SHARE 隈研吾による、中国・上海の、変形屋根を緑化したイベント・カフェ・ミーティングの為の施設「ノバルティス上海キャンパス マルチファンクション棟」の写真
隈研吾のサイトに、中国・上海の、変形屋根を緑化したイベント・カフェ・ミーティングの為の施設「ノバルティス上海キャンパス マルチファンクション棟」の写真が掲載されています
隈研吾のウェブサイトに、中国・上海の、変形屋根を緑化したイベント・カフェ・ミーティングの為の施設「ノバルティス上海キャンパス マルチファンクション棟」の写真が5枚掲載されています。
本計画は、ノバルティス社の上海新キャンパス計画の中心部に位置し、従業員や来客がともにアクセス可能なイベント、カフェ、ミーティングスペース等の機能を兼ね備えたマルチファンクション棟である。
キャンパスの大部分を占める研究棟やアドミニストレーション棟は都市的なスケールのハコ型の建築ヴォリューム群で成り立っているのに対し、それらに囲まれてできたランドスケープの中心に建つこのマルチファンクション棟は、キャンパスのユーザーが憩い、集うことのできる小さな「家」のような場所となることを目指した。ランドスケープの中央に建つ唯一の低層建築であるため、キャンパス内の各棟からはこの建物の折り紙のような形状の緑化屋根を見下ろすことができ、緑とサステイナブルな生活を提起するランドマークとなる。
主要構造はベイマツ(ダグラス・ファー)の集成材によるV字の柱とラティス状の梁の組み合わせによる、樹木のようなオーガニックな構造が室内にそのまま露出し、「家」の屋根を形成する。この大きな屋根の下に、様々な家具のデザインと配置によって、キャンパスを利用する人々ための「集い」の場所が用意されている。