architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2015.9.01Tue
2015.8.31Mon
2015.9.02Wed
noizが会場構成を手掛けた、台湾国立歴史博物館で行われているPeng Wei展の会場写真
サムネイル:noizが会場構成を手掛けた、台湾国立歴史博物館で行われているPeng Wei展の会場写真

SHARE noizが会場構成を手掛けた、台湾国立歴史博物館で行われているPeng Wei展の会場写真

architecture|art|feature
noiz会場構成台湾

noizsama1_250_Space_04

noizsama2_250_Space_30
Photo: Courtesy of Tina Keng Gallery
Art work: Peng Wei
art curation: Rudy Tseng
Space design: noiz

noizが会場構成を手掛けた、台湾国立歴史博物館で行われている、Peng Wei(彭薇)の展覧会「圓滿的旅程」の会場写真です。

この展示デザインでは、彭薇(Peng Wei)の作品の優美さと繊細さーその光や空気の粒のレベルまで表現するにふさわしい展示環境をつくることを考えた。

 展示会場である台灣國立歷史博物館はかなり古い建物で、現代美術にふさわしい自然採光の展示空間をつくり出すことは難しかった。しかし我々はここに均一な光に満ちた白い空間を実現し、重量感のない静逸な空気のなかで、彼女の作品の繊細なマテリアリティーやディテールの美を最大限引き出した。

※以下の写真はクリックで拡大します

noizsama3_250_Space_43

noizsama4_250_Space_46

noizsama5_250_Space_48

noizsama6_250_Space_66_1200

noizsama7_250_Space_55

noizsama8_250_Space_59

noizsama9_250_Space_74

noizsama10_250_Space_77

以下、建築家によるテキストです。


この展示デザインでは、彭薇(Peng Wei)の作品の優美さと繊細さーその光や空気の粒のレベルまで表現するにふさわしい展示環境をつくることを考えた。

 展示会場である台灣國立歷史博物館はかなり古い建物で、現代美術にふさわしい自然採光の展示空間をつくり出すことは難しかった。しかし我々はここに均一な光に満ちた白い空間を実現し、重量感のない静逸な空気のなかで、彼女の作品の繊細なマテリアリティーやディテールの美を最大限引き出した。

 デザインのもうひとつの鍵は「旅」。展示計画は、時を超えたひとつの旅の道程というコンセプトに基づいている。彼女の作品の現代性は、抽象化された三角形のエレメントで表現され、それらは鑑賞者を彭薇のアートを巡る旅へと誘う。第一の空間には、中国の切り立った岩山の風景を象徴する三角柱がランダムに配置される。第二の空間では三角形の断面形状を持つ細長いディスプレイテーブルが角度を変えて回転しながら連なる。これらは水面にさざめく波を表し、川を横断する古代の旅人の身体的な経験の記憶を象徴している。シンプルで白い現代的な展示空間の静逸さのなかで、直接的かつ繊細に身体感覚に訴えかけるような「旅」を経験してもらいたいと思っている。

あわせて読みたい

ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の施設。作品を鑑賞だけでなく“内省”の場も目指し、建築と庭園が一体となった空間を構想。“古典的”展示を越えた様々な種類の空間で作品への理解も促す
  • SHARE
noiz会場構成台湾
2015.09.01 Tue 11:24
0
permalink

#noizの関連記事

  • 2024.2.16Fri
    NOIZによる、東京・渋谷区の「kitasando terrace」。共同住宅と事務所からなる都心の複合ビル。厳しい法規制の下で、空間の気積の確保と同時に“ヴォリュームの分節”等で周辺のスケールとの調和も志向。内外を繋ぐ“多様な中間領域”で都市の風景や自然の感受も意図
  • 2023.12.13Wed
    NOIZによる、京都市の宿泊施設「ABiz Hotel」。歴史的風情と現代の賑わいを併せ持つ地域に計画。新旧の性質の共存を求め、伝統建築の要素を抽象化して再構成したファサードを持つ建築を考案。縦格子等に“川面の揺らめき”を思い描いたデジタルパターンも用いる
  • 2023.2.13Mon
    noizのハードウェアデザインによる、東京・日本橋の、可動式立体LEDディスプレイ「The HEART」。再活性化計画の中心施設の玄関ホールに設置。金融街“兜町”の“象徴”を意図し、“歴史”や“情報”を伝える動的な“巨大なオブジェクト”を考案。ビルの玄関機能を超えた“公共空間としての演出”も意図
  • 2022.10.14Fri
    noizによる、東京・千代田区の「OPEN HUB Park」。事務所内のオープンスペース。柔軟な発想を促す事業創造の場として、新グリッドの導入と特殊曲線での床パターン等で複雑さと動きのある空間を構築。建築と最新技術の可能性が融合した場を作る
  • 2022.4.22Fri
    建築家が遊具等のデザインを手掛けた「PLAY EARTH PARK」の会場写真。中村竜治・noiz・大野友資・Sawada Hashimura・山田紗子・佐藤研吾・platが参加して東京ミッドタウンで開催
  • 2022.4.18Mon
    大阪・関西万博の「いのちの輝きプロジェクト」に、建築分野からSANAA・隈研吾・小堀哲夫・noiz・小野寺匠吾・橋本尚樹・遠藤治郎が参加。各界のプロデューサーとコラボしパヴィリオンをデザイン
  • 2021.10.02Sat
    noizが、解体再開発が発表された前川國男設計の超高層ビルを対象に、保存改修のヴィジョンを自主提案。文化財価値とビジネス価値の両面を満たす、腰巻外壁保存のオルタナティブを示す構想
  • 2020.12.17Thu
    noizによる、新潟市の、教育機関内のIoT活用研究やロボティクス演習の為の空間「KAISHI LAB」
  • 2020.11.24Tue
    noizによる、東京・渋谷の宿泊施設sequence MIYASHITA PARKの最上階のラウンジ&バー「SOAK」
  • 2020.10.28Wed
    原研哉とnoizによる、台湾・台南市の、台南市美術館でのアートインスタレーション「Shadow In Motion」
  • view all
view all

#台湾の関連記事

  • 2025.4.01Tue
    MVRDVとEKUOによる、台湾・竹北の「マーケット・キューブ」。市場を中心に飲食や展示などの多様な用途を融合する施設。訪問者の出会いを促す為、天井の高い適応力のある空間を積層して円滑な動線で繋げる構成を考案。シンプルで柔軟性のある造りは将来の改修工事の回避も意図
  • 2025.3.02Sun
    平田晃久の台湾での展覧会の様子を紹介する動画。現地メディアが2025年3月に公開したもの
  • 2024.9.17Tue
    トラフ建築設計事務所による、台湾の店舗「Aesop Taichung」。緑道沿いの既存建物の内外を改修。人々の日常の延長にある“親しみのある空間”を目指し、街中を観察して発見した素材や意匠を“再解釈”する設計を志向。市場の陳列棚や照明に加えて屋台の仕上げ等も参照して作る
  • 2024.8.16Fri
    office one sensesによる、台湾・台北市の、仮設パヴィリオン「林木林」。美術館の屋外広場での計画。“強い日差し”と“シンプルな空間秩序”が特徴の広場に対し、25本の“木のような柱”と“軽やかな覆い”で作る建築を考案。訪問者に“広い日陰”と“精神的な内省を促す体験”を提供
  • 2023.2.22Wed
    MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献
  • 2023.1.29Sun
    平田晃久のチームが、国立台湾大学の芸術文化施設の設計コンペに勝利。最終候補にはSANAAのチームやザハ事務所のチームも。各者の提案書も公開
  • 2022.10.11Tue
    田付龍吉 / DesignTeam。による、台湾の「森商店」。日本のカップ酒に特化した店舗。独自の180ml規格を出発点とし、商品サイズに最適化した三角柱の展示台が集合して什器となる仕組を考案。“規格”を用いて商品を表現する空間を作る
  • 2022.8.08Mon
    OMA / レム・コールハース+デイヴィッド・ジャーノッテンによる、台湾の「台北パフォーミングアーツセンター」の新しい動画
  • 2022.8.08Mon
    OMAによる「台北パフォーミングアーツセンター」が開館して新しい写真が公開。約14年の歳月を経て完成した舞台芸術の為の施設。中央のキューブに球や直方体の形をした3つの劇場が貫入した構成が特徴。“パブリック・ループ”が市民を内部に招き入れ様々な体験を提供
  • 2022.5.13Fri
    OMAの設計で完成した「台北パフォーミングアーツセンター」の動画
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    「手塚貴晴+手塚由比の建築106作展」が東京・南青山で開催。[2015/9/1-10/10、10/20-12/22]
    サムネイル:「手塚貴晴+手塚由比の建築106作展」が東京・南青山で開催。[2015/9/1-10/10、10/20-12/22]

    SHARE 「手塚貴晴+手塚由比の建築106作展」が東京・南青山で開催。[2015/9/1-10/10、10/20-12/22]

    architecture|exhibition

    tezukasama-tennrannkai

    「手塚貴晴+手塚由比の建築106作展」が東京・南青山で開催されます

    「手塚貴晴+手塚由比の建築106作展」が東京・南青山のセラトレーディング 東京ショールームで開催されます。会期は、2015年9月1日~10月10日、10月20日~12月22日です。会場は、ギャラリー間の入っているビルの1F・B1Fのようです。

    小さな家から大きな高層ビルまで幅広く手がける建築家、手塚貴晴・由比両氏。
    このほど、TOTO出版より「手塚貴晴+手塚由比 建築カタログ3」が発行されましたのを記念し、セラトレーディング 東京ショールームを会場に企画展を開催いたします。
    100を超える建築を完成させ、両氏が建築の力を確信するに至った軌跡を、ぜひご体感ください!

    • 続きを読む
    • SHARE
    2015.09.01 Tue 17:23
    0
    permalink
    長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、埼玉県川口市の「鳩ヶ谷の家」
    サムネイル:長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、埼玉県川口市の「鳩ヶ谷の家」

    SHARE 長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、埼玉県川口市の「鳩ヶ谷の家」

    architecture|feature
    スキーマ建築計画住宅リノベーション埼玉長坂常長谷川健太

    01_web_150719_0718

    02_web_150719_0500
    all photos©長谷川健太

    長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、埼玉県川口市の「鳩ヶ谷の家」です。

    施主が小学校時代に住み、ながらく貸し出していた木造2F建てを施主が父から譲り受け住むことになり、リノベーションのの依頼を受けた。社会が成長し人が増えることに対して疑いもなく、まさか『空(あき)』が社会問題になるとは想像もしなかった頃に作られ、限られたスペースの中でできるだけ多く個のスペースを確保するように設計されていた。

    • 続きを読む
    • SHARE
    スキーマ建築計画住宅リノベーション埼玉長坂常長谷川健太
    2015.09.01 Tue 12:00
    0
    permalink
    テレビ東京WBSの特集動画「地域の“弱み”を観光資源に」

    SHARE テレビ東京WBSの特集動画「地域の“弱み”を観光資源に」

    architecture|culture|video

    テレビ東京WBSの特集動画「地域の“弱み”を観光資源に」が公式サイトで公開されています

    テレビ東京WBSの特集動画「地域の“弱み”を観光資源に」が公式サイトで公開されています。

    岐阜市の柳ケ瀬商店街では古い空き店舗を有効活用したお化け屋敷が人気で、客が減り続けていた商店街に人が戻り始めています。地域の弱みだったシャッター商店街が新たな価値を生むようになったのです。また、群馬県みなかみ町では、廃れてしまった国道がハイキングコースとして人気になったり、462段の階段を昇らないと改札に上がれない不便な駅が見物客でにぎわったりと、地域の思わぬ場所が観光資源になっています。一方、兵庫県丹波市ではゴミ処理施設を観光の拠点にしようとする動きが始まっています。施設内で廃棄物を使ったモノづくり体験などを地元住民だけでなく観光客にも提案することを検討しているほか、廃棄された自転車を修理し、観光客向けのレンタサイクルとして再利用することを検討しています。

    • SHARE
    2015.09.01 Tue 09:08
    0
    permalink
    2015.8.31Mon
    • アーティストの鈴木康広によるエッセイ『イノヴェイションのありかは、 「もうひとりの自分」が教えてくれる』
    • 滋賀県の守山市立図書館「本の森」改築設計プロポーザルの概要が公開
    • フィリップ・スタルクによる、フランス・モンペリエの、フィットネスセンターの写真など
    • アンドラ・マティンらを紹介する、ドイツ建築博物館での、インドネシア建築の展覧会「Tropicality Revisited」のプレビュー写真
    • ぽむ企画の構成・本編イラストによる連載「発注者目線の仕事術」の11回目「宴会場より客室で稼ぐ ホテル運営の新傾向」
    • ほか
    2015.9.02Wed
    • セルガスカーノ、バロッツィ・ヴェイガなど4組を特集した、El Croquis最新号(181号)の電子書籍版(¥2024)
    • kwhg アーキテクツが、千葉の「(仮称)成東駅前観光交流センター」設計プロポで、受託候補者に
    • 中川エリカが、「ライゾマティクス 新オフィス移転計画」について語っている動画
    • 伊東豊雄が、複合施設「ぎふメディアコスモス」について語っている動画
    • 京都工芸繊維大特任教授のエルウィン・ビライがキュレーションする、ギャラリー間の30周年記念展「アジアの日常から:変容する世界での可能性を求めて」の概要
    • ほか

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white