SHARE 江藤健太アトリエによる、大分県大分市の、築35年のアパート1階部分の改修「田室の間」
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江藤健太アトリエが設計を手掛けた、大分県大分市の、築35年のアパート1階部分の改修「田室の間」です。
築35年経つアパート1階部分の改修工事である。
既存建物は、大分県大分市中心部に現存していた。
要望では、貸し店舗部分の時代変化に伴う多様な借主需要に、ある程度追従できるような空間が求められた。インフィル部分を解体後、奥行きのある空間を細かく壁で仕切らずに、間を設けた。
間と間のあいだは、透明・半透明素材を選択。
半透明素材をレイヤーしていく事で、13mの奥行きを保った。
内部の奥行きは外部周辺環境へと繋げ、賃貸空間の視認性に配慮。全体として、空間を作り込まず、借主の想像力を促す事で、簡易性や可動性などのフレキシビリティをもたせた。
※以下の写真はクリックで拡大します
■建築概要
用途:賃貸スペース
内容:改修工事
設計:江藤健太アトリエ
場所:大分県大分市
延床面積:82.97㎡
竣工:2014年10月
規模:RC3階建て 1階部分改修
施工:山上建設
撮影:矢野紀行