SHARE 南俊允建築設計事務所による「新しい建築の楽しさ2018展」の会場構成
南俊允建築設計事務所による「新しい建築の楽しさ2018展」の会場構成です。展覧会は、東京都港区のRe-SOHKO GALLERYにて2018年10月20日まで開催中。
やわらかなランドスケープ 「新しい建築の楽しさ2018展」会場構成
東京、品川にあるギャラリーで行われる建築模型展の会場構成である。展示会場は、展示物のために存在する。しかし、展示物のためだけにつくられた空間や什器は、展示物をとても狭く窮屈な世界に追いやってしまう。そこで、展示物によって会場がつくられているようにもみえるし、会場によって展示物の流れがつくられているようにもみえるような、展示空間と一体となったランドスケープのような会場構成を提案する。
本展示においては、展示物の大きさや数が制限されないよう15mmの角材を3本組み合わせた三又176台、それらの528頂点によってつくられるFL+900mmのレベルに模型が浮かびます。15mmの角材は杉材を特殊な圧縮成型技術を施すことにより細く華奢な材でありながら、組み方も相まって大きな強度を実現しています。三又は模型の大きさや数、重さに呼応して場所をつくることで、展示物と会場が呼応したような空間を目指した。
(南 俊允)
本会場構成は、「新しい建築の楽しさ2018展」会場構成デザインコンペティション(審査委員:西沢大良、中村竜治)にて最優秀賞をいただいたプロジェクトです。https://kitutuki.co.jp/news/11711
以下の写真はクリックで拡大します
■建築概要
■建築概要
所在地:東京都港区
設計種別:展覧会会場構成
会場面積:69.13㎡
主催:「新しい建築の楽しさ2018」展委員会
企画:中崎隆司(建築ジャーナリスト/生活環境プロデューサー)
特別協賛:株式会社リソーコ
協賛:飛騨産業株式会社、プラス株式会社ファニチャーカンパニー、株式会社イトーキ
協力:東京倉庫運輸株式会社、イーソーコグループ
設計監理:南俊允建築設計事務所
制作:飛騨産業株式会社
設計期間:2018.5- 6
施工期間:2018.7- 9.20
展示期間:2018.9.21- 2018.10.20
all photos©KokiMIYAMOTO
■展覧会概要
新しい建築の楽しさ2018展
http://sohko-renovation.com/archives/1145
○会 期
2018年9月21日(金)~10月20日(土)
11:00~18:00(日・祭休)
○会場構成
南 俊允(南俊允建築設計事務所)
入場無料
○会場
Re-SOHKO GALLERY
*Re-SOHKO GALLERY<所在地:東京都港区港南3-4-27 WAREHOUSE Konan(第2東運ビル)>内
TEL03-3453-0919
(問い合わせ先:株式会社リソーコ)