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2025.9.29Mon
2025.9.28Sun
2025.9.30Tue
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案
photo©長谷川健太

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architecture|feature
AMP / PAMpark street studioSTANDアオイランドスケープデザインコミュニティ施設スカラデザイン吉勝制作所図面あり埼玉建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・水廻り)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)村田円芸長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、東側の参道より参拝者休憩所を見る。(建築家による解説:氷川参道からの眺め。奥へ進むと社務所がある) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、「水景」側より参拝者休憩所と広場を見る。 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、左:女子トイレ、手前:広場、右側:男子トイレとみんなのトイレ photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案参拝者休憩所、休憩所から開口部越しに「けやきテラス」を見る。(建築家による解説:奥にケヤキテラス) photo©長谷川健太

AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインが設計した、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」です。
建築家たちは、“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位しました。そして、“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案しました。施設の場所はこちら(Google Map)。

悠久の歴史をもつ武蔵一宮氷川神社は、日本一の長さを誇るケヤキ並木の参道など、都市の中で豊かな自然環境を保持しながら地域の日常を支えている。「氷川神社ゆうすいてらす」は、神社入口脇に作られた休憩施設であり、休憩所・トイレ・授乳室等からなる。
創業50年を迎えた地元メンテナンス会社の奉納事業として企画され、大宮に拠点を構えまちづくりに関わる若い建築家へ、と設計を託された。

建築家によるテキストより

氷川神社は湧水の存在がその起源にあり、水との関わりが深い。
一方で計画地はアスファルトで覆われ、雨水は地中へ浸透せず本来の循環から遠ざけられている。土壌は水や空気の流れが悪化して樹勢にも深刻な影響を及ぼしており、多くの大樹が倒木の危険性から伐採されている現状に神社も頭を悩ませている。

本来的な水・光・風の流れの回復へ向けた“庭づくり”的な実践のなかに、その流れに寄り添う人間の居場所をそっと挟みこむ。
もとは駐車場の一角に建築を置く計画であったが、庭と建築の関係を反転させ、土地へのランドスケープ的な介入の一部として建築を位置付けた。

建築家によるテキストより

敷地は境内の一歩外側で、参道から社務所へ通じる通路兼駐車場である。南側には住宅地があり、さまざまな環境に取り囲まれている。「聖と俗のあわい」の場となることを目指して、両者を緩やかに繋ぐことをどのように建築言語に翻訳するかがテーマとなった。

参道にのみ顔を向けたような既存の構えに対して、表と裏と区別せず全方位からの流れを迎え入れる構えが相応しいと考え、建築は3棟に分けて配置し、参道 / 社務所 / 住宅地への動線と構えをつくった。

住宅地側の2棟は、参道の軸線から角度を振って雁行する配置とし、休憩所や授乳室、トイレが納まる。神社側には東屋を参道の軸に沿って置く。両者は対峙して配置され、その間やまわりが広場 / テラス / 庭といった空間になる。

角度を振った特徴的な配置は、敷地内の樹木に対する配慮から生まれた。参道側の両脇に聳えるケヤキとクスノキの大樹、そして住宅地側との間にある既存樹に対して、その根の張りから距離を取りつつも関係を結べる距離に近づき、休憩所の空間が大樹を美しくフレーミングする関係の角度を検討した。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案俯瞰、敷地上空より見る。(建築家による解説:参道が右側、社務所の駐車場が左側) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、東側の参道より参拝者休憩所を見る。(建築家による解説:敷地内のケヤキとクスノキの大樹) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、東側の参道より参拝者休憩所を見る。(建築家による解説:氷川参道からの眺め。奥へ進むと社務所がある) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、「水景」側より参拝者休憩所と広場を見る。 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案「けやきテラス」 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、「けやきテラス」より参拝者休憩所を見る。(建築家による解説:ケヤキテラスの石畳と休憩所の椅子。椅子は参道のケヤキを再利用している) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、左:参拝者休憩所、右:女子トイレ photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案参拝者休憩所、休憩所からミニキッチンと授乳室を見る。 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案参拝者休憩所、休憩所から開口部越しに「けやきテラス」を見る。(建築家による解説:奥にケヤキテラス) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案参拝者休憩所、授乳室、窓を見る。 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、左:女子トイレ、手前:広場、右側:男子トイレとみんなのトイレ photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、女子トイレ photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案女子トイレ、通路(建築家による解説:照明は造作プレートにダウンライトを設置した) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案女子トイレ photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案女子トイレ、手洗の詳細(建築家による解説:小物を置ける鏡台は伐採された参道のケヤキを使用。大宮に縁のある陶芸作家による洗面ボウル) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案女子トイレ、個室 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案女子トイレ、架構を見上げる。(建築家による解説:柱と桁は長ほぞ差し込み栓打ち。棟木を省略した合掌造りのような屋根形式) photo©長谷川健太
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AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案男子トイレ、入口 photo©長谷川健太
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AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案左:みんなのトイレ、中央奥:東屋、右:女子トイレ(建築家による解説:路地。奥に東屋がある) photo©長谷川健太
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AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案東屋(建築家による解説:新設した井戸) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案東屋(建築家による解説:汲み上げた水を用いた水景。東屋と既存塀の間を通る) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案東屋と「水景」(建築家による解説:クスノキの根を避けて境内の水系へと繋がる) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、西側の駐車場より広場を見る。 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、「水景」側から参拝者休憩所と男子トイレを見る。夕景 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案東屋。夕景 photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案外観、南の住宅地側より見る。(建築家による解説:杉垂木、杉板、波板などの素材が混ざり合う) photo©長谷川健太
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案広域図 image©AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザイン
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AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案断面図 image©AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザイン
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案アクソメ図 image©AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザイン
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案ダイアグラム before image©AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザイン
AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザインによる、さいたま市の休憩施設「氷川神社 ゆうすいてらす」。“水・光・風の流れの回復”に向けて、ランドスケープ的介入の一部として建築を定位。“聖と俗のあわい”の場も意図し、全方位からの“流れ”を迎え入れる分棟型の構成を考案ダイアグラム after image©AMP / PAM・park street studio・アオイランドスケープデザイン

以下、建築家によるテキストです。


流れを回復する庭づくり

悠久の歴史をもつ武蔵一宮氷川神社は、日本一の長さを誇るケヤキ並木の参道など、都市の中で豊かな自然環境を保持しながら地域の日常を支えている。「氷川神社ゆうすいてらす」は、神社入口脇に作られた休憩施設であり、休憩所・トイレ・授乳室等からなる。
創業50年を迎えた地元メンテナンス会社の奉納事業として企画され、大宮に拠点を構えまちづくりに関わる若い建築家へ、と設計を託された。

氷川神社は湧水の存在がその起源にあり、水との関わりが深い。
一方で計画地はアスファルトで覆われ、雨水は地中へ浸透せず本来の循環から遠ざけられている。土壌は水や空気の流れが悪化して樹勢にも深刻な影響を及ぼしており、多くの大樹が倒木の危険性から伐採されている現状に神社も頭を悩ませている。

本来的な水・光・風の流れの回復へ向けた“庭づくり”的な実践のなかに、その流れに寄り添う人間の居場所をそっと挟みこむ。
もとは駐車場の一角に建築を置く計画であったが、庭と建築の関係を反転させ、土地へのランドスケープ的な介入の一部として建築を位置付けた。

聖と俗のあわい

敷地は境内の一歩外側で、参道から社務所へ通じる通路兼駐車場である。南側には住宅地があり、さまざまな環境に取り囲まれている。「聖と俗のあわい」の場となることを目指して、両者を緩やかに繋ぐことをどのように建築言語に翻訳するかがテーマとなった。

参道にのみ顔を向けたような既存の構えに対して、表と裏と区別せず全方位からの流れを迎え入れる構えが相応しいと考え、建築は3棟に分けて配置し、参道 / 社務所 / 住宅地への動線と構えをつくった。

住宅地側の2棟は、参道の軸線から角度を振って雁行する配置とし、休憩所や授乳室、トイレが納まる。神社側には東屋を参道の軸に沿って置く。両者は対峙して配置され、その間やまわりが広場 / テラス / 庭といった空間になる。

角度を振った特徴的な配置は、敷地内の樹木に対する配慮から生まれた。参道側の両脇に聳えるケヤキとクスノキの大樹、そして住宅地側との間にある既存樹に対して、その根の張りから距離を取りつつも関係を結べる距離に近づき、休憩所の空間が大樹を美しくフレーミングする関係の角度を検討した。

聖と俗のあいだという質は、参拝という儀礼的な行為に寄りそう形式性と、参拝後に心を解く直会(なおらい)の場として非形式性、つまり「緊張と緩和の共存(*1)」という問いを生み、配置・構法・ディテールの様々な次元を一貫するテーマとなる。

雁行する棟は在来構法とし、2,275mmのグリッドに木柱を全て落とすことで、X軸Y軸を等価に扱う。桁方向にだけ横架材をかけ、その上に登り梁的な垂木を乗せ、梁を省略している。小屋組は平面と対照的に方向づけをし、雁行して連なる3つの屋根はそれぞれ桁方向を変えて妻面 / 平面を交互に混ぜ、神社の屋根並みに呼応した奥行きを生み出すことを狙った。

東屋は伝統構法をベースに、背後の透塀の屋根と合わせて緩い反屋根とした。境内から採取した石の上にヒノキの円柱が乗り、貫と桁によって固められる。反り屋根部は流通材を組み合わせて対照的なつくりとした。

神社建築の起源は、社=屋(や)の代(しろ=かわり)、つまり儀礼のための一時的なしつらえであり、その奥にある自然や神を拝む場であった。伝統構法と在来構法を即物的に“混合併存”させ、神社と住宅地のあいだで、聖と俗を建築の中にグラデーショナルに織り交ぜることを意図した。

雨のシークエンス

屋根が雨を受け止め樋をわたり、メッキ仕上げのチェーン型鎖樋を通って外構の水受けへと落ちる。既存アスファルトを撤去し、石、藁、木炭杭、チップ等で作られた土中の穴を通って、土壌へゆっくりと沁み渡る。地下の伏流水が井戸によって地上に汲み上げられ、蛇行する流れからせせらぎが生まれ、クスノキの根をよけた池へ至る。

オーバーフローした雨水は、舗装の下地に用意された “みずみち”を通って水景へ注がれ、池からこぼれ落ちる水は透塀の下をくぐり、境内の水脈へ繋がることで神社の水系の一部となる。建築外構の連携的工夫によって水の垂直的なシークエンスを生み出し、その過程に視覚的 / 聴覚的 / 触覚的な人と水の接点を創出した。

ディスポジショナルな介入へ

自然と社会の関係の結び直しが問われる現代において、人だけではない多様な存在者との間の「適当な距離」を探りあう気配りが、建築の倫理や美学の新たな土台になるのではないか。

配置を意味するdisposeは、dis「分離」+ pose「置く」、つまり距離をあけて置くという語源を持ち、そこから「捨てる」「促す」「準備する」などの多様な意味が付帯していった。配置という単純明快な行為からその語義を柔軟に拡張してみると、建築の実践は「ディスポジショナルな介入」と呼び得るものだろう。(*2)

その実践は、まず「捨てられた」「遠ざけられた」事物へのまなざしから始まる。神社においてトイレは、不浄・ケガレの空間として裏へ追いやられ長年課題が放置されてきた。雨もグレー色のインフラによって遠ざけられた。あるいは長い年月の中で使われなくなった石や木材といった材料も、行くあてなく傍に放置される。周縁化されたものの本来的な力に目を向け、多様な存在者に気を遣りながら、然るべき距離に置きなおす。

これまでも日々注ぎ込まれていた光や風や流れが、ゆうすいてらすという存在を媒介にして、より美しく顕在化する。直接触知できない「背景」への、新しいまなざしを「促す」こと、これがディスポジショナルな介入のもう一つの可能性である。

ゆうすいてらすの中で、トイレは屋根の連なりの中に溶け込んで、共存している。その横を結婚式の参進が通りぬけ、穏やかな休憩の空間が祝祭の空気に包まれる。事物が然るべき距離をもって共存する作法や技術という視点から、建築・庭・土木を再縫合する可能性がある。

(*1)『らくごDE枝雀』桂枝雀著、ちくま文庫(1993)
(*2)『ディスポジション 配置としての世界』 柳澤田実 編、現代企画室(2008)

■建築概要

題名:氷川神社 ゆうすいてらす

所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1丁目407
主用途:休憩所・トイレ
建主:武蔵一宮 氷川神社、毎日興業(企画監理)

建築:AMP/PAM 担当/伊藤孝仁、嶽山渉*、大高颯斗* (*元所員)
   park street studio 薦田学
構造:スカラデザイン 担当/村上翔
外構:アオイランドスケープデザイン 担当/吉田葵、高石竜介
サイン・タイプフェイス:吉勝制作所 担当/吉田勝信、稲葉鮎子
コンセプト / プログラムディレクション:STAND 担当/高橋卓

施工:山崎工務店
石積・植栽:村田円芸

構造:木造

階数:地上1階

敷地面積:47937.96㎡
建築面積:104.81㎡
延床面積:104.81㎡

設計:2022年11月~2024年1月
工事:2024年03月~2024年11月

竣工:2024年11月

写真:長谷川健太

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 縦ハゼ葺:ニスクカラーproGC(日鉄鋼板)

外装・壁外壁

杉30*40+杉板55*t12
杉上小節
ガルバリウム波板:鉄板小波 さざ波板(ヤマト)

外装・建具開口部

アルミサッシ:MTG-70R(三協アルミ)

内装・床参拝者休憩所 床

モルタル金ゴテ仕上げの上、カラーステイン塗料:アクアカラー(AFJ)

内装・床男子トイレ、女子トイレ 床

タイル t10mm:ピエトラメンデュオダークグレー(ミラタップ)

内装・壁主要箇所 壁

プラスターボード パテ処理の上 EP塗装

内装・天井参拝者休憩所 天井

構造用合板 印字消し加工の上 オイルステイン塗装:オスモカラー(オスモ&エーデル)

内装・天井男子トイレ、女子トイレ 天井

構造用合板 印字消し加工の上 オイルステイン塗装:キシラデコール(大阪ガスケミカル)

内装・水廻り衛生機器

(TOTO)

外構・床外構

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サムネイル:木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀のアトリエ併用住宅「呼応する空間」
木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀のアトリエ併用住宅「呼応する空間」
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AMP / PAMpark street studioSTANDアオイランドスケープデザインコミュニティ施設スカラデザイン吉勝制作所図面あり埼玉建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・水廻り)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)村田円芸長谷川健太
2025.09.29 Mon 07:18
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  • 2025.9.30Tue
    KUMA & ELSAによる、埼玉の「House by the temple」。“別世界”と言える巨大な境内と向い合う敷地。“ミラーリング・ワールド”を主題とし、“囲われた世界とその中の建築”と捉えた寺の構成を踏襲。利他性も倣い隣家への寄与を考えて母家の平面を“1/4円”とする
  • 2025.9.04Thu
    田村秀規 / PODAによる、埼玉・戸田市の「笹目の作業場」。工場街に建つ空調設備会社の社屋。“記憶を喚起する”存在を求め、“周辺視”に着目して“無意識のまなざし”を顕在化する建築を志向。数種類のポリカ板とバルコニーで“多様な解像度の風景”を内部空間に生み出す
  • 2025.9.03Wed
    五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の「グランドルーム / ハウス」。田園風景の中の開発された住宅地の敷地。開放的な環境と呼応する存在を求め、様々な用途を許容する二層吹抜の大空間“グランドルーム”を核とする住宅を考案。“ジグザグ梁”は“居場所の手掛かり”としても機能
  • 2025.6.25Wed
    相坂研介設計アトリエによる、埼玉の「本庄の医院・住宅」。医院の改築と院長の居住部分を独立させ新築する計画。医院は、元の造形を活かした“塗分け”を行うと共に機能や動線の改善を実施。住宅は、将来のデイサービスへの転用も考慮した“木架構”が特徴の建築とする
  • 2025.6.16Mon
    熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案
  • 2025.6.10Tue
    関本竜太 / リオタデザインによる、埼玉・川越市の「越屋根の家」。地域から失われつつある農家住宅の建替え計画。新しくも“昔から建っていた”佇まいを目指し、“低いプロポーション”と“越屋根”を特徴とする建築を考案。縁側と土間で内外を繋げて休憩や交流の場とする
  • 2025.6.09Mon
    尾﨑龍一と吉田佑介による、埼玉・入間市の「機設工事本社屋」。重量物の搬入や据付を行う企業の為に計画。現場のバックオフィスとしての社屋の在り方を追求し、“流動性の中に拠点性を見つける”ような空間を志向。部位のヒエラルキーや材料の象徴性を慎重に剥ぎ取り造り上げる
  • 2025.6.03Tue
    安藤晃一+梁井理恵 / アヤトリデザインによる、埼玉・入間郡の「WILL社屋」。既存倉庫を増築と改修してオフィスとする計画。田園風景と対面する敷地環境に着目し、視認性の高い“軽快な看板の様なファサード”の建築を志向。ピロティの柱をセットバックして金属素材を採用した増築棟を考案
  • 2025.5.05Mon
    湯浅良介による、埼玉・狭山市の住宅「LIGHTS」。ウルフの描く“灯台”をモチーフとして構想。“誰かの帰りの足並みを軽くする”住まいを求め、灯台の様に“光を指し示す”在り方を志向。形態・配置・開口部の検討に加えてカーテンの柄までも考慮して作り上げる
  • 2025.4.09Wed
    ツバメアーキテクツによる、さいたま市の「森の建具群」。児童発達支援事業所の計画。必要諸室が多い与件に対し、避けられない建具同士の近接と反復を“逆手に取る”設計を志向。セン・ホオノキ・クリ等の様々な樹種を用いた“耳付きの建具枠”と“建具”が並ぶ空間を考案
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  • 2025.8.07Thu
    阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・淡路市の「dots n / 地域交流施設」。同設計者が手掛けた農園付き住居群に続いて計画。“ここにしかない風景”というテーマを引継ぎ、住居の“寄棟+換気塔”のモチーフも踏襲した建築を考案。地域の人だけでなく来訪者も交流できる場所としても機能
  • 2025.7.17Thu
    クライン ダイサム アーキテクツによる、能登半島の「狼煙のみんなの家」が竣工。“みんなの家”は被災地で人々の憩いの場をつくるプロジェクト。伊東豊雄が代表を務める“NPO法人HOME-FOR-ALL”が能登半島地震を受け調査を行い企画
  • 2025.4.01Tue
    島根・隠岐の島の「海の見える交流施設」設計コンペで、河内建築設計事務所の提案が最優秀作品に選定。提案書も公開。優秀作品は、アトリエ・シムサの提案。その他の2次審査の候補者は、y&M+Tai Furuzawa+秋山怜央 JV、KAMIJIMA Architects、SAI・HiMa JV
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  • 2025.3.10Mon
    リュウ・ジャークン / Jiakun Architectsによる、中国・成都の複合施設「West Village」。プリツカー賞受賞建築家の代表作のひとつで2015年に完成。建物・インフラ・ランドスケープ・公共スペースをひとつの環境内に内包。歩行者等の為のスロープが開放的でありながらも囲まれた境界を形成
  • 2025.1.07Tue
    MuFF・文化工学研究所・クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「KITASUZUHAUS」。市営住宅の建替えの一環で計画された“暮らし賑わい施設”。地域活性化とコミュニティの創出を求め、施設に集う様子が外側にも滲み出ていく状況を志向。“風通しの良い”木架構の空間に切妻屋根が載る建築を考案
  • 2024.9.22Sun
    SANAAの妹島和世と西沢立衛が、自身が設計を手掛けた“グラングリーン大阪の大屋根”について解説している動画。建築の様子も収録。2024年9月に公開されたもの
  • 2023.12.27Wed
    柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、岩手・住田町の「上有住地区公民館」。林業が基幹産業の地域での計画。町の宝の“民俗資料館”を際立たせる在り方を求め、資料館の軸と敷地の軸から導き出した外形を持つ建築を考案。木造での実現可能性の提示も意図し“住宅の延長線上の部材”を多用
  • 2023.11.09Thu
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  • 2023.10.13Fri
    阿曽芙実建築設計事務所による、徳島・神山町の「ホマレノモリ」。山奥の民家を改修した“山”と“町”を繋ぐ為の施設。両方の当事者間の交流の促進を求め、便利さではなく“根源的な時間体験”を共有する場を志向。解体した材を“資源”と捉え出来る限り“再利用”して空間を作る
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    【ap job更新】 住宅から商業空間まで、幅広くリノベーションを手掛ける「株式会社QUMA」が、設計パートナー(業務委託 / 法人も可)を募集中

    ap job 【ap job更新】 住宅から商業空間まで、幅広くリノベーションを手掛ける「株式会社QUMA」が、設計パートナー(業務委託 / 法人も可)を募集中

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    建築求人情報
    【ap job更新】 住宅から商業空間まで、幅広くリノベーションを手掛ける「株式会社QUMA」が、設計パートナー(業務委託 / 法人も可)を募集中
    【ap job更新】 住宅から商業空間まで、幅広くリノベーションを手掛ける「株式会社QUMA」が、設計パートナー(業務委託 / 法人も可)を募集中住宅
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
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    住宅から商業空間まで、幅広くリノベーションを手掛ける「株式会社QUMA」の、設計パートナー(業務委託 / 法人も可)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    「暮らしのスタンダードをつくる」設計の協業パートナーを募集します。

    QUMAは、住宅・商業空間・Co-Living(共住空間)のリノベーションを手がける設計・開発会社です。
    社名には、日本人が心地よいと感じる「九間(ここのま)」と「空間(くうま)」から、“より良い未来をデザインしたい”という想いを込めています。

    【募集背景】
    創業から10年。住宅から始まった挑戦は商業施設や新しい住まい方へ拡がっています。さらなる成長に向け、私たちと共に「空間の価値」を社会に届ける設計パートナーを募集します。
    あなたの専門性を活かし、一緒に新しい暮らしのスタンダードを創りませんか?

    【私たちの事業】
    私たちは、主に3つの事業を開発運営しております。

    ・住宅リノベーション:
    理想の暮らしをヒアリングし、専属設計士に縛られず最適な専門家と共に実現。

    ・商業空間リノベーション:
    コワーキングやホステルなど、新しい活用方法を企画からデザインまで提案。

    ・空間開発・運営(Co-Living):
    「THE DAY」ブランドを運営し、一人暮らしの“負”を解消する新しい住まい方を提供。

    【QUMAの特徴と設計パートナーとしての魅力】
    私たちは「専属設計士を置かない」体制をとっています。
    プロジェクトごとに最適な設設計パートナーさんと連携することで、画一的ではなくお客様にフィットしたデザインを実現するためです。

    ・多様な案件に携われる
    住宅から商業空間、ホテルリノベまで幅広く経験できポートフォリオが豊かになります。

    ・お客様と直接向き合える
    ヒアリングから伴走するため、「誰のために設計しているか」が常に明確です。

    ・自由度の高い提案が可能
    社内標準や固定化された仕様に縛られず、自分の専門性を最大限発揮できます。

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    2025.09.29 Mon 13:29
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    【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)と 3Dモデリングオペレーターを募集中

    ap job 【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)と 3Dモデリングオペレーターを募集中

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    【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)と 3Dモデリングオペレーターを募集中
    【ap job更新】 藤本壮介建築設計事務所が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)と 3Dモデリングオペレーターを募集中L’Arbre blanc ©Iwan Baan
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    藤本壮介建築設計事務所の、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)と 3Dモデリングオペレーター 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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    藤本壮介建築設計事務所では、設計スタッフ(設計監理経験者、既卒・第二新卒・新卒)、3Dモデリングオペレーターを募集しております。現在、国内で多くの実施プロジェクトが進行しています。住宅から公共施設まで多種多様なプロジェクトがあり、これまでの経験が発揮できるプロジェクトを担当していただきます。

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    建築求人情報
    2025.09.29 Mon 07:15
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/9/22-9/28]

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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2025/9/22-9/28]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/9/22-9/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 加藤渓一 / スタジオピースによる、東京・八王子市の店舗「TOKYO FARM VILLAGE」。地域循環にも取り組む牧場に計画された店。施主の理念への応答も意図し、自然や動物が持つ“操作できない”要素を取り込む設計を志向。地域住民を巻き込んだ“土壁”や地域産の端材を使った“野地板”を建築に導入
    2. SDレビュー2025の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
    3. アーティストユニット・原倫太郎+原游の展覧会が、渋谷の“原広司+アトリエ・ファイ建築研究所”を会場に開催
    4. ヘルツォーク&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の美術館。高速道路沿いの“都市の空白地”に造られる建築として、人々の目的地であると共に“新たなタイプの芸術と過ごす空間”を志向。“内部に建物を含んだ庭”としての施設を考案
    5. ジャン・ヌーヴェル / Ateliers Jean Nouvelが手掛ける、鹿児島・屋久島のヴィラ「NOT A HOTEL YAKUSHIMA」のパースが公開
    6. SDレビュー2025の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペで、若手建築家の登竜門としても知られる
    7. 阿曽芙実建築設計事務所による、岐阜・多治見市の住宅「Kaleido scape」。余裕のある“T型の敷地”に計画。物価上昇に対応する為にシンプルな構成を意識し、家型で筒状のヴォリュームを交差させた“様々な外部と関わりをもつ”建築を考案。“万華鏡”の様に室内に光が入り込み空間を彩る
    8. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾の「Taichung Green Museumbrary」がプレオープン。妹島と西沢も現地を訪問。地元の新聞社が報道したもの
    9. 竹山聖 / 設計組織アモルフによる、京都・長岡京市の「パネフリ工業本社ビル」。“様々な形式の建築物が混在する風景”の中での計画。遠方の山々への“眺望”の獲得を求め、執務空間を持ち上げて“別世界”とする建築を考案。地域の未来も見据えて“離れて立ちながら街と結ばれる”広場を内包
    10. 永山祐子による展覧会「確かにありそうなもの」。新宿のAWASE galleryを会場に開催。スケールや領域を横断する作品群を、模型・素材・映像などで紹介。万博建築からジュエリーまで展示
    11. アアルト大学ウッドプログラムによる、フィンランド・クフモ市の「KIDE」。憩いの場にもなる屋外イベント用の木造パヴィリオン。“雪のフラクタル構造”から着想を得て、8本のトラスを編み込む様に構成したヴォリュームを特徴とする建築を考案。設計から施工まで学生が主となり完成させる
    12. 川島範久による建築展「自然とつながる建築をめざして」。大阪・日本橋の安藤忠雄設計の建築を会場に開催。地球環境危機の時代に求められる“サステナブルでデライトフルな建築”を、模型・素材・ドローイングを通じて提示
    13. SANAAによる、台湾の「Taichung Green Museumbrary」が2025年12月にオープン。旧軍用空港跡地の公園内に計画された美術館と図書館を統合した施設。軽やかで開かれた存在を目指し、アルミとガラスの二重構造のファサードで地上レベルに全方向からアクセス可能な公共広場を備えた建築を考案
    14. フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
    15. 「磯崎新:群島としての建築」展(水戸芸術館)の入場チケットをプレゼント。磯崎の没後国内初となる大規模回顧展。単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介。ガイドブックを作成して水戸芸術館も“出品作品”として扱う
    16. BIGによる、オランダ・アムステルダムの集合住宅「Sluishuis」。都市の水辺に計画。湾に面するブロックを持ち上げる操作で、光や眺望も中庭に取り入れる親水空間を構築。屋上は公共的空間として開放され、観光や住民の為の交流の場として機能
    17. 篠原一男が1976年に完成させた「上原通りの住宅」の現在の様子と住み手のインタビューを収録した動画
    18. リナ・ゴットメによる、大阪・関西万博の「バーレーンパビリオン」。“海をつなぐ”をテーマに計画。同国と海の繋がりを伝える施設として、“伝統的な船の製造技術”の参照に加えて“日本の木組の技術”も融合させる建築を考案。持続可能性を考慮して殆どの材料を再利用可能とする
    19. 安藤忠雄による「本福寺水御堂」(1991年)の現在の様子を紹介する動画。兵庫・淡路島にある屋根が水盤となっている建築。2025年9月に公開されたもの
    20. 【ap job更新】 環境に配慮した建築を手掛け、代表が著書も多数執筆している「ビオフォルム環境デザイン室」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中

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    2025.09.29 Mon 06:59
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    2025.9.27Sat
    • 藤本壮介へのインタビュー動画。藤本が手掛けた「太宰府天満宮『仮殿』」について聞く内容。2025年9月に公開されたもの
    2025.10.01Wed
    • 青木淳と中村竜治が共同で外装デザインを行う「JINS新宿店」が、2026年夏にオープン。内装は中村竜治が単独で手掛ける
    • 【ap job更新】 アトリエと組織を経て開設、“質の高いデザイン”と“働きやすさ”の両立も目指す「中倉康介建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
    • 建築家・末光弘和とBIOTA・伊藤光平によるトークイベント「緑と微生物が育む次世代の都市・建築空間」が開催。“地球環境への貢献を目指す”建築家と“ヒトと生態系が持続可能に発展する都市づくりを追求する”研究事業者が語る。主催と会場は新宿区のリビングデザインセンターOZONE
    • KUMA & ELSAによる、埼玉の「House by the temple」。“別世界”と言える巨大な境内と向い合う敷地。“ミラーリング・ワールド”を主題とし、“囲われた世界とその中の建築”と捉えた寺の構成を踏襲。利他性も倣い隣家への寄与を考えて母家の平面を“1/4円”とする

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