SHARE 二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡県福岡市の寿司店「すし 六香(むつか)」
all photos©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルが設計を手掛けた、福岡県福岡市の寿司店「すし 六香(むつか)」です。
静かな住宅街にある寿司屋の計画。寿司屋におけるカウンターの重要性は言うまでもなく、このカウンターを中心としてお寿司や料理人を引き立てる、シンプルでニュートラルな空間を考えた。カウンターには一枚板のイチョウを使用、その背景に砕いたブラックスレート材を混ぜて研ぎ出したオリジナルのテラゾータイルを貼り込み、空間のトーンを局所的に引き締めた。タイルには研ぎ出す際の手跡を敢えて残し、テーブルスペースも同様にレッドスレート材を混ぜたタイルで背景を作った。そのほか床には長尺・無垢の米松材を、ファサードやパーテーションにはフロストガラスを用い、適度な死角を作りつつ、落ち着いて食を楽しめる空間を構成した。
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■建築概要
すし 六香(むつか)(2015年/福岡)
クライアント:六香
計画種別:インテリアデザイン
用途:寿司屋
計画期間:2015年9月~2015年12月
計画面積:76.8平米
計画地:福岡県福岡市中央区赤坂
設計:ケース・リアル 二俣公一 下平康一
施工:時空建築工房
照明計画:モデュレックス福岡 佐藤政章
サイン計画:CUBE ART LAB. 早川康司
撮影:水崎浩志