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2025.12.17Wed
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MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」。丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設。かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向。風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案
photo©Arch-Exist

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MVRDV中国展望台
MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」。丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設。かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向。風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案 photo©Arch-Exist
MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」。丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設。かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向。風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案 photo©Arch-Exist
MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」。丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設。かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向。風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案 photo©Arch-Exist
MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」。丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設。かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向。風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案 photo©Arch-Exist

MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」です。
丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設です。建築家は、かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向しました。そして、風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案しました。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

MVRDV、「浦江プラットフォーム」を完成。成都の丘にある自然と調和した木造の展望パヴィリオン

MVRDVは、成都の南にある丘陵地に位置する、アーチ状で土に覆われた木造パヴィリオンから成る展望施設「浦江プラットフォーム」の建設を完了しました。このプロジェクトは、中央中国の壮大な自然美を活用した、観光目的地でありイベントスペースでもあります。自然に溶け込むように設計されながらも、下方の平地からは灯台のように際立って見えるこの土に覆われた木造アーチの構築物は、望遠鏡のような形をしており、来訪者を斜面に突き出した広大な展望窓とバルコニーへと引き寄せます。

浦江の新しい街は現在、成都の南西で開発が進められており、住民に高品質で持続可能なライフスタイルを提供することを目的としています。浦江の東にある丘陵地には、簡素な既存の展望台があり、発展中の街並みとその背後に広がるチョンライ山脈の見晴らしの良い眺望を楽しむことができました。MVRDVは、浦江県計画資源局からこの展望台のアップグレードを委託され、観光客にとって魅力的な目的地であると同時に、結婚式から政府会議まで多目的に対応できるイベントスペースへと生まれ変わらせました。

MVRDVの設計は、既存の展望台の建設時にその丘が平らにされていたということに気づいたことから始まりました。風景に溶け込むような土で覆われたアーチ状のパヴィリオンを設けることで、その設計は、かつて存在していた丘の記憶や姿を呼び起こしています。この設計では、ねじれた階段構造に組み込まれた第二の展望台を追加するなどして、展望ポイントへと至る複数の経路を設けることで、敷地内の小道ネットワークも改善しています。このパヴィリオンは木造構造で造られており、中国の建設業界における木材のより広い採用を促すための実証として機能しています。木材には炭素排出量を削減するという利点があるにもかかわらず、中国の法規制や業界全体は、その素材を大規模に採用することに依然として慎重な姿勢を示しています。

このパヴィリオンには、建物の南東側の土盛りに設けられた小さなガラスのファサードを通って入ります。内部では、屋根が上向きに傾斜し、床が下向きに傾斜することで、丘の斜面に沿った形状となっています。この傾斜は、プレゼンテーションに最適な観覧席を形成しており、あるいは単に、反対側にある高さ10mのガラスファサード越しに風景を眺めながら座って過ごすのにも適しています。このファサードには、大型の引き戸が二枚組み込まれており、屋内空間を外部の展望バルコニーへと開放することで、内と外のつながりを最大限に高め、必要に応じてバルコニーを屋内空間の延長として活用できるようになっています。

「この地域の丘陵は本当に壮観な景色を誇っており、私たちが直面した課題のひとつは、その眺望を最大限に活かしながら、景観への影響を抑えることでした」と、MVRDVの共同創設者であるヤコブ・ファン・ライスは述べています。「緑化された屋根を持つ丘の形をしたパヴィリオンを加えることで、私たちは自らの影響を最小限に抑えるだけでなく、かつてそこにあった丘を再現しました。自然を保全し敬意を払うというこの行為こそが設計の本質であり、その姿勢は建設手法にも引き継がれています。木材などのバイオ由来の持続可能な素材を使用することで、このような自然環境への影響をより小さく抑えています」

このプロジェクトのランドスケープデザインは、現地にもともと存在するものをさらに引き立てることを目指しています。使用されている植物は敷地の現在の生物多様性を反映しており、それにはパヴィリオンの屋根上の土盛りも含まれています。この土盛りは、土の深さが10cmあり、多種多様な草花や小さな低木の生育を可能にしています。一方で、既存の水路は雨水の回収と灌漑に利用されています。

この設計では、敷地内にもともと存在していた小道を取り入れ、それらをループ状に接続する階段が追加されています。階段の上には円形の第二展望台があり、遠くの山々と周囲の自然環境の両方を360度見渡すことができます。

本プロジェクトの木造構造は、カーボン排出量のうち組み込み炭素を低く抑えるのに寄与しており、加えてこの設計には運用時の排出量を削減するためのさまざまな戦略が組み込まれています。土盛りとその上の植栽は高い断熱性と熱容量を提供し、気温変化の影響を軽減します。一方で、天井は自然換気によって空間を冷却できるように層構造となっています。日射取得は、大きな窓が北向きに配置されていること、そして屋根のオーバーハングと周囲の木々が小さな入口の壁を直射日光から守っていることにより、最小限に抑えられています。一方で、パヴィリオンのエネルギー需要の一部は地熱ヒートポンプによって賄われています。

これらの持続可能な特徴によって、浦江プラットフォームは丘のふもとに誕生しつつある持続可能な町のアイデンティティを反映するものとなっています。訪問時には、地元住民も観光客も、自然環境と一体となった持続可能な建築の実例を見ることができます。そして夜には、窓から輝く光がこの建物を丘の中の灯台のような存在に変え、下方の平地からもはっきりと見えるようになります。


以下の写真はクリックで拡大します

MVRDVによる、中国・成都の「浦江プラットフォーム」。丘陵地に計画されたイベントも行える展望施設。かつて敷地が丘であった歴史から出発し、自然を保全し敬意を払うと共に景観への影響も抑える存在を志向。風景に溶け込むような“緑で覆われたアーチ状”の建築を考案 photo©Arch-Exist
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以下、リリーステキストです。


MVRDV completes Pujiang Platform, a timber pavilion and viewpoint that blends in with nature in the hills of Chengdu

MVRDV has completed construction on the Pujiang Platform, a viewpoint comprising an arched, earth-covered timber pavilion perched among the hills to the south of Chengdu. The project serves as both a visitor destination and an event space that takes advantage of the spectacular natural beauty of central China. Designed to blend into nature while also standing out as a beacon when seen from the plains below, the structure of earth-covered timber arches takes a telescopic shape, drawing visitors to the expansive viewing window and balcony that projects out over the slope.

The new town of Pujiang is currently under development to the southwest of Chengdu, with the intention of providing its residents a high-quality, sustainable lifestyle. In the hills to the east of Pujiang, a simple existing viewpoint offered commanding views over the growing town and the panorama of the Qionglai Mountain range behind it. MVRDV was commissioned by Pujiang County Planning and Resources Bureau to upgrade this viewpoint, turning it into a desirable destination for tourists, as well as an event space capable of hosting everything from weddings to government meetings.

MVRDV’s design started from the revelation that the hill was flattened during the construction of the pre-existing viewing platform. By creating an arched pavilion covered with an earth berm that blends into the landscape, the design creates an echo of the hill that existed before. The design also improves the path network to add multiple routes to the viewpoint, including by adding a secondary viewing platform incorporated into a twisting staircase structure. The pavilion itself is made using a timber structure, serving as a demonstration to encourage greater adoption of wood in the Chinese construction industry; despite the benefits of wood in reducing the carbon emissions, Chinese regulations and industry at large remain hesitant to adopt the material at scale.

The pavilion is entered via a small glass facade set into the earth berm on the building’s south-east side. Inside, the roof slopes upwards as the floor slopes downward, conforming to the slope of the hill. This slope forms a tribune that is ideal for presentations, or simply for sitting to take in the landscape through the 10-metre-tall glass facade at the other end. This facade incorporates a pair of oversized sliding doors that open the interior to the viewing balcony outside, maximising the connection between inside and out and allowing the balcony to serve as an extension of the indoor space when required.

“The hills of this region are truly a spectacular sight, so one of the challenges we faced was to make the most of those views while reducing the impact on the landscape”, says MVRDV founding partner Jacob van Rijs. “By adding a hill-shaped pavilion with a green roof we not only minimise our own impact, but we recreated the hill that was there before. This act of preserving and respecting nature is the essence of the design, which is continued in the construction approach, using bio-based materials such as wood that are more sustainable and thus have less impact on natural environments such as this one.”

The landscape design of the project aims to enhance what already exists at the site. The plants used reflect the site’s current biodiversity – including on the earth berm over the pavilion’s roof which, with a soil depth of 10 centimetres, is capable of hosting a wide variety of grasses, flowers, and small bushes. Meanwhile, existing waterways are used for rainwater collection and irrigation.
The design incorporates the pathways that already existed on the site, adding a staircase to connect them into a loop. Atop the staircase is the circular secondary viewing platform, offering 360-degree views of both the distant mountains as well as the nearby natural environment.

In addition to the project’s wood structure, which helps to keep its embodied carbon emissions low, the design incorporates a variety of strategies to reduce operational emissions. The earth berm and its greenery provide a significant amount of insulation and thermal mass, reducing the effect of temperature changes, while the ceiling is layered in a way that allows natural ventilation to cool the space. Solar gain is kept to a minimum, thanks to the north-facing orientation of the large window, and the roof overhang and surrounding trees that protect the smaller entrance wall from direct sunlight. Meanwhile, a portion of the pavilion’s energy requirements are provided by a geothermal heat pump.

These sustainable features ensure the Pujiang Platform reflects the identity of the emerging sustainable town at the foot of the hill. Upon visiting, local residents and tourists alike see a demonstration of sustainable architecture that seamlessly integrates into its natural surroundings, and at night, the light shining from its window turns it into a beacon in the hills, clearly visible from the plains below.

■建築概要

Project Name: Pujiang Platform
Location: Pujiang, China
Year: 2022–2025
Client: Pujiang County Planning and Resources Bureau
Size and Programme: 414 m2 Event pavilion and viewing platform
Sustainability certification: China Green Building Label: 2 Stars
───
Credits
Architect: MVRDV
Founding Partner in charge: Jacob van Rijs
Partner: Wenchian Shi
Director MVRDV Shanghai: Peter Chang
Design Team: Kyo Suk Lee, Olga Marelja, Geert Folmer, Guido Boeters, Cai Zheli, Shanshan Wu, Alexander Forsch, Ilaria Furbetta, Yihong Chen, Jiamen Li, Shing Yat Tam, Yifei Zhang, Cai Huang, Seunghan Yeum, Gioele Colombo, Xinyuan Zhang
MVRDV Climate: Alexander Forsch
Visualisations: Antonio Luca Coco, Angelo La Delfa, Fady Yassa, Lorenzo D’Alessandro, Ciprian Buzdugan, Luana La Martina, Marco Fabri, Stefania Trozzi
Copyright: MVRDV Winy Maas, Jacob van Rijs, Nathalie de Vries
───
Partners:
Co-architect: Sichuan Provincial Architectural Design and Research Institute Co., Ltd
Contractor: Chengdu Third Construction Engineering Of CDCEG
Photography: © Arch-Exist

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    徳島劇場・ホールインタビュー石上純也

    石上純也が、自身が手掛ける「徳島文化芸術ホール(仮称)」について語っているインタビュー動画です。
    地元のテレビ番組が収録して2025年12月に公開されたもの。正確な設計者クレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JV。また、アーキテクチャーフォトでは、本建築の計画案を特集記事として掲載しています。

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    徳島劇場・ホールインタビュー石上純也
    2025.12.17 Wed 09:15
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    2025.12.15Mon
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