建物は、四方を約60mにわたる縁側でぐるりと包み込み、海とのつながりを最大限に引き出す構成としています。
この縁側は、内と外の境界を曖昧にしながら、人々が自由に腰を下ろし、行き交う風や光を感じつつ、海を眺めることができる場所として設えました。
内外装には左官材をふんだんに用い、左官職人の手仕事による繊細な風合いを生かすことで、温もりある空間を目指しました。左官壁に浮かぶ陰影や質感は、太陽の光や海面の反射により刻々と変化し、空間全体に生き生きとした表情をもたらします。
木、石、草、土。厳選した自然素材を用い、それぞれの特性を丁寧に引き立てながら、調和の取れた空間を構成し、経年によって風合いを深め、この場所に時間とともに根付いていくような素材を厳選し選定しました。
人工的に整えすぎることなく、自然に寄り添うような素朴さを大切にしたこの建築は、周囲の風景と静かににじみ合いながら、海辺に新たな風景の層を重ねていくことを願い設計しています。
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itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、北西側の駐車場より見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、西側より見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、南東側より縁側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、西側より縁側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、東側より縁側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、南側より見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 エントランスの横からレジカウンターと客席を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 レジカウンター側からイベントスペースを見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 イベントスペースからトイレ側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 イベントスペースから客席を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席と中央の柱。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席側からイベントスペースを見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席からイベントスペース側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席からイベントスペース側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席からレジカウンター側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席から展示スペース側を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席から開口部越しに外部を見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席側から展示スペースを見る。 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 手洗 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 トイレ photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 客席脇のゴミ箱 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 サイン photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 展示スペースの手摺 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 スツール photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 外観、東側より見る、夕景 photo©植村崇史
itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE」。海辺のショッピングモールの一角に計画。風景と触れ合い“穏やかな時間を共有”する場を求め、海との繋がりを“最大限に引き出す”計画を志向。四方を“縁側”で包んだ“内外の境界を曖昧”にする建築を考案 平面図 image©itoto architects
以下、建築家によるテキストです。
UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEEは、愛知県の観光拠点「ラグーナフェスティバルマーケット」敷地内に計画された、海を親しむためのコミュニティスペースとカフェを併設した交流拠点です。
観光客が海辺でひとときを楽しむ場であると同時に、地元の人々が日常的に訪れ、海辺の風景と触れ合う穏やかな時間を共有できる場所となることを目指し設計しました。
建物は、四方を約60mにわたる縁側でぐるりと包み込み、海とのつながりを最大限に引き出す構成としています。
この縁側は、内と外の境界を曖昧にしながら、人々が自由に腰を下ろし、行き交う風や光を感じつつ、海を眺めることができる場所として設えました。
内外装には左官材をふんだんに用い、左官職人の手仕事による繊細な風合いを生かすことで、温もりある空間を目指しました。左官壁に浮かぶ陰影や質感は、太陽の光や海面の反射により刻々と変化し、空間全体に生き生きとした表情をもたらします。
木、石、草、土。厳選した自然素材を用い、それぞれの特性を丁寧に引き立てながら、調和の取れた空間を構成し、経年によって風合いを深め、この場所に時間とともに根付いていくような素材を厳選し選定しました。
人工的に整えすぎることなく、自然に寄り添うような素朴さを大切にしたこの建築は、周囲の風景と静かににじみ合いながら、海辺に新たな風景の層を重ねていくことを願い設計しています。
■建築概要
題名:UMICAN & LIGHTHOUSE COFFEE
所在地:愛知県蒲郡市海陽町2丁目2
主用途:カフェ&イベントスペース
設計:itoto architects 担当/伊藤彩香、伊藤隆一
施工:丸中建設株式会社
グラフィックデザイン:colle inc. 山口崇多
構造:RC造(一部鉄骨造)
階数:地上1階
敷地面積:3416.75㎡
建築面積:300.00㎡
延床面積:296.00㎡
設計:2024年6月~2024年12月
工事:2025年1月~2025年5月
竣工:2025年5月
写真:植村崇史