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2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家
Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association

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高松宮殿下記念世界文化賞エドュアルド・ソウト・デ・モウラ
2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ Eduardo Souto de Moura Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association

2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞しました。
2011年のプリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家です。高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)の過去の受賞者には、ピーター・ズントー、レム・コールハース、ヘルツォーグ&ド・ムーロン、SANAA、丹下健三などが名を連ねています。建築部門の歴代の受賞者はこちらのページで閲覧できます。アワードの公式サイトはこちら。

エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ

1952年7月25日、ポルトガル・ポルト生まれ

ポルトガル建築界の第一人者。アルヴァロ・シザ(1998年世界文化賞受賞者)に師事し、1980年に独立。「普遍的な建築はなく、すべてはその場に根差している」と、時代や空間と合致した建築に取り組んできた。素材も場所や現地の文化事情を考慮に入れて決定する。代表作は、旧修道院を改修した国営ホテル『ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス』(1997年)、市営競技場『エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ』(2003 年)、『ポーラ・レゴ美術館』(2009年)など。2011年プリツカー賞。2018年ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞。2024年、フランスの芸術文化勲章を授与された。世界各地の建築学校で教壇に立ち、後進の育成にも努める。現代の建築に必要なのは「今ある問題の解決」と指摘し、エコロジーへの意識向上と、そのための知性と教養が必要だと語る。

リリーステキストより

代表作品の一部

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2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家「ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス」 1997年 Pousada Mosteiro de Amares, 1997 Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家ブラガ市営競技場「エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ」2003年 Estadio Municipal de Braga, 2003 Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家地下鉄「カーザ・ダ・ムジカ駅」2005年 Casa da Musica Metro Station, Porto, 2005 Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association

エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ

以下の写真はクリックで拡大します

2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ Eduardo Souto de Moura Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
2025年の高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラが受賞。プリツカー賞をはじめとした様々なアワードを受賞しているポルトガルを代表する建築家ポルトガル・ポルトの事務所にて 2025年4月 At his office in Porto, Portugal, April 2025 Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association

略歴

 モダン建築と自然を融合させた建築を次々と生み出し、世界的に高い評価を得てきたポルトガル建築界の第一人者だ。
 歴史や哲学、デッサン、幾何学が好きで、美術大学の建築学科へ進学。当時、建築家への道を目指しながら断念した兄の勧めがあったことも後押しになった。
 1970年代半ば、劣悪な労働者階級の住宅改善のプロジェクトに関わった際、ポルトガルの著名建築家、アルヴァロ・シザ(1998年世界文化賞受賞者)の知遇を得る。約5年間、一緒に仕事した後、1980年にポルト市内の芸術文化センター『カーザ・ダス・アルテス』の設計をコンペで勝ち取り、本格的に活動を開始する。
 その後、ポルト大学建築学部の教授も務め、シザらと共にポルトガル建築界を牽引する。倫理と美学は相互に関連しているという思想の下、「普遍的な建築はない。すべてがその場に根差している」と、時代や空間に合致した建築に取り組んできた。
 代表作には、二つの山のような赤レンガ色の〝ピラミッド屋根〟を持ち、周囲の緑と美しい対照をなす首都リスボン近郊の『ポーラ・レゴ美術館』(2009年)や、廃墟となっていたポルトガル北部の修道院を改修した国営ホテル『ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス』(1997年)がある。国営ホテルは、建立された12世紀当時のものと思われる古い石を使い、かつての面影を残す現代建築として再生した。
 2004年のサッカー欧州選手権開催に合わせて設計した、北部ブラガの市営競技場『エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ』(2003年)では、巨大な採石場の跡地をさらに掘削し、峻厳な岩壁と隣り合わせという、他に類を見ない壮大な建築物を造り上げ、「自然と人工の間の緊張感」が漂う競技場として世界的に注目された。
 建築素材は、場所や現地の文化事情を考慮に入れて決定するのが一貫したスタイルで、「素材が色について多くのことを教えてくれる」と話し、色を選ぶことはしないという。また、「医者が患者の体を観察するように」と語ったことがあるように、眼科医を父に持つ建築家ならではの〝精緻な眼〟を持ち、設計しても機能しない部分があれば、柔軟に修繕を加えることに怠りはない。
 2011年、プリツカー賞を受賞。授賞式に招かれたバラク・オバマ米大統領(当時)は建築に強い関心を持ち、スピーチの中で、ブラガ市営競技場を「重要な作品」と称えた。2018年ヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞。2024年には、フランス文科省から芸術文化勲章を授与された。
 一方で、米ハーバード大学やスイス・チューリヒ工科大学など、世界各地の建築学校で教壇に立ち、若者たちに「懸命な勉強、旅行、猛烈な仕事」の重要性を訴えている。   
 15世紀の大航海時代から、世界へと進出したポルトガルを「さまざまな文化を収集し、自国文化と融合させてきた国」という。多様性に富む文化を土台に活動する中で、独裁政権や無血クーデターの影響も受け、装飾などを重視するポストモダニズムから、余分な装飾を省くミニマリズムへと動く建築界を歩んできた。そして、いま建築に必要なものは「現在における問題の解決」と指摘する。エコロジーと自然災害への意識向上と、そのための知性と教養が重要だと説く匠の、次なる傑作が待たれる。

リリーステキストより

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    OMAによる、フランス・リヨンの「Lyon Bridge」。新しい橋の設計競技の勝利案。“純粋なランドマーク”を目指している現代の橋とは異なる在り方を求め、風景を支配するのではなく“完成させる”橋を志向。トラムと歩行者と自転車の通路を効率的かつ体験的に統合
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    レイニエル・デ・グラーフOMA橋フランス
    OMAによる、フランス・リヨンの「Lyon Bridge」。新しい橋の設計競技の勝利案。“純粋なランドマーク”を目指している現代の橋とは異なる在り方を求め、風景を支配するのではなく“完成させる”橋を志向。トラムと歩行者と自転車の通路を効率的かつ体験的に統合 image©OMA & HISM

    OMA / レイニエル・デ・グラーフによる、フランス・リヨンの「Lyon Bridge」です。
    新しい橋の設計競技の勝利案です。建築家は、“純粋なランドマーク”を目指している現代の橋とは異なる在り方を求め、風景を支配するのではなく“完成させる”橋を志向しました。そして、トラムと歩行者と自転車の通路を効率的かつ体験的に統合する計画を提案しました。
    OMAは、2024年にフランス・ボルドーで、「シモーヌ・ヴェイユ橋」を完成させています。アーキテクチャーフォトでは「シモーヌ・ヴェイユ橋」も特集記事として紹介しています。


    こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

    OMAは、シトラル・モビリテ(SYTRAL Mobilites)が主導するTEOL(リヨン西部トラム・エクスプレス)プロジェクトの一環として、リヨンのソーヌ川に架かる新しい橋の設計競技で勝利しました。かつての工業港であり、複合用途の都市区画へと変貌を遂げたコンフリュアンス地区と市の西岸を結ぶこの橋は、リヨンの公共交通ネットワークにおける長年の空白を解消します。OMAの当選案は、2つの異なる交通手段―トラムと歩行者および自転車のための通路―を、効率的でかつ体験的な単一の構造物に統合しています。

    レイニエル・デ・グラーフ(Reinier de Graaf)「現代の橋のほとんどは、純粋なランドマークであろうとしています。しかしこの橋は違います。OMAの橋は風景を支配するのではなく、それを完成させており、都市のウォーターフロントと川の自然な縁との間に優雅なつながりを提供しています。この設計は周囲の環境から着想を得ており、西側のラ・バルムの険しい緑の斜面と調和しつつ、東側のコンフリュアンス側では控えめに姿を現します」

    この設計は、OMAのパートナーであるレイニエル・デ・グラーフが主導し、アソシエイトのジル・ギヨ(Gilles Guyot)とプロジェクト建築家のアントン・アニケエフ(Anton Anikeev)が加わりました。OMAはまた、ボルドーにあるシモーヌ・ヴェイユ橋(Simone Veil Bridge)も設計しており、これは2024年に完成し、同年にインフラおよび土木工学部門でエケール・ダルジャン(Equerre d’Argent)を受賞しました。リヨン都市圏において、OMAはヴァレ・ド・ラ・シミ(Vallee de la Chimie )のマスタープランを担当しており、このヨーロッパ最大級の化学および石油化学工業地帯のひとつを活性化しています。

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    レイニエル・デ・グラーフOMA橋フランス
    2025.07.17 Thu 06:50
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    クライン ダイサム アーキテクツによる、能登半島の「狼煙のみんなの家」が竣工。“みんなの家”は被災地で人々の憩いの場をつくるプロジェクト。伊東豊雄が代表を務める“NPO法人HOME-FOR-ALL”が能登半島地震を受け調査を行い企画
    photo©松田咲香

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    クライン ダイサム アーキテクツによる、能登半島の「狼煙のみんなの家」が竣工。“みんなの家”は被災地で人々の憩いの場をつくるプロジェクト。伊東豊雄が代表を務める“NPO法人HOME-FOR-ALL”が能登半島地震を受け調査を行い企画 photo©松田咲香

    クライン ダイサム アーキテクツが設計した、能登半島の「狼煙のみんなの家」が竣工しました。
    “みんなの家”は被災地で人々の憩いの場をつくるプロジェクトです。伊東豊雄が代表を務める“NPO法人HOME-FOR-ALL”が能登半島地震を受け調査を行い企画しました。

    能登半島の最先端の地に「みんなの家」が完成しました。

    狼煙町は、石川県珠洲市の北東部、海沿いに位置し、築142年という歴史のある禄剛埼灯台のふもとに50世帯100人が暮らす小さな町ですが、これまでも全国から多くの移住者を受け入れてきました。震災後も、避難所で自主的に将来のビジョンを話し合うなど、地域のコミュニティや文化を未来に継承するための活動に取り組んできました。

    2025年7月、能登における「みんなの家」の第一号として「狼煙のみんなの家」が竣工し、オープニングイベントが開催されました。持続可能な地域づくりに取組む「NPO法人奥能登日置らい」が事業主となり、クライン ダイサム アーキテクツが設計を担当、多くの企業の支援のもと、地域の文化や未来をみんなで感じ、考えていくことができる新しい建築が誕生しました。今後、地域の人々が集う食堂やイベント、伝統行事の会場として活用され、町の垣根を超えた交流や復興の拠点となることを目指していきます。

    リリーステキストより
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    コミュニティ施設石川クライン・ダイサム・アーキテクツ
    2025.07.17 Thu 06:40
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    2025.7.16Wed
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