アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
富永大毅建築都市計画事務所の、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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建築家とは、自分たちがより生きやすい社会や、より自分たちに合ったライフスタイルを目指して、少しずつチャレンジを積み重ねていく人間だと僕たちは考えています。
そういう意味で、建築設計で少しでもその先に広がる世界を良いものにしようと取り組むことと、自分たち自身が少しでも楽しく暮らせるようにデザインすることは僕たちにとっては同じ事です。
たとえばこの垂木の住宅シリーズでは、スギ材を歩留まりよくマンションリノベに使う方法をデザインし、無垢材として新しい価値を生み出すことで、合板や集成材にするために買い叩かれ、基本赤字ベースの林業を復興させようというチャレンジです。
僕たちが林業に興味を持っているのは、林業が潤えばこの先資本主義経済がどうなったとしても、この国が抱えている大量の木材資産をきちんとした価値に変えることで、社会を守りたいからですし、たとえば大学での設計課題の非常勤講師活動を通じて教育にコミットするのも、根本的に明るい未来は豊かな教育にのみ支えられると考えているからです。
独立してから6年間、僕たちは夫婦で事務所を営み、40になっても新しい音楽をディグって聴きながら仕事をし、好きなロードバイクで打合せにでかけ、夕方以降は好きな野球を見ながら仕事をし、足元で1歳児の子供を育て、週末は仲間と自転車に乗ったり野球をしたり、子どもと友人の建築の内覧会にでかける生活をワークアズライフ的に続けてきました。
しかし現在、店舗+共同住宅、ホテル、写真スタジオ、用途変更を伴うマンションの一棟改修、クリニック内装、マンションリノベなど、新築からインテリアまで幅広い仕事が動いており、さすがに二人だけの仕事+生活に限界を感じて、今回より自分たちに合ったライフスタイルの実現と、自分たちの生き方の幅をさらに広げるためにスタッフを募集することにしました。
主宰の富永には建築家の師匠が4人います。坂倉事務所出身の藤木隆男さん、東工大の塚本由晴さん、東大の千葉学さん、同じく東大の隈研吾さん。
4人分+自分たちの引出しを設計に活かせるのはもちろんなのですが、たくさん師匠がいるのは、より客観的な視点を獲得し、より自由に生きるためだったのだと、最近学生を教えているとよく分かるようになりました。
案出しから現場監理から発信方法までスタッフと一緒に視野を広げていく方法を考えつつ、最終的には自分と同じように独立して、豊かに暮らすことを念頭に、今の時代に合った自由な働き方のデザインも一緒に考えて行きたいと思っています。