書籍『「インクルーシブデザイン」という発想 排除しないプロセスのデザイン』がamazonで発売されています
書籍『「インクルーシブデザイン」という発想 排除しないプロセスのデザイン』がamazonで発売されています。
「インクルーシブデザイン」とは、対話から本当に大切なことを発見するためのプロセスです。
社会のメインストリーム(主流)にはない、エクストリーム(極端)な部分に目を向けることにより、
従来のデザインでは見落としていたアイデアや可能性を明確にすることが「インクルーシブデザイン」の特徴です。
そして、エクストリームから生まれたデザインを、メインストリームに新たなイノベーションとして提供する。
その役割を「インクルーシブデザイン」は果たすことができます。
不特定多数のための大量生産される「デザイン」は、経済的にも環境問題的にも、既に限界を迎えています。
これからは、つくり手とユーザーが一体となって問題解決力に富んだデザインを創造する時代です。
包含的に社会の諸問題にアプローチするプロセス、それが「インクルーシブデザイン」なのです。
[著者]ジュリア・カセム
京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab. 教授。ロイヤルカレッジ・オブ・アート、ヘレンハムリンセンター・
フォー・デザイン上席研究員。マンチェスター芸術デザイン大学、東京藝術大学卒業。ニューカッスル大学より
博士号を取得し、ロイヤルカレッジ・オブ・アートの特別研究員に就任。インクルーシブデザインに関する
第一人者として、技術・知識の共有を目的としたワークショップを企画・運営する。現在までに様々な国籍・
専門性を持つ800人以上のデザイナーとともに、21カ国でインクルーシブデザインチャレンジを主催。
また、インクルーシブデザインに関する数多くの著作を世界で発表している。
2010年には「Design Week」が選ぶ「デザインの世界に最も影響力を持つ50人」に選出された。2014年より現職。
「インクルーシブデザイン」という発想 排除しないプロセスのデザイン
ジュリア・カセム 平井康之