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以下、この展覧会に関するテキストと展覧会の概要です。
主催者からのごあいさつ
今回で七回目を数える「rep- radlab. exhibition project」は、建築家大室佑介による「迷宮の匣」を紹介いたします。
今回彼は、19世紀から20世紀への転換期を生きたオーストリアの建築家アドルフ・ロースによる言葉「芸術に加わるのは、ごく一部分の建築でしかない。それは墓碑と記念碑だ。目的に従事するその他の建築はすべて、芸術の王国から締め出されなければならない。」を起点とし、また乗り越えようとしながら、「建築なるもの」と「芸術」との関係性を問い直そうと試みます。
しかし、ここで問われていることは、建築物はいかにして芸術作品たりうるか、ということにのみとどまるものではありません。建築は生きている人たちだけのためのものか? 建築は「豊かな生活」をのみ目指すべきものなのか? 建築は、一体誰によってどのように想起されるものなのか?
大室佑介の問題意識は、こうしたことを問いなおすきっかけともなり得ると考えています。
■展覧会概要
大室佑介展「迷宮の匣」
会期:2011年09月09日(金) – 10月02日(日)
時間:金曜日 – 日曜日 13:00 – 20:00
主催:rep-radlab. exhibition project
会場:radlab.(京都市中京区恵比須町531-13-3F)
アクセス:京都市バス停「河原町三条」徒歩5分、京阪電鉄「三条」駅徒歩10分
URL:http://exhibition.radlab.info