architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2021.8.05Thu
2021.8.04Wed
2021.8.06Fri
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図
photo©水崎浩志

SHARE 二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図

architecture|feature
店舗福岡二俣公一水崎浩志図面あり建材(外装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)建材(外構・造作家具)ケース・リアル
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」です(※店名の「U」にはウムラウトがつきます)。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることが意図されました。店舗の公式サイトはこちら。

福岡市の中心部に建つ、新築ビルのルーフトップバーの計画。

建築家によるテキストより

主にホテルやシェアオフィスなどが入居する10階建ての複合ビルの屋上に、ホテル利用客だけでなく、一般利用も可能なバーを設計することになった。対象となったビルの目の前には小さな公園があり、その屋上は見晴らしも良く開放感のある環境であった。

しかしこのようなビルに通常求められるのと同様に、キュービクルや室外機といった建物に必要な設備機器で屋上の大部分が埋まっており、設備スペースと隣り合う環境をどのように捉え、いかに魅力的なルーフトップバーを構築できるかが課題となった。

建築家によるテキストより

そこで私たちは、設備機器に囲まれたこの環境を否定するのではなく、逆にこれら設備群の延長にあるようなバーを考えることで解決を試みた。まず、ビルの指定素材であったデッキ材の色にシルバーグレーを選定。溶融亜鉛メッキ仕上げの鋼材、コンクリートの壁など、設備スペースに見えてくるテクスチャと同化するような色合いを考えた。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の、ルーフトップバー「DREIECK PARK SUD」。屋上の既存設備機器の存在をその延長にあるようなバーを考えることで解決しつつ魅力的な店舗となることを意図 image©ケース・リアル

以下、建築家によるテキストです。


福岡市の中心部に建つ、新築ビルのルーフトップバーの計画。

主にホテルやシェアオフィスなどが入居する10階建ての複合ビルの屋上に、ホテル利用客だけでなく、一般利用も可能なバーを設計することになった。対象となったビルの目の前には小さな公園があり、その屋上は見晴らしも良く開放感のある環境であった。

しかしこのようなビルに通常求められるのと同様に、キュービクルや室外機といった建物に必要な設備機器で屋上の大部分が埋まっており、設備スペースと隣り合う環境をどのように捉え、いかに魅力的なルーフトップバーを構築できるかが課題となった。

そこで私たちは、設備機器に囲まれたこの環境を否定するのではなく、逆にこれら設備群の延長にあるようなバーを考えることで解決を試みた。まず、ビルの指定素材であったデッキ材の色にシルバーグレーを選定。溶融亜鉛メッキ仕上げの鋼材、コンクリートの壁など、設備スペースに見えてくるテクスチャと同化するような色合いを考えた。

そして、ベンチやカウンター、小さな建屋内部のドリンクスペースに至るまで、全体に同じデッキ材を使用し、設備スペースとバースペースとの境界が曖昧になるよう意識した。また、建築スラブに出てくる鳩小屋(ビル設備のための凸型の造作物)がバースペースにおける障害物となったが、これを前述のベンチやカウンターなどの機能で覆うことで有効に利用。

屋上設備と一体的な空気感を作り、この環境だからこそ生まれるルーフトップバーのあり方を探求した。

■建築概要

DREIECK PARK SUD(2021年/福岡)
クライアント:DREIECK PARK SUD
計画地:福岡県福岡市中央区今泉
計画種別:内装設計
用途:ルーフトップバー
設計:ケース・リアル 二俣公一 古里さなえ
施工:オブ
計画面積:131.95㎡
計画期間:2019年7月~2021年4月
撮影:水崎浩志

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・床床

デッキ材:ハンディウッド[グレー](ハンディテクノ)

内装・壁壁

PB12.5 AEPグレー

内装・造作家具カウンター

木工下地デッキ材貼 ハンディウッド[グレー](ハンディテクノ)

外構・造作家具ベンチ

デッキ材:ハンディウッド[グレー](ハンディテクノ)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


A project for a rooftop bar in a newly built building in the center of Fukuoka City. We were asked to design a bar on the rooftop of a 10-story complex building that houses mainly a hotel and shared offices, and that can be used not only by hotel guests but also by the general public. A small park was located in front of this building, and its rooftop had a great view along with an open feeling. However, as is often the case with such buildings, the majority of the rooftop was occupied by facilities necessary for the building, such as cubicles and outdoor AC units, leaving us with the challenge of how to approach the project site neighboring these facilities, while creating an attractive rooftop bar. Rather than denying the surroundings, we attempted to solve this problem by thinking of the bar as an extension of these equipments on the rooftop. First, we selected silver gray as the color of the deck material, which was the designated material for the building. The colors were chosen to harmonize with the textures and tones of the facilities space, such as the galvanized steel and concrete walls. The same decking materials were used throughout the bar, from the benches and counters to the small drink area inside the structure, in order to blur the boundary between the facility space and the bar space. In addition, the convex-shaped structures for the buildings facility that appear on the building slab became an obstacle for the bar space, but was effectively utilized by covering them with the previously mentioned functions such as benches and counters. Thus, we were able to create a sense of unity with the rooftop facilities, and explore the kind of rooftop bar site specific to this environment.

DREIECK PARK SUD (Fukuoka, 2021)
Client: DREIECK PARK SUD
Type of Project: Interior
Use: Rooftop Bar
Period: Jul 2019 – Apr 2021
Floor Area: 131.95m2
Location: Fukuoka, Japan
Design: Koichi Futatusmata, Sanae Furusato(CASE-REAL)
Construction: Ob
Photo: Hiroshi Mizusaki

あわせて読みたい

MVRDVとロッテルダム・ルーフトップ・デイズによる、オランダの「ロッテルダム・ルーフトップ・ウォーク」。都心部のビル屋上を繋ぐ約600mのインスタレーション、街に対する新しい視点の提供を目指して街で最も重要な街路を跨ぐように設計、屋上活用の有効性や都市貢献の可能性を伝える
  • SHARE
店舗福岡二俣公一水崎浩志図面あり建材(外装・床)建材(内装・壁)建材(内装・造作家具)建材(外構・造作家具)ケース・リアル
2021.08.05 Thu 11:27
0
permalink

#建材(外構・造作家具)の関連記事

  • 2024.9.12Thu
    teamSTARによる、神奈川・横須賀市の「Villa A」。眼前に海が広がる敷地。海底を思わせるホールから“貝殻をイメージした螺旋階段”を登り、富士山と海に向けた“アーチ屋根”に覆われた主要階に到達する構成を考案。屋根の形は土地の高低差に合わせ階段状とする
  • 2024.9.02Mon
    本瀬あゆみ+齋田武亨 / 本瀬齋田建築設計事務所による、茨城・東茨城郡の「畑の中のこども園」。地域の教育と保育を担ってきた施設の建替。“原風景”にもなる存在を目指し、周囲のスケールや地面の色とも呼応する“大屋根”を備えた建築を考案。軒下に長いデッキを配して内外の見通しの良さと連続性も生み出す
  • 2024.6.27Thu
    多田正治アトリエによる、大阪・三島郡の「妙本寺 納骨堂 / 合祀墓」。本堂の納骨堂に納められないお骨の受け皿となる施設。“開かれた墓や埋葬の在り方”の具現化を求め、菩薩像の足元に雲の様な“白い直方体”が浮かぶ建築を考案。基壇部は祈りの領域であると共に合祀の空間も内包
  • 2024.4.08Mon
    中村拓志&NAP建築設計事務所による、埼玉・所沢市の「狭山樹林葬地」。霊園内に計画された墓地。地域の自然環境を背景とした“循環の死生観”のもとに、森に還った故人を偲び“対話できる”ような建築を志向。放物面として設計された礼拝所は60m先にある森からの音を祈る人に届ける
  • 2023.8.23Wed
    工藤浩平建築設計事務所による、東京・墨田区の飲食店「The Local Pub 竹の湯 別館」。銭湯の付属施設をバーに改修。記憶の継承と“地域の新しいコミュニティー”を目指し、壁を腰まで“湯船の様な色”で塗って“湯に浸かる”様な一体感を空間に付与。様々な要素に“懐かしい記憶をもつ色”も用いる
  • 2023.8.09Wed
    木元洋佑建築設計室による、東京・渋谷区の「旬゛喫茶パンエス」。広い共用部に面した区画のビルオーナー直営の店舗。諸条件を読み解き、専有部に加え“移動できる小さな小屋”の客席が共用部に並ぶ構成を考案。配列の変化で様々な人数での訪問にも対応可能
  • 2022.12.27Tue
    OKDOによる、東京・千代田区のイベント会場構成「OKDO OKOME BALLOON」。日本酒を試飲する為の空間。酒造りの美しい情景を伝えられる場を求め、米粒の発酵から着想した“米の形をした風船”を考案して全体に配置。各地への巡回を考慮した施工性や材料のリサイクルも考慮
  • 2022.10.14Fri
    芦沢啓治建築設計事務所とトラフ建築設計事務所による「大阪北港マリーナ『PARK HULL』」。湾岸のカフェやホテルのある施設の一角に計画。アップサイクルを楽しみ学べる場を目指し、遊具や家具とグラフィックを一体化させたランドスケープを構築。様々な要素は廃材も活用して製作
  • 2022.7.13Wed
    工藤浩平建築設計事務所による、神奈川の「生田の園庭」。幹線道路に面する場に保育園の園庭を造る計画。子供を守る視点を大事にしつつ成長の促進も目指して、“原木”を用いた五感を養う遊具を考案。建築施工と家具制作の視点を融合し最適な方法で作る
  • 2022.6.24Fri
    笠井太雅+鄭愛香 / KACHによる、群馬の住宅「House in Yanakacho」。新興住宅地の一角に計画。穏やかに賑わう周辺環境と家との関係を模索して、遮蔽と連続を両立し家の輪郭となる“宙に浮く囲い”を考案。混ざり合う境界によって生き生きとした建築をつくる
  • view all
view all

#水崎浩志の関連記事

  • 2024.4.19Fri
    二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える
  • 2023.12.06Wed
    二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・唐津市の「Whale Brewing」。空家増加の課題を抱える町の古民家を改修した醸造所。地域の活気への貢献を求め、内側が“通りに滲み出る”ように二層吹抜のガラスファサードの建築を考案。既存空間の強さと新機能を掛け合わせランドマークを作る
  • 2023.5.16Tue
    江頭真太 / PLANNING ESによる、福岡市の飲食店「ORTO CAFE」。街の中心から少し離れた木造二階のカフェ。同業他社との“差別化”を意図し、場所性を考慮して来訪者が“ゆっくり過ごせる”空間を志向。上階の客席は気積と天窓で“最大限の開放感”の享受を意図
  • 2023.1.24Tue
    二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫・豊岡市の「玄武洞公園整備計画」。景勝地として親しまれる場の再整備計画。自然の彫刻と呼ばれる“柱状節理”の見せ方を主題として、様々な要素の形と色彩や素材を考慮。“再編集”の整備で自然の迫力を体感できる環境を作る
  • 2022.12.28Wed
    二俣公一 / ケース・リアルによる、兵庫の「三木屋旅館改修計画 四期工事」。“文化財”でもある歴史ある旅館を改修。特別室の更新では、使用可能な素材を受け継いで様々な空間の繋がりを構築。貸切風呂の計画では、“青森ヒバ”等の素材を用いて“視覚的にも楽しめる状況”を作る
  • 2022.12.13Tue
    二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市のギャラリー「cassette」。RC三階の建物を改修。既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築。仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す
  • 2022.10.03Mon
    二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡のテナントビル「ステージ1警固」。商業エリアのコンパクトな敷地に計画。魅力的な借主の誘致を目指し、自由な室内レイアウトを可能とする“通常とは逆転させた”階段の配置を考案。面積優先でなく外観の印象を重視することでも価値を生み出す
  • 2021.11.15Mon
    二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の店舗「ARTS&SCIENCE 福岡」。店を構えるエリアの象徴として捉えた前川建築のタイル壁を参照し、施主の思想とこの環境である意味が交差する空間を構想
  • 2021.8.26Thu
    二俣公一 / ケース・リアルによる、佐賀・嬉野市の、登録有形文化財の蔵を改修したカフェ&ラボ「MILKBREW COFFEE」。内外の既存状態を生かしながら必要機能を加えることで、新旧が統合されたハイブリッドな空間を意図
  • 2021.8.04Wed
    二俣公一 / ケース・リアルによる、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図
    photo©長谷川健太

    SHARE 後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図

    architecture|feature
    柳室純杉尾篤照明設計事務所エスエスシー建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面あり事務所静岡浜松工場後藤周平長谷川健太
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図 photo©長谷川健太
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図 photo©長谷川健太
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図 photo©長谷川健太

    後藤周平建築設計事務所が設計した、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」です。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図しました。クライアント企業の公式サイトはこちら。

    繊維製品メーカーの本社兼工場である。

    敷地のある静岡県西部は織物産業が盛んな土地であった。特に薄物と呼ばれる浴衣等の製造が盛んに行われてきたが、現代では中国製品の台頭などにより、産業全体の規模は縮小している。そんな状況の中でもアイデアを駆使し、この地域ならではの新しい繊維産業の在り方を模索し、事業を拡大してきたのが成田商店というクライアント企業だ。

    建築家によるテキストより

    建物に要求される主たる機能は、本社としての事務所と、生地の裁断、縫製、出荷などを行う工場である。まず、建物全体に求められる面積をリサーチしたうえで、事務所部分と工場部分で建物全体を二つに分割した。事務所の必要面積に対して工場の必要面積が大きいことによって生まれた非対称な平面形状をそのまま立ち上げ、切妻屋根を掛ける。そして、建物中央部のコアにトイレや倉庫などの共有スペースを集約し、事務所と工場部分の採光を確保した。

    建築家によるテキストより

    ここでは、ふたつの異なる質の“光をつくる”ことを主題としている。
    事務所空間と工場空間で求められる光の質が大きく異なるからだ。
    南側の事務所では、働く人たちが、仕事に集中しながらも、直接の採光によって季節や時間で変化を感じることができる光をつくること。
    北側の工場では、事務所全体で拡散された光をポリカーボネート板の境界面で透過させ、均一化したフラットな光をつくることで、裁断や縫製などの集中力を必要とする空間に適した光をつくった。

    季節ごと、時間ごとの変化を感じながら働きたい事務所部分と、繊維製品の染めやプリントの色のチェックのために、なるべく均一な明るさとしたい工場部分ここで求められる二種類の光を、それぞれの空間が相互に関係し合うことで成立させている。

    建築家によるテキストより
    • 残り20枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    柳室純杉尾篤照明設計事務所エスエスシー建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)図面あり事務所静岡浜松工場後藤周平長谷川健太
    2021.08.05 Thu 14:56
    0
    permalink
    中村竜治建築設計事務所による、東京・渋谷区の、資生堂の美容施設「Beauty Square」。流動的に複数の店舗・サロン・イベントスペースが入居する施設として、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計
    photo©中村竜治建築設計事務所

    SHARE 中村竜治建築設計事務所による、東京・渋谷区の、資生堂の美容施設「Beauty Square」。流動的に複数の店舗・サロン・イベントスペースが入居する施設として、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計

    architecture|fashion|feature
    布オーノJAPAN資生堂太陽工業新菱冷熱工業NSコーポレーションインビジブル・デザインズ・ラボ凸版印刷建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)渋谷区商業施設東京乃村工藝社中村竜治
    中村竜治建築設計事務所による、東京・渋谷区の、資生堂の美容施設「Beauty Square」。流動的に複数の店舗・サロン・イベントスペースが入居する施設として、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計 photo©中村竜治建築設計事務所
    中村竜治建築設計事務所による、東京・渋谷区の、資生堂の美容施設「Beauty Square」。流動的に複数の店舗・サロン・イベントスペースが入居する施設として、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計 photo©中村竜治建築設計事務所
    中村竜治建築設計事務所による、東京・渋谷区の、資生堂の美容施設「Beauty Square」。流動的に複数の店舗・サロン・イベントスペースが入居する施設として、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計 photo©中村竜治建築設計事務所

    中村竜治建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の、資生堂の美容施設「Beauty Square」です。流動的に複数の店舗・サロン・イベントスペースが入居する施設として、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計しています。基本設計を中村竜治建築設計事務所が、実施設計を乃村工藝社が手掛けました。施設の公式サイトはこちら。

    原宿駅前の複合施設「WITH HARAJUKU」の中にある資生堂の美容施設「Beauty Square」。
    複数の化粧品ブランド、ヘアサロン、イベントスペースなどが混在するショップインショップである。

    ある一つのブランドを表現するための空間というよりは、建物とショップの間に挟まれる境界部分を設計している。

    建築家によるテキストより

    建物は伊東豊雄氏監修のもと、駅前通りから竹下通りへと繋がる半屋外通路が設けられ、建物内だけでなく、街の回遊性を高めることが目指されている。同様にBeauty Squareの区画も、駅前通りに面すると同時に奥の方でこの半屋外通路にも面し、そのまま竹下通りへと抜けていける空間となっていたので、この状態をできるだけ保つことに務めた。

    建築家によるテキストより

    機能的には、流動的な中身に応じて照明設備、音響設備、装飾などが自由に吊れる仕組が必要とされたが、天井には荷重やアンカー位置などの制約が多かった。そこで、表の駅前通りから裏の半屋外通路への抜けをつくるように2枚の構造壁を立て、その上にトラス梁を乗せることで、床から自立する通路状の架構をつくっている。

    建築家によるテキストより
    • 残り18枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    布オーノJAPAN資生堂太陽工業新菱冷熱工業NSコーポレーションインビジブル・デザインズ・ラボ凸版印刷建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・建具)建材(内装・造作家具)渋谷区商業施設東京乃村工藝社中村竜治
    2021.08.05 Thu 09:50
    0
    permalink
    2021.8.04Wed
    • 中村竜治建築設計事務所による、群馬の店舗「ジンズイオンモール高崎」
    • 二俣公一 / ケース・リアルによる、京都市の、ティールームの為の多目的に使われるスペース「冬夏ラボ」
    • 【ap job更新】 UAo株式会社が、設計スタッフ(2022年度新卒・経験者)の正社員を募集中
    • 宮川清志 / SESNによる、東京・港区芝の美容クリニック「RENATUS CLINIC」
    2021.8.06Fri
    • 【ap job更新】 乾久美子建築設計事務所が、設計スタッフを募集中
    • トラフ建築設計事務所による、木製ピースでつくるペンギンのオブジェ「ISHINOMAKI PENGUIN KIT」
    • 隈研吾が若い建築家へのアドヴァイスを語っている動画「世界の一番遠いところへの旅」。制作はルイジアナ美術館

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white