SHARE 藤原徹平が、「これからの建築士賞」に寄せた、建築関係者を勇気づけるメッセージ
藤原徹平が、「第三回これからの建築士賞」に寄せたメッセージが、建築関係者を勇気づけるメッセージとしても読めて興味深かったのでご紹介します。「これからの建築士賞」は、東京建築士会が主宰するもので、建築士の様々な新しい取り組みを評価しようとするアワードです。こちらのPDFに審査員全員のメッセージが掲載されています。アワードの募集要項はこちらで閲覧できます。
藤原徹平
私が学生のころ(1990 年代の後半)、「将来建築の設計の仕事なんてなくなるぞ」とオトナたちに散々脅されたが、なんのことはない今はむしろ設計業界全体は未曾有の人材不足のようだ。(私も含め知り合いの建築家たちは揃いも揃って社員募集中)。確かに新築の数は減ってるかもしれないが、社会改革のニーズは高まる一方だ。
オトナたちは「将来は建築の設計は領域が拡張するぞ、社会は変わりつづける、やるべきことは山積みだ!建築やりながら建築以外もどんどん挑戦してみろ」と言うべきだった。
仕事に粘り強く、人と歴史を尊重し、数字にも法律にも強い、建築士というプロフェッショナルがカバーしなければならない領域は広がる一方だ。