SHARE 常山未央 / mnmによる東京都品川区の戸建て住宅をリノベーションしたシェアハウス「不動前ハウス」
photo©morinakayasuaki
常山未央 / mnmが設計した東京都品川区の戸建て住宅をリノベーションしたシェアハウス「不動前ハウス」です。
photo©Sadao Hotta
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一階平面図
二階平面図
立面図
断面図
断面図
敷地図
以下、建築家によるテキストです。
7人が住む家
不動前駅から徒歩3分、目黒川にほど近い路地を入ると、四方を中層のビルに囲まれたアーバンヴィレッジにぽつりと取り残されたように建っている築37年の1階が鉄骨造、2階が木造の住宅を改修する計画である。7人が一つの家をシェアして住むことにより、大きなリビング、寝そべられるバスタブ、広いキッチン、緑が生い茂る庭など一人で住むのでは得がたい豊かな住空間を都心に持つことが可能になる。
リビングシェア
寝室を最小限にし、大きなリビングを確保することで、いっぺんにたくさんの人が利用でき、よりパブリックな性格をもつようになる。近隣の人が野菜をわけてくれに来たり、一画を利用してミーテイングをしたり、教室を開いたり、カフェや図書館とは違い、家に属することで個人的な要求にも対応しうる、柔軟で寛容なサードプレイスになっていく。周辺で働く人、学ぶ人をもどんどん取り込んでいけば、希薄になった地域のコミュニティを新しく育む場になる。
縁側シェア
既存の開口部には手を加えずに、外壁側にぐるりと廊下を回して寝室を配置すると、縁側のような空間が生まれる。寝室は縁側を介して採光を確保しているので、自然とそちらに生活がはみだしていく。そこには洗濯物を干してもいいし、窓辺に腰掛けて本を読んでもよい。共用部と個室の境界が曖昧になり、それぞれの住人が縁側で過ごす時間が多いほど、他の住人の生活と重なって、より開けひろげでラフな関わり合いを持つ家シェアとなる。
■建築概要
場所/ 東京都品川区西五反田
敷地面積/105.56m2
建築面積/77.77m2
延床面積/146.74m2
構造規模/ 1階鉄骨造、2階木造
最高高さ/ 7.44m
設計監理/mnm常山未央
施工/ N.F.C北原隆志
設計期間/2013.3〜2013.5
施工期間/2013.6〜2013.8