吉岡徳仁による”Stellar”

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吉岡徳仁による”Stellar”

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吉岡徳仁がスワロフスキー クリスタルパレスのためにデザインしたシャンデリア"Stellar"です。今年のミラノサローネで発表されている新作です。


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以下、吉岡へのQ&Aです。
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今回のスワロフスキー・クリスタル・パレスとのプロジェクトについて詳しく教えてください。
「Stellar」は、自然の力によって成長する結晶がもつ、偶然から生まれる美しい造形をもとに、スワロフスキークリスタルによって無数の力強い光線を放つ人工の星を作り出す試みです。
2008年私は、水槽の中で小さな自然結晶を成長させる事で構造となり、まるで女神が水の中から現れるように、時間とともにその姿を現す作品「ヴィーナス - 結晶の椅子」を発表しました。
そして今回、スワロフスキー・クリスタル・パレスのためにデザインをした「Stellar」は、空間に無数の眩い光を放つシャンデリアです。ヴィーナス同様、自然結晶を成長させる事で球状の塊をつくりだし、その成長過程で自然がもたらす偶然性とその美しさ、私たちの想像を超える造形を、スワロフスキークリスタルを用いて表現したものです。
苦心したところはありましたか?
このプロジェクトで大切なのは、単に新しいシャンデリアをつくることが目的ではなく、光とクリスタルというふたつの素材の魅力を最大限に引き出しながら、何千、何万光年も離れたところに存在する星本来の輝きを、いかに美しく空間の中で再現し、人の心を揺さぶるような作品につくりあげることができるかということだと考えました。
クリスタルの選定やその配置方法、輝きの捉え方など、度重なる実験と検証を行い、完成度を高めていきました。
今回で3回目のスワロフスキー・クリスタル・パレスとなりますがいかがですか?
2005年に発表した「Stardust」は、 数えきれない程の透明な光の粒子が空中に散りばめられ、イメージとなって浮かび上がるような、超未来的なシャンデリアでした。
2008年の「Eternal」では、スワロフスキーのシンボリックなシャトンを使い、クリスタルの永遠の輝きを透明なアクリルの中に封じ込めたスツールをデザインしました。空にちりばめられた星とその美しい輝きを地上に持ってきて、透明な塊の中に永遠に閉じ込めるというイメージから生み出した作品でした。
そして、今年2010年は、また新しい方法でスワロフスキークリスタルの魅力を表現します。
スワロフスキーやスワロフスキークリスタルの魅力は?
長い歴史を持ちながらも新しい事にチャレンジする会社で、とても刺激的でおもしろい経験をさせていただいています。
詩的な透明感と、それ自体は透明でありながらも、光や輝きを捉えることができるクリスタルという素材の美しさに魅了されています。
今回カルテル、スワロフスキー・クリスタル・パレス、モローゾから新作を発表されるとの事ですが、何か共通点はあるのでしょうか。
デザインが溢れているこの時代に、私がもっとも表現したいと考えたのは、あえてデザインや形が存在しないようなものでした。それは、かたちやデザインといった概念を超え、私たちの想像力を掻き立てるようなものです。
かたちをきれいにまとめる事や、ミニマルなかたちをつくる事ではなく、一目見るだけでその作品の世界に包まれ、気持ちが高揚し、自分でもワクワクするようなデザイン。新しい発想や感動、色や音、香りといった、かたちはなくても心を高揚させる、いわば感覚そのものをデザインする事に挑戦しています。
あるものは光という現象そのもの、あるものは目に見えないもの、そしてあるものは自由にその形を変え、無限のかたちをもつもの。
今年のミラノサローネでは、それぞれのプロジェクトは異なりながらも、共通して「かたちが存在しない」作品を発表します。
結晶の作品のプロセスについて聞かせて下さい
この作品は、半分は私、そしてもう半分は自然によって生みだされます。
特別な成分を溶かした溶液をはった巨大な水槽の中にやわらかなポリエステル繊維の塊を入れ、それに結晶が構造をつくり、徐々に育つことで誕生します。
完成までその姿が予測できないところに、自然のもつ偶然の美しさを感じています。
制作にあたり、完成までは約1ヶ月を要します。
結晶の作品の素材は何ですか?
鉱物の一種を成分とした自然結晶です。
それ以上の情報は残念ながらお伝えできません。
今後のプロジェクトについて教えてください。
5月1日より二つの大きなプロジェクトが開催となります。
一つは韓国・ソウルでの個展。そしてもう一つは中国・上海で開催される上海万博です。
韓国・ソウルで行われる展覧会では、私が長い間夢見てきた建築プロジェクト「虹の教会」の一部を発表させていただきます。
20代の頃、画家アンリ・マティスが晩年に生み出した作品でもある教会「ロザリオ礼拝堂」を訪れ、強い衝撃受けました。マティスの絵画の特徴である、鮮やかな色彩で描かれた美しいステンドグラスに、南仏の太陽の光が差し込み、マティスの色の光で満ちあふれた空間を体験しました。その空間を前に、自分もいつかマティスのような、光を全身で感じられる建築をつくりたいという強い想いを抱き続けてきました。
教会の建築を象徴するクリスタルプリズムでつくられた、高さ9メートルにも及ぶステンドグラスは、約500本のクリスタルプリズムによってつくり出され、太陽が差すことで、空間全体に虹色の光を放ちます。
そして上海万博では、3メートルにも及ぶ自然結晶の作品「growing crystal」を発表させていただきます。巨大な水槽の中では、生命の誕生をイメージして生み出された結晶が成長し、偶然から生まれる造形を造り出し、訪れる人を圧倒します。
発表期間・場所
2010年4月14日 - 19日
Via Tortona 32, Milano


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