SHARE 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中目黒の「ブルーボトルコーヒー中目黒カフェ」
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長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・中目黒の「ブルーボトルコーヒー中目黒カフェ」です。
毎日のように見て憧れていた建物を手がけさせていただけるとは、本当に光栄な話である。9年ほど前に駒沢通りを挟んで斜め前に引っ越してきてシェアオフィスHAPPAを共同設立し、その中に自らのオフィスを構え、この近隣を見てきた。その中でも憧れていたビルにBLUE BOTTLE COFFEE5店舗目が入ることになり、ショップ兼オフィス、そしてバリスタのトレーニングルームとワークショップなどのできるフリースペースを含むリノベーションを手がけさせていただいた。
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以下、建築家によるテキストです。
毎日のように見て憧れていた建物を手がけさせていただけるとは、本当に光栄な話である。9年ほど前に駒沢通りを挟んで斜め前に引っ越してきてシェアオフィスHAPPAを共同設立し、その中に自らのオフィスを構え、この近隣を見てきた。その中でも憧れていたビルにBLUE BOTTLE COFFEE5店舗目が入ることになり、ショップ兼オフィス、そしてバリスタのトレーニングルームとワークショップなどのできるフリースペースを含むリノベーションを手がけさせていただいた。もともと電機工場として利用されていた鉄骨三層構造の重層の建物の中に、BLUE BOTTLE COFEEEの空間コンセプトでもあるフラットな関係をつくることを試みた。また、この地域は駅から遠いこともあって、個性ある小ぶりな商店が多く立ち並んでいる。そのスケール感を保ちつつフラットな関係を築くために、もともとこの建物に存在する荷揚げ用のスラブの穴や倉庫として使われていた穴などを利用して、スキップフロア的に細かく分けたり、フロントのサッシを中軸回転窓にしたりすることで、サッシを囲む周辺を緩やかに空間の単位を分けた。それと同時に、「見る」「見られる」の関係をつくり、どこにいても互いに意識しあえる空間を構築した。
■建築概要
題名:ブルーボトルコーヒー中目黒カフェ
設計:長坂 常/スキーマ建築計画
担当:山本 亮介、松下有為
所在地:東京都目黒区中目黒3丁目23番16号
主用途:カフェ、オフィス
施工:株式会社TANK
協力:
SOUP DESIGN(グラフィック)
ホシザキ電機株式会社(厨房計画)
WHITELIGHT.Ltd(音響計画)
株式会社1LUX(照明計画)
グランスケープ有限会社(植栽計画)
階数:地上3階地下1階
床面積:
3F_70.70m2
2F_150.23m2
1F_126.75m2
B1F_49.64m2
合計_397.32m2
構造:鉄骨造
引渡日:2016年10月11日
OPEN:2016年10月28日
写真:太田拓実