大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTS による、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」です。展示は2018年12月25日まで。
ガラスのアーケードに覆われた高級商店街、六本木ヒルズ・ウェストウォーク。様々な人々が行き交うこのパサージュを敷地として、ツリーを中心としたクリスマスインスタレーションを計画した。
「MY DEAR CHUNKY」と名付けられたこのプロジェクトでは、クリスマスカラーの巨大なニットで編まれた、実際に触れることのできる柔らかいオブジェが敷地のあちこちに登場する。
ツリーの裾では待ち合わせをする買い物客、談笑するカップル、遊具のように小さな子供を遊ばせる家族、コーヒーを飲んで一休みするビジネスマンなど、思い思いの時間の使い方が繰り広げられている。
ある日突然出現したこのツリーは、ただの通過動線だった場所を広場に変えた。
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大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
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大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」 photo©gottingham
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
大野友資 / DOMINO ARCHITECTSによる、六本木ヒルズでのツリーを中心としたクリスマスインスタレーション「MY DEAR CHUNKY」
以下、建築家によるテキストです。
ガラスのアーケードに覆われた高級商店街、六本木ヒルズ・ウェストウォーク。様々な人々が行き交うこのパサージュを敷地として、ツリーを中心としたクリスマスインスタレーションを計画した。
「MY DEAR CHUNKY」と名付けられたこのプロジェクトでは、クリスマスカラーの巨大なニットで編まれた、実際に触れることのできる柔らかいオブジェが敷地のあちこちに登場する。
試作を重ね特別な発泡率で制作された発泡素材と、触り心地にこだわって特注したストレッチニットで構成された直径250mmの巨大な編み糸の長さは全長800mにも及ぶ。
特殊な編みプログラムによって出力された編み図に従って、ツリーのみならずボンボンやガーランドなど、様々な形状のオブジェを人力で編み上げている。直径9m高さ8mの量感たっぷりなメインのニットツリーは裾の部分の編み目に腰掛けることができ、座り心地の良い巨大なストリートファニチャーとして機能するよう計画された。
ニット素材を用いた、触る、座ることができるというハプティックな体験は、写真や動画だけではシェアできない価値として印象に残るだろう。ツリー内部にはスピーカーが仕込まれていて、裾に腰掛けると手拍子や鐘の音などのクラシックな音色で構成された音楽に包まれ、演出を五感で楽しむことができる。照明はきらびやかなものではなく、直径20mm程度の小型のLED電球をちりばめて、ろうそくの火が瞬くようなささやかな点滅プログラムを施した。定刻になると、音と光による特別な演出が仕掛け時計のように現れる。
ツリーの裾では待ち合わせをする買い物客、談笑するカップル、遊具のように小さな子供を遊ばせる家族、コーヒーを飲んで一休みするビジネスマンなど、思い思いの時間の使い方が繰り広げられている。
ある日突然出現したこのツリーは、ただの通過動線だった場所を広場に変えた。
■建築概要
会期:2018年11月16日(金)~12月25日(火)
会場:六本木ヒルズ・ウェストウォーク2F
デザイン:DOMINO ARCHITECTS
テキスタイル:TEXT
照明:Tokyo Lighting Design
音楽:Frasco
施工:東京タカラ商会