フォルム・木村浩一建築研究所による、大阪市の「Room 1101」。最上階の住戸をセカンドハウスに改修。施主の“非日常の空間”という要望に、フロストガラスのスクリーンで“光と影の視覚体験”を創出する空間を考案。静かに自身と向き合い多忙な日常をリセットできる場も意図 リビングからホールを見る。 photo©山内紀人
フォルム・木村浩一建築研究所による、大阪市の「Room 1101」。最上階の住戸をセカンドハウスに改修。施主の“非日常の空間”という要望に、フロストガラスのスクリーンで“光と影の視覚体験”を創出する空間を考案。静かに自身と向き合い多忙な日常をリセットできる場も意図 「ギャラリー」 photo©山内紀人
フォルム・木村浩一建築研究所による、大阪市の「Room 1101」。最上階の住戸をセカンドハウスに改修。施主の“非日常の空間”という要望に、フロストガラスのスクリーンで“光と影の視覚体験”を創出する空間を考案。静かに自身と向き合い多忙な日常をリセットできる場も意図 左:「ギャラリー」、右:リビング。夜景 photo©山内紀人
フォルム・木村浩一建築研究所 が設計した、大阪市の「Room 1101」です。
最上階の住戸をセカンドハウスに改修する計画です。建築家は、施主の“非日常の空間”という要望に、フロストガラスのスクリーンで“光と影の視覚体験”を創出する空間を考案しました。また、静かに自身と向き合い多忙な日常をリセットできる場も意図されました。
都心のマンションをセカンドハウスとして活用するためのリノベーション。
クライアントから「用途を限定しない非日常の空間で暮らしたい」という要望に応え、まず開口部のデザインに注力した。
部屋はマンション最上階の11階に位置し、特徴的な約5メートルの吹き抜けを持つ室内には、様々な形状の大きな窓がランダムに配置されていた。煩雑に差し込む自然光をコントロールするため、新たに壁とフロストガラスのスクリーンを設け、室内に新たな光と影の視覚体験をもたらした。壁から40cm離して設置されたスクリーンは窓の存在を曖昧にし、光を受け止める“光の壁”となる。
夜になると、間接照明の柔らかな拡散光が空間に豊かな彩りを添える。さらにスクリーンを分節する垂れ壁を鏡貼りとすることで、フレームの連なりが鏡に映り込み、視覚的な広がりと奥行きを感じられる空間となった。
玄関ホールには、ガラスブロックの前に奥行きを持たせた壁を設け、その中にフロストガラスを嵌め込むことで、光をより柔らかく拡散させた。フロストガラス越しに浮かび上がるガラスブロックのグリッドが、空間に豊かなニュアンスを与えている。
そのガラスの前には、クライアントが収集したファッションブランドの服をアートとして展示し、光によってそのシルエットが際立つように演出している。また、天井の一部を躯体現しとすることで、天井の高さを確保しつつ、空間に表情を加えた。 壁一面には、大人数の来客もくつろげるベンチソファを設け、空間に抜け感を与えている。